100話 親子水入らずで何をやってるの……
浴室に入ると、脱衣所ではアルテイラが体を拭いていて、
もう終わったのかと思ったので、
「早いなぁ、ログハウスと、どちらが良かった?」
俺の問いに、
「心地よい冷たいシャワーでしたが、甲乙つげがたいですな」
服を着だしたアルテイラに、
「そうか……
俺も服を脱ぎだして行く間に、
「朝までクチナとアニメ見るから、ベットで先に寝ていてくれ!!」
鏡の前で、寝巻用の服をきちんと着れているか確認をしているアルテイラに言うと、
「2人の邪魔はしませんので、先に寝かさしてもらいます、テルタ殿」
クチナのウンチクが爆裂するのに耐えられるのは俺くらいで、
寝るのが1番のクチナ対策だなと、右手を上げてアルテイラに合図して、
アルテイラは脱衣所から出て行く時に、
「親子で楽しんでください……
笑顔を見せて呟いたので、
「親子じゃなく! 恋人同士って言えぇぇ!!!」
自動ドアが閉められて、曇りガラスでハッキリ見えないアルテイラに
向けて言ったが、笑い声をあげながら寝室の方に消えて行った。
「転生か……母さんや俺を見てたんだろ……
1人になると、クチナと母さんの関係を考えて独り言を言ってしまうが、
扉が開かれ浴場に入ると、浴槽は何帖あるのって言うくらい大きく、
1人だけで入るのって贅沢だなっと思って、暫く見とれていた。
数分立って正気に戻り、まずは体を洗い場で綺麗に洗わないと
思って、洗い場の椅子に座り、ログハウスで使われていた
ボディーソープをタオルに付けて、タオルをゴシゴシと体に擦りながら、
泡だらけになった体に、シャワーで体の垢や埃を泡と共に流し出して行く。
さっぱりとなって、浴槽の方に歩いて行き、入る前に手を浴槽の中の
湯に入れて、ちょうど良い温度で、ヌルヌルしている……
「本当に異世界なんだよな……
湯に浸かり、壁にはテレビが埋め込まれていて、元の世界の動画サイトが
映し出されている。数分で自己紹介動画や商品動画などに変わっていくのを
呟きながら見ていると、
「テルタさん! 入っても良いですか?」
浴場の扉の前にクチナのシルエットがあり、
「良いよ! デカ過ぎて、1人じゃ落ち着かない!!」
言った後、クスッと笑っていると、扉が開いて、クチナは取れる部品は
取って軽装タイプになっていて、ヘルメットも取っている。
人間のようにロングの黄色の髪があり、バスタオルで前を隠していて、
「ジロジロ見ないでくださいね。恥ずかしいので……
口を開いて言うので、
「ロボットなんだし……ええっと……
母さんとは中学に入るまでは一緒に入っていたけど、転生して
ロボットになって、人間の裸体ではないが、言い草が妙に色っぽく
親父には見せていたんだなと戸惑っていると、
「そうですよね! 私はロボット! 常に裸ですねぇええ!!!」
叫び出して、先ほどの恥じらいらしさもなく、勢いよく浴槽に
ダイブして入って来たので、浴槽の湯が溢れ飛び出して、辺り一面に
飛び散った。そして、浴場のスピーカーから、
『浴場が壊れますので、丁寧に入って下さい!!』
お叱りの声があり、「ごめんなさい」と言った後、舌を出して可愛く
謝っていたが、『年を考えて下さい!!』と、更に言われて、
「私は、20歳! ピチピチよ!!」
『それを言うなら、貴方の息子でしょう!!!』
悪いのはクチナだろうけど、浴場を管理している精霊と
口喧嘩と言うのは、聞いていて見ていて呆れる。
息子と言われて、俺の股間を見るクチナは、
「まだまだねぇ! 秋人さまなんかドキューン、ドキューンよ」
「悪かったな!! つかさはどうなんだよぉ!!?」
股間を手で隠すようにして、クチナから離れてながら言うと、
「どうなの?」
浴場の精霊に聞くクチナに、
『15歳ですから、テルタさんよりは……
勝ったなと思っていると、
『ここで、奥様達にジロジロ見られて遊ばれていましたねぇ……
なぜか遠くを見るような感じで言うので、
「まてよ……ま、まさか……
浴槽がミルクまみれになったのかと確認していると、
「大丈夫よ! メルウララ修道院に住む前よ」
クチナが言うので、浴室を見渡してから、
「掃除はするとは思うけど……
『掃除魔法で、1発で綺麗になりますから……
浴室の精霊が簡単に言うのを聞いて、
