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旧アケミと共に異世界アドベンチャー……  作者: ウッドスチール
第3章 人と人の繋がりを……

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109話 なぜ、お前が居る?……

 大広場を越えて人が並んでいる建物に来ると、

商人、貴族、魔族、他の国の騎士、行商などが俺たちを見ながら

 呟いている。

  「商品は十分あります! 予約での方は並ばずに、

    左側の扉から!!……

 お店の従業員が叫んでいるので、

  「3時をまわっても、こんだけ並ぶのか?」

 「凄いですな! それだけ武器が良いのでしょう」

   アルテイラと話しながら、列の最後尾に並ぼうとすると、

 『おい! 坊主! お前の剣を見せろ!!」

   態度の悪い高慢な男が言うので、無視して行こうすると、

 俺の肩に手を置こうとするので、振り払うように動いて、

  「人に頼む対度か! 人族の商人は最悪だな!!」

 啖呵を切るが、

  「獣族の勇者だな……

 ダルザニア、アルテイラを見渡してから、

  「ミューブル王に獣族側の親書を届けに来た者です」

 アルテイラがフードを捲って顔を見せながら言うので、

  「特使か! で、お前の剣は?」

 態度の悪い男が俺の剣を見ながら言うので、並んでいる者たちも

俺に注目していて、

 「見せる必要はない!!」

   無視して行こうとすると、

    「旦那様! 入場は30番目で……

 態度の悪い男の従者か付き人が近づいて言うので、

  「くじ運の悪い! お前は首だ!!」

 整理券の番号で、建物に入る順番を決めるんだなと思うが、

入る順番が悪いだけで首かと呆れていると、

 「だ、旦那様……

   両膝を地面に置いて縋るように言う言葉に、

    「新製品を見る時間を他に取られるんだぞ!!」

 さっさと行けと手で払うように指示して、立ち上がりトボトボと此の場から

離れて行った。俺にはどうすることは出来ないので見送るしか出来なかった。

  俺の方に振り向いた態度の悪い男は、

 「剣を見せろ! お前ら獣族が持てるような剣じゃないだろ!!」

   此処まで来ると、斬りたい衝動になるが、

 「私どもの連れの剣は、此の国の王から贈られた物。

              貴方に見せる理由はありません」

 アルテイラが丁寧に言うと、

  「トカゲが! 此の国の王からなら、俺に見せる権利がある!!」

 何言ってるの此奴と思いながら、

  「ミューブル王とは……?」

 アルテイラが聞くと、

  「コンピーコム王国とは裏同盟をしている。

    同盟を結んだ時に、私に全ての物を見せる権利が与えられた」

 周りには、同盟国じゃない国の者も居るようで驚いているが、

バレようが俺には関係ない。ただ全ての物を見せると言うことは

嘘のような感じなので、

 「俺は獣族の勇者だ! もう俺の物で此の国の物じゃない!!」

   啖呵を切ると。鼻で笑われて、

 「お前は、ミューブル王国の王都に居る!」

   まあ、そうだな、納得する。首は縦には振らないが……

    「この国にいる以上、俺に見せる権利がある!!」

 そうくるかと呆れて、

  「伝家の宝刀を出すわ」

 ダルザニア、アルテイラも分からない感じで俺を見ていて、

宮殿から出る前に明美から貰った皮袋から

  スマートフォン(明美から貰った神界製)を出して、

   「もしもし、王様か?」

 俺の行動に驚く周りにいる者たちは俺を凝視してして、

  「俺の剣を、

    同盟国の奴が見せろって言うんだが、

           見せなちゃいけないか?」

 態度の悪い男を見ながら話すと、

  「お前って名は?」

 「私は、ロバート・レイモンド・ド・アイアンです」

   どうやら、俺の話し相手がミューブル王(明美)と

 魔道具の件で話していると察して、

  態度の悪い男が丁寧な言葉になってるのでクスッと笑うと、

  「私に代わってくれませんか?」

 態度の悪い男が言い出すので、

 「どうする……

   『コウジの剣を取ったから……

 代わってくれないのかと

