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賢者の趣味は癖のヤバイ魔剣作りです。  作者: 黒銘菓
世穿大剣

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力を求める者

 賢者が住んでそうな家。

 私は森の中の塔を思い浮かべましたが、皆さんはどんな家を思い浮かべましたか?

 大賢者。

その人は森の奥深く。大賢者が自ら作った塔に住んでいた。


 森には幻惑魔法で方向感覚を惑わし、そう簡単には塔には辿り着けない様になっている。

 森には大賢者の創り出した生物と見間違うような完成度のゴーレム達が蠢き、侵入者が大怪我にならない程度にボコボコにされるように設定されている。

 他にも地面や木々に隠匿された森の外へ強制転移させる罠や、見えない結界などに覆われて、余程運が良いかそれなりの強者でないと入れない様になっている。


無論、先の酒場の二人は撃沈した。


 しかし、ここに一人。塔の麓に辿り着いた者が居た。

 男の名はゴウテツ。

 巷で名の知れた戦士である。

 実際、2mを越す巨躯。鋭い眼光。鎧はおそらく獰猛なモンスター甲殻を加工した物だろう。

しかし、手入れがなされているが、その鎧には傷が傷やヘコミが幾つも出来ている。

頑丈な甲殻製の鎧に傷やヘコミを引き起こすような衝撃を何回も受けている。

余程の猛者であることは見て取れる。

 彼もまた、酒場の二人同様、大賢者の魔剣の噂を聞きつけてやって来た。

 更なる強さを手に入れるために。







 「たのもーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!!!!」

 塔の扉を大きく開け、塔全体を振動させるような大きな声でそう言った。







ゴウテツは緊張していた。

大賢者という名は知っていた。

しかし、どんな人だか、否、人かどうかも知らない。


もしかしたら皺の刻まれた眼光鋭い老人かもしれない。

 もしかしたら長命のエルフかもしれない。

 幾千年生きた龍が人に化けているかもしれない。


 彼は未知の大賢者に好奇心と同時に畏れを抱いていた。















「なぁに?」

 そんな思考を吹き飛ばすように、塔の中から声が聞こえた。


まだまだ続きます。


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