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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第4章 それぞれの願い、帰還、結婚なんて聞いてないぞ!

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111話 出会いと、竜巳……

 港町【ロブシェリル】の宿【ウエイトゥ】の3階の部屋から

外を眺めながら、

 「雨、良い天気だわ」

椅子に座り呟く私に、

   「うるさいなぁ、う、うん……

 お姉ちゃんがベットで寝ぼけて呟くのを聞いて、

  「御付きも、まだ寝てるか……

 ネグリジェを脱いで、クローゼットから服を取り出して

着替えて行く。薄く化粧も鏡を見ながらしていく。

 「イヤリングも……

 防御用の魔法が寄与された物であるのを両耳に付けて行く。

   「こんなもんかな」

 鏡で最終チェックをして、部屋から私は静かに出て行く。


  雨の中の街を散歩していく。

 この街で私たちの、いえ、王子たちの婚約者の父親たちが身投げをした。

遺書も残っていたので、鑑定ではバナス公爵の自筆であると出たが、

 従者長からメイドまで一緒に死ぬなど在り得ない。

  遺書では、神ソラスと神ゾウラストが仲が良いのが分からない。

 何を信仰しているのか分からない。人生が分からない。

  私と意を決する者と共に……

 書かれていたけど、意味不明である。仲が良いと

何がいけないのだろうか。だから、誰もが葬儀の時に

自殺するはずがない、誰かが殺したのだと話し込んでいた。

 神ソラス、神ゾウラストと神ソラットと魔王陛下によって、

100年も続くゲームが行われているので、仲が悪いとは

私は思っていない。そのおかげで、戦争での犠牲者が少ないのだから。

 宿の通りの道から高台の屋敷が微かに見えている。

  「あすこに、お姉ちゃんの婚約者が……

 葬儀には参加せずに、殿下たちは手紙だけの御悔やみを

  送られただけである。

 新年の会議も開催されたが、直ぐ1か月の会議中断となり、

2月から再開することになっている。

 が、首相のエルタンス殿下も此処から見える屋敷に居る。

  お姉ちゃんは、ファインダーロペス殿下の婚約者で、 

 新年を迎えて行われた遊園会で会って以降は、殿下と

会っていない状態の中で、先程も語った父が亡くなり、精神的に

 参っていたので、此の街に滞在している殿下たちに会いに来た。

  他の婚約者と共に……

 「人族の街並みだけど、30年か……

朝雨が気持ちよく、水たまりをワザと蹴散らすように歩いたりして

  漁港の方に歩いて行く。

 魔族にとって、人族、獣族は下位の者で、服従させるべき者である。

  私たちのように黒き肌の者でないので、力も弱く、知力にも欠けて

   いる者たちの大陸に、ゲーム関係以外で訪れるのは

    恥ずかしい行為である。

 その場所に、殿下たちが滞在しているために、議員や貴族が、

殿下たちが此処にいる真意を確かめるために来ている。

 私は、お姉ちゃんが会いに行きますと言うので、父の死亡の原因を

知りたい為に同行した。

 屋台、露店の準備をしている人々を見ながら、

  「何処も一緒……

 歩いている人にぶつかってしまったので、

    「ご、ごめんなさい……

 「こんな広い通りでぶつかるとは、ワザとか!!?」

オーク族の男性の手が私の肩を掴んで言うので、

 「ワザとなど……

   私の顔をジロジロ見ながら、

    「ほぉ、マーメイド族か? サンマリン国の……

 口の周りを舌で舐めながら言うので、

  「兄貴! 良い買い物ですな」

 子分のオークが言うので、

  「大会前の景気づけには良いな、グググ……

 嫌らしい言葉を発するので、私は言霊を言おうとすると、

紙か布を素早く口に入れられて、

 「ごいずぅぅ……

   更に、私の両手首を大きな右手で掴んで、地面から高く上げられて、

    「声さえ出なければ……

 舌を口の周りで舐めまわしているのを見た後に、周りにいる人たちを

見ると、誰も助けてくれない感じで、

 「さて、宿に戻って楽しむか」

   子分たちに告げて、

 「後から我々も……

子分の1人が言うので、

   「飽きたらな……

 なぜ、私はレベル35の戦士で、こんな場所に居るオークなど

私の敵じゃないのに、此奴は……

 オークは、レインコートのフードを捲り、

  「雨が上がったか……

 空を見上げて呟いた後に、オークが私の濡れた服を見ながら、

  「フン! なぜって言う顔だな」

 嫌らしい顔を近づけてくるので、

  「見ないでよ!!」

    顔を背けると、

 「濡れた顔も良いな」

 クソ! ジタバタして何とか逃げれないかと動いても

平気な顔で私を吊り下げている。

   此奴は私よりレベルが……

 「なぜ、こんな辺地に居るか教えたろうか? グググ……」

 嫌らしいく涎を垂らしているオークが

  「この国で武闘大会が開かれる」

 武闘大会が開かれるからって何なのよ!

   「魔族の大陸から騎士団に入れない、はみ出し者が

     大量に来ている」

 それだけで、私が逃げれないはずは!!

  「優勝者には、此の国を貰えるそうだ! 此処から魔族の大陸に

    攻め込む準備をして、魔王亡き後に……

 テロを起こすの? 人族の大陸なんだから人族のみじゃないの?