魔法って便利だなと思って、俺は湯に浸かり直し、
クチナが俺の方に近寄って来て、俺の横で浸かり、
「久しぶりの親子水入らず」
クチナにとっては何億年かぶりで、俺にとっても小学校5年生ぶりの
一緒の風呂であり、ログハウスではシャワーのみだったので、
「そうだな……一緒に浸かれるって良いね……
笑みを見せてクチナを見ると、
「フフッ……
俺に笑みを返して、
「輝太は何人と結婚するのかな……
「母さんの適合者と1人だよ……
俺に手ですくった湯をかけて来て、
「何するんだ!!」
「輝太は、つかさ様よりも男前! つかさ様を超えるの!!」
髪が濡れて、首を少し横に振って湯を飛ばしてから、
「ツカサは何人だよ!!?」
「109人よ!!」
口を開けて大奥かと思って、暫く惚けていると、
「本当よ! 200人目指そう!!」
右腕を上げて叫ぶので、
「200人って……
「強き者には女が群がってくるのよ! 輝太もその1人!!」
真面目に言うクチナは、俺にハーレムを作らせる気満々なので、
「ハーレム作ってるのツカサだけ?」
クチナは天井を見上げて、
『それでは、紹介しましょうか……
なぜか、疲れた感じで言う浴室の精霊が言うと、
テレビに映し出されていた動画サイトが消えて、
『まずは、明美さまの眷属の1人、つかさ様』
つかさと109人の女性が並び、両手に花以上に居まして、
全員が誇らしげに、つかさを見ている写真であった。
先ほど給仕をしていた2人も並んでいて、
『この世界を創造したソラスさまの娘のナルエさまが、108人の
リーダーとして、つかさ様をサポートしています』
ナルエと聞いて、
「ウインライム法皇国の勇者で、次期法皇だったよな……
『そうです、ソラスさまの娘で法皇になるのを蹴ってまで
つかさ様の妻になりました』
「次はあるのか……
獣族側で、女性に一緒にとか夜の相手とか誘いはありましたが、
修行が忙しく、遊ばれるだけの相手は嫌だと思ったし、
姉貴の上から目線で物を頼んだり、裸で歩き回り、男として見ていない
言動で、女を嫌いになっていたのもあるが、つかさには嫉妬してしまう……
『明美さまの眷属の1人、竜巳さま……
この王都に来る前に戦った女性じゃなく男性で、魔族の女性4人が
竜巳に密着した写真で、
『魔王のメガーデスティーの娘、4人と結婚しています。 あ、あぁ……
その情報はクチナから聞いているので、なぜ魔王の娘ととは驚かずに、
色々な写真での絡みが流れて良好な関係を見せられている。
ただ、浴室の精霊が溜息をしているのか気になるが、
「ハーレムと言えば、これくらいだろう?」
『そうですね……こちらを見て下さい……
映し出された写真は、週刊少年ウェンズの表紙に、1人の少女を中心に
連載漫画のタイトルなどが並ぶが、
「クラスでも好きな奴が多い、松本龍美じゃないか……
年齢は召喚前の俺の年齢と同じで、愛くるしい笑顔の美少女で、
水着などでは、シャツなどを着て水着姿を隠す感じがたまらないと、
啓太や博之がおかずにするとか言っていたが、最近、何処かで見た感じだが、
「タツミの紹介で……
俺は言いかけて、ハッとして、
「ま、まさか……
クチナは笑い出して、
「教室で話してるのを聞いていたら、おかしくって!!」
『竜巳さまに、王子たちも求婚しまして……
「はは……詐欺だろ……
あいつらは男を見て発情していたのかと、帰還したら言おう、
こいつは男だと、
『男女混合のハーレムですね、これからの問題は……
「王に成るか、王女だろ……
『第4王子と第9王子は婚約解消してませんから……
「誰が第4王妃に成るかで揉めるわよ!!」
クチナは楽しそうに言う仕草は、ワイドショー好きの女性のようで、
「第1だろ?」
浴槽の精霊の説明では、魔族の第4王妃は、人族や獣族の第1王妃と
同じで、王妃の中で絶対的な権力を持つ。そのため婚約者は3人と決めて
立場も同じにしていたが、竜巳が入ると第4王妃に誰かなるかで
王妃同士の争いが起こる可能性が出るので問題だと言うが、
「男だとバレたら、まずいだろうが……
「その点は大丈夫! 女になれるから……
融合で女性になる以外に、単独でも女になれるなら問題ないけど、
「母さん、美しい男性は罪だな……
俺の顔をジロジロと見ながら、
