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  作者: 鵜狩三善


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985/1000

睨め返す

 いやさ、俺、3月に越したろ?

 で、いい物件なのに家賃がやたら安いって自慢してたろ。

 その理由、夏になってからわかったわ。


 うち、アパートの2階でなんだけどさ。

 北側の窓から隣の5階建てマンションが見えるのよ。駐車場挟んですぐだから、すぐ傍ってほどでもないが、かなり近い。

 春の間はまだ涼しいし、雨戸の開け閉めぐらいからしてなかったその窓なんだけど、暑くなってきたら当然網戸にして開けるわけ。

 そしたらさ、夜になると出てくんのよ。

 何がどこにって、マンションの連中が、ベランダに。

 各部屋の家族が鈴生(すずな)りに出揃って並んで、そんでじーっと、俺の部屋を睨んでくんのよ。

 

 いやいやいやいや、こんくらいで引っ越さねぇって。

 不気味?

 いやむしろイラっとするだろ。


 だから今は、端から順に睨み返してるわけよ。

 こっちが強気で見続けてると、そのうち連中、気まずそうに中に引っ込むんだ。で、以後出てこなくなる。

 引っ込む時の様子がこれまた傑作でさ。明らかに困惑気味の挙動不審をするから笑うしかない。数を頼んだ成功体験重ねて、なんか「勝ち確!」みたいな気分になってたんだろうな。

 昨日、3階の半分くらいまで睨み終えた。完勝までもうちょいだ。

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