  「レベル60だ! 驚いたか」

 それを聞いて、殿下たちと対等の強さなの、在り得ない。

  そうだったら、それだけの力があれば、幹部や側近に成れる

   レベルで……

    「お前ごとき、俺の相手じゃない!」

 このままでは、誰か、誰か、従者を連れてこなかった私のミ……

涙が頬から流れて地面に落ちる間に、

 「その手を放せ!!」

   剣を構える人族の青年がオークに叫ぶのを見た後に、

  人族なのってガッカリしている。

 「弱い人族か! 俺の力量を分かって言っているのか?」

私を子分に渡して、人族の青年に向けて構え出して、

   「分かっている、だが、か弱き女性を見捨てるなど出来ない!!」

 わぁ、腐ったようなセリフ、良く言えるなぁっと思っていると、

  「殿下!! 全員! 抜刀!!!」 

人族の騎士たちが駆けつけて来て、青年の前に並び、

 「ほぉ、集団戦か、面白い……

また、口の周りを舌で舐めまわして言った後に、

 「仲間を呼べ! 此処で人族の雨を降らす」

   冷たく言い放ち、周りにいる誰も警備兵など呼びに行く素振りはなく

 静かに私たちを見ている。

  子分が仲間を呼びに行こうとしたが、人族の騎士たちに行く手を阻まれて

   「フン! 人族など、これだけで充分!!」

 それを見たオークが強気な発言をしたので、部下のオークたちは

シュートソードを鞘から抜いて、人族の騎士たちに威圧を放ち、

 人族の騎士たちも剣を構えて睨み合っている。

  その中で、オークが青年に殺気を向けて構えている姿に

 冷や汗が出て来ていて、更に、化粧が崩れているのも気づかずに

涙を流しながら泥濘の地面に座って見ていた。

   「此奴は私がやる! セイクリッド、女性の所に」

 「殿下! 無茶です、相手はレベル60です!!」

   そのやり取りを聞いていたオークは、

    「知っていても、やるか?」

 低く構えて青年を見て言うと、

  「あぁ、私のレベルは……

 人族だもの、レベルは20くらいでしょうに、

   それでも言うのって見ていると、

    「70だ!!!」

 エッとなる私、オークも同じようで、

  「殿下! 私が相手をしますので!!」

 騎士は言っていますが、

  「聞くが、お前は幾つだ!?」

 強がって言ってる感じのオークに対して、

 「私か? 殿下ほどの才がなかったので、50だ!!」

   嘘でしょ、まさか此の街で生まれたからとか……

    「う、嘘を言うな!」

 動揺しているオークが言うので、

 「その目で、しかと見よ!!」

   青年が光出して、身体強化をしているのは分かるけど、

  「殿下!!」

 騎士が私がと前に出るが、

  「これくらいの敵に、私1人で勝たなければ、

       ダルザニア師匠に顔向けができない!!」

 「ダル、獣族の最強か?」

 ダルザニアって言ったわね、オークが言う通り、獣族最強の騎士で、

  魔族の大陸でも一目置かれている人物が、青年の師匠って、

 どうなってるの此の街と思っていると、

   「そうだ! 私も師匠のように、兄弟子のように、

     明美さまの眷属にしてもらう予定だ!!」

 何を言ってるの青年は、

  「それは、帰る間に100を越えればの話で……

 「超える! そうすれば、私1人で魔族の侵攻を防げる!!」

何か、私たちを置き去りにして話が変わって来てるけど、

   「死ねぇ!!!!」

 話し込んでいる青年にオークが襲い掛かるが、

  エッとなる私、子分たちは目を大きく開けていて、

   青年、騎士のどちらかによって右腕を斬られたオークに、

 「まだやるなら、今度は左胸に」

   ニヤッとする青年に向けて、

    「見えなかった、ほ、本当に……

 地面に膝を付きながら青年に言うので、

  「オクリット! ポーションを!!」

 「は、はい!」   

   青年は、騎士の1人に声をかけて、騎士たちがオークの治療に

  入り出したのを見届けてから、私の所に来て、

  「大丈夫でしたか? お怪我は?」

 私は立ち上がり、泥が付いた服を両手で払った後に、

青年を見つめて、

 「ありがとう、人族なのに……

 フッと、ため息をされて、

  「余りに弱いので、レベルアップの飴を貰いまして……

 「飴ですか?」

 そういえば、神ゾウラストさまが、人族が神ソラスから神の剣を

貰ったのは不公正と言うことで、レベルアップ飴を殿下たちは得た。

 数もあったので、騎士や魔導士にも配られた。

  人族には配られていないはずで、

   神ソラスが黙って渡したのと思っていると、

    「最初は断ったんですが、フェイスたちが使えと……

 「あの、フェイスと言うと?」

まさか、次期魔王候補で、私のお姉ちゃんの婚約者である

 ファインダーロペス殿下を、私たちはロペスさまとは言うけど

フェイスさまとは言わない。ファインダーロペス殿下を

其のあだ名で呼ぶのは王族のみであるので、

 違う方のことを言ってるのだと納得して、青年の次の言葉を

待っていると、

   「俺のことだ! マリエール」

 人族の女性が乗る馬と共に殿下たちが並んでいて、

  「ロペスさま!」

  跪いて言うと、

    「国じゃない! することは無い」

 ファインダーロペス殿下が言いますが、解くことなど出来ないので、

  断りの言葉を言おうとすると、

   「次期、魔王陛下! タツミさまに対して、全員、跪け!!」

 オークも、オークの子分も、そして私も周りを見渡して、

屋台に居る人、露店に居る人、先程の騎士たちが黒きユニコーンに

乗った女性に、いえ違うわ! ファインダーロペス殿下たちに対してよと、

 顔を上げて見ていると、

 「魔王には成る気ないから……

言葉を発した騎士に告げてから、女性がユニコーンから降りるので、

 先程、敵だったオークと顔を見合した後に、

   「ロペスさま、魔王って……?」

 確認の為に、ファインダーロペス殿下の方を見ながら言うと、

ユニコーンが人型になり、裸ではなく服を着ていることに驚く私に、

 「タツミのことだよ」

   ファインダーロペス殿下が女性を抱きしめて言うので、

  「人族ですよね」

 私の言葉を聞かずに、イチャイチャし出して、

    「フェイス! イチャイチャタイムは、まだ私!!」

 馬から人型になった女性が、殿下に対して敬語なしで言うので、

  良いのって思っていると、

   「愛人2号だろ! もう終わったの!!」

 何、愛人って、人族の女を取り合ってるのを見ながら、

お姉ちゃんの婚約者でしょと言いだしそうになった時に、

 「兄上、食事時の交換行事が要らないと言うなら

   フローベールの時間を存分に使って下さい」

 エルタンス殿下の言葉で、馬から人型になった女性が

嬉しそうな顔になって、

 「使って下さい! 私はタツミさまと漁港で……

 勝ち誇った顔で言うので、

   「ちょっとタンマ! 20分交代だろ!」

 エルタンス殿下に詰め寄るファインダーロペス殿下に、

 「屋敷で決めたでしょう、今日は、屋敷から漁港までは

   フローベールの手綱を20分交代って!!」

 馬から人型になった女性が人族の女と腕を組んで頷いていて、

 「今は俺の番だ! 降りたなら良いだろうに!!」

人族の女を奪って抱き着くファインダーロペス殿下に

   「今は男です! フローベールと体を寄せるべきです!!」

全員同じような服装ですけど、私だって男性と女性の区別位できますよ!

