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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第4章 それぞれの願い、帰還、結婚なんて聞いてないぞ!

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116話 数の力には負けます……

 いよいよ明日はロックティラの戴冠式である。

ミューブル王国の王都ブレーリトにあるミューラ宮殿の

舞踏会会場で、王族、貴族たちによる前夜祭が開かれている。

 王都内も活気づいていて、屋台や露店が道の両脇に並んで

人々が買い物、食事などをしている。

 武闘大会も開かれるので、武闘大会に出る者は、

王都の外に建設された家、宿に宿泊して、

明日に備えている。

 予選は戴冠式中に行われ、本選は午後から開催予定である。

  武闘大会の参加人数は1万を超えており、参加者のほとんどが

   魔族の大陸の者たちである。

    人族からは1千人が参加する。

 武闘大会に出る者たちは荒れくれ者が多いので、明美率いる

遊撃隊がパトロールをしている。

 実際、俺たちに絡む者もいて、何人かは武闘大会前に

あの世へと旅立って行った。

 さて、俺は舞踏会場で揉め事などがあれば、

直ぐに対処するために居るわけだが……

 「ツカサ? どうしたの?」

今日の相手は、元ベルローズ王国の勇者隊に所属していた

ルーブラ・ブラックスミス・レン・フォーレットで、

少しふっくら系の美少女で、黄色い胸の空いたドレスを着ている。

 胸の上には神界で購入した

ペンダント(回復と防御は寄与された神鉱石を使用)が

 乗っていて、豊満な(ティーナさんよりは劣ります)胸を

アピールしている。

 「呼んでいないのも居るから……

  「敵対国だもんね」

オレンジジュースの入ったグラスを手に持ちながら

 ルーブラが言うので、

  「普通来るかね、王子さま達が……

 呆れた感じで言うと、

   「戴冠式に出るにも公爵、伯爵では……

 「王子なら視察を兼ねてと言い訳は出来るか?」

 クスッと俺が言った言葉にルーブラが笑っていると、

  「此の場に相応しくない平民!!」

 ビルッド王国の王太子のイケメンが俺に言うので、

  「平民ですが、何か?」

 俺の問いに周りの貴族たち、コンピーコム王国の王妃、

王女たちが笑っている中で、

 「兵で警備だと思うが、ヨレヨレの服は!」

   「朝から王都内外を走ってますから、貴方のように

     何着も替えは在りませんので」

 頭にはターバンを巻いていて、服はロングのワンピースを

何着か重ね着をして、腰にはベルトを巻いている。

 紋章や左肩かた右腰に大綬(だいじゅ)を掛けている。

  ブルゾンを其の上に着ているイケメンに言うと、

  「貧乏国では、兵に満足な……

 呼んでいない王子たちは、イケメンの言葉に隠さずに笑っていて、

   「そんな国に、何用で?」

 「平民が王に成ると聞いて、笑いにな」

 レッドリングス王国の王子の小太りが薄ら笑いながら言うので、

  「宿代が入るからと、貴方かたを入国させていますので、

    ロックティラ王太子殿下の前で、笑って、今の言葉を!!」

 2人は顔を見合わせてから、

  「平民の君に言うだけだ!」

    上から目線で言う小太りに続いて、

 「貴方のような女性が、平民の横にいるなど、

   此の世の地獄。私の隣に……

    イケメンが言うので、

     「夫の横にいるのが私の居場所です。

       醜い貴方たちの横になど居たくありませんわ」

 その言葉に、呼んでいない王子たちは驚いていて、

  「……夫とういう名の平民ですか?」

    「わ、私を、み、醜い???」

 名前だと思うしかない小太り、容姿を醜いと言われた

  イケメンは、怒り出して、

   「貴族だと思えば、薄気味悪い平民かぁ!!!」

 「醜いと言った、お前が醜いんだ!!!」

   王子様が言う言葉じゃないなと思っていると、

    「バカな王子たちを相手にしているな、息子よ!」

 その言葉に振り向いて、

  「スタンテッド王陛下……

    「陛下、息子とは?」

 小太りとイケメンが、親父に向けて言うので、

  「私の娘を娶った、我が国の次期王だ!!」

 呼んでいない王子たちは、その言葉に驚きザワザワしていて、

  「平民を?」

    「ミューブル王国の兵をですか?」

 小太りとイケメンが驚きつつ言うので、

  「親父! 言わない約束だろ!!」

 「息子が迷惑してるのを見過ごせるか?」

   俺の隣に来て言う親父に、

    「今のうちに優越感を味わってほしいと……

 親父はフッと笑い、親父の横にいる

  チャーリーはクスッと笑っていて、

   「息子よ! 馬鹿な王子たちに名を名乗れ!!」

 親父が催促するので、嫌々ながら、

  「ミューブル王国の失格勇者【ツカサ】だ!」

 落ちこぼれ、無能などと小声で言っている

  呼んでいない王子たちの中から、

  「なぜ、其方で言う? ミューブル王国の上王陛下!!」

 「アーシーには会ったのか?」

   カーディオン王国の第3王子【カレム】が俺の素性を  

    明かすので、困ったなぁと思いつつ姉のことを聞くと、

  「いや、お前が知っていると言うことは……

 「この国に入れば調べるよ! 武器を買いにだろ」

   「ああぁ、魔王の武器をな」

 小太りとイケメンの前に来たカレムは、袖なしのワンピースの下には

襟なしのシャツを着て、ズボンを履いて、腰にはベルトを巻き、

ベルトから飾りの杖をぶら下げている 

  腹が少し出ている丸顔の男性で、

   「武闘大会に出るために、王都の外に居るよ」

  カレムが言おうとすると、小太りが、

   「此奴が上王だと!!」

 カレムに大声で言うので、

  「スタンテッド王陛下……

   小太りに言おうとすると、親父に制させれたカレムが

     親父に振り向いて呟くと、

   「本当だ! 今日は、我々の護衛の為に居る!