  不安になる態度の悪い男の様子を見ながら、

    明美の話を頷きながら聞いて、

      スマートフォンの通話を切って、

  「やって良いそうだ!」

 俺は鞘に入ってる天王剣のグリップを右手で握ると、

  「ど、同盟は……

 汗が額から流れ落ちる態度の悪い男に、

   「破棄で良いそうだ!……

 周りも、まさか此処でミューブル王が斬れと言うとは思わなかった感じで

俺たちを見ていて、

  「偽の王と連絡をして……

 及び腰で言う態度の悪い男に、

  「死んでも転生されずに、武鍛界(ブタンカイ)で、500年修行しろってさ!」

 「なんだ……何を……

   態度の悪い男が困惑し、周りも困惑しているが、

    「王の師匠に紹介状を書かさせるから……

 「な、なにを……

   俺は態度の悪い男を見据えて、

 「良かったな! 武器商人だろ? 天国で500年も武器が作れて……

   鞘から天王剣を抜こうとすると、

 「ま、また、今度見るからな!!」

   逃げセリフを言ってから、建物の方に逃げて行った。

 それを見ながら、

  「死ぬのは怖いか!?」

 「せっかくのチャンスを無駄にしましたな」

 アルテイラが言うので、

    「チャンスなのか?」 

 俺の天王剣を見ながら、

  「この世で見えない剣を見たり、制作できるのですから……

 なるほどと思いながら、俺とアルテイラが列の最後尾に行こうとすると、

ダルザニアが、先程、態度の悪い男から首を言い渡された男の所に赴いて、

 何か話をしてから、首になった男は笑顔を見せて、ダルザニアに御礼をして

立ち去って行った。

 ダルザニアが俺たちの所に戻って来て、首になった男のことで聞くと、

明美がダルザニアに念話で詳しく聞いて、宮殿で働けるようにするから

首になった男を宮殿に来るように言ったそうだ。

 「面倒見のいい奴!」

   俺は笑って言うと、

    「会計などが出来るらしく、事務処理をさせたいと……

 「ステータスを遠方から?」

   ダルザニアの話を聞いて、疑問に思ったアルテイラが言うと、

 「さぁ? 俺は見ることはできないから……

  右手のひらを上に見せながら言うダルザニアに、

   「運気は強いとはありましたから……

 「それで、入る順番のクジ引きをさせていたわけか?」

 俺が呆れた感じで言うと、

   「たぶん、毎回1番だったのでは?」

 アルテイラも憶測で言って笑っている。

まあ、1回できなかったくらいで、首とは凄い世界だなと思いながら、

  列の最後尾に並ぶと、

武器屋の店員が俺たちの所に来て、

 「今日は、15時からの開店で、

      整理券は明日のになりますが、並んで受け取りますか?」

 俺たちに聞いてくるので、この列がそうなのかと驚いていると、

  「なぜ! 15時からなのですかな?」

 アルテイラが店員に聞くと、

「最初は昼でしたが、商業ギルドから15時にするように言われまして……

  「なぜですか?」

 「今日分の品は並び終えて、10時からでも出来たんですが……

   「商業ギルドが、貴方の御店の開店時間を決められるのですか?」

 「ここだけの話ですが……

   俺たちは店員と共に少し列から離れて、

    「お店は表向きは個人が経営となっていますが、

      商業ギルドのマスターと王様がオーナーで……

 それを聞いて、明美が時間をずらしたなと分かったが、

武器を買いに行けと言ったが、今日、買えないんですけどと悩んでいると、

  「そこに居るのは、獣族の勇者様か?」

 その声に振り向くと、天の勇者こと光悦とローブを着ている女性、

出来ると思わせる男、弱いと思うが……

 周りは、「死んだはず…… 「嘘だったのか?……

  「天の勇者…… 「戻って……

 名前を言うとヤバそうなので、

  「よう! デートか?」

 俺に近づいて、「護衛だ!」

  「顔とか隠さないのか?」

 あぁ、っと光悦か言ってから、

  「この国を出る時に忘れるから……

 俺たちは顔を見合してから、

   「誰が?」

  勇者で記憶操作できる奴はいないし、明美がするのかと

 考えていると、

  「お前って、グラビアアイドルしてる男知ってるか?」

 竜巳のことだと直ぐ分かったが、俺は知らない! 

