表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
#twnovel  作者: 遠宮 にけ ❤️ nilce


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/79

【降り始めから降り積もり始めるまで】/【温度は奪われ覆われていく】

少し前のものです。

 2019年 01月27日 冬のタグから二つ


 #雪という文字を使わずにを雪が降るを文学的に表現してみろ


【降り始めから降り積もり始めるまで】



 コンクリートに落ちた瞬間、滲んで鼠色の跡を残すのが好きだった。

 あちこち点々と足跡みたいに。

 水が染み入り、たくさん滲んで次第に飽和する。白く降り積もる。

 私の湿度で曇る窓を擦りながら、かじかむ爪先を踏み、じっと眺めていた。


 *****

 幼い私は一人でずっと眺めていたようです。

 目に映る映像的をそのまま書いた感じでした。






 #雪冷白冬凍降空積をつかわずに雪が降るを表現する



【温度は奪われ覆われていく】


 それは天から私の手の甲に落ち、すぐに滲んだ。

 溶けて雫となり滑り落ちる。

 それらはぺとりと落ちては滲み、落ちては滲みして、次第に夏に食べたかき氷みたいに街中のそこここで重なりはじめる。

 透けたグレーの埃のような色をして。



 *****

 体に触れた雪はすぐに溶けて流れていくよね。

 執筆中小説にいつまでも残っていた二つでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