 胸は無いけど、男性じゃなく女性でしょうと思いながら

  ツッコミを入れていると、

 「見ため女だから良いだろ!!」

困り顔をしている人族の女を見ながら言うので、

   「妹たちも納得しているのに……

 ファインダーロペス殿下の妹君たちが頷いていて、

  「俺は俺のルールが……

 キューイル殿下が出て来て、

    「キューイル、兄上を星の彼方へ」

エルタンス殿下がキューイル殿下に言うと、

 「分かったのじゃ!!」

   指をポキポキ鳴らして、

    「ま、まて! タ、タツミィィ……

情けない声を出しているファインダーロペス殿下へ

 「ルールは守ろうね」

   微笑んだ人族の女から、なぜか体が離れた

 ファインダーロペス殿下が、

   「服従魔法で! わぁぁああああ!!!!!……

 キューイル殿下の見えない動きで、どっかに飛んで行った。

  人族の女は何かを持っていて、

   「あ、っと、タックトップ! フェイス回収頼むよ」

 『またですか、独占欲強いのも……

   「位置情報を送るから」

  『了解! 見回りを止めて、急行します!!』

 会話が聞こえていたので通信機? 魔族の大陸では、屋敷間で

普及しだした黒電話はあるけど、手に持つような薄いのは無いから、

誰が作ったのかと思っていると、人族の女が周りを見渡して、

  「作業を再開してください! 僕たちのせいで貴重な時間を!!」

 屋台、露店の人たちに向けて謝罪する人族の女に、

    「本当に成る気ないのか? 「王子の吹き飛びのが名物だな……

 「良いって! 王なんだから謝るな!!」

色々と言われて、「ありがとう」

 人族の女は笑顔で言った後に、私たちの所にナーナナ殿下たちと

共に来てから、

  「立って話しましょう、汚れるから」

 私たちに告げるので立つと、オークが、

   「人族が王女たちと?」

 威圧たっぷりに言うので、

  「良いことを教えましょう!!」

 男装をしている少女が、人族の女の腕に両手を添えて言うので、

  「何をだ!」

    「僕の妻です!!」

 男装している少女が言うのを呆れながら見ていると、

  「違うでしょ! 私たちの妻でしょ!!」

 ラーシカ殿下が人族の女に寄り添って言うので、

  「妻じゃなく、旦那なんですが……

 さっきも思ったけど、どう見ても女性でしょと思うので、

   人族の女から旦那と言う言葉が出たのでエッとなる私たちから、

  「お前! 男か!!? メスの臭いしか!!!」

 驚愕するオークに向けて、

  「そ、そうですか、最近ずっと、じょ、女性になっていたから……

 震え声で言うじょ、男性に対して、

  「兄たちと、ダーリンは深い海の底で溺れていたのじゃ……

    キューイル殿下が言うので、

 「快楽の海ね」

   シーナッツ殿下が、男性に向けて、うっとりしながら言うので、

    「と言うことは、ロペスさまとは……

   まさか、まさか性転換できるの? と考えたことが

 伝わったのか、シーナッツ殿下が、

 「はい、貴方の思ってる通り、女性にもなれますから……

   私のお姉ちゃんのライバル? 確認しないといけない

    「行為とか?」

 頬を染める男性は、「そろそろ行かない? 漁港に!」

  エルタンス殿下たちが、先程の青年の所で話し合っているのを

 見ながら言うので、

  「タツミ! 剣をもっと見たい! アケミ師匠の剣は……

 ジャクトル殿下が剣を眺めながら言うので、

   「漁港で見ろよ! ロットたちと朝食を取るんだから!!」

 男性が叫ぶので、男性陣が此方に歩き出したので、

  「君たちも、一緒に朝食を取らないか?」

 キューイル殿下と腕を組んでいる男性が言うので、

 「本気か? 敵対していた俺の腕を治すのも理解不能なのに」

 戸惑うオークに、

  「腕を斬られた時に、負けを認めただろう」

 見ていたの? その時は居なかったわよねと思っていると、

   「見ていたのか?」

オークが男性に問いただすと、

 「ロットが1人で歩いてる後ろから、騎士が気づかれずに

   付いて来ていたので、合流して見ていた」

 オークは更に、

  「王子だろ? 1人は……

 男性の隣に来た青年を見ながら、

   「何かあっても対処できるし……

 男性は、更に青年を見つめて、