  「漫画とかならあるな! デュオで片方が男だったとか」

    「そんなのあるのか? アイドル歌手じゃない!」

 母さんが持っている漫画を無理やり読まされて、

  姉貴と共に、アニメの声優のようにアフレコをやらされる。

 「つぶれ餡饅とか知ってるか?」

   「潰して食うのか?」

 知らなくって当たり前かって、まだ連載は続いている。

  「漫画って読まないの?」

 「兄貴や姉貴が買ったのは読むけど、

   宿題や塾で、読む暇なんて、ほとんどなかったよ」

 詰まらない人生送ってるなぁと、哀れんだ瞳で光悦を見ながら、

そう言えば俺も同じだ! 

 宿題! 塾! やらなくて、行かなくって良いの! 

  此のキャラの仕草、声のトーンを覚えなさい! 

 今度の大会は、零ちゃんも一緒よ! 輝太が此のキャラで、

  母さん! 女性キャラだけど? 男性だから……

 光悦みたいなのが普通なんだよなっと涙が出そうになる。

  「ええっと、此処で何ををしてるんですか? テルタさん」

 ローブを着ている女性が言うので、

  「武器を買いに、今日は無理みたいだけど!」

 「武器を?……

   俺の腰から下げている天王剣が入った鞘を見つめて言うので、

 「ダルザニア……俺の名前、何で知ってるの?」

   ローブに繋がっているフードを捲り上げて俺に向けて、

    「昨日、会いましたよね?」

 ムスっとして見る少女に、

  「会ったか?」

 ダルザニアに聞くと、「アキヒトと戦っていて……

  アルテイラは、「先程のクチナ殿の友達の方の場所で!」

 「覚えてました!」

   アルテイラに向けて笑顔で言う少女に、

 「いろいろあって、覚えてないよ」

   俺の言葉にムスッとしている少女に、

 「アーシー! 来たのか?」

   青年が問うので、

    「はい! お兄さま、お店には?」

 少女に紙を見せて、「70番だ! 閉店間際だが……

  「武闘大会まで時間がありませんから……

 「1時間は伸ばしてくれるらしい……

 言いながら、俺の天王剣をチラチラ見る青年に、

   「ミューブル王から貰った剣だ! 見たければ死を覚悟しろよ!」

 俺を凝視して、

  「魔王から贈られたのか?」

 「まぁ、そうだな……

   光悦たち3人は顔を見渡してから、

    「勇者! 巡回があるから……

 光悦が言うと、3人は離れて行く時に、

  「恋人と仲良くな!」

    長身の男が言うので、青年と少女を見ながら、

    「恋人なのか?」

 呆れた感じで、「お兄さまと言いましたが!!」

  頬を膨らまして言う少女に、

   「知り合いに、恋人を御兄さまと言ってる奴がいるから」

 フフッと笑ってから、「面白い人ですね」

  「……そうか」

    アルテイラに顔を向けると、さぁっと首を傾げるので、

 「良い武器が買えると良いな」

   俺たちは、明日の整理券を貰うために列に行こうとすると

 「剣があるのに買うものがあるのか?」

   青年が俺の天王剣を見ながら言うので、

 「少女にも言ったが、ダルザニアの武器を買いにだ!!」

   ダルザニアの方を見た青年は、改めて、

 「獣族最強の男か! 皇帝から貰えばいいだろうに」

   「戻る間に必要だろ! 格闘家じゃないから」

 そうかと青年は頷き、

  「アーシー行こうか?」

 青年の言葉に反して、

  「テルタさん、一緒に御店に?」

 聞いてくるので、青年は驚き、俺も驚いて、

    「別に慌てていないから……

 アルテイラが割り込んで、

  「あなた方が宜しければ、御一緒させて下さい!!」

 おいっと思いながら、少女を見ると、

  「えぇ、獣族最強の方が、どんな武器を買うか興味がありますから」

 少女が俺を見ながら、微笑んで言うので、

  「……俺の顔に何かついてるか?」

 「目と口と鼻がついてますね」

   クスッと笑う少女に、

    「そうだね……

 関わらない方が良いなと思いながら、

  「良いか? 一緒に武器屋に?」

 青年に言うと、

   「その剣と同じ武器を買う! 比較はさせてもらう」

 「良いけど、多分ないと思うけどな……

   青年が動くので、俺たちも後を付いて行く。

 