      我々のような正装ではない!」

 カレムに変わって、親父が俺について言うと、

  「ロックティラの前でしようと思ったが……

 コンピーコム王が俺たちの所に来ながら言うので、

   「何をしようと? 貴公は?」

  親父が言うので、

   「ツカサに紹介したい女性が居る」

 コンピーコム王の隣に居る淡いピンクのドレスを着た

  女性が頬を染めて俺を見ている。



 来る価値のない所に、なぜ居るのか……

お父様と共に行商の真似事までして……

 ミューブル王国の第1王子は、王の座を平民に奪われた

情けない男で、私にとって価値のない男である。

 その情けない男と晩餐会会場で久しぶりに出会って、

平民のことを尋ねたり、新たな開拓地について聞いたりしたけど、

 僕には似合わない、開拓地で一生を過ごすつもり等と、情けないことを

言うので、婚約破棄をしたいと思うけど、国同士が決めたこと、

お父様と上王(現ミューブル王)が、婚約破棄と決めてくれないと

婚約破棄が出来ないことに腹が立ちます。

 此処に来る前に、ミューブル王国の西の国境で、他国の王子たちが

乗る馬車と遭遇して、一緒に此処まで行くことになりました。

 王子たちは、王からミューブル王国で行われる戴冠式に出るように

命令されて来たようです。

 最初、王子たちは行くことを渋っていましたが、噂に聞く魔王の武器、

ゴーレム等が、どの程度の物かを見るために行くことを決めたそうです。

 1人だけ、恋人に会いにとポッチャリ王子が言いましたが、秘書が

  片思いでしょと、秘書に一瞬されて、王子たち、護衛騎士に

   笑われていました。

 王子たちの何人かは私とは認識があるのに、私の完璧な変装で

私と気づかれなかったのは良かったのですが、私って……

  「あのゴーレムは?」

 馬車を引っ張ていたゴーレムのことを聞くリオーダン王国の

王太子【ダンク・ギャト・レイラ・リ・オーダン】が髪を

靡かせながら凛々しい顔で聞くので、私が言おうとすると、

 「魔王から借りたものですよ、王子さま」

   お父様に先に言われてしまい、

    「魔王が、どうやって!?」

  凛々しい顔が険しくなって聞くダンク殿下に、

  「珍しい鉱石を見せたら、貸してやると」

 そんな嘘を簡単につけますねと思って見ていると、

  「その鉱石は?」

    超イケメンのビルッド王国の

   王太子【ケビン・ビル・バークバード・ケイ・ビルッド】が、

 甘いマスクで言うので、今度こそ私が言おうとすると、

  「すべて渡してないよ」

 御者をしていたファット卿が言うので、

  「それを何処で?」

 ケビン殿下が聞くと、

    「さぁ、旦那様が寝ていた間に在ったとか?」

 お父様に振るように言うので、

 「神ソラスさまがくれたかもしれんな」

   答える御父様の言葉に

   「そうか……

ケビン殿下が落胆した感じで呟くと、

 これ以上聞いても無理だと思った

  王子たちは自分のテントの方に戻って行きました。

 ミューブル王国の王都に向けて、私たちの馬車、

王子たちの馬車が列を成して走っている時でも

セント・ギアを観察しながら王子たちは何人かで集まって

議論している感じでした。

 ただ、ポッチャリ王子ことカーディオン王国の

第3王子【カレム・ド・シズマ】だけが、お父様の馬車に乗って

 お父様と話をしていました。

  王子とは行商としての商いの話だと思うけど、

 ボロが出ないかと少しだけ心配した私でした。

  王都が見え出すと、強大なコロッセオが見えて来ました。

 周りには家などが建設中であり、レンガ、石などが敷かれた

道路が出来ています。

 空を飛び交うセント・ギアが木材などを運んでいる光景を

見ながら王都に向かう私たちに、

 「ようこそ! ミューブル王国へ」

   魔族が空から言うと、セント・ギアは馬車を引くのを  

  止めて立ち止まり、

「貴公が、港町【ロブシェリル】を任されているニコール卿か?」

  お父様が魔族に言うと、

   「そうだ! コンピーコム王よ!」

 その言葉に、王子たちは一斉に驚き、見事な変装に騙されたことに

青ざめていました。

 王子たるもの、一度見た方は忘れないのが基本らしい。

  この時点で、私の婚約者候補は消えた。

   お父様が許さないから……