  「良い出会いがあるかもって?」

    エッとなる青年に、

 「サヴェンコフから、女性を紹介してほしいって!」

男性が言うと、エルタンス殿下たちは笑っていて、

 「姉上……いらないことを!!」

   怒って言う青年を見てから、エルタンス殿下が私に、

 「マリエール! 付き合って見ないか?」

   真面目な顔で言うので、

   「人族ですよね」

 親戚一同に何を言われるか分かっているのですかを含めて言うと、

  「そ、そんなつもりで、助けたわ、わけじゃ!!」

 慌てて青年が言うので、

    「それに、子など……

 戸惑っている青年を見て、一緒になるのも良いかなぁと思って言った言葉に、

  私は何を言ってるのと赤面しながら、

   「い、いくら殿下の頼みでも!!!……

慌てて拒否の言葉を言ったけど、

 「助けてもらったでしょ! 戴冠式までは?」

エルタンス殿下が優しく言うけど、

      戴冠式って誰のと思っていると、

 「人族の王の催しに出るのか?」

オークが聞いてくるので、

   「兄上は出る! 僕は見学だけど……

  エルタンス殿下が言うと、

   「優勝して、此の国を貰う気か?」

 「どうだろうね、天の勇者、ダルザニア、君のような強者もいる

   連戦になるから、最強の勇者と戦う前に敗北だろうね」

ファインダーロペス殿下が出れば圧倒的なはずで、

 敗北などないと思うけど、キューイル殿下に圧倒的に負けたから、

  エルタンス殿下の言った言葉も少しは在るかもと、オークを

   見ながら考えていると、

 「最強? 最弱じゃないのか?」

オークが言うので、人族対魔族のゲームに出たミューブル王国の最強勇者は

 死んだはずで、最初に召喚した最弱の勇者は行方不明だけど、

  ミューブル王国の何処かには居るはずねと思っていると、

   「僕たちのお嫁さんは、此の国の勇者だけど」

 その言葉に、オークがエルタンス殿下へ眼光鋭く見ながら、

  「そういえば、婚約破棄だったな……

 ファインダーロペス殿下とエルタンス殿下以外は

突然の婚約破棄で、王女たちは女性に走ったとか、王子たちは

 婚約者以上の女性と会ったから別れると言って

  婚約者と婚約者の両親と揉めていたと聞いている。

その揉めた原因が、目の前の男性で、ちょっと待って!

 この男性に、全員が嫁いだのって、お姉ちゃん!!

  どうするのと頭の中がパニックになって来ていて、

 「僕と兄上は、婚約破棄させてくれなかったけど」

エルタンス殿下が言うので、そうよ! お姉ちゃんは婚約破棄もなく

 3月に結婚式を挙げるんだから!!

  でもさぁ、人族が入るのって、いくら女性になれると言っても

 お姉ちゃんたちが受け入れるのかなぁと、青年を見ながら

  考えていると、

   「殿下が急に離れたのは……

 オークがエルタンス殿下に尋ねると、

  「僕たちのお嫁さんの奴隷魔法さ!!」

 嘘でしょ、奴隷魔法は闇魔法でも上位で、扱えるものは

ほとんどいないはず。召喚の時にスキルで得られれば在りうるけど、

  「これ以上聞きたかったら、ロッドの騎士団に入ってもらうかな」

 突然言い出すエルタンス殿下に、

 「なぁ!? 人族の騎士団にだど!!」

魔族が人族の騎士団に入るなんて、末代までの恥だわねぇと

 青年を見ながら思っていると、

   「そこで、騎士団長になって、腕を振るえば良い!!」

 エルタンス殿下は、人族の騎士団に入ることを勧めて来るので、

  「友人とか、戦えって言うのか?」

 オークが言うので、

  「大陸の王に成りたいといった君が、友人と戦うのも

    分かっていると思ったが?」

 「人族の騎士団に入ってじゃねぇ!!!」

 そうよね、大陸を制覇するために、ミューブル王国を乗っ取るんだから、

  オークが嫌がるのは分かる。青年を見ていながら考えていたから、

青年が私をチラッと見るので顔を背けていると、

 「俺たちのタツミに勝てるか?」

クルードット殿下がオークを見ながら言うので、オークは

 胸にかけて両端の三つ編みが垂れているマイティム殿下が、

男性にベッタリくっ付いてるのを見ながら、

 「勝てねえなぁ……

 そうよね、勝てないわねと、青年が男性を見ているので、青年を

  チラッと見ながら思っていると、

   「大陸の支配は無理でも、騎士団の団長です!