 武器屋【ウエッポン・ジャック・ファーム】に入る列に並ぶために

店員に紙を見せる青年に、

 「ほとんどの方が、明日の8時に来ますので、直ぐに入店できます」

   告げるので、今日は辞退して、明日に回す方が多いと言うが、

    「この列に並ぶんだろ? 入るのに……

 入口付近まで並んでいるのを見ながら俺が言うと、

  「この方たちは、明日の入店の順番を決める抽選をしている方です」

 50人は並んでいて、

  「明日の整理券は明日配るんだろ?」

 俺が店員に聞くと、

 「ハハァ……15時に開店でしたので、100番以下の方は

   今日の順番で、それ以降の番号の方は抽選で入る順番を……

 困ったように言う店員に、

   「武器は良いのはあるか?」

 青年が言うので、

  「明日も入りますから、今日ダメでも貴方に合うものがありますよ」

 店員が微笑んで言うが、

  「此れより上は!!」

 俺の天王剣を指して言うので、店員は眉をピクピクしながら、

   「これですか? どこで?」

 周りに言えないので、耳打ちで話して、

 「えっ! ミューブル王から……

   聞いた途端に建物に入って行ってしまったので、

 他の店員が居たので、店に入って良いかと尋ねて、

   「入って良いらしいので……

 青年や、少女、ダルザニア、アルテイラを見渡して、

  「ダルザニアの武器を買いますか……

 建物の中に入って行った。


建物に入り、俺たちを見た店員が此方に来るが、来るが、

 もう1回、来るが、

  「なぜ、お前が居る?」

 クリップボードを持ちながら微笑んで、

  「ようこそ、我がウエッポン・ジャック・ファームへ」

 「名前は?」

   「アケミ・ソリュートと言います」

 ニコッと営業スマイルをする明美に、ちょっと来いと言って、

  窓際に来てから、

   「王様が何をやってるんですか?」

 「おじさまに売る武器を、私が直接渡したいから……

   それだったら、宮殿で渡せよと思いながら、

    「混んでるし、売れたんじゃ……

  「売れるわけないよ」

    「なぜ?」

 明美は微笑んでから、

  「玩具だから……

 玩具と聞いて、此処は武器屋、子供の玩具は置いていない。

  もしかして、大人の……

   「おじさま達が待ってるから……

 明美が言うので、周りを見ながら立っているダルザニアの方に戻り、

  「店員を窓の方に連れて行って、何を……

 青年が俺に目を細めて言うので、

  「金貨1枚で買える物はと聞くので……

 明美が言うと、1階のロビーにいる者たちから、

  「1枚で! 「最低でも10枚だぞ! 

