310/479
ハガキ
小学生の頃に届いたハガキが顔を出す
懐かしさよりもこんなこと書いたかと
頭にはてなを飛ばしながら裏面を見る
「五十二円」
今よりも三十円以上安かっただなんて
そりゃお金の減りが早いわけだと感心
時の流れは残酷なようで人を強くする
ハガキにできたシミをなぞりながらも
生きながらえる自分に拍手でもしたい
あの頃の記憶はもう星になっているが
確かに自分を強くしてくれたことには
確かに救ってもらってきたこと対して
今ならありがとうと言えるだろうかと
小学生の頃に届いたハガキが顔を出す
懐かしさよりもこんなこと書いたかと
頭にはてなを飛ばしながら裏面を見る
「五十二円」
今よりも三十円以上安かっただなんて
そりゃお金の減りが早いわけだと感心
時の流れは残酷なようで人を強くする
ハガキにできたシミをなぞりながらも
生きながらえる自分に拍手でもしたい
あの頃の記憶はもう星になっているが
確かに自分を強くしてくれたことには
確かに救ってもらってきたこと対して
今ならありがとうと言えるだろうかと
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。