 ちなみに、ポッチャリ王子もセント・ギアの正体は

  分かったみたいだけど、お父様の正体には気が付かなかったので

   消えました。

 建設中の建物が並ぶ中で、完成された建物の1つへ

魔族に案内されて、其処で過ごすようにと言われて、

 建物の中に入ると、魔族が大勢いて、魔族と共に過ごすのかと

お母様も難色を示しましたが、お父様は堂々として受付まで行き、

受付嬢から部屋の鍵を受け取り、私たちの分の部屋の鍵を

私たちに渡した後に、お父様は護衛騎士として来ている女騎士に

服などが入った箱を持たせて、2人で部屋に向かいました。

 私たちも部屋に行くために護衛の騎士たちに荷物を持たせて

指定された部屋に行きました。

 私とお母様、お父様と女騎士……

  女騎士と一緒の部屋なので、お父様まさかと思っていると、

明日からの予定を決めるために同じ部屋にしただけだと言うので、

行為をするのと疑うお母様に、娘に手を出すわけはないと言って

一瞬されたが、娘と聞いて、なぜ娘とお母さまが聞くと、

晩餐会などで護衛として来てもらう為だと言うので、

お母様、私は納得しました。

 そして……

  会場に相応しくない格好の男性が窓際に立ちながら

 周りを警戒しているので、よく見ると剣を帯同しているので

兵が舞踏会会場の揉め事に対応する為と分かりましたが、

もう少し此の場に会った格好をするべきだと思いました。

 王子さま達、ミューブル王国の貴族たちが舞踏会会場に姿を

現わして、食事も用意されたテーブルを囲いながら雑談を

開始しています。

 私たちは壁沿いに立ち並び、メイドやウェイターが運んでくれた

料理を食しながら舞踏会会場を眺めています。

 お父様は貴族から話しかけられても断っていて、

何回も窓際に立つ兵を見ています。

 兵の横には黄色いドレスを着た不細工な女性が居て、

自慢の胸で兵を誘惑しているようで、貴族や王子が居るのに

可笑しな女と思っていました。

 王子たちも不細工の女性が気になるようで、よく見ると

ペンダントに使われている宝石が神秘的な輝きを見せているのも

原因かと思うけど、不細工な女性より私の方が

相応しい物でしょうにと思いながら兵の方を見ていると、

 ケビン王子が不細工な女性を口説きに行くと、兵と揉めたのか

激怒しています。

 兵の所に王子の何人かが集まっていて、更にスタンテッド王陛下までが

娘を連れて兵の所に行ったのを切っ掛けに、舞踏会会場は静まり、

兵と王子たちのやり取りだけが響く中で、

 「頃合いか……

   「お父さま……

 お父様が女騎士の顔を見ながら言うと、女騎士は娘として来ているので

お父様をお父さまと呼ぶのは仕方がないけど、

 「行こう! 我が娘よ!!」

   「は、はい、おとうちゃ、ちゃま……

 お父様は気合を入れて言うと、女騎士は緊張しているのか

噛み噛みで動きもガチガチで兵の所に集まっている

王子たちの方向に歩き出しました。

 兵が上王とか言われているけど、在り得ないし、格好も最悪。

女騎士は相手がいないはずで、平民の兵でも、この舞踏会会場の

警備を1人で任されている以上、ある程度は身分が高いはず。

 お父様もミューブル王国の繋がりを良くしようと思っての行動ねと

思いながらワインを飲んでいる私は、チラッと兵を見ながら、

 私の方が……

  「どうしたの?」

平民の兵の横には私が居るべきと思ったことを誤魔化すために、

 「お母様! いえ、お父様が気になるので、聞きやすい所に

   移動しましょう」

 お母さんに告げると、

 「えぇ、まさか……

お父様と一緒に歩いている女騎士を見ながら呟くので、

   「お母様?」

     「何でもないわ、移動しましょう」

 私とお母様と窓際に移動して、兵の顔が良く見える所に立つと、

  「良い男……

    「お母様!!」

 頬を染めて言う御母様に驚きながら言うと、

  [2人とも……

 お父様から、お叱りの言葉が出まして、私たちは小声で、

  「平民ですよ……

    「私の勘が、優良物件よ! 私が……

 お母様が人生を失敗したような顔をしながら言うので、

   「平民です! 下僕が良いところ」

 兵をチラッと見ながら言うと、

  「静かにしてくれ!!」

    お父様から、再度お叱りの言葉が出まして、

 私たちは成り行きを見ることにしました。


  