    「鉄しか……

 散々に言われて、「お兄さまは……

  少女が青年に聞くと、

   「金貨20枚だが、宿代など考えると10枚……

 青年は声を小さくして言うので、良い武器が買えないことが

分かり肩を落している。

  「当店は、お客様の予算に合わして、最高の物をご提供致しますので

    当店自慢の魔族の大陸の武器エリアから見に行きましょう」

 明美が明るく言うので、青年も気を取り直して、俺たちは3階まで

階段を使って上がって行った。

 3階の廊下で、人が店員と商談する光景が彼方こちらで見られて、

  会場に入ると、先程あった態度の悪い男も新作エリアに陣取っていて

 細かく見ているようだ。

  新作を見たい者たちが、早く終われと言う感じで見ているが、

 何人かの従者か付き人と話をしていて離れる気はないなと思いながら

眺めていると、

 「お客様は、どんな武器をご所望ですか?」

 明美が青年に聞くと、青年は俺の腰を見ながら、

  「無理だと思うが……

 「3流の剣で良いんですか?」

   「3流? ミューブル王が……

 驚いて言う青年に、

  「あの王様、ガラクタを騎士たちに渡すので有名ですよ!」

 王様ってお前だろと、明美を見ていると、

  「お客さまは魔導士で、鑑定は?」

 アルテイラを見て言う明美に、

  「鑑定は出来ますが……

    「鑑定してくれ!!」

 青年が言うので、仕方なく、

  「テルタ殿の力を落す呪いの武器ですな」 

 念話で、演技してと明美が言うので、

   「嘘だろ! ミューブル王めぇ!!!」

 大声で言ったので周りに注目されてしまい、俺たちを見た

態度の悪い男が此方に来て、

 「お前の剣! 見せろ!」 

 俺に言うが、

  「呪われている駄目剣で!!」

 青年が言うので、

  「呪われている?」

 「はい、そうです。 

   手で触るだけで、半日は気力がなくなると聞いています」

 明美が態度の悪い男に言うと、

  「本当か?」

 「はい、王様が制作する物は逆効果な物が多く、鍛冶師たちも

   制作してほしくないと、陰口を言っています」

明美の顔を見ながら聞いていて、

 「制作するのか? 聞いたことが無いが……

   ミューブル王が鍛冶師のようなことをするとは噂でも出ていない。

  獣族の大陸にも伝わっていない。もし制作していて呪われた物なら

 獣族の大陸で買う人は多いだろう。蹴落としたい者に渡して

地位を上げたい者が多いから。

 「武器に魔法を加えるか……魔導士とも……

 考えこむ態度の悪い男に、

  「王様は、自分の思った物が出来たと思って渡すので、たちが悪いんです」

 「試したりとか……

   「していたら、渡さないでしょう」

 明美が言うと、そうだなと頷いた後に、

  「……謁見を申し込んで聞いてみよう」

 告げて、新作の方に戻って行った。

  

  「それでは、貴方に合う物を……

 明美に連れられて会場に入り、魔王が制作した鎧や盾、噂で聞いた

勇者を葬ったロングランスが並び、鎧もあるがオーダーメイドと

書かれている。

 最新作は天井に吊るされているボードを見ると、暗黒剣バージョン3と

書かれていて、

 「買えませんが、どんな剣ですか?」

   青年が聞くので、

 「暗黒の炎を纏うアダマンタイト製の魔剣です」

「魔族の大陸のみあると言う……

  驚いて言う青年に、

   「加工も難しく、斬り味を前より少し良くなっている剣ですが、

     ミスリルの方が良いですよ」

 俺たちに、ミスリルの剣の場所に案内して、

  「貴方に合うように調整はしますので、どれでも……

 見せられた剣は、ロングからショートまであり、形も扇形などがあり

種類も多いが、勇者が使っている剣レベルで、良質なミスリル鋼を

使用している。

 人族に売るのにもかかわらず、魔王が妥協していないことに

アルテイラは感心していた。

 青年が剣を選ぼうと吟味していると、少女が気分が悪いと言うので、

  買う予定もない俺が少女と共にバルコニーの方に出て行き、

 バルコニーから宮殿の方を眺めながら、

  「良い剣が買えそうで良かったな」

 「貴方の剣を貰えるのが良いんですが……

 気分も良くなったのか、嫌味も言えるようで、

 「呪いの剣だよ! レベル40を30に落とすけど、切れ味は良いから」

   「どんなモノが斬れるんですか?」

 まだ聞くのかと思いながら、

  「普通だよ! 貰ったばかりで、折らないようにしないと……

 俺を優しく見つめる少女が、

  「その剣を良く見たいので、国に帰る間、護衛をしてくれませんか?」

 「1週間は居るけど、大陸に戻るから……

   困ったような顔をするので、

    「この大陸に召喚された勇者じゃないから」

 少女を見ながら、諦めてくれと言う感じで言うと、

  「1週間でも良いので……

 「宮殿で寝泊まりするから無理だよ……

呪われた剣なのに、隙があれば奪いたいんだろうかと思うし、

 誰かに渡して優位に立ちたいのかな。

  「本当に呪われていたら、速攻で君にあげるけど……

 俺を睨んで、

  「店員さんとグルなんですか?」

 「今あったばかりだよ! 剣を見て、お店の武器以上が

   あれば困るからだろうな」

 俺が嘘を言っていないか見き分けるために見つめるので、

  「誰にも言わないと言うなら……

 「それほどの物なんですか?」

   俺は、「あぁ……そうだよ」

 俺に体を寄せて、

  「私の名は、アーシーリヴァです。アーシーと、あなたは?」

 「俺はテルタ……

   目を閉じて待っているアーシーから離れて、

 「剣欲しさに、体を売るような女は嫌いだよ」

   俺は会場に向けて歩き出すと、

 「露骨だったかな……

   アーシーは唇に左手の人差し指を当てて呟いたのを

 聞いて、俺は振り返り、

  「見せるくらいなら、時間があればな……

 アーシーが俺に駆け寄り、腕を組んで来たので、

    「止めてくれ! 俺には……

 上目使いで俺を見つめて、

  「私の恋人にして、その剣、貰います」

 「ならないから良いよ!」

   強引に離して、ダルザニアの所に向かった。

    

