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茂る道
日が落ちても尚鳴き続ける蝉を
どこか憎たらしく感じた
雑草の生い茂る道を掻き分けて
たかが石ころにつまずく
夏が好きだと云っていたことを
思い出せば嫌いになれず
がんばれと云わないやさしさを
思い出せば躊躇っている
美しいものには棘があるように
夏が来るたび焦げていく
そんな想いを背に負って抱いて
未知なる道を突き進んだ
ろうそくの灯をふっと吹き消す
夜は物音ひとつ立たない
憎たらしく感じた夜もいつしか
雪の降り積もる透明な世
日が落ちても尚鳴き続ける蝉を
どこか憎たらしく感じた
雑草の生い茂る道を掻き分けて
たかが石ころにつまずく
夏が好きだと云っていたことを
思い出せば嫌いになれず
がんばれと云わないやさしさを
思い出せば躊躇っている
美しいものには棘があるように
夏が来るたび焦げていく
そんな想いを背に負って抱いて
未知なる道を突き進んだ
ろうそくの灯をふっと吹き消す
夜は物音ひとつ立たない
憎たらしく感じた夜もいつしか
雪の降り積もる透明な世
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