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これは俺が勇者になるための物語  作者: 七瀬 桜雲
第二章 ジェムニ神国
70/193

おまけ   『キャラの紹介をしたい』

第二章ネタバレありです。

ご注意ください。


 ここまで読んでくださった皆さん!

 第二章、長かったけれどお疲れさまでした。


 今回もババンと盛大にキャラ紹介をやっていきましょー!

 ああ、申し遅れました。私、作者でございます。


 本日のおまけコーナーのお供はこちら!


「第二章のキャラ紹介を担当させて頂きます、ステラです!」


「アシスタントのトオルです」


 ええ、前回を反省して強力な布陣をご用意いたしましたとも。

 後書きコーナー担当で手慣れているであろうステラと、彼女がいない間の後書きコーナーの切り盛り経験があり冷静な分析力の持ち主であるトオル。


 今回のおまけコーナー、君たちに任せた!


「報酬は何ですか?」


 次章、君たちに膨大な経験値をあげよう。

 沙智が驚くほどレベルアップするがいい。


「仕方ありませんね、妥協しましょう」


「待って、羽化しちゃうからそれダメなやつっ!」


 なお、ご本人たちにつきましては二人いることですし、それぞれに紹介してもらいましょうかね。では、スタート!





――キャラ紹介――





〇 七瀬 沙智


 本作の主人公。高所恐怖症、オクラのねばねば、怖い話は彼の三大嫌な物らしくて、百物語をした時なんて高頻度で「ああああ」を発動させてたね。トオルの情報では手紙を書くのに五時間も要したって言うから、きっと文章を捻り出すのも苦手なんだね。……沙智の得意な事って何だろ? アンテナの育成?


 レベル:21

 種族:人族

 個人データ:十八歳の男性

 称号:『渡る者』『神の罰を受ける者』『呪いを見破る者』『認識外の存在』『勇者』『エクスカリバーに認められし者』『魔王撃破』『魔王撃破:雷鬼王』

 ユニークスキル:『編集』『第三の目』『聖剣作製』『Undelivered』

 スキル:『共通語』『砲撃』『探知』『遅延視』『認識阻害』『初級火魔法』『聖撃』『聖撃砲』



〇 ステラ


 お兄さんと揃って面倒な人ですよ、ステラは。他人に気を遣ってばかりで、偶に自分から何かがしたいと言い出しても、後になってから皆がどう思っていたかを気にしてしまう。周りに気を配れるのは結構ですけど、ちょっとくらい我が儘になってもいいんですけどね。要するに何が言いたいのかと言うと、早くお兄さんとそういう関係になって話を盛り上げてください、以上。


 レベル:28

 種族:人族

 個人データ:十八歳の女性

 称号:『魔王』

 スキル:『初級風魔法』『中級風魔法』『上級風魔法』『鑑定』



〇 トオル


 年の割には本当に大人びてるよね。声もソフィーと比べたら驚くほど落ち着いてるし、普段の性格は冷静沈着。買い物を楽しんでる時だってそんなに感情を表に出してなかったでしょ。トオルが青目族だけど灰目になって暴走しちゃうって聞いた時には少しだけ親近感が湧いたんだ、不謹慎かもしれないけど。だからね、トオル……戯言を言う前にまずはお互い頑張ろうか。


 レベル:10

 (青目モード時のレベル:16)

 種族:青目族

 個人データ:十五歳の女性

 称号:『トオル』

 スキル:『砲撃』『格闘』『探知』 



〇 ソフィー


 ジェムニ神国で出会った綺麗な金髪のエルフの少女で世界樹の涙に関する情報を探しに来たらしいよ。ずっと眠っているお友達を起こさないとって言ってたけど、無事に治ると良いね。一見純粋無垢で可愛らしいんだけど、意外と毒を吐くから注意だよ。え? 作者さん何か……おおう! 次に本格的に登場するのは第五章の予定だって。また会えるのが楽しみだね。


 レベル:12

 種族:エルフ

 個人データ:十四歳の女性

 ユニークスキル:『リコール』、その他

 スキル:『空間魔法』『催眠魔法』『特殊魔法ヒール』『シールド』『オフェンス=アッセンション』『ディフェンス=アッセンション』



〇 ルビー


 ソフィーがいつも羽織の内側に隠している正体不明の動く熊のぬいぐるみだよ。最初は物を操るスキルでも使ってるのかなって思ったけどそういう訳じゃないみたいだし、全く理屈が分からない。確か、ギニーがユニークスキル『眷属』を発動させた時に不審な動きを見せていたと風の噂で聞いたけど、一体?


 レベル:不明

 種族:不明

 ユニークスキル:不明



〇 ギニー


 彼は髪を白く染めた少し柄の悪い男だった。人を殺したのは彼の生来の残虐な性格のせいか、それとも長い時間で人と繋がれることを諦めちゃったからなのかな。ギニーは私を『魔王』として助けようとしてくれたけど、胸の内には誰かと繋がりたいという思いがまだあったのかもしれない。事件を起こして、そんな誰かを無意識のうちに探していた。だから沙智の言葉に、ギニーはきっと……ううん、そんなの髪のみぞ知ることだね。