 「貴公の隣に居る騎士をか?」

 スタンテッド王陛下が、お父様の隣に居る女騎士を見ながら言うので、

  「ツカサの后にね」

 王子たちは驚き、貴族たちも驚き、私は、私を紹介しなさいよと

思いながら眺めていると、

  「息子よ! お前は?」

 兵にスタンテッド王陛下が尋ねるので、

    「さすがに……

 女騎士は涙目になりながら兵を見ている。

  「まぁそうだな、息子の隣に居る女性、私の娘、

    メイドをしている女性たちは、息子の嫁だからな」

 スタンテッド王陛下は爆弾発言をしたので、王子たちは驚き、

  「100人以上とは聞いていたが、べルールたちは外したな」

 ポッチャリ王子も爆弾発言をしている中で、

  そう言えば、109人とか娶った男とか言っていましたねと

思い出して、その男が、お父様の前に居る兵であるのね。

 「知っていたか?」

   「お前が居て、アキトが居る。死ぬわけないだろ」

 ポッチャリ王子が言うと、

  「それは……サヴェンコフが生きていると?」

 ダンク王子が震えながら言うので、

  「俺の妻の1人だ!」

    兵が軽く言うので、

 「兄は失意のどん底で、毎日……

 兵を睨みながら言うダンク王子に、

   「記憶を変えて帰ったからな、サヴェンコフが

     鬱陶しいからって言うから、仕方なく……

 目を逸らして言う兵に、

  「サヴェンコフが……

 残酷なことをする女性だったかと驚いているダンク王子を無視して、

 「ツカサが仕事をしている時に邪魔とか……

   「ツカサとしてる時に入って来て、

     ツカサに殺されたこと何回だっけ?」

 スタンテッド王陛下の娘、不細工な女性が言うと、

  「それは、親父だろ! ゲーム後に直ぐ帰ったから……

 兵が言うと、「そんなことを……

  お父様が頬をピクピクしながらスタンテッド王陛下に言うと、

 「娘と上手くな! 心配だろ」

   オタオタするスタンテッド王陛下に、更に、

「ローズマリーとするときは、兵まで連れて覗きに……

  ほぉっと声を出す王子たちに、

   「イク時のな、貴公も見たいだろ……

 お父様に振るスタンテッド王陛下に、

  「さすがに……

 苦笑いしながら言うお父様に、

  「お父さま、ツカサとしてる時は覗きに来ないでくださいね」

 女騎士がモジモジしながら言うので、

  「ツカサ! 娘のブリンだ! リンゼンとは腹違いの娘だ!」

 お父様は動揺しながら言った言葉に、

  「あなた! 私に隠れて!!!」

お母様が激おこで、お父様に詰め寄ろうとしましたが、兵に制されて、

 「精神的に参っていた時に、エリール村で働いていたブリンの母親に

   癒されたそうです。貴方に対する側室の嫌がらせに……

 「私の前では、2人は……

   「子が出来なかったので、色々とな……

 お父様が辛い顔で言うので、

  「それで、深い仲になり、出会ってから7年後にブリンを……

 兵がお母様に真っ直ぐ見ながら言うので、

  「そうですか……

    兵から視線を外して言うお母様は何か考えている間に、

 「なぜ、お前が知っている!!?}

 ケビン王子が兵に聞くので、

  「他の召喚者のように来たわけじゃない、仕事さ!」

 兵が言うと、

  「神界のギルドの依頼からか?」

 ポッチャリ王子が神界と言う言葉を言ったので、

舞踏会会場に居る貴族たちは、ポッチャリ王子に

険しい顔で注目しながら兵の返答を待っている。

 「個人の指名以来さ! もう終わって帰るまでの暇つぶし」

   「なるほど、周りを調べて来たわけか?」

 「駄目神がきちんと書かなかったところもあるけどね」

   兵とポッチャリ王子が笑っていると、

貴族たちは警戒心を解いて顔を見合して笑っている。

 ポッチャリ王子と兵との遣り取りが済んだので、

    「ブリンを……

 お父様が兵に言うと、

  「ナルエ、ローズマリ―、全員が良いと言うんです、

    俺は断れませんよ」

 「愛が無しか?」

   兵に対して愛情はと聞くお父様に、

    「此れから……

 女騎士を見ながら兵が言うと、

  「私を、受け……

 目から涙を流す女騎士に、ハンカチで兵が女騎士の涙を

拭いてあげている光景を他所に、

 「貴方! 不倫の件は私の頬にキスをして、許してあげます」

   お母様が言うと、お父様が後ろに少し下がりながら、

 「此処でか?」

   「そうです……

 兵に振り返って、

  「貴方に、両頬へ……

 お母様が右手の人差し指を兵に突き付けながら言うと、

  「お、俺……?」

 驚く兵と、舞踏会会場にいる者たちも驚いて、

  「ブリンは腹違いの陛下の娘、なら、私の娘でもあるわ」

 兵を見ながら嬉しそうに言うお母様に、

  「そうなりますか?」

 ポッチャリ王子、お父様を見ながら兵が聞くので、

  「そうなるかな……ハハハァ……

 貴方の后でしょと、苦笑しながらポッチャリ王子は

