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夜行列車
夜行列車で夢へ行く
長旅のお供は君の思い出
星空を走る列車に揺られては
こっくりこっくりと船を漕ぐ
会えたらきっと抱きついて
そのまま倒れ込んで笑って
声も笑顔も優しさもすべて
たしかに存在していたから
夜行列車を降り立ち
右も左も分からない星空
ひときわ輝く星へと歩み寄る
近くて遠いあなたのもとに
会えてもきっと変わらない
今までに創ってきた想いは
そんな簡単に崩れやしない
そんな簡単に崩させやせぬ
夜行列車で夢へ行く
それまでいい夢を見てて
星空を走るこの列車の窓から
あなたを探し続けているから




