2章の2
快晴に恵まれた休日、二人の女子と一人の男子を乗せたバスがゆっくりとしたペースで蛇のように曲がりくねった海岸沿いの道路を走っていた。
時刻は昼前、空けた窓から潮の香りを孕んだ爽やかな海風が吹いてくる。
陽光を弾いて輝く水面は滑らかで、時折トビウオが跳ねているのが見えた。
(トビウオか……しばらくしたら旬になるから捕りにいこうかな。いや、今は春だからその前にメバルだな。ありゃ煮付けにすると旨い)
暢気な思考のまま見上げた空には雲ひとつない青空が広がっていた。
(いい天気だなぁ……)
心の中で呟くと、狗賀志郎は隣の席に座る女性陣に目をやり、ため息をつく。
長谷川琴美と、御堂樹里。
二人の少女は男の立ち入る隙のない会話の花を咲かせている。
二人とも何が楽しいのかよく笑っている。人懐っこい性格の琴美は誰とでもすぐに仲良くなれる。
教室ではあまり話していないように見えたが、もう長年の友人のようにすら見えた。
楽しそうな女子とは対照的に、どこまでも男子は仏頂面を崩さない。
拝み屋としてのパートナーである琴美はまだしも、気難しい性格の樹里はストレートに志郎の苦手なタイプだ。そもそも基本的にあまり人付き合いの得意な方ではないのだが。
何の因果か扱いにくい女ふたりと休日を過ごす事になってしまった我が身を嘆く。
こんな日はいつもなら家でごろごろするか、海辺で釣り糸でも垂らしているかのどちらかなのだ。
ああ、めんどうくさい。できることならこのままずっと寝てしまいたい。
シートにもたれかかり、いびきをかき始めた志郎の願いとは裏腹に、ほどなくしてバスは目的地へ到着することとなる。
比良坂市は、志郎たちが住むF県見島市の隣のS県の町だが、双方県境に位置する都市のため、バスでも一時間程度で着く近場だ。
海と山に面した豊かな自然と、近年は大手雑貨店やコンビニに押され気味ながらも未だ活発な商店街や、武家屋敷、洋風建築といった昔ながらの建物の立ち並ぶレトロな町並みで、避暑地・観光地として人気を集めている地方都市である。
「やれやれ、やっと着いたか」
ごきごきと首と背中を鳴らして、志郎がバスから降り立つ。
服装は安物の黒いTシャツに、これまた安物のジーンズといかにも素っ気ない。
上から羽織っているのは使い古しのジャケットで、靴は動きやすさ重視のスニーカーだ。
肩には竹刀袋に入れた刀を担ぎ、ジャケットには匕首と棒手裏剣を仕込んだいつも通りのスタイルである。
本当なら日中の街でこんな装備はしたくないのだが、今日は『ファウスト』本部へ行く予定もある。
何かあった時のために用心していた方がよいだろうという彼なりの判断であった。
琴美はミニスカートにブーツ、キャミソールにあわせた春物のカーディガンというスタイルだ。相も変わらず太股の白さが眩しい。
手ぶらに見えるが、ポケットの中にはアサメイを隠し持っている。
本来は儀式用の短剣なので刃は入れないが、彼女は武器としても使用するために刃を入れてある。
志郎とあわせて銃刀法違反コンビだ。
樹里はレギンスにパーカーと、一見飾り気のない非常に彼女らしい服装であるが、ペンダントなどの小物とあわせてあり、さりげなくセンスのよさが伺える。
「それで、これからどこに行く?」
口火を切ったのは琴美だ。
今日は名目上、彼女の母のために骨董品店で家具を探しに来ている。
まずは、志郎が知っている店へ向かうこととした。
子供の頃と比べるとシャッターの降りた店が増え、やや寂しくなったものだが、それでもまだ比良坂の商店街には活気がある。
今日は土曜日なので、日が暮れると夜市が行われ、出店が並ぶ。
三人ともそういう記憶は共通してるので、以外にも話題は弾んだ。
珍しく志郎もやや饒舌になった。
子供の頃、出店でとった金魚を何年も飼っていたことや、たこ焼やりんご飴が旨かったことなど、気づかぬうちに話している。普段の仏頂面に比べると、かなり表情豊かと言っても良いだろう。
「狗賀君ってわりと普通なのね」
思わず、樹里の口からもそんな台詞がこぼれてくる。
「御堂は俺をどういう人間だと思ってたんだよ」
「えっと……」
「いや待て、やっぱ言わなくていい!」
滑稽なやり取りに、おかしそうな顔で琴美も言う。
