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  作者: 鵜狩三善


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応募済み

 営業を終えてから、店外の周りの掃除に出た。

 店回りの道路をざっと掃いて回てっていると、裏手のゴミ置き場に雑誌が数冊、置き去られていた。

 やれやれと拾い上げて考える。

 最近は分別もうるさい。特に汚れているわけではないようだから、ちりとりに放り込んでしまうよりも、別に束ねて古紙として廃棄するのが賢明だろう。


 店内に戻り、蛍光灯の下で表紙見ると、それは子供向けのホラー雑誌だった。

 まだこういうのは売れるのだな、昔はこんなのでも真剣に怖かったな、などと懐かしく思い、読むとはなしにぱらぱらとめくった。

 懸賞のページで手が止まった。

 その号のプレゼントは『呪いの人形』。キャッチフレーズは「嫌いなあいつを思い浮かべてブスリ!」。

 物騒この上ない。というかこういうの、大丈夫なのだろうか。今はうるさいのじゃないのだろうか。

 眉をひそめて、そして気づいた。応募券が切り取られている。少し嫌な心持ちになった。

 気分を変えようと、次の雑誌を手に取った。

 同じ雑誌の、同じ号だった。

 その次も、更に次も。

 全てが同じものだった。

 応募券は、どれにも残っていなかった。

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