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  作者: 鵜狩三善


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またのお越しを

 友人数名と家で飲んでいた。どういう話の拍子にか、そのまま肝試しに行く事になった。

 といっても既に全員酒が入っているから車は出せない。つまり遠出はできない。

 普通ならこの時点で面倒になって諦めそうなものだが、酔った勢いというのは恐ろしい。特にその手の噂があるわけでもなんでもないのだが、近所の廃工場に押しかける事になった。この不景気で閉鎖して、取り壊されないままになっているところだ。

 敷地に不法侵入して施錠されていなかったドアを押し開けて空っぽかつ真っ暗な内部を堪能して、やっぱり何も出なかったなと言い合いながら引き上げようとした。

 その(きわ)、全員が一斉に何かを感じて振り向いた。


 きちんと閉めたはずの、工場の扉が開いていた。

 その上側から、女が顔を覗かせていた。長い黒髪がさかしまに床へ零れていた。


「また、来て、ね」


 高くか細い声でそれだけ言って、女の顔は上方の闇へ消えていった。

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