「明美さまに、女にしてもらって勝負しても……
「誰がなるか!! もう終わりか!!?」
竜巳みたいに女性顔じゃないから、気持ち悪いと自分でも思うので
浴槽の精霊に言うと、
『最後に……
テレビに映し出された写真は、この国の国境で出会った大二で、
その周りに、大二と出会った時に居た女性が3人立っていた。
「嘘だろ!? 記念さ、撮影だろ?」
戸惑いながら言うと、
『優しさ、強さ、つかさ様とは違う引っ張る力があります。
スタンテッド王国では、騎士と言えぞ、女性に対して見下す
方が多いので……
どうせ、悲しんでいた所を優しくしたからだろうと
「それに付け込んで……
『話は省きますが、3人が押し掛けたんですよ……
あんな酒樽に求婚するはずはない、何か弱みを握って、
「在り得ないだろ! あいつも恋人は居ないって……
俺は、またもハッとして、結婚していれば、恋人は居ないと言っても
嘘ではないので、
「騙したな! あの酒樽!!……
俺は立ち上がり、「奪ってやる! まともな奴を紹介する!!」
行き込むと、
「自分の嫁じゃないの?」
「帰還したら学生で、無職だろ……
親父のコンビニという手はあるが……
「現実的ね、フッ……
「ツカサだってそうだろ、無職で、109人も……
『大丈夫ですよ! 先ほど見ていたでしょ……
「何が、眷属だからって……
あまりにもブッ飛んだ金額で忘れていたが、
「十分ですね……ハハハァ……
乾いた笑いをしつつ、報酬が500億だもんなっと思いながら、
「俺もアケミの眷属になって、ダイジの呪縛から解放させる!!」
パチパチと手を叩くクチナは、
「帰還後は、ティーナさまの所で修行ね」
嬉しそうに言うが、
「帰ったら、母さんをクチナにしない戦いへと……
俺を両手で湯の中に沈めて、
「転生した今は充実しているから……
俺はクチナの体を持ち上げて、後ろに吹き飛ばした後に、
「ゲボッ…… 水を吐き出して、
「グシュ、ケホォ……ォゥ……ハァ、ハァ……
『浴槽を壊さないで下さい!!』
お叱りの言葉が流れて、
「ごめん! 姉貴や武人が悲しむだろう……ハァ、ハァ……
ドバっと湯が飛び切りクチナが立ち上がり、
「萌絵には此れから恋人が、武人には輝太がいるから……
「……それでも」
姉貴は召喚前には、クラスや学校の男たちからラブレターなど貰っていたから
恋人が出来るのも時間の問題であるが、武人に俺がいても無関係であるので、
戸惑いつつ言うと、
「帰還後のドタバタがあるから……
聞いてる話では、杉原の両親と争うからと言って、
母さんを救う手を考える時間はあると思うので、
浴槽から出るクチナに、
「人生が決まっていてたまるか!!」
その日の母さんを止める決意を決めながら、
俺も浴槽から出て、脱衣所に向かった。
脱衣所に設置されている冷蔵庫から
牛乳瓶を取り出しているクチナに、
「コーヒー牛乳あるか?」
クチナが瓶を俺に向けて放ち、軽く手でキャッチして、
風呂上がりのコーヒー牛乳を飲んだ後、先ほどのアニメの
劇場シリーズから、主人公と声優が同じ怪盗が出ている映画を
王との謁見までクチナと見始めた。
給仕として明美と紫のセント・ギアが朝食を運んで来てくれて、
「寝ずに見ていたのって、物語始まったばかり……
1000インチのテレビの方を見た後に
呆れた感じで言う紫のセント・ギアに、
「これが最後! アケミさまが給仕とは、光栄の極みですね」
軽く笑いながら言うと、
「謁見の準備で忙しいから、暇な私たちが……
クスッと笑って言う明美のショーㇳパンツからスパッツ、
肌を見せる膝からサンダルのストラップを付けている
足首をチラッと見ながら、
「準備って? 今から?……
紫のセント・ギアが、テーブルの上に紙のマットを置いて、
その上に茶碗蒸しなどを置いていく。
明美はテーブルに置いた皿に、パンなどを乗せていく。
「獣族の最強の騎士たちでしょ、迎える方も粗相のないようにって……
肩を少し動かてニコッとする明美の笑顔の奥に、何かあるなとは思ったが、
「ダルザニアは……
「2日酔いの明希人と別れて、庭で朝稽古してるよ」
いつもの日課をこなしているダルザニアに、
「この状態を見たら、どう思うかな?」
「息抜きは良いんじゃない、食後の運動もあるし……
明美の言葉が引っかかる感じだが、