お父様を見るので、

  「そうだ!」

 お父様は力強く宣言して、

  「と言うことで、貴方の唇の感触を娘とする前に確かめたいので」

 私も含めて、誰もが、どんな理屈だと思っていると、

  「ツカサ! 頼む!!」

お父様が御辞儀をして言うので、お母様に近寄って、

 お母様の目を見た後に  

 「目を閉じて……

   兵が言うと、目を閉じる御母様に対して、少し屈んで、

    お母様の左頬に軽くキスをしようとすると、

     突然、お母様が兵の顔を両手で挟んで、兵の唇に、

    お母様の唇を重ねたので、暫くパニックになっていた兵は

   お母様の肩を両手で掴んで強引に離した後に、

    「奈緒美!!」

 兵が突然叫ぶと、メイドの1人が、吹き抜けの会場の上の階に

繋がる階段の所から駆けつけて来て、

  何処からともなく大きな布を出す間に、

   キスをした後に気絶をしている御母様を抱きかかえていた兵が、

  お母様を床にそっと置くと、メイドが大きな布を

 お母様に被せた後に、大きな布を天井に向けてパッと上げると、

 「消えた?」

   お父様が呟く間に、「医務室に!」

 兵が言うと、何人かのメイドが舞踏会会場から立ち去りました。

  舞踏会会場は騒動が収まり、先程の雰囲気に戻っていて、

   「お母様は?」

 兵に聞くと、

    「し、心配しなくって良いよ!」

 スタンテッド王陛下の娘、女騎士、不細工な女性と共に

舞踏会会場から去ろうとする兵に、

 「待て! 抑えられていたが……

   衣服が乱れている隙間から鍛えてない胸を見せている

 バカ王子が兵の前に立ち塞がって叫んで言うので、

  「ローズマリーの件か?」

 「そうだ! 姉は結婚している! お前と不倫しているのか!!?」

 ベルローズ王国の

   王太子【オーブル・フラワー・ロンド・ヴェルローズ】が

 叫んでいるが、ローズマリー王女と勇者癒し騎士団のパメラが

同一人物で、嫁に行ったローズマリーは偽物だと、

この舞踏会会場に居る王子や私、お父様も直ぐ分かり、

 人族最強の騎士【ロックティラ】の傍に居たいから、

神ソラスさまに頼んだのではと、お父様が私に話をしてくれました。

 私も思うのだけど、このバカ王子は未だに同一人物と思わず、

別人と思っていて、ゲーム会場で開かれた舞踏会で

パメラを口説いていた姿を見た各国の王や騎士たちは

影で笑っていました。

 「世界には良く似た人物はいる、名前もな」

   兵が言うと、

    「そうだが、同じ名は気になる! 別の名で!!」

 バカ王子が兵に言うと、

  「親がくれた名を変えれるか?」

 「そうだが……

   思案中な顔をするバカ王子に、

    「諦めてくれ!!」

 行こうとする兵に、

  「我が国の勇者隊は全滅しているので、団長の名【パメラ】は!!」

 「縁起が悪いだろ!」

   言いながらバカ王子の頭を殴るので、

    「貴様! ベルローズ王国の次期王に!!」

 歯を食いしばって兵を睨むバカ王子に、

  「それで?」

    「き、帰国後、此の国に攻め込んで、お前を殺す!!」

 バカ王子が宣戦布告を言ってしまい、

  「いつ来る! お前も来るのか?」

 「馬鹿いえ! 私は国で……

   つかさは呆れながら、

    「状況を考えろ!!……

  「状況?」

    私たちも分からないので、つかさを見ていると、

 「そうだ! 29か国が此の国に攻め込んで、全滅!」

   王子たちは渋い顔をしていて、

    「今、兵になれるのは、農民、平民の長男だけだろう、何処も」

 確かに微兵により次男、3男を失い、何処の国も今年の5月に行われる

ゲームには参加せずに、ミューブル王国のみの参加でありますが、

ミューブル王国が獣族の大陸に兵を派遣すると、ミューブル王国を

守る兵の数が手薄になり、その間に、29か国でミューブル王国に

攻め込む話になっています。

 ただし、長男を兵に出されてはと、我が国でも兵が集まらず、

訓練も行われていない状態です。

 「ミューブルは弱い! 現状の兵だけで……

   バカ王子が言いますが、此の国に来て分かったことは、

 魔族と仲が良いことで、ミューブル王国の戦力に入っていること。

また、ゴーレムの存在もあります。空を飛ぶゴーレム【セント・ギア】の

脅威は計り知れません。

 此れを除く手段として、王子たちが前面に出ることです。

ゲーム以外で、魔族が人族の王族か王族に近し者を討った場合、

魔族の大陸が消滅することがゲームのルールにあります。

  「無理だな、俺と俺の妻たちで、お前らは全滅だ!!」

 その言葉を聞いて、

  「卑怯な手を使うのか!!?}

 ダンク王子が言いますが、

    「卑怯?」

 「確かに、ツカサが出るのは卑怯だな」

   「おい! 俺は国民を守る義務がある!!」

ポッチャリ王子の言葉を聞いて、つかさが反論すると、

 「私の国にもレベル20、30クラスは居るんだ!

