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幼女ヒロインは女の子を攻略しました ……どうしてこうなった?  作者: 九條葉月
第六章 悪役令嬢編

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プロローグ すたんぴーど



 



 むかし むかし そのまた むかし



 星の降る村は危機に瀕していました。



 迫り来るは、大地を覆うほどに増殖した魔物の群れ。

 それらを率いているのは、この世界に初めて発生した“魔王”


 幾千、幾万……数えることすら不可能な数の魔物と、それらを率いるに足る実力を備えた魔王。その光景を見て誰かが『世界の終わり(スタンピード)』だとつぶやいて……。生まれたばかりの小さな小さな村では、抵抗することすらできずに飲み込まれることが“運命”でした。


 しかし、この村には“彼女”がいました。


 ユーナ・アベイル。


 後に初代勇者と称えられる英雄。

 二千年後も語り継がれる神話。

 今はまだ、初めて恋を知ったばかりの乙女。


 彼女の瞳は怒りに燃えていました。


 あかいあかい、血を啜ったかのような赤色の瞳で、迫り来る『世界の終わり(スタンピード)』を睨め付けていました。



「――汝ら罪あり」



 残された石文にいわく。

 彼女は、たった一睨(ひとにら)みで『世界の終わり(スタンピード)』を殲滅したといいます。一匹の例外もなく殺し尽くしたといいます。


 しかし。

 けれども。

 建国神話にも、子供向けの物語にも。ユーナ・アベイルの“一睨(ひとにら)み”は記載されていません。


 それはそうでしょう。

 たった一度睨んだだけで。大地を覆い隠すほどの魔物の群れを殺し尽くすことなど。きっと神様にだって不可能なのですから。



 神話にいわく。

 初代勇者ユーナ・アベイルは初代魔王を討ち取りました。



 物語にいわく。

 ユーナ・アベイルと魔王は七日七夜に渡る一騎打ちを演じ、ユーナの力を称えた魔王は二度と悪事を働かないと誓いました。



 何が本当であるのか。彼女本人が語ることはありません。

 ただ、意味深に目を細めるだけで……。







本日夕方頃また投稿します。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者さん、最近の更新はお疲れ様です! ユーナ様の事だから、もしかしたら裏の真相は伝承よりずっと軽い事情かも知れませんねw
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