     魔族の大陸は3つに分かれますが、ロットの所とは

      此処もですが、争うことはありませんよ!」  

 エルタンス殿下が言うので、

  「友人と戦わないのは良いが、なぜだ?」

 オークが聞くので、青年もオークとエルタンス殿下を見ていて、

  「ロットの姉上の旦那さんが出て来ると困ります。

    それに、友好国が人族側に在っても良いと思いますので、

     船の往来も楽ですし……

 確かに、エルタンス殿下が言う通り、人族の大陸に侵攻する為の

拠点として考えるなら、友好国は必要だわねと思っていると、

 「奴隷国を作るってことか? 其処を俺が団長で仕切ると?」

オークが言うと、青年が、

 「対等だ! もし、そうするなら戦う!!」

   青年が力強く言うので、

    「しませんよ! 兄上の妻になる方の妹君が嫁ぐんですよ!

      もし、したら、タツミが怒りますので……

 王女たちと話している男性を見ながら、エルタンス殿下が言うので、

  「魔王の息子が、人族の尻に惹かれている! 面白い!!」

 オークは立ち上がり青年を見ながら、

  「寝てるときは気を付けろよ! フン!!」

 「私を倒したら、王に成っても良い!!」

   「ほぉ、お前の妻を取って、裏から此奴(魔王の息子たち)らを操るが良いか?」

 「お前に負けた時は、妻を頼む! エルたちは無理だと思うけど」

   青年が言うとオークは高笑いしてから、

    「子分たちも良いか」

 青年がオークの子分を見た後に頷いたので、オークは手を出して、

青年も手を出して握手をしているのは良いのよ!

 「ちょっと! 私は妻になるなんて言ってないし、勝手に進めないで!!」

 大声で言うと、

  「助けられて、惚れませんか?」

 エルタンス殿下が聞くけど、

 「感謝はするけど、安い女じゃないわ、子なんて出来ないでしょ?」

 赤面しながら言う私に、

  「人族と魔族じゃ、無理だな」

 オークが言うので、

    「この街では出来ますよ、父上と神ソラスが出会い、

      愛した結晶がキューイルです」

 エルダンス殿下が言うので、エッとなる私とオークに、

  「ま、まさか! で、でもよ! 相手が神だからだろ?」

 オークは震え声で言うと、

    「この街には、種族を越えて出来るそうです。

      神ソラスが自分たちだけって言うのがいけないだろうと……

 困った感じで言うエルタンス殿下を見ながら、確かに此の街のダブルは

成長が早く、力も通常の魔族に比べて高く、ミューブル王国に就いた場合

脅威になるとは聞いたことがある。

 けど、ニコール卿が魔王に忠誠を誓っていて、裏切る可能性が低いので、

ミューブル王国に流れることは無いと言うのが一般的である。

 「ロットの国も同じように……

エルタンス殿下が青年を見ながら言うので、

   「それじゃ、俺が人族を娶って……

 オークが周りに居る人族の女性を見ながら言うので、

 「そうですね、強い子が産まれますが、育て方でしょうね」

   エルタンス殿下がオークと同じように周りを見ながら言うと、

    「最終的には、孫が、ひ孫がミューブル王国より

      強い国を作ることを望みます!!」

 青年が私を見ながら言うので、

  「見ないでくれる! 私は貴方のことなど何とも思ってないから」

 青年から目を背けて言うと、

  「私も、助けた素敵な女性としか見ていません!」

 青年に言われて、

   「今から、何処に行くの?」

 歩き出している男性たちを見ながら言うと、

     「漁港です! 朝食を食べに」

 青年が言うので、私は青年の左側に寄り添うと、

  青年が腕を組んできて、私と青年はフッと笑ってから、

   「あなた方は、私の騎士なので!!」

 青年がオークに言うと、

  「お言葉に甘えて行くか!?」

 オークはオークの子分たちに確認をした後に、

  男性たちの後を付いて行くように動き出して、私たちも動き出して、

 如何してこうなったのかしら、まぁ、戴冠式までに振ればいいのよ!

相手は人族、親族やお姉ちゃんが許さないから、会ったら速攻で

殺されるわね。でも、殿下たちが薦めたんだから……

  「どうかしましたか?」

 「朝一で1人で街に出たら、バカな男に会ったなぁって……

   「そうですね、私も此処に昨日着いて、エルたちに一緒にどうって

     言われて、朝一で街を1人で見たかったので、

      街に1人で出たら……

 「出たら?」

   「子供が、大人に虐められてる所に出くわすとは……

 クスクス笑った後に、青年に寄り添って、

  「助けたんだから、面倒見てね!!」

 立ち止まって、青年に向けて目を閉じて……

   

  「名前聞いてなかったわね」

    「私もです」

  再びキスを交わして、漁港に向けて歩き出しました。



 漁港の門を潜り、今日も立派な角を誇らしげに見せるタトーラムに

  「活気があるねぇ!!」

 漁船も港に着いて、魚などの荷揚げを行っているのを見ながら言うと、

   「キューイル殿下だけと思ったら……

  俺の左右や後ろに居るキューイルたちを見ながら言うので、

全員と結婚してることを知っているのに、毎回、会うたびに聞かれて、

 最初は、全員を好きになったからとか答えていたけど、

さすがに答えるのも疲れたから、

 「ノーコメント!」

   そっけなく言って、食事用のテントに向けて歩き出すと、

 「どうなのじゃ? 「どうですか? 等とキューイル、ナーナナに

言われて、

 「全員が好きだって言ってくれる! 