   お前など瞬殺だ!!」

バカ王子が言うと、お父様、スタンテッド王陛下、ポッチャリ王子が

 呆れた感じで顔を見合わせている時に、扉が叩かれて、

  「ローズか?」

 つかさが扉の方に言うと、扉が開かれて、

  私の憧れのお姉さま、ローズマリーお姉さまが凛々しく入って来て、

   「あなた! 最後の招待客が……

 つかさの顔を見ながら話すローズマリーお姉さまの貴方と言う言葉で、

王子たちは驚いています。1人を除いて……

 「パメラ!? 生きていたのか?」

   バカ王子が言うので、

「お久しぶりです殿下! 此の国で旦那様と楽しく過ごしております」

  軽く御辞儀をしてバカ王子に話すローズマリーお姉さまに、

   「強い男が好きだったろ! 弱い男に!!?}

 フッと笑った顔が素敵なローズマリーお姉さまが、

 「旦那様はレベル160、本気を出せば、

   世界を統一できる力を持つ、最愛の人です」

 お姉さまは、つかさに寄り添って目を閉じて言いますので、

  「言い過ぎ……

 軽く口を重ねる2人に、舞踏会会場は驚きの渦が起こりまして、

    「て、敵! 国にも、戻れ!!!」

 バカ王子が、つかさとお姉さまを離そうと動きますが、

  私と腹違いの女騎士が間に入って来て、

   「ツカサの妻で、国を捨てた! お前の陛下も知っている!!」

 「父上が? 兵は国の物だぞ! 他国に!!?}

   「死んだのだ! お前の国の物ではない!!」

 「生きてる以上!!!」

 バカ王子が女騎士を跳ね除けて、お姉さまの左腕を掴もうとすると、

  バカ王子は跳ね飛ばされて、

   「ナッ!?」

 白き翼がお姉さまを包み込むように守っていまして、

  「天使化か!!?」

 ポッチャリ王子が叫ぶと、

  つかさから聞かされていなかったのか、お父様は驚いていて、

 スタンテッド王陛下が、

  「私の娘もな」

 スタンテッド王陛下の娘は頷いていると、

    「天使化は、2倍だろ! ローズマリー殿下は……

 ポッチャリ王子が動揺しながら言うので、

  「姉上じゃない! 姉上は国に……

バカ王子がポッチャリ王子に抗議しますが、

 「それは私のコピーよ! 我が弟! ボール」

   あだ名を言われたバカ王子は、

 「姉上なのか、国を捨てて……

「女である以上、国の戦略で他国に嫁ぐことは普通でしょ」

   「姉上は最強の騎士! その血が……

 「ツカサとの子が、どんな風に育つかな?」

   甘い感じで言う御姉さまに、

    「1000年後だけど……

 つかさがフッと笑うとお姉さまや女騎士たちはクスッと笑っていて、

  「……1000年って」

ケビン王子が冷や汗を掻きながら言うと、

 「俺は、神族に入る……

   その言葉に王子たちは震えていて、

    「最後の招待客を紹介しようか……

 扉の方を見ながら言うと、男性が入って来て、

  「遅れてすみません!」

 言葉と共に入って来たプロールクト王国の王太子の 

  ロット・ワトソン・トイ・ルクㇳは、斜めにカットされた裾の

 ノースリーブのワンピースに襟付きのシャツを中に着ていて、

ズボンを穿いて皮靴を履いていて、腹には布を巻いている

カマーバンドから木の杖を下げている。

 「お前も視察か?」

   バカ王子が聞くので、

    「いえ、違います。姉を……

 「サヴェンコフは……

   つかさ兄さまを見ながら言うバカ王子に、

    「生きてまして、兄上の妻になっております」

 「お前は……

   ダンク王子が叫ぶと、

    「最高の選択をしてくれたと……入って来て……」

 扉の方に優しく語るロット殿下に導かれて、

魔族の女性が入って来たのを見て、王子たちは魔族と警戒しますが、

 「私が後見人だ! 国で揉めれば、息子が占領する」

   スタンテッド王陛下が言うので、エッとなる王子たちへ

 「しないって! これ以上、王にはなりたくない!!」

つかさ兄さまが嫌だと言う感情を込めて言うと、

 「人族の大陸を、お前の物にすれば、争いが無くなるぞ!!」

   スタンテッド王陛下の言葉に、王子たちは険しい顔をしていて、

    「無くなるわけないだろう! 不満は何処でも出て来る」

 「その度に、ソラスの眷属と言えば良いだろう!!」

   「信じるか? お前ら」

 つかさ兄さまが、王子たちに投げかけると、

  「眷属と偽って……

 ケビン王子が言い出すと、

  「なぁ! 天使化を見ても、俺のしもべにはなりたくない」

 「お前が、俺たちのしもべになれば良いんだ!」

つかさ兄さまに対して、バカ王子が言うので、

 「ツカサ! こいつら斬って良いか?」

   お姉さまが鋭い眼光で王子たちを牽制しながら、

    つかさ兄さまに聞くと、

 「姉上……私を……

   怯えて言うバカ王子に、

    「此処は敵国、それを忘れた馬鹿たちが……

 冷酷に言う御姉さまはカッコよく、つかさ兄さまに嫁いだ

私と腹違いの女騎士とは、つかさ兄さまの嫁繋がりと言うことは、

私の義理の姉ですよ! お姉さまが此の国に居るなら、第1王子と

結婚すれば、お姉さまと毎日会える。

 価値が無いと思いましたが、お姉さまと一緒に居られるなら……

  「宿代を払った上客だ!」

 「記憶を変えるのか?」

   「変える必要ないだろ」

  「……そうだな」

 つかさ兄さまと御姉さまのやり取りが終わって、

  「コンピーコム王陛下! 俺と一緒に」

 つかさ兄さまが、お父様に言うと、

  「お父さんと呼べ!!」

    フッと笑って、つかさ兄さまの所に歩き出してる間に、

 「ローズは此処で、俺の代わりを」

   「分かった、着替えてこよう」

 お姉さまは廊下に消えて行き、

  「パーセント! 進めてくれ!!」

つかさ兄さまが、上の階に繋がる階段に座っている

 元リ・フレタ王国の騎士でありましたが、勇者隊が全滅した為に

国を追われて此の国で参謀教官をしていることを知りました。

 王子たちから我が国でと相談を持ち掛けられていたほど

手に入れたい方だったのですが、パーセントは此の国でと言って

断っていました。

 私たちのやり取りで、ロックティラのお披露目が止まっていたので

呆れた感じで階段に座っていたのでしょう。

 「分かりました、上王陛下」

   階段から立ち上がり、私たちと同じ床に降りてから、

    「ローズマリー上王妃陛下の着替えが終わるまで

      暫くお待ちください、それまでは……

 楽器隊が演奏し出して、王子たちも貴族の女性たちを誘って

曲に合わせて踊りだしているけど、内心は、お姉さまが此の国の

上王妃であること、結婚をしていること、お姉さまが強い男が好き

だということ、天使化などで、つかさ兄さまに完全に負けたことを

悔しく思い、また、此の国を自分たちの支配下にするには

どうすればいいかと考えながら踊っている感じでした。

 私は、第1王子と踊りながら、

  「末永く、お願いしますわ」

    王子に告げて、第1王子の后になる決意を決めました。

     つかさ兄さまが1000年後にとか言っていましたから

      私の子と御姉さまの子を結婚させるためには

       どんな形でも良いので、1000年は生きて行かないと、

        踊りながらライフプランを立てるのでした。

 