 レベル:30

 種族:人族

 個人データ;二十九歳の男性

 称号:『魔王』

 ユニークスキル:『眷属』『上位結界破り』

 スキル:『初級火魔法』『中級火魔法』『剣技』『妖撃』『妖撃砲』



〇 キャロル


 その正体は封印玉に封じられた力を取り戻そうと暗躍し、知略でかつてその名を轟かせた魔王『雷鬼王』。私もすっかり騙されちゃったよ。レベルやスキル、魔力などが封印前と比べて甚く貧弱だけど、それでもギニーとタイマンを張っても勝負にすらならないほどの強さを誇っていたに違いない。沙智、運良く勝てたのは本当に奇跡の中の奇跡だから、砕けた聖剣さんに感謝しなよ。


 レベル:50

 種族:人族

 個人データ:年齢不明の女性

 称号:『魔王』『雷鬼王』『守護者』

 ユニークスキル:不明

 スキル:『初級雷魔法』『中級雷魔法』『上級雷魔法』『最上級雷魔法』『初級光魔法』『中級光魔法』『特殊魔法ヒール』 



〇 オーウェン


 ジェムニ教会受付担当兼、二階教会図書館の管理人。沙智曰く、ミスターおにぎり。聖剣の取り扱い方とか色々と丁寧に教えてくれていたみたいだけど、沙智はちゃんと聞いてたのかな?


 レベル:23

 種族:人族

 個人データ:三十五歳の男性

 スキル:『特殊魔法ヒール』



〇 ザキ


 チーム『永劫なる時のルーラー』の司令塔さんだね。ソフィー曰くむっつりスケベっぽさん。特徴的な語尾が会った時はうざったく感じたけど、しばらく聞けなくなると少し寂しいなぁ。彼自身は実はどこかのお金持ちの出らしくて、冒険者としての仕事とは別に膨大な仕送りがあるらしいよ。まあマルコの遊びにいつも消えるって嘆いてたけどね。


 レベル:16

 種族:人族

 個人データ:二十一歳の男性

 スキル:『遅延視』



〇 メル


 チーム『永劫なる時のルーラー』の魔法使いにして紅一点。問題児三人を懲罰するために杖をいつも持ち歩いている健気な(?)女の子。常に魔法使いらしい服装でいることから何となく想像がつくかもしれないけど、男子三名に厨二的素質を伝染させた張本人だったりするかもね。えーっと……作者さんの情報によると彼女はテスル地区で「クイーン」って呼ばれていて、実は乱暴な――「ちょっと隣を失礼、ステラ。呼ばれてないけどアタシ、ちょーっと用事があってね――ふんっ!」


 レベル:15

 種族:人族

 個人データ:十九歳の女性

 スキル:『初級水魔法』『初級闇魔法』『認識阻害』



〇 オルグ


 チーム『永劫なる時のルーラー』の盾役だよ。あらゆるものを暴飲暴食し、チームの財政を圧迫する第二級問題児。メル曰く、基本的に大人しい性格だけど、飼育する祭には膨大な食費が必要になるのでご注意を、とのことです。あ、彼のハンバーガーにピクルス入れるのは厳禁ね。


 レベル:17

 種族:人族

 個人データ:十九歳の男性

 スキル:『シールド』



〇 マルコ


 チーム『永劫なる時のルーラー』の特攻隊長にして前科持ち。そう、彼こそが第一級問題児なのだ。素行は目を瞑りたくなるほど悪いけど、根は良い人らしいよ。テスル地区でよく問題を起こして、ついには国王直々に注意されたこともあるとか何とか……。通称、金ぴか不細工。


 レベル:16

 種族:人族

 個人データ:十八歳の男性

 スキル:『剣技』『格闘』『探知』



〇 チャド


 ジェムニ神国国王の腹心で、その人柄や努力家な面が国王に評価され信頼を置かれているらしいよ。レベルは高くないけどすごく足が速くて、かつて『隼』と称されてたんだって。私や沙智の事、国王様にどう報告するのか気になる所だけど……無難な内容になることを祈ってます。


 レベル:18

 種族:人族

 個人データ:三十九歳の男性

 スキル:『加速』



〇 壊れた演奏家


 ジェムニ神国七不思議の一つ音が鳴らないアコーディオンを伸縮させて弾き語りをしながら町を徘徊し、嘘をついている人間を見つけると舌を抜き取ると噂されているんだ。沙智の話では怖い人ではないらしいけど……彼は一体何者なんだろうね。今日もどこかで聞こえるのかな――『ギッコンガッコン面が訊ク』って。


 種族:不明

 個人データ:不明





――キャラ紹介――





「以上が『第二章ジェムニ神国』で活躍したキャラたちの紹介でした! トオルもレベルとかスキルの情報を用意してくれてありがとね」


「で、作者さんは何してるんですか?」


 くっそー、メル覚えとけよ。

 第六章だ。次に登場する予定の第六章では絶対泣かせてやる。

 泣き叫ぶような恰好で登場させてやる。

 ふははははははは。


『さっすが作者ー! その時には飴もあるよね、ねー?』


 勿論だ、相棒。

 私とお前でメルを飴細工に変えてやろうぜ!


「作者さん、その兎の人、誰?」


 ん? 気になる?


『ほえ? 気になっちゃうー?』


「まあ」


 そっかー。

 気になるかー。


 気になる方、第三章へレッツゴー!!


「まさかの引きっ!?」


「以上第二章おまけでした。よろしければまた見てくださいね。バイバイです!」


「勝手に終わらせたっ!?」


※加筆・修正しました

2019年9月26日  加筆・修正

         表記の変更

         スキルレベルの削除

         紹介キャラの追加


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