   それに答えるために頑張るさ! 愛され続けるために!!」

 後ろから、オーク族のバードン、ファインダーロペスの

婚約者の妹のマリエールたちが、恥ずかしげもなく言えるなと

目線が痛いけど、俺の背中に乗る男装好きのミルティーが、

 「僕は?」

   耳もとで言うので、少し感じながら、

    「2人とも同じさ」

 馬族のフローベールも含めて言うと、

  ミルティーが俺の耳を軽く噛んで来るので、

   「夜にね……

 「ダメ!!」

   言い出すので、第3王子のレコックがミルティーを剥がそうと

  すると、嫌だぁと駄々をこねるので、

   「別れるか……

 呟くと、素直に離れて、「捨てないでぇ……

  目を潤まして言うので、「捨てないよ……

   軽くキスをする行為を、周りは此処でやるな、見せるなと言う

 想いが伝わり、愛人ですが、妻と思ってますので、ミルティーと

キスして悪いかとイラ立っていると、レコックが俺を御姫様抱っこして、

  「気にしても始まらない! 行こうか?」

 優しく言うので、俺は頷いて、レコックに御姫様抱っこされたまま、

此の場をそそくさと去って行き、今日の朝食の準備している

   卓たちが居る場所に到着した。


  「早いな! 飯は今から焚くけど?」

 木箱から魚を片手で持ち上げて、まな板の上に魚を乗せながら卓が言うので、

  「風雲竜巳城から歩いて来たけど、早かったか?」

 「大量で、さっき戻って来たばかりですよ! タツミさん」

 水が入ったコップをトレイからテーブルに置きながら

参四郎が言うので、

 「人数多くなったけど、大丈夫か?」

   「魔族もか? スコラプ(ホタテ)を、ロジャー頼めるか?」

  ロジャーが飯盒に米を入れながら、

  「何人だ?」

    卓がテーブル椅子に座った者たちを見渡してから、

    「オークと、子分と、ロットの恋人? 

      20人くらいだ!!」

 「多いな! 見ててくれ!!」

   大根を桂向きにしているクラットに言うと、

    「護衛隊長なんですが……

 嫌そうに言うクラットに、

   「交渉事は、お前には無理だ!!」

  ゆったり系の2ピースの服を着ている

 スタンテッド王国の王、

  グレック・サイロン・ホットン・レイ・スタンテッドが、

 椅子に座りながら言うので、

   「分かりました! 飯盒が足りないので、

     借りてきます!!」

 作業を中止して、貸屋にクラットは向かい出したのを見ながら、

  「タツミさま、すみませんが、お金を……

 ロジャーが俺に言うので、余分は持って来てないかと思い、

皮袋から金貨を数枚出してロジャーに手渡し、ロジャーは

金貨を手にしっかり持って、荷揚げ場に歩き出して行った。

  

 「此方から会食を頼んだのに、すまないな」

 スタンテッド王が、すまなそうに言うので、

   「ダーリンは金持ちじゃ! お金を持つものが無い者を 

     助けるのは、普通じゃ!!」

 キューイルが言いますが、無限にあるわけじゃないので、

軽く言わないでほしいなぁと思っていると、 

 「王子たちより持ってるって聞くけど、出所が知りたいですね」

   参四郎が、ホタテのバター醤油焼きが乗った皿をテーブルに

  置きながら言うと、

   「魔王と会談した時に聞いたが、我が国の国家予算以上だと……

 スタンテッド王に、何を言ってるんだ親父はと内心怒っていると、

  「召喚された時は中学2年生だろ? 勇者としての給料は

    貰っていたけどよ! 簡単に金貨なんて上げれないぜ!!」

 卓がマクロを捌きながら言うので、

  「上で冒険者家業! 使わないから溜まるだけ!!」

 右手人差し指を天に上げて言うと、全員が上を向いてから、

   「この前、プールに行ったが、ものすごく使わなかったか?」

 クルードットが言うので、

  「そんなことないよな! ラーシカな!!」

 髪の右側に花柄の髪飾り付けている顔を傾けながら、

    「宝石とか、首飾りとか、服など買いましたけど……

ほぉっと卓たちの目線が痛いので、

 「北条よりは使っていないから」

   反論していると、「上とか何の話です?」

 マリエールが聞いてくるので、

  「神ソラス、君たちの神ゾウラストが住む世界だよ!