 「このおじさん、誰?」

   医務室のベットの上から、コンピーコム王妃が

    コンピーコム王を見た後に、俺に聞くのだが、

 「あなたの旦那さんですが……

   「私の旦那様は、貴方でしょ?」

 俺を見て言う王妃さまから、

  「どういうことかな?」

 陛下の目が痛いなぁと目を背けながら、

  「さぁ……

    「若返ってるのだが……

 「さぁ……

   クスクス笑い出した王妃さまが、

 「さっきキスをしてくたでしょ! でね……

 可愛らしく言うので、

   「キスをすると若返るのか、なら……

 おぉい、おっさんとはキスしたくないぞと引くと、

  「冗談だ! どういうことか説明を!!」

 陛下が俺に真剣な目で見て来るので、

  「憶測ですが……

 「分からないのか? ツカサでも……

   「明美に聞いても……

 「そうか、なら……

   「俺は、転生をしない……

 俺は1000年以上は生きるから、その間は転生して次の人生を

することが無い。

 その間に出会う女性が妻となるのだが、俺が転生しない為に

その女性の相手がいなくなる。

 違う男性に嫁ぐ可能性は高いが、此の世界で女性の前世が

俺と出会ったせいで、女性の想いが前世とシンクロして、

俺に求婚して、その想いを成熟したのだろう。

 「なるほど……

その話を聞いていた王妃が、

  「我が国をミューブル王国の領にしましょう!!」

 突然言うので、

  「無理だ! 同盟でも……

 「貴方! 各国の王子たちが来て、バレてますよ」

   確かにね。陛下を見ると、

「婚約破棄はしていないから、バレて……

  「婚約自体は各国は知っていますから」

 ブリンが言うと、

  「内から侵略すると思っているはず……

 「親父の所も?」

   スタンテッド王国も外側から見れば、今回の一連のことも

 侵略の為の行動と受け取られるだろうと頷く陛下に、

  「王に成りますが…… 

 それを聞いて、

 「貴方、離婚して、私はツカサと再婚して、ツカサを王に!!」

   「次期王は決まってるんだが」

 「殺せばいいわよ! 未来の為よ!!」

   王妃の発言に苦笑いしつつ、

    「同盟していると発表すると、どうなります?」

 俺の問いに、陛下は腕組みをして暫く考えた後に、

 「変わらないな……

 陛下の説明では、ミューブル王国からでしか手に入らない武器類は

スタンテッド王国、コンピーコム王国、コンバルド王国からしか

ミューブル王国に入国できない。

 武器や薬は、各国に帰還した勇者が研究を行っているが、

魔王が制作した武器に遠く及ばず、同程度の武器を作るには

より強力な勇者(召喚者)が要ると結論が出ているが、

召喚の為に必要な人柱が居ない。

 魔導士が命を絶つので、少しの命で召喚出来ないかと研究をして、

魔導士が召喚の魔法を行う時に、人柱になる者の命を絶てば、

魔導士の命が絶たれないことが分かり、その人柱になる者を

先の29か国とミューブル王国の戦いで、ミューブル王国の民を

得ようとした。

 なぜ、分かるかと言うと、失格勇者しかいないミューブル王国が、

再召喚した時の最強の勇者【サーバン】の存在で出来ることが

分かった為である。

 駄目神が辻褄を合わせるために、召喚のルールを変えたためである。

俺の責任でもあるが。

 「その為の人材を、裏で集めてる奴らもいるが、

   実験は上手くいっていない。私の国は

    する必要はないが……

 俺を見て言うので、

  「頼られても……

 「つかさ以上の召喚者の可能性は?」

   チャーリーが聞くので、

    「最初から?」

 頷くので、

  「俺の場合は仕事! 光悦はナルエの護衛の為に強引だろ……

 陛下は知らなかったので、ほぉっと声を出していて、

   「まぁ、魔王が呼ぶ予定の召喚者は、全ての頂点って言う

     スキルを得て来るけど……

 「アケミさまでは?」

   陛下が言うので、

    「明美が入れ替わって来るんですよ、本当は」

 笑みを見せて言う俺に、

  「そんな者が……

 怪訝な顔で言う陛下に、

  「だから、駄目神が依頼したんです。明美に」

 「アケミさまじゃなく、予定のにツカサは勝てるの?」

   王妃が知ってるのに聞くのでクスッと笑って、

 「俺の敵じゃない!」

   俺の言葉に安堵して笑っていた。

 王妃の件であるが、コンピーコム王国の王妃と言う立場上、

愛人枠で俺の所に来ることになった。

 陛下が亡くなった後に正式に俺の妻に……

  「後、10年くらいで……

 嬉しそうに言う王妃に隠れて、陛下に

  「明美に言って、500年くらい伸ばせますけど……

 「それは、眷属……

   「そうです……

    「私としては、もう……

 「何を隠れて!!?」

   王妃が叫ぶので、

    「王の心得を……

 「ツカサは上王だが、若いからな、ハハハ……

   俺たちが笑っていると、

    「リザベラって、此のまま?」

 ルーブラが聞くので、

  「アプリで戻せるから」

 スマートフォンを出して、年齢調整を起動させて、

  スマートフォンに内蔵されているカメラを王妃に向けて、

   「此のままで、肌も胸の張りも!!」

 「色々と不味いから、俺と一緒の時以外は!」

   「それでも嫌ぁぁああああ!!!!」

 王妃は拒否を訴えたが、俺はボタンを押した。

  この年齢調整アプリは、ナルエたちのスマートフォンには無い。

 赤ちゃんになったり、幼稚園児になったりして、

俺が物凄く大変だったので、アンインストールさせた。

 その代わり、俺のスマートフォンですると決めた。

  60歳以上とかになれない。俺は25歳までは経験があるが

 それ以上の年齢経験が無い為である。

  「あぁ……

 元に戻った王妃は涙を流していて、

   「綺麗ですよ!」

 慰める感じで言うと、

  「そう? うふ、此処でしよ!!」

 王妃が妖しい目で言うので、

  「陛下! 頑張って!!」

 陛下の肩を叩いて逃げるように医務室から出ようとすると、

   「ツカサと!!」

 ブスッと言う王妃に、

  「今日は、ブリンとね……

 「何時?」

   「リザベラが国に戻ってから……

  「そう、ツカサと私の愛の部屋を用意するね」

    「それで! 仕事あるから」

 俺が手を振って医務室を出る時に、

  「来なかったら、愛人たちとさせるわよ!」

 修道女たちは愛人枠なので頬にキスなどはしてるが、

一線は超えていない。 

  王妃は愛人枠だが、俺の眷属であるので、正式に行為をしないと

 神族に変わった体が安定しないので……

  魔法使いなら魔法詠唱で終わるんだけど、俺は剣士であるので

 行為をして眷属にさせる。

  最近はキスでも良いが、精神的に不安定であるようだ。

 愛人なのに行為をしたとバレると、修道女たちが私たちにもと

押しかけて来るのが分かるので、

 「帰りの馬車の護衛で一緒にコンピーコム王国へ!」

   「分かったわ!!」

 嬉しそうに王妃が言ったのを聞いて、

  舞踏会会場の大広間に向かった。

 