「王都を見物がけら歩くからな……
「王都も物騒だから、謁見時も武器持って来てね……
「謁見って……
王に会うのに武器って、普通は杖とか武器の代わりを持つか、
何も持たずに会うのが普通なのにって思っていると、
「輝太の剣を見たいって……
武器や鎧を置いてある棚を見た後に、
「ボロボロだけど……
「おじさまの剣も見たいって言うから……
ダルザニアの剣って、つかさの剣で獣族製の剣じゃないけど、
「王様が見たいなら武器持っていくよ」
明美に言うと、食べ出しているクチナが、
「輝太!! 話してないで、見るの!!」
叫んで言うが、
「何回も見てるけど……
「良いものは何回でも見るの!!」
激しく言い、「仲のいい親子ですな……
洗面所から出て来たアルテイラが、顔をタオルで拭きながら言うので、
「親子じゃねえ! 恋人だ!!」
「友達ですよ!! クチナの突っ込みに、
「恋人!!! じゃなければ、見るの終わり!!」
悲しい顔でクチナが俺を見るので、
「……今日は友達で……い、いい」
俺の方が折れて、明美たちが去った後に、
俺たちは、朝食を食べながら映画を見始めた。
謁見の時間となり、俺たちは、宮殿に務めている貴族の女性に
案内されて、兵舎から謁見の間に続く廊下を歩き、謁見の間に入る扉の所に
立っている兵に貢物を渡すように言われ、荷物袋ごと兵に渡した後、
謁見の間に入って行った。
俺の格好は、ヘルメットなしのプレートアーマーで剣も帯同している。
アルテイラは、白のローブを身に着けて、ローブの中は、足まである
ワンピースを2枚重ねてズボンを穿き、薄手の皮靴も履いている。
ダルザニアは、謁見の1時間前に部屋に着くと同時に、
部屋の中を驚きを持って見渡していたが、格好は明希人との
決闘の時のままのミスリルの鎧で、俺と違い軽装タイプである。
太腿、2の腕の部分は覆っていないので、明希人の決闘で、
服が破れている。
俺たちは指定された場所に立たされて、周りを見渡すと、
入って来た扉の周りには槍を持った騎士たちと、杖を持った魔導士たちが
壁沿いに並んで立っている。反対側には、セント・ギアが7体並んで、
その前には、搭乗者7人が並んでいる。
男性は5人で、女性は2人である。赤色の機体の前に居る男性が
ロックティラで、太い眉が意志の強さを表し、野球の時のユニフォームを
着ていた以上に、今の服装の方が、筋肉の盛り上がりが分かり、
いかにも強そうで人族最強と言われるだけのことはあると思う。
後の男性陣は、ロックティラと比べると細く頼りない感じがしてしまうが、
扉の方に居る騎士たちが子供という感じに思われるくらいの強さは感じる。
そして、変な動きを見せたらどうなるか分かるだろうなと
俺たちに無言の圧力も掛けている。
黄色の機体の前に居る女性は、ダルザニアと死闘を演じて勝った女性で、
騎士として鍛えているので筋肉もついているが、扉の方にいる女性騎士と
比べると細いので、つかさの眷属の影響もあるのだろう。
紫色の機体の前に居る女性も、つかさの眷属の影響もあり細身である。
2人は王が入室していないことを良いことに、楽しそうに話をしていて、
ロックティラたちはスルーしながら、王が入室するのを待っている。
黄色の機体ことクチナは、腰を床に下ろして、壁に背をつけながら
「もう、食べれません!! フフフ……
寝言を言ってる感じだったので、恋人として、息子として、
「そこだけ、くつろぎ空間になってるんだ! クチナ! 起きろ!!」
謁見の間に響き渡るくらいの大声で叫んでしまった。
その結果、俺に注目が集まってしまったので、赤色の機体の前に居る男に、
「ロックティラだったよな! 部下を注意しろ!! クチナを!!」
さすがに、クチナ達のくつろぎ空間に行くわけにもいかないので、
俺の代わりに任せたのだが、
ロックティラはクチナ達の方を見て、ため息交じりに、
「獣族側の勇者から、お前たちの態度に注意があったんだが……
「本来なら、私たちは……
玉座のある壇上を見上げて、
「今は、俺の部下で……
紫色の機体も床に腰を下ろして、スナック菓子を食べだしていて、
べルール達は王より上の上王の后で、セント・ギアも王より上なのは
知っているので、ロックティラが注意することが出来ないことは分かる.