    私も娘から鎧並みの服を貰ったよ! 家族分!!」

北条が渡した御土産のことを言うスタンテッド王を見ながら、

 「人族の王様! 何の話です!!?」

   信じて貰えないかと思いながら、冷めない内に、

    「先に、いただきます!!」

 告げて、箸でホタテの貝柱を摘まんで口に行こうとすると、

  「アァァンなのじゃ!!」

 キューイルが口を開けて待っているので、

    「屋敷じゃないから……

 キューイルは首を横に振るので、仕方が無いなと思いながら、

  口に入れてあげると、残りのナーナナ達がジャンケンをし出して

   その逆を、俺は22人分入れないといけないので、

    海鮮丼に行くまでに、俺の腹の限界が来ると思いながらいると、

 先程、買い出しに行っていたロジャーが戻って来て、

     バードンたち分のホタテを捌き出していると、

  突然、海上に姿を現した者に驚くマリエールに気が付いて、

   「ドラゴン? ロボットか?」

 卓が捌くのを止めて言うと、

  「この前! 模擬戦で我々に勝ったセント・ギアですよ!」

 悔しさを交えた声で言うエルタンスに、

  「形が……

 参四郎が呟く間にフェイスが降りると、龍形態から人型に

  変形して、融合していたタックトップが姿を現して、

   俺に対して跪いてから、

 「タツミ王太子さま! フェイスを無事に届けに参りました」

   「竜巳で!」

 「いえ! 我が神ゾウラスト様の御子女キューイル様を娶った方です。

   そして、魔王陛下の御子息、御子女を娶った方です。

    王太子以外に何と言えましょうか?」

 固いなぁと思っていると、

  「ロペスさま、あの者は何を言ってるんですか?」

 別のテーブルの方に座ったフェイスに聞くマリエールに、

  「さっきも言ったが、タツミが次期魔王だから……

 「真面目にですか?」

   言い終わった後に、ホタテを貝殻ごと食いだすマリエールに、

    「そう、タツミ以外を見向きもしなくったから

      婚約破棄をしたが……

 フェイスの言葉を聞きながら、ガチャガチャと食うマリエールの歯は

丈夫だなと思っていると、

  「あのゴーレムが何処のだ!!?」

 バードンが大声で言うので、

  「ミューブル王国の秘密兵器、あれ1つで世界を獲れる物だ!

    コンピーコム王国には同盟国として渡っているのに、

     我が国にはない! 卓よ! 勇者に復活したければ、

      武闘大会に出て、最強の勇者に勝ち、セント・ギアを

       我が国に!!」

 スタンテッド王が言うと速攻で、

  「勝てませんから……

 卓が言うと、

    「噂では、最弱の勇者が最後の相手と、此の街に来た魔族たちが

      言っていたではないか!!」

  大げさに言うスタンテッド王に、

   「知っていて言うんでしょう……

 卓はキューイルを見ながら言うので、

  「告知には最強勇者と書いてあるのに、なぜか失格勇者と

    噂がな……」

 スタンテッド王が言うと、

  「人族の王よ! あのゴーレムは俺が貰う!!

    ロットは出ない、ロペスは女に弱い!

     俺の相手ではない! 最弱の勇者よ!

      もうお前の負けだ!!! ワハハハァァアアア!!!!」

 バードンが高笑うと、キューイルが、

  「やるのだ! フェイス兄を愚弄した者よ!!」

    「ほぉ、手加減して勝ったからと俺にか、カカカカ!!!」

 今この場に居るバードンの子分以外は、バードン終わったなと思いながら、

  「レベル120で、最強の勇者です。テントの外で……

 俺が言うと、「王太子さま、私は見回りに」

  タックトップが告げた後に、セント・ギアと融合して

   去って行った姿を見ながら、

 「止めるのが嫌で、逃げたな」

    「……レベル120って、マジか?」

 冷や汗を掻いているバードンが言うので、

  「勇者に復活する条件としては良いだろう、タクよ!!」

 スタンテッド王が卓に向けて言うので、

    「100%勝てませんから、陛下の命でも聞きません」

 断りの言葉を言うので、ロジャーは、お前らはと自国の兵に聞くが、

全員が無理と言うので、

  「王太子で良いかしら、貴方のレベルは?」

 ロットに心配されながらマリエールが聞いてくるので、

  「85! 竜巳で良いよ!!」

 「ねぇ、ホント? 闇魔法を使うだけでも……

ロットに語り掛けるマリエールに、

   「ホントだよ! それに……

 ロットは俺を相手にしたくないような顔をして、

  「王女殿下たちと融合して、更に狂戦士になる……

 その言葉を聞いて、卓たちも同じ感じで俺を見ている。

    「魔王が亡くなった後の戦力を早急に考えないとな」

  スタンテッド王が冷淡に話すと、

 「僕たちは平和な日本に帰りますので……

   参四郎が、マグロの天ぷらと野菜が乗った皿を

    テーブルに置きながら言うと

 「その為の同盟でしょ!」

   俺が語気を強めて言うので、

    「次期魔王が我が国と同盟とな?」

 負けじとスタンテッド王が言うので、

  「北条と主が同じ、敵対する理由が無い……

 王の威厳のスキルを発動させながら言ってるので、

  マリエールはロットに身を寄せていて、ロットは俺の言葉に

   負けないと言う顔で俺を見ている。

 「だが、俺の愛する者を侮辱する者は許さない!