    「クチナお母さまを好きなのは、知っていますよ……


 俺の後ろから付いて来たアーシーと共に、

  剣を軽く振っている青年を見ているダルザニアに、

   「決まったのか?」

 「此奴はな……

   ロングソードのミスリルの剣を選んだのを見ながら言うので、

「で、ダルザニアは?」

  「新作の方で……

 アルテイラが言うので、新作コーナーは人だかりで、

態度の悪い男が、ずっとへばり付いているので、剣に触るのは

他の者は諦めて眺めることにしたらしく、態度の悪い男が言うことに

耳を傾けながら、隣同士で意見を言っている。

 「無理だろ?」

   「人気のない商品があるそうで…… 

 アルテイラが言うので、

  「そうなの?」

 問答していると明美が俺たちの所に着いて、青年にお釣りを

渡した後に、

 「そちらのお客様の武器を選んで行きましょうか?」

   聞いてくるので、

    「頼む!」

 ダルザニアが言うと、嬉しそうに明美は腕を組んで来たので、

  「店員が……

 「私のバイトの時間は終わりましたので、デートです、これからは」

 明美がそういうと、茶色の髪が金色に変わり、目の色も変わり

   「分かった! 何を見せてくれる?}

 ダルザニアも満更ではない感じで腕組みを許可をして、

新作コーナーに向かうのを見ながら、

  「デートの邪魔をしないように、外に出ようか?」

 「ですな、手の込んだやり方に脱帽です」

   俺たちは笑って会場から出ようとすると、

 「店員……魔導士だったのか?」

   「お兄さま?」

 青年が髪が変化した明美を見ながら恐怖しているので、

  アーシーは心配そうに尋ねると、

   「周りが騒いでいない、変身魔法は、勇者か獣族、

     魔族にしかいない……ミューブル王国の召喚者で

      女性は1人のはず。それも回復だと聞いているが」

 青年が詳しく語ってくれたので、お礼に、

  「私たち以外には、初めから髪の色が金色の女性だと

    認識させているので、驚いていないんでしょうな」

 アルテイラが説明をして、

  「だからか……汗がでる……

    「アケミが、お前に掛けなかったのは、

          教えても良いと言うことだろうな」

 俺が言うと青年が、

  「お前ではない! ダバルトと!!」

    「外では話そうか、ダバルト」

 ダバルトに言って、俺たちは武器屋から出て行った。


  大広場に着いた俺たちは、ベンチに腰掛けて、

   「先程、アケミ様から、貴方の剣を改良するので

     明日、宮殿に来るようにと、お告げがありました」

 アルテイラが真面目な顔を言うのを聞いて、

  「何を言ってるのか、分からないのだが……

 ダバルトが困惑しているが、説明もなく言えばそうなるなと思いながら、

  「落ち着いて聞けよ! ダバルト」

 「話によるが……

   ダバルトに明美について語る。

    「ソラスさまの……

 「で、俺の剣は神様から貰った俺専用の剣だ! 

       俺以外では重たく、性能の出ない剣だよ」

 ベンチに掛けている天王剣が入った鞘を見ながら、

  「私のを改良と言うのは……

 ダバルトが購入した剣を見ながら言うので、

 「魔王が作った剣より上の剣にするんだろうな……

 淡々に言う俺に、

   「テルタは、武闘大会には?」

   アーシーが、出て下さいと言う顔をするが。

 「出ないよ! その時には帰らないと」

   「なら、私に剣を下さい」

 アーシーが顔を近づけて言うので、

  「俺以外には……

 「アケミ様に頼んで……

   「無理だろ」

     「貴方の恋人ですと言えば……

 「ダバルト用にか……

ダバルトはアーシーを見ながら目を潤ましてから、

  「私と兄弟になれば、国の重臣になれる」

 「母さんと此処で2年過ごして、帰るから成る気はない」

   タバルトを見ながら言うと、肩を落とすので、

    「魔王が倒れれば、帰る宿命だ!!」

 魔王と聞いて、タバルト、アーシー、アルテイラが

  厳しい顔をしているので、

  「その後がどうなるかは分からないが、生き残れよ!」

 ダルザニアと明美が来ないので、場が重いと感じながら、

アーシーが俺の腕に体を寄せて、

 「貴方の子が欲しいです……

   俺は母さんと適合する此の世界から転生した人と結婚するので、

 「綺麗なままで帰るから……

突き放す感じで言うと、ブスッと頬を膨らませた後に、

「マザコンですか! 綺麗な子がアニオタにしてあげるって言うのに!!!」

  今何て言った、マザコンにアニオタって、此の世界にない言葉だ!

