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  作者: 鵜狩三善


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引っ張る

 バイト先のゲームセンターの階段は、よく人が転げ落ちる階段だった。

 割合と傾斜の急な造りだから、段の全てに滑り防止のゴムがついている。転倒事故の発生は空模様を問わずで、だから濡れて滑りやすくなる場所だった、という訳でもない。

 それなのによく人が落ちて怪我をした。

 勿論踊り場だってちゃんとあるし、そもそもそこは人がすれ違うのがやっとなくらいに通路の幅が狭い。もし足を滑らせたにしても、手足を突っ張ればすぐ止まれるはずだ。

 なのに落ちる人は必ず、下の階まで一息に落ちた。

 そして口を揃えて、「何か引っ張られて止まれなかった」と言う。

 不可解な話だった。


 今もそのゲームセンターは営業している。

 バイトはもう辞めてしまったので、まだ落ちる人がいるのかどうかは判らない。

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