リスティアお姉ちゃんによるキャラ紹介
今回は新しいタイトルが一応決まった報告と、書籍情報の告知。
あと三章のスケジュールの告知を兼ねた、リスティアによるキャラ紹介のみとなっています。
ご機嫌よう、みんなのお姉ちゃん、リスティアだよ!
今日はお姉ちゃんオーラあふれるあたしが、可愛い妹達を紹介して行くよ。
【リスティア】
最初はあたしから、みたいだね。
真っ赤な瞳に、漆黒の髪。
千年ほど前までこの世界を支配していた真祖一族の末娘で、普通の女の子だよ。
最初は人間と真祖の普通にズレがあることに気付かなくて「普通の女の子だよ?」って言うたびに、「……は?」みたいな反応をされてたんだけど、最近は学習したんだぁ。
そのおかげで、みんな「うん、そうだねー」って言ってくれるようになったの。
えへへ、凄いでしょ。
あたし、ちゃーんと、普通の女の子、出来る様になったんだよぅ~。
『ナナミ』
栗色の髪に、緑色の瞳を持つ、大天使ナナミちゃん。
優しくて可愛い女の子だけど、刺されただけで死んじゃいそうになるくらい病弱だったの。
それなのに、冒険者をしてるでしょ? だからそれが心配で身体を強化してあげたの。だからいまはすっかり、普通の女の子って言えるくらいに丈夫になったんだよぉ。
『リック』
ブラウンの髪に緑色の瞳。ナナミちゃんの義理のお兄さんだね。
口減らしとして売られそうになってたナナミちゃんを保護した優しいお兄さん。リックさんのおかげで、あたしはナナミちゃんと出会えたの。
だから、感謝してるんだぁ。
『エインデベル』
ナナミちゃんの義理のお母さん。亡き両親のお店を護りつつ、リックさんとナナミちゃんを子供として育てている凄い人。
でも……本当は弟と妹にしたかったんじゃないのかなぁ?
エンチャントのあれこれを聞かれて教えてあげたから、最近はめきめきと腕を上げてるみたい。頑張り屋さんだから、そのうちあたしより凄くなるかもねぇ~
『クルツ』
レミィって言う娘を持つ門番のおじさん……なんだけど、ギルドにあたしのことを聞かれて、なんだか反応に困ってたみたいだって、シャーロットが言ってたんだよね。
今度、会いに行ってみようかな?
『マリア』
可愛い、可愛い妹候補のマリア。
あたしの作ったエンチャント品を色々身に着けてる、ごくごく普通の女の子。
過去に色々とあったぶん、精神的に凄く大人なんだよ。
実はあたしもあることで頼ったりしてるんだぁ。WEB版では書いてないんだけど……マリアとあたしの会話、それが前提になってたりしてるんだよ?
『アレン』
孤児院で生活する男の子だね。
最初はあたしのことを警戒してたんだけど、最近は信用してくれてるみたい。
あたしは妹が欲しいとばっかり言ってるけど……孤児院の男の子達を見てると、弟くんも悪くないなぁって思うんだよね。
『ミュウ』
青い髪に、緑の瞳。イヌミミ族の幼女。
モフモフな耳や尻尾の触り心地が最高なんだよぅ。
獣人って差別されたりしてるんだけど……孤児院食堂ではファンが出来たりして、アイドルとなりつつあるみたいだよ。
ミュウちゃんのお兄ちゃんになり隊っていうファンクラブみたい。
お兄ちゃんになり隊だから良いけど、お姉ちゃんになり隊だったら、ライバルとして戦わないといけないところだったよ。
『他の孤児院の子供達』
みんなあたしの可愛い妹&弟候補だけど、今回はとくに個別の出番がなかったし、身体をちょっと強化したくらいだから割愛かな。
『グラート』
茶髪に黒い瞳。王都に店を構えるやり手の商人さん。
今回はとくに出番がなかったけど、孤児院食堂の仕入れなんかではお世話になってるよ。
ちなみに、ベルお姉さんとは相変わらずみたいだね。どう見ても両思いなのに……二人とも気付かないなんて鈍感だよね。それとも、臆病なのかなぁ?
あたしだったら気付くのにって、見てると凄くもどかしいよ。
『ウッド』
ええっと……リスティアちゃんファンクラブ、会員ナンバー01780?