ロックティラは苦虫を噛んだような顔で、つかさの妻たちを見ている。
明美から、ロックティラたちは、大二、つかさ、プロールクト王国の方たち
のように、俺たちが上王のこと、クチナが俺の母さんの転生したことを知っている
ことは伝えられていないので、此処で知ったように驚いてねと注意されている。
「ロックティラ!! 部下に舐められているぞ!!」
「人族最強は統率も出来ない無能か?」
俺の言葉に続いて言ったダルザニアの挑発の言葉に、
「こ、この2人は……
青色の機体の前に居る男が言いそうになるが、ロックティラが制して、
「エンリー! 情報を与えることは無い!!」
「総司令官……
「2人とも、此処には親書を渡しに来ただけ……
アルテイラが言うが、
「人族側は俺たちより弱いから、これくらいで勘弁してやる!!」
俺が言った言葉に、
「アキヒトに敗れた、お前たちが!!」
空色の機体の前の男が大声で叫ぶが、
「紙一重で負けたが、今度は負けん!!」
語気を強めて言うダルザニアに、謁見の間は今にも戦闘状態に
入る感じになるが、壇上にロングのジャケットを着た騎士が現れて。
俺から向かって、玉座の左に立ち、
「我は、ミューブル王国、参謀長官、
スコーナー・フォルツ・ウエイト・イン・パーセントである!!」
凛とした声に謁見の間は静まるが、つかさの女2人が、クチナと紫色の機体と
ヒソヒソと話をしているので、
「上王妃さま! 喋りたいのであれば、ご退室を!!……
怒りを込めた発言であるが、
「俺たちを此処まで運んで来た
クチナの搭乗者を上王妃とは説明しろ!!」
参謀長官に言うと、
「説明することは無い!……
俺たちを凝視して叫び、
「だったら……
ダルザニアは剣を鞘から抜いて、
「おい! 戦いには……
ダルザニアを制するように肩を掴むが、
「知らさえれていないのか?」
「何を?」
「俺が希望した戦いを今からな……
ロックティラに照準するように剣を向けて言うと、
「獣族側の最強の騎士が此処で死ぬ、許可をした!!」
参謀教官に向けて、
「昨日の会食を無視したためか!?」
「ロックティラに剣を向けている男が望んだことを叶えただけだ!!」
「アキヒトが頼んでくれるとな……
決闘後に酒場で一緒に飲んでいた時かと思っていると、
「1対1では……
アルテイラが抗議すると、
「26対3を望んだのは、その男だ!!」
ざっと見てセント・ギアを含むが、食べながら雑談している
つかさの妻2人とクチナと紫のセント・ギアは参加しない感じで、
「親書を渡して、せっかく仲良くなったクチナと甘い生活を……
美味しそうにスナック菓子を食べているクチナを見ながら言うと、
「昨日は、クチナの部屋で過ごせたのだ! 良い思い出になっただろう」
俺がクチナの前世の息子と言うのは知っているはずで、クチナを見ると
知らんぷりしている。
普通は此処で、前世の私の息子なの、息子だけでもって
言わないのかと、腹の中で怒っていると、
「生きて帰りたければ、勝つことだな……
厭味ったらしく言う参謀教官だが、
「その前に、王が袖で待っている。
会ってから死んでもらおう……
壇上の右側を見る参謀教官が軽く礼をすると、
先ほど会っていた明美が大きい帽子をかぶって現れて、
「私は、神ソラスの友人、明美……
俺たちは明美を見つめて、
「明希人が約束した話を、王と合っていた時に聞いた!
面白いので、5月のゲームの前哨戦でどうって言ったら、
代理の王に私がなるならと……
「俺たちが勝つから、見たくないか!!?」
ダルザニアは脅迫するように叫び、
「あなた方が此処で死んでも、ソラットとソラスの友人が
王に代わって見届ければ、獣族側は何も言えないわよ」
「この国の王は、5月のゲーム後の安泰のためですかな」
アルテイラは睨みながら言うと、明美の手には手紙を持っていて、
アルテイラは懐に手を入れて、
「!? それは……
「今度のゲームで、獣族が勝つか引き分けると
ミューブル王国を植民地にする……
明美は封を切らずに言うと、
「私たちも知らない内容ですが……
アルテイラは知っているが、驚いたように喋り、
「面白いわね、獣族側に攻め込んでいる間に、人族の国々が、
此の国に攻め込んで、植民地……
不敵に笑う明美に、
「受けるのか!!?」
「獣族の勇者、承諾したわ……
参謀長官に手紙を渡して、内容を承諾した手紙を書くように指示してから、
足まであるローブを払って玉座に座り、
「さて、此処で戦闘を開始するが、勝ちが分かっていては面白くない……
全員が明美に注目して、
「べルール、センシーラ、クチナ、ムラサキ、獣族側に行け!!」
その言葉に、
「陛下! なぜ……
参謀長官が言うと、
「弱い2人に、性能の低い2体だ! 問題になるまい?」
「そうですが……
「獣族側の指揮は私がする……
ロックティラたちは、味方の王が敵の指揮と言うので戸惑うのは分かるが、
「なぜ! 俺たちの方を!!!?」
ローブを広げて生足を披露してから、
「負けそうな方を指揮するのが好きだから……
俺たちに念話で、
「おじさまの方を勝たせるために、色々と用意しています」
「それで、クチナ殿を……
アルテイラも念話で話していると、
「陛下、獣族に手を振るのは良いですが、総司令官の方は……
「パーセント、お前がやれ!!」
謁見の間は俺たちを除いて騒がしくなり、
「何か意見はあるか!?」
玉座に座りながら明美が叫ぶと、