 もしかして、転生者? いや待て、俺がアニオタと知っているのは

小学生の時は知っている者が多かった。

 中学では脱オタクと宣言して、中学では知っている者も黙っていてくれた。

その代わりに、アイドルのCDやグッズなどを購入して渡していた。

 知っていると言うことは、元クラスの男かと、前世が男!!

  「ええっと……

 ベンチから立ち上がり、前世が男を見下ろして、

    「母命だから、行こうかアルテイラ……

 「行くんですか?」

   俺に言うアルテイラに、

    「剣を渡す気はないから、此処にいてもな」

 アルテイラも立ち上がり、

  「武闘大会に……

    勇者と対決と書いてあったので、優勝が出来ても、

 つかさか美里の対決で負けは決まっているが、  

  「望みを叶えろよ」

    優しく言って、俺たちは此の場から立ち去った。

 

 武器屋から出て来たダルザニアと明美が俺たちと合流して、

購入した玩具のハンマーを持つダルザニアの姿に大笑いした後に、

 「剣士にとって最高じゃないか!! 勇者シリーズ、最後の破壊神の!!!」

ハンマーの中に釘は装備されてないので、ハンマーのみである。

 全ての物質を光にさせて昇天させる。魔導士でも此処までの

魔法は無いので、人類最強の兵器である。

 核兵器も此の武器の前では無力である。

  究極の兵器の説明を聞いて絶叫した後に、

    「アーシーと恋人になれ!!!」

 明美が怒って言うので、

  「男なんか!!」

    「今は女! クチナも女と遊ぶのを覚えてほしいって!!」

 母さんが童貞の俺のことを心配してくれるのは分かるが、

  「綺麗なままで帰りたい!!」

 俺の背中にのしかかる明美が、

  「どうだ! 胸の感触は!!?」

    背中に2つの物が当たるので、

 「ブラしてないだろ!! 垂れるぞ!!」

   「ブラトップ! 生乳感触カップ!! 立つかぁな?」

 胸を押し付けてくるので、

  「ダルザニア! その武器で、明美を!!」

 「付き合えばいいだろう! もう戦いはないんだからな、テルタは」

まさかの裏切りに、

   「前世! 男だぞ!! 可愛くても男!!」

 明美がのしかかったままジタバタして、

  「はぁ、ハァ、立てません!!」

 明美が離れて、俺は片膝を地面に付けていて、

  「今は今だから、前世が男と覚えてないよ」

 明美が言うが、

  「でも、俺たちの世界の……

 「単語くらいは言うくらいだよ」

   「そうなのか……

 「戻った後の練習だと思えばいいよ」

 此処にいる間、ずっと付き合えとか言われる前に、

   「1週間我慢するよ」

 「月末まで居ることにした!」   

   ダルザニアが言うので。

 「ゲートあるし、武闘大会に出てもらうの」

 明美が言うので、

  「優勝か?」

 「やってみないと分からないよ」  

   明美の弱き発言に、

    「魔族の王子たちも出るそうだ! 簡単には勝たせてくれないだろう」

 ダルザニアが言うので、

  「魔族の本当の力が見えるか」

 俺たちは微笑んで、アーシーたちが居る大広場に戻って行った。


  そして、俺の月末までの恋人として……








輝太君、恋人おめでとう

 あくまで2週間だ!

え、その間に……

 母命ですから、やりません

クチナではできないよ

 あのなぁ、剣目当ての女と出来るかって……

固いなぁ……

 柔らかいより良いだろ……

次回

 第3章キャラクター紹介


色々なキャラが出来ましたが、ちょい役で終わるキャラも

いますし、イメージがわかないキャラもいます。

 死ぬ前に……

アーシーどうしたの?

 アケミさま……ごちょごちょ……

此方の体では、まだで、輝太に味わってもらいたいと……

  それなら良い手があるわ!

 ミサト……

  夢と思わせて……


   リアルぽかったな……

どうしたの?

   いや、妙に生々しかった……

何が?

   夢なんだけど……いや……稽古いって来るよ

  上手くいったね!

 ありがとうございます

このキャラクター表を見せると、アーシーの転生先わかるから

驚くだろうなぁ……




  




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