   例え、フェイスの婚約者の父親でもな!!」

 マリエールは驚いたような顔をしている。

   本当は、モルモーラが父親たちを殺したが、

    恨まれるなら俺で良いだろうと話の流れで言うと、

  「父を……

 俺を睨んで言って来るが、

   「タツミの言う通りだ! 君のことを侮辱する奴なら、

     親でも倒す!」

 「ロット! さっき出会ったばかりで……

目から涙が流れているマリエールに、

   「一目ぼれさ! 君が魔族でも構わない!!」

 「殿下! 良いのですか?」

セイクリッドが確認の為にロットに問いただすと、

   「国を捨てて、此処に留まった、お前らが言うことではない!」

 「魔族に、勝つ為に……

セイクリッドが此処にいる理由を言うが、嘘である。

 ミューブル王国に残った理由は、北条を越えたい為である。

  それに、強き者の近くに居られると言う喜びも理由の1つである。

   「どちらに就く?」

 ロットがセイクリッドたちを見渡して、ロットか国かと聞くので、

 「食事がまずくなるから、向こうで!!」

   ロットの要請で帰ることになってるのに、

    揉めるなよと言う感じで言うと

「タツミ! 分かるか!! 魔族が后だぞ!!」

  普通なら国中が大騒ぎになるくらいのことなのは分かるが、

  「それを俺に聞くのか?」

フェイスたちの后になる為の修羅場へ昼から行く俺に

 聞くなと思いながら言うと、

    「人族なのに、魔族の所に嫁ぐだろ!!」

   セイクリッドは熱く叫ぶので、 

 「フェイスの婚約者たちは嫌がるだろうな」

 神の眷属のことは言う気はないので言うと、

   「そうだろ!!」

 マリエールも頷いていて、

  「だがな、好きな気持ちは誰にも負ける気はない!」

 俺の言葉を受けて、ロットがマリエールを

   国よりもと言う感じで見ている。

 「だったらどうする?」

   これは最終手段だけど、

    「簡単だ! 俺の僕にすればいい!!」

ニヤッとするセイクリッドが、

 「奴隷魔法が使えるんだったな……

マリエールは驚いた後に、ロットに詳しく聞いている。

 どうも、色々あり過ぎて忘れているようだなと

  マリエールをチラッと見ながら、

「使うと言っても、俺が居ても良いと言うレベルだけど……

  イエスマンなんて嫌いだからと付け加えるように言うと、

「殿下は、マリエールと相思相愛! 国は反対するだろうな」

  まぁ、何かあるたびに、俺たちを無視してキスをしているから

 相思相愛と言えなくもないけどなぁと苦笑いしながら、

まったく、

 「どうせ、フェイスの義理の妹になる!

       国を乗っ取るなら、手を貸す!!」

 「殿下!」

 セイクリッドがヤッタァァと言う顔をするので、

  最初っから奴隷魔法でと言えば良いのに、

   回りくどく言うなと思いながら、ため息をしていると、

   「その時は、頼む!!」

ロットが俺に感謝の気持ちを言ってから、マリエールと

 見つめ合って、何回目かのキスをしている。

  「文章にしなくて良いのか?」

 スタンテッド王が聞いてくるので、

  「必要ないだろ、エル?」

 マグロの天ぷらをレタスに包んで食っているエルタンスに

  尋ねると、

   「えぇ、義理の妹が嫁ぐところです。

     契約書などなくても、危機と思えばタツミは行くでしょ?」

 当たり前だと言う顔で頷く俺に、

  「あの、嫁ぐのは良いんですが、お姉さまやお母さまに……

 まぁ、そうだねと思いながら、

  「親子の縁を切られても、妹として見るよ!!」

 俺が言うと、ロットを見ながら少し考えた後に、

   「今日、出会ったばかりで……

 「そうだよ! タツミ!!」

   こいつら、何回も俺たちの目の前でキスしまくりのくせにと

 キューイルもジト目で見ていて、

  「お前ら! 片思いの女の子をツカサに取られたんだぞ!!

    俺の前でキスしまくりの奴が、何を言うんだぁぁああああ!!!!」

 卓が解体したマグロの背骨をロットたちに投げるので、

  俺たちは、まぐろの天ぷらが乗った皿を持ちながら逃げて行き、

    「俺だって! 勇者だぞ!!!」

 卓が暴れ出したので、俺が精神安定の魔法を掛けたり、

スタンテッド王に見届け人となってもらい、ロットとマリエールに

 結婚しろと全員で告げたりして、ドタバタの会食となりました。

  

 そして、

 「挨拶だよね……

   「そう、挨拶!……

 まだ言うかと、最終手段で、

  「本音、言え!!」

 「サイショ、ミテ、ヒトメボレ……

「ワタシノ、コノミ、ステキナカタ、ミモ、ココロモ、アゲレルカタ」

 奴隷解除をすると、2人とも赤面していて、

  「何か言うことは無いのか?」

 キューイルが言うと、

   「「 結婚します 」」

 2人が告げてから、誓いのキスとか言わずとも

キスをしている光景に、

  「屋敷に部屋を用意するから、

    今後のことを2人で話し合え!!」

 俺が言うと、頷く2人に、

  「俺が、キューピット……」

  せっかくまとまったのに、また振り出しになるような発言を

 バードンが言い出すので、速攻で眠ってもらった。

   今日の昼からの戦いも、簡単に事が運ばないなと

    晴れわたった空を見ながら思うのであった。





 クチナも息子の目の前では……

 用意された部屋には、男の娘セットが置かれていて、

 昔、無理やりに付けられて外を歩いたら、屋台とかで

 オマケくれたりして男よりいいとか思ったな

 まぁ、最後に

おい、開けるぞ!!

 あ、待て、開けるな!!

進次郎……

 あの、これは、その……

  女装できなくって、悶々していたね

 クチナ……

次回

 112話 また、え、何人目?……


 何か言うことは

ええっと、知らぬ間に……

 何が決定打だったのかね?

さぁ、心当たりは……

 学園でもモテてる感じだね

振ってますが、数か月たつと……

 ルックスは君より良いと思うのだが……

歌うときは、ときめいているね

 歌う時だけ?

何時でもどこでも、ファンが多いよね!!

 恋人になって下さいと言われたことが無い

嘘だろ! モテるだろ宇都宮は!

 フン! お前に、ラブレターを渡してくださいとね

そう、スキルで、魅惑、魅了を持ってないんだけど……

 つかさ君、今度ライブやるんだけど……

分かった! 115人分買うよ!!



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