表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やたらとペットの犬(※ コーギー)に張り合ってデレてくる幼馴染の紗雪さん  作者: 時雨オオカミ
『彼女な幼馴染がペットの犬に張り合ってくるんですけど!』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/52

誕生日と、犬用ケーキと、反則カード

 幼馴染の譲羽(ゆずりは)紗雪(さゆき)は、なぜか俺の飼い犬に張り合おうとしてくる。


「くるみちゃんお誕生日おめでとうございます〜!」


 今日はくるみの誕生日。

 紗雪が自ら調べて作ってきたという、犬も食べられるケーキが出された。

 くるみはもう、目をキラキラとさせて『待て』の状態からずっとこちらをチラチラ見続けている。『よし』と言ってもらえるまではきっちり待つあたり、本当にいい子だ。


「三歳になったんですよね?」

「ああ、今日で三歳だな」

「いいなあ、三年もずっと一緒にいられるの……」

「……」


 あまりにも可愛いことを言ってくれるものだから、顔を覆う。


「紗雪も、今後嫌でもそうなるよ」


 お互い一緒になるつもりなんだから、必ず。気持ちが変わらない限りは。そんな風に言ってみると、彼女も真っ赤になって俯いた。


「ひょえっ、そういうのは反則です」

「そっちが先に反則してきたんだから、反則返しだよ」

「なんですかそれ」


 お互いに照れていると、待ちきれなくなったくるみが俺のところまでやってきて、ツンツンと鼻でつついてきた。ごめん。いや本当にごめん。苦労をかけるな……。


「それじゃあ、くるみ。おすわり。よし、紗雪。隣にケーキ置いてくれ」

「はーい」


 あまり待たせすぎるのも可哀想なので、パッと置いてパッと撮影をする。それから、ヨダレを垂らし始めたくるみの頭を撫でてようやく『よし』の合図。

 くるみはとても嬉しそうに顔を明るくして、すぐケーキに食いつき始めた。


「いや、それにしてもまさか……犬用ケーキまで作ってくれるとは」

「家族になるんですから。当たり前ですよ!」

「……」


 まーーーた反則カード切るんだから……この幼馴染は。


「ああそうだな。家族になるんだもんな」

「あっ………………」


 気づいてなかったのか。自爆乙。

 そんな感じで、いつも通り二人と一匹で過ごす一日なのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] あまい… ぶらっくこーひーのんでるはずなのに… すばらしい
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