「融合はさせるのか!!?」
ロックティラが意見を言うので、
「融合までしたら面白くない! ロックティラの方は
融合して構わない!!」
その言葉を聞いて、
「べルール、センシーラが死ぬことになるが!!」
明美は上手の方を向いた後に、
「私の友人が蘇生する、心配するな!!」
其処から現れたのは野球の時に、ピッチャーをしていた美里で、
「ソラスの家に行ったら居ない……来るなら私の家に……
格好が、襟付きのシャツの第1、第2ボタンが留めていないので
そこから胸が見えて、タイトミニからミニから目を逸らして、
「どうしましたか? テルタ殿?」
アルテイラが心配そうに尋ねるが、
「だ、大丈夫! 杖なしで大丈夫か?」
美里は下着を履いていないのでモロ見えで、鼻血が出そうだからと
言えずに誤魔化したが、ロックティラたちも目を背けているので
俺と同じかとチラッと見た後に、
「私は、たぶん戦わないでしょうから……
アルテイラが小声で言った後に、
「今から30分の間、両陣営、作戦を練ろ!」
明美が叫ぶと、参謀長官はロックティラたちの方に向かい、
謁見の間の入り口で待機していた魔導士たちも呼んで、作戦会議に入った。
俺たちは壇上に上がって、明美、美里、魔族の女性が居る所に着いてから、
「よく王が、お前を王にしたな……
美里は俺を睨むが、
「奴隷魔法よ! おじさまが戦いたいって……
全員が納得すると、
「つかさの妻2人で勝ちだろ?」
べルール達も頷いていて、
「べルール達には魔導士や兵を……
明美は分散させる感じで命令を出すと、
「俺がロックティラと……
ダルザニアは腰の剣のグリップを握って言うと、
「融合するから、おじさまが望まない天使化をしてもらうわ」
「アキヒトとの戦いで、少しはレベルが上がったが、
普通の1対1の戦いも……
「戴冠式までは私が王だから、その間に……
ダルザニアは右腕を胸の前に出して肘を曲げて、
「俺のわがままに……
「レベル上げに、私も1対1で戦ってあげる……
美里は明美から貰ったローブを身に着けて、
明美に寄り添う感じで言うと、
「上がいることに幸せを感じる……
ダルザニアは右手を強く握り、感謝の言葉を言うが、
「俺は、母さんと見物で、仲良く過ごすわ」
俺の発言に、
「戦わないのですか?」
眼鏡を掛けた魔族の女性が言うが、
「剣がボロボロで素手では……
「そうですか? レベル80なら素手でも勝てますよ」
偽装してレベル40にしているが、
魔族の女性に簡単に見破られているのには驚くが、
「セント・ギア相手は無理さ!」
諦めて見学と言う感じで言うと、
「私も倒すことは無理ですが、ダルザニアの戦いを邪魔されないように……
アルテイラは俺と違って参戦を言うが、
「輝太には、残りの融合した4体を、お願いするわ」
俺が言った言葉を無視するように言う明美に、
「素手では……母さんたちは……
「ムラちゃんには、ダーク・ウォールを、
アルテイラ、クチナ、ムラちゃんは見学……
「ダーク・ウォールとは?」
アルテイラが聞くが、
「すぐ分かるわ」
「ムラサキって、使えるんだ!?」
美里が驚いて言うと、
「私の鑑定君マーク2でも見破られないなんて……
嘆く魔族の女に、
「私の偽装は簡単に突破されません!!」
高笑いしている明美に、
「……だったら、偽装は母さんからアケミにしてもらうか?」
エッと声を出すクチナを無視して、
「良いけど、これが終わればすることは無いよ」
クスッと笑って言う明美に、
「天使化がバレるからか?」
ダルザニアが聞くと、
「それもあるけど、おじさま達は、
今日から此の国の騎士団に入ってもらうから……
それを聞いて、つかさの妻たちは難色を見せるが、
「獣族で、敵だぞ! 仲間には……
「そのための戦闘よ! 仲間に入れた方が得になると……
俺が言った言葉に対して答えた明美の言葉に、
「皇帝を裏切ることは……
ダルザニアが眉間に皺を寄せて言うことに、
「皇帝は、自分より強いおじさまを嫌っているわ」
「知っている、この旅の途中で亡くなることを望んでいることも……
俺は初めて聞く話に驚いて、ダルザニアを見ていると、
「だったら、問題ないと思うけど……
明美の言葉に、ダルザニアは明美の方に振り向き、
「……上王妃陛下は、嫌な顔をしているが……
ダルザニアが、つかさの妻たちを見て言うと、
つかさの妻たちは顔を見合わせて、つかさの妻の片方が、
「嫌って言うか……
ダルザニアとアルテイラを見渡してから、
「獣族って、女をオカズにしたりペットにしたりで……
セミロングのブラウンの髪を触りながら言うと、
「奴隷制度があるからね……
明美は、人族にはない奴隷制度の為と言うと、
「フン! 興味はない! 強くなる者を鍛えて戦うのは好きだが……
俺の方を見て言うダルザニアに、
「息子のように鍛えて貰ったよ」
修行を思い出して言うと、
「1人前の勇者にしてもらったのは感謝するけど……
クチナは俺を見ながら続けて、
「せっかく言い寄って来る女もいるのに、女遊びが出来るように
育ててもらいたかったわ」
嘆くように言うので、
「親が率先して遊べって、どうゆう親だよ!!」
クチナに言うと、明美たちは笑い出して、
「私たちが遊んであげる!!」
美里が笑みを見せながら言うが、
「遠慮しとく!! フッ……
俺も笑いだして、壇上は戦闘前と言う感じではなく、
アットホームな感じで、戦闘開始まで10分前となっていた。
「ロック!