 夜の星空が月の明かりが窓から入ってきている執務室で

  「どうぞ」

 テーブルにコーヒーが入ったカップを皿に置くナルエに、

  「聖女様にしてもらうとは……

 笑顔を見せて言うカーディオン王国の王子【カレム・ド・シズマ】に

    「毒は入っていないから」

 「フッ、飲み過ぎれば、何でも毒だよ」

俺が言うと言い返すカレムに、

   「わざわざ来てもらったのは、アーシーの件だが……

 「姉が、お前の何人目かの妻と?」

   ひと口飲んだ後に目を鋭くして言うので、

    「輝太だよ!」

 「? 獣族最強の勇者と、どこで繋がるんだ?」

   接点が無いので戸惑いながら言うカレムに、

    「輝太は此処に居る、アーシーの恋人で」

 「はぁ? どんな経緯で?」

   「使者として此処に着て、アーシーは一目惚れ……

 「嘘だろ! 本当のことを言え!!」

カレムに言われて話すと、

 「アケミの力でも……

   「来世が此の世界に居る」

 「兄や姉の死を黙って見ていないといけないか……

 悲しい顔をするカレムへ

  「神界でテロを起こして、何億もの命を奪った方が!!」

 ナルエがカレムにきつく言うと、

  「アケミと付き合うことを親に認めて貰うためには

    必要なことだった」

 軽く言うカレムに、

  「そんな理由で?」

    ナルエが悲しい気持ちで言うと、

 「下級神のアケミの隠し撮りや、テレビに出た時の録画、

   ネットでの動画、全て燃やされた、両親を殺すために起こした」

 「アケミさまが振り向くと?」

   「アケミに対しての想いを見せるためだよ」

 過去を思い出すように言うカレムに、

  「捕まって、明美と最後に会って……

 俺が言うと、

  「友達で! 言われて嬉しかった」

 素敵な笑顔を見せるカレムに、

  「魂まで消滅して、転生は……

 「気がついたら転生していた、それを追って秘書も来たけどね」

   「テロの時の参謀だったか?」

 「なぜ、俺が転生して此処に居る事をって聞いたら……

   フッと笑って言うカレムは、

    「未来の明美から聞いたってさ」

 「卒業旅行で……友達として気にしてるんだな」

   「あぁ、ソラスは知って隠してくれている」

 「俺たちも同じさ! 聞いてビックリしたけど」

   「未来のか?」

 「そう、沙良が更に綺麗になっていて……

   「ローズマリーと比べると?」

 「美人と言うカテゴリーが違うから」

   「あっ、逃げた!」

 ナルエが言うので、

  「ナルエとって言われたら、同じこと言うけど」

 「そう、逃げてないね」

   赤面しながら俯き加減で言うナルエを見ながら、

    カレムと笑った後は、

 ローズマリーの天使化や俺の近況、カレムの転生した後の話などで

  朝方まで執務室で喋っていた。

   






 はぁ……

あなた

  ロック……

   お父さま

 ローズマリー生きてました会だったな

  私との披露が

平民の私は出れなくって……

 明日は武闘大会が……

   ツカサ兄さんが勝つよ!

上王陛下は出ませんよ!

   そうだった!!

 戴冠式と同じ日にするかな……

  大会は後ですから……

 予定表を見たか?

いえ

  見てませんわ

 予選を戴冠式中に……やるか

  時間が無いのでは?

あら、凄いメンバーで、あなたは?

 ……本選は玉座で観戦です

   融合しないと全員に負けるね

  そ、それは無いわよ

そうよ!

 息子に言われるほどダルザニアより弱いか……  

  またダメージが

次回予告いきましょう!!  

   117話 復活の勇者!…… 


 初めまして、アフロディーテさま

さまは要らないわ、つかさ君

 美楽界に呼んだのは?

あなたのお嫁さんに

  つかさ! うんと言え!!

   ギルドマスター命令だ!!

 ハーディル、サンローア! 誰が!!

  世界の為!!

   新年のテロで復旧もまだだし、怒らすと……

 戦力は1番弱い所だろ

  テロの時に出てないから……

   今、戦争になったら……

 俺で手を打つと……

今なら明美も弱いし、神界の統一も……

  頼む!!

   うんと言えば、世界が!!

    おばあちゃま!!

まぁ、アレタ! 

 アレタ! おばあちゃまは!!!

良いのよ、私の孫だもの、チョーカーは気にいった?

    うん! これでお兄ちゃんと一緒に遊べる!!

そうね、この前はプール行けなかったもんね

 それは、感謝してます

そうだ、ハーディル! アレタに魔法をくれない?

  上げますよ! 

後から私が選んで使えるようにね、ね、つかさ君

 嫌な予感が……

私とは?

    おばあちゃまも?

そうよ! アレタと同じ人と

    嬉しい! お兄ちゃん!!

  アレタさんも言ってるよ!

   うんと言おうね、お願い!!

 お前ら……

ダメなの、ベイベラの時は……

 分かったよ!!

それじゃ、貴方の眷属に

 普通、逆じゃないの?

  つかさ1人の犠牲で世界の平和が保たれた!!!

   良かった!!!

 おい!!



   

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