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毒
くらげみたいに、溶けて
愛は、毒になって
全身に毒が回るような恋をする
まだ六月だというのに入道雲は青空を昇っている
照りつけるような日差しの中、日傘を差して歩く
歩道橋から見えたまるで絵のような青色と白い雲
近いようで遠く。どれだけ手を伸ばしても届かず
夏至がすぎて日が落ちるのも少しずつ早くなって
暗くなった見えているだけの世界をふらふら歩く
くらげのように、ふわふわと海を泳ぐかのように
毒になった愛を口移しするかのように唇を交わす
くらげみたいに、溶けて
愛は、毒になって
全身に毒が回るような恋をする
まだ六月だというのに入道雲は青空を昇っている
照りつけるような日差しの中、日傘を差して歩く
歩道橋から見えたまるで絵のような青色と白い雲
近いようで遠く。どれだけ手を伸ばしても届かず
夏至がすぎて日が落ちるのも少しずつ早くなって
暗くなった見えているだけの世界をふらふら歩く
くらげのように、ふわふわと海を泳ぐかのように
毒になった愛を口移しするかのように唇を交わす
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