参謀長官のパーセントが俺を呼ぶので、
「作戦会議だろ?」
俺の周りにはセント・ギアも含めて総勢26名集まり、
「そうだが、此処で獣族と戦うのは……
先程は、死体にさせる感じで言っていたのにと、フッと笑っていると、
「王都に入ったのは、密偵も確認をしてるはず……
数日前に、ロブシェリルで起こった魔王の別荘の件も含めて、
「ツカサたちが掴んでいない密偵のことか?」
全員が思い出してパーセントを見ると、
「ああ……特使として来てるのが死体では……
俺は、楽しそうに話をしている王代理たちを見ながら、
「密偵か……特定されて見過ごしているか……
パーセントたちも玉座を見ているのを感じながら、
「アキヒトと戦ったのは、ワザと見させていたのか……
野球の時に初めて会った獣族最強の男は、俺に鋭い目を刺しながら、
神ソラスこと駄目神が、此方の情報を包み隠さずに話をしているのに
呆れながら、獣族最強の男を見ると、野球場に居る強き者を探していて、
駄目神の話など聞かずに俺やエンリーに勝負をしようと持ち掛けていた。
だが、つかさ達には声を掛けなかった。
戦ったらいけない相手と本能的に見抜いていたのかもしれないが、
試合も継続してあり、その後の宴会もあり、模擬戦を行うことは
出来なかったが、やっていれば俺の圧勝だっただろう。
その後、べルールが、崖崩れに馬車が巻き込まれて、乗っていた者が
亡くなったので、獣族最強の男と仲間が埋葬していたのに感謝をして、
クチナを馬の代わりに貸した。
クチナは、獣族最強の勇者の転生前の母親で、
クチナも一緒に行動が出来るので、喜んでいたと聞いている。
今、獣族の最強の男が王代理を見る目は、主従関係のように
敬意を表して仕えてる感じで、
「昨日、今日と会ったばかりという感じはしないな……
エンリーの言葉に、
「上で美里の行動を見ていて、一緒に会っていたとか?」
フロージーがセント・ギア【アクア】の横で言うと
「美里には野球以外では会っていないだろう……
パーセントの言う通り、新年を迎えてから、明美とは神界で会っているようで、
神界の娯楽施設で一緒に過ごしたとか自慢していたが、
獣族関係の話は一切出なかった。
クチナの件で会った可能性はあるが、美里の行動は、
神界、ニコール邸、何でも屋の3か所のどれかに居て、
「低いな……
呟いていると、フロージーは当てが外れたので、
「普通は、1対1だろ! 集団戦に……
「それは、獣族のダルザニアじゃなく、王代理が提案したことだ……
夕食が終わり、団らんの間で家族と王たちと共に寛いでいると、
扉が叩かれて、開けられた扉には、神ソラスと少女が一緒に立っていた。
団らんの間に入って来てから、神ソラスから少女を紹介された。
神ソラスと同じ神で明美と言い、つかさや美里が話していた少女であり、
光悦の剣に宿っていた少女の本体であり、新年を迎えた夜の明美対策会議で
流れた映像の中の少女であり、魔王に今年の6月に召喚されることも
改めて神ソラスより告げられた。
そのタイミングで、特使として王都に入って来た獣族の1人が、
俺と戦いたいと言う話を、宮殿の見張り兵が団らんの間へ報告に来て、
その詳細を聞いた神アケミが、謁見の前で行いましょうと告げて、
王が難色を示すと、神アケミが王の代わりを申し上げて、特使の獣族が
亡くなった場合は、神の神託により行ったと言えば良いと告げるので、
蘇生はさせないことが分かり、王は謁見の間での決闘を認めた。
日が昇ると同時に、クチナ、ムラサメを除くセント・ギア、
全騎士団から騎士、魔導士を選び、総勢25名を謁見の間に
集合させた。
元勇者、元勇者隊の者たち、つかさの奥様たちも参加していないが、
べルール、センシーラは、セント・ギアが全機並ぶために参加をしている。
勇者たちが参加しないのは、現魔王の死後のことを考えてのことである。
謁見の間での戦いは、1対1の戦いでと誰もが思ったが、
神アケミが集団戦で行いましょうと提案した。
理由は俺たちとセント・ギアの融合具合、騎士や魔導士の熟練度を
見たいということだが、相手は3人であり、30人で戦うなど勝敗は
決まっているのに、集団戦でと頑なに神アケミが言うので、
王は折れたが、俺は弱い者いじめのようで嫌だったが、
「決定したことには逆らえん!!」
「ロック! 次期王だろ!! 逆らえろよ!!!」
