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  作者: 鵜狩三善


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眺める

 私が子供の頃、いつも通学路の交差点に立っている男がいた。

 ただ無表情に投稿する私達を見るその目が怖くて、いつもそこは早足で行き過ぎるのが常だった。

 交通量の多い交差点だったから、今にして思えば、児童が事故に遭わないように見守る立場の人だったのかもしれない。

 久しぶりに帰省した折、ふとその記憶が蘇って、交差点に足を向けてみた。

 男が居た。

 あの男だった。

 もう何十年と経つのに、風貌は少しも変わっていない。まるで私の記憶からそのまま抜け出してきたようだった。

 一瞬、男の視線がこちらを向いた。

 目が合った気がして、身が竦んだ。

 しかし男は何の反応も示さなかった。例の無表情のまま、能面のように無感情なその顔のまま、ただ道行く人を眺めていた。

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