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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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普通になりたかった

普通になれないことくらい

もう普通なんて無理なことくらい分かっている

だからといって諦めたらそれはなにを意味する

普通を求めてきた私はなにになる


普通に働いて

普通に生きて

普通に学校に行けて

普通に笑っている人たちが羨ましい


普通という概念が自分の中でどうなっているのか

自分でもよく分からないまま普通を求めていたり

いくら泣きつかれて冷えた頭で眠ろうと

明日も普通でない私がここに生きている


普通になりたかった自分は

一秒先も願っているだろう

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