「フロージ!……
お前に言われなくてもするつもりだと、ニヤッとしてから、
「作戦を告げる!……
全員が俺に注目して、
「騎士、魔導士は、謁見の間の出入りで立っているだけで良い。
セント・ギアには融合せずに、勇者、リザートマンを牽制し、
俺も融合せずに、獣族最強の騎士【ダルザニア】と差しで戦う!」
「それでは……
エンリーは、1対1の戦いに持ち込むことに驚き、
「異議のある者は……?」
全員を見渡して言うと、
「見学かぁ? 負けるなよ! 総司令官!!」
フロージが言うので、
「負ける要素などない!!」
全員が頷き、壇上に居る王代理に、
「そちらは決まったか!!? 死のカウントダウンまで10分だ!!」
大声で煽るように叫ぶと、壇上で獣族と一緒に笑っていた王代理は、
「開始して、ロックが死ぬの?」
言うので、
「死ぬのは獣族だ! この剣で!!」
俺は鞘からガイヤ・ソードを抜いて、剣先を王代理に向けると、
「優しく使ってるね……
「アキトから貰った剣だからな……
屋台の射的の景品の形で貰った物で、家宝として子孫に受け継がせようと
思っている剣を振り、空気の密が刃となって王代理に襲い掛かると、
獣族最強の男は剣を抜き王代理の前に出て、同じように刃を出して相殺させた。
「自分の王を殺す気か?」
「防ぐと思ったので……
ニヤッとしてから、
「ツカサから買った剣か……
「そうだ!……
どちらも制作者は王代理だが、
「俺の剣より劣る剣で勝てるのか?」
剣を鞘に入れながら言うと、王代理の方を見てから、
「劣る剣でも、お前に勝つ!!」
獣族最強の男も剣を鞘に納めながら言うと、
「そうね、武器で勝敗が決まるなら……
明美は言いながら、獣族最強の勇者をチラッと見てから、
「輝太の剣はボロボロ、素手で融合したセント・ギアと戦うには
不利だから……
腰にぶら下げている皮袋に手で触って剣を抜く感じの動作で
鞘に入った剣が現れて、
「輝太! 今日より、ソリュート王国第7護衛騎士団の
見習い騎士として、この剣を受け取れ!!」
獣族最強の勇者に剣が渡るのを、
「陛下! 貴方の素晴らしい剣を敵に!!?」
パーセントが激しく抗議すると、
「聞いていなかったか?」
「貴方の国で……
「我が兄が治める国の、我を護衛する騎士団に加入させる!」
王代理の後ろで剣を貰った獣族最強の勇者は、右手を振って違うと
アピールしているが、
「そして、お、ダルザニアには、つかさの帰還後は遊撃隊の隊長を
してもらうが、それまでは総司令官をしてもらう!!」
寝耳に水のことを聞かされて、謁見の間は騒めくが、
「獣族の者の下でなど……
エンリーが大声で叫ぶと、謁見の間は静まり、
「我が眷属のダルザニアに不服か?」
つかさや竜巳のように、王代理の眷属となれば、
今はレベル30でも、レベルは上限の100を超えるはずだが、
「アキヒトに負ける者の下に就くわけないだろ!!」
フロージが言う通りで、
「王代理よ! 眷属とはいえ、私に負ける者に就くわけにはいかない!!……
剣を鞘から抜いて、
「眷属にしたことを後悔させる!!」
「だったら、セント・ギアに融合し、ダルザニアを細胞の1つも
残さずに、この世から消し去れ!!」
融合させて戦わせたい王代理の提案に、
「圧倒的な力で、消し去る!!」
剣を天上に突き出すように右腕を上げて言うと、エンリー以下
ウォォォォオオオオオ!!!! 叫んで、
「この国を獣族の配下にしないぞ!!!」
エンリーが叫ぶと、更に雄叫びが謁見の間に響き終わると、
「陛下! 負けは決定的ですが、獣族の勇者に渡した剣の名は!?」
パーセントが壇上に上がり、獣族最強の勇者が持つ剣を見て聞くと、
「天王剣! 試作1号よ」
王代理が剣の名を告げた時、
俺たちは獣族最強の勇者の持っている鞘に入っている剣を凝視した。
試作でも、俺が頼んだのに……
掛け声が上手くいってないので……
それでも1番に……
完成した時には……
メールで!!
お兄さまに見せた後に送るわ!!
それよりも前に!!
101話 お前の思い通りにはさせん!!……
明美が王の代わり?
魔王が召喚するんだよねぇ?
そうだよ! それなのに……
ミューブル王国を占領しちゃったぁ!!
ああ、あの獣族を、ダルザニアを気にいったから……
ペットにするのぉ?
そうなったら、俺たちがパシリで使われるぅぅぅううう!!!!




