【永久に変わらない場所へ】/【憂い顔に惹かれて】
#リプされた花の花言葉で小説書く
金木犀の花言葉
「謙遜」「気高い人」「真実」「隠世」「誘惑」「陶酔」
お題:貴様二太郎さん
【永久に変わらない場所へ】
「さぁ」
濃密な香りにうっとりし促されるまま手を重ねた。
見上げた先には陽に透けて輝く蜂蜜色の女神。
「美しい」
「いえ私など」
とろりと垂れた髪が私の頬を流れ落ちる。
私の頬の内側を。
重ねた指は彼女の内側に沈む。
「ようこそ此方側へ」
内も外も蜂蜜で満ちてやっと彼女が何者であるかを悟った。
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「隠世」永久に変わらない神域、死後の世界、だって
あやしいものに誘惑されてあちら側に連れてこられちゃった!
真実を知ってどうするか。なすすべもなしか。
ゼフィランサスの花言葉
「汚れなき愛」「便りがある」「期待」
お題:ユウキカナメさん
【憂い顔に惹かれて】
「大事なものでも来るの? 合格通知とかさ」
帰宅時マンションの郵便受けで一緒になる隣家の女性に声をかけた。
この頃覗いてはため息ついてばかりいたから。
でも今日はその顔に花が咲いた。
「彼から」
封筒に唇を寄せてはにかむ姿に胸を突かれる。
「よかったね」
苦い気持ちを飲んで精一杯微笑んだ。
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マンションの郵便受けがわーっと並んでいるイメージつたわるかな〜とか、郵便受けであったら挨拶程度はするだろうけどって関係の隣の家の男に踏み込まれたらちょっと怖いなとか、関係性や状況が伝わるか悩んだツイノベでした。
こういう時タイトルに助けられる。




