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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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生きる道

私はずっと願っていた

生の反対であるものを

それでも生きている

生きるしか道はない


ただの憧れであったのかもしれない

それがいつしか守りたい人になった

守ってもらった分を、その倍を返す

それだけが自分が生きていく理由だ


争いのない世界はどこにもない

星に願おうが短冊に書こうが意味をなさない

気付きたくなかった

知りたくもなかった

それでも願おうとしていたのだ


私はずっと願っていた

生の反対であるものを

それでも生きていく

生きるしか道はない

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