なに、そのファンクラブって。
あぁ……孤児院食堂のメイドに対するファンクラブなの? でも、それだったら、その大きな番号はなんなの? 初日から来てくれたお客さん、だよね?
……え、会員ナンバー00008は奥さんに取られた? その次のは息子さんに?
良く分からないけど、家族の仲が良いのは良いことだね。
『シャーロット・ウォーレン』
ゆったりとしたウェーブの掛かった金髪、蒼い瞳を持つ伯爵家の令嬢。
あたしの妹ちゃん……と思ったのに、お姉ちゃんを言い張る女の子。あたしの方が年上だと思うんだけどなぁ……
妹にはなってくれなかったけど、獣人も差別しなかったし、凄く良い子だよ。あたしも、お友達として仲良くしたいって思ってるの。
もちろん、出来れば妹にしたいとは、ずっと思ってるけどね。
『グラニス・ウォルター』
娘のために奔走する、公爵家の当主。娘のためにならどんなことでもやっちゃうって言うのは、どこの親も一緒なのかなぁ。
『リリアンヌ・ウォルター』
青みがかった銀髪の公爵令嬢。
あたしのことをお姉様って呼んでくれる、可愛い可愛い女の子だよ。
今度、隣国に嫁いでいくらしいんだよね。国同士で色々とあるみたいで心配なんだよね。今度、身を守れるようなエンチャントをプレゼントしようかなぁ。
あ、それりも、隣国をプレゼントした方が良いかなぁ?
『アンドレア』
ブラウンの髪に、緑の瞳。シスタニアの街にある、冒険者ギルドのマスターだね。
非合法の奴隷組織に捕まっていたモニカを引き取って、孫として育てているおじいちゃん。
本当は妹にしたかったはずだけど……きっとモニカさんの要望を聞いて、孫にしてあげたんだね。凄く優しいおじいちゃんだと思うよ。
『モニカ』
ブラウンの髪に緑の瞳。ギルドの受付嬢。
アンドレアに拾われて以来、ずっとお爺様と慕っているんだって。
アンドレアさんはお兄ちゃんって呼ばれたがってるはずだけど、歳の差的にお爺様って呼んでるんだと思う。あたしを妹扱いするシャーロットと同じだね。
『ブレンダ』
学園の理事長。
なんだか、ため息をつくことが多いんだけど……理事長って苦労するのかな?
……あ、もしかして、理事長になったのは、生徒にお姉ちゃんって呼ばれたかったから、なんじゃないかな。それで、誰にもお姉ちゃんって呼んでもらえなくて憂いてるのかも。
今度、お姉ちゃんって呼んであげようかなぁ。
『アニス』
クラスの担任。
あたしのことを普通の女の子だって断言してくれた、凄く見る目のある先生だよ。
『シエラ&レオーネ』
クラスメイトの女の子達だね。
年下の女の子なんだけど、二人が仲良し過ぎて、あたしの入る余地がない予感がしてるよ。
ちなみに、学園で最初に出てくる女の子達で、被害者候補か、それとも意外性のある悪役かって思わせておいて、実はどっちでもないというフェイク担当だったそうだよ。
『セラフィナ・ジュノー』
銀髪に、蒼い瞳の女の子。
あたしを初めてお姉ちゃんって呼んでくれた、可愛い可愛い女の子だよ!
いまはあたしのことをリスティア様って呼んでるけど、いつかあたしのことをお姉ちゃんって呼んで、更には眷属になって永久の時を過ごしてくれるって想いが伝わったよ!
『ドロシー・フローレン』
ウェーブの掛かった金髪に緑の瞳。
フローレン子爵家におもちゃにされていた女の子。
ドロシーが、平民のことを下賤だって言ってたのは、自分がそうだと思っていたから。本当は、そんなことないよって手を差し伸べてくれる人を求めていたんじゃないかなぁ。
『レーネ』
ブラウンの髪にブラウンの瞳。
ドロシーの妹なんだけど、物凄く病弱だったんだよね。だから、普通の女の子として遊び回れるくらいに、身体を作り替えちゃった。
それじゃ、キャラ紹介は以上だよ。
次は第三章で会おうね。
三章は七月中に投稿開始予定となっています。
書籍の情報につきましては、活動報告に載せてあります。