「普段からそういう風にいろんな人と話せばいいのに。時田先生も言ってたでしょ、愛想を何とかしなさいって。そうすれば友達も増えるわよ」
「……ジジイの話はすんな」
「時田先生って、時田診療所のお医者さん?」
「そうよ、子供の頃からお世話になってるのに、悪口ばっか言っててさ」
名前を出した途端ふて腐れたような顔になる。よほど時田が苦手なのか。
無口で無愛想、一部ではクールといわれているが、単に子供っぽい性格なのが露見している。
女性陣にクスクス笑われながら歩いていると、目的地へ到着した。
長年商店街に構えられている骨董屋は、市内でも老舗に数えられる店である。
明るい照明に彩られながらも、長い月日の経った品物の放つ空気によって、店内は独特の雰囲気を醸し出している。
初めてこういう店を訪れた琴美と樹里はややそれに飲まれているが、骨董屋を目指してる志郎のテンションは高い。
品物の一つ一つを実に丁寧に二人に解説するので、店番をしていた店主も目を丸くしていた。
煙草をふかしながら、興味深そうにこちらへ視線を向けてくる。
「お、超合金があるな」
玩具棚に昔のロボットアニメの玩具を見つけ、じっと品定めする。
人が乗って動かす形式のロボットの元祖である。
箱つきでないと大した値段はつかないが、それでも男の子らしくこういうものには興味をそそられるようだ。
「なあ、これ復刻版?」と店主に問うと、「いや、初代だよ」 と無情な答えが返った。
ぐうっと腕を組んで唸る。
購入しようか迷っているらしい。
しかし、こういうものは学生が手を出すには高すぎる。結局は保留となった。
「兄ちゃん詳しいね」
「ああ、本職目指してるから。家継ぎたいんだよ」
「なるほど、がんばんな」
おう、と少しおどけて返してみる。
「おーい、狗賀君!」
すると、背中から琴美の声がかかる。
声の方向にいってみると、陶器やガラス類の棚を二人が凝視していた。
すでに本来の目的である家具は見終えている。個人的に欲しいものを見つけたのか。
「なんか欲しいものあったのか?」
「うん、どれがいいと思う」
樹里が指差してるのはガラス製の花瓶や皿や小鉢だ。
大正〜昭和初期頃のプレスガラスだろう。その時代ならではの趣のある佇まいをしているが、値段も手ごろだ。安いものならば数千円で買える。
「どれも綺麗だから私達だとなかなか決まらなくってさ、この際狗賀君が選んでみてよ」
琴美の言葉に面倒な奴らだな、と思いつつも、古物について頼られる事には彼もさほど悪い気はしない。
「そうだな、これと…………これかな」
選んだのは、青い小鉢と赤い花瓶だった。
どちらも五千円弱の品であるが、小鉢は鳥を、花瓶は花をあしらったなかなか美しい造型をしているし保存状態も良好だ。目立った傷もなく、実用品としても問題なく使えるだろう。
琴美は花瓶、樹里は小鉢の購入を決めた。
志郎もグラスを買い、三人は大満足で店を出ることとなった。
後日店主が家へ送ってくれるのが楽しみであった。
「いやー、今日は遊んだね」
夕暮れで茜色に染まった公園で、ベンチに座って琴美が満足げに口にした。
真ん中に琴美、左に志郎、右に樹里という配置だ。
あれからゲームセンターで遊んだり、ウインドウショッピングを楽しんだりと、充実した休日となった。
樹里は遊びつかれたのか、やや眠たそうな顔をしている。
自分たち以外の人は見当たらない。大きな池をぐるりと囲む作りの広い公園に、祭りの後のように少し寂しげだが、穏やかな沈黙が降りてくる。
なんとなく琴美が視線を巡らせるとホットドッグの屋台がひとつ、公園の隅にぽつねんと立っていた。
車の外のテーブルに添えつけられた椅子に座り、煙草を吸っている男が店主だろう。
飾り気のない黒いエプロンをかけ、鼻の下にブラシのようなちょび髭をはやした小肥りの中年男だ。
「おなか減ったし、ホットドッグでも食べようか」
屋台を指差し、琴美が言う。
「今食べたら夕飯食べられないかもよ」
「ちょっとなら大丈夫でしょ。ほら、狗賀君もいこっ!」
「……」
二人の手を引き、琴美が屋台へ向けて歩き出す。
彼女はまだ気づいていなかった。
無言で屋台を睨む志郎の眼の険しさに。
獣の嗅覚を持つ志郎はすでに、屋台から漂う臭いの正体に気づき始めていた。
「もう店をたたむ時間だから、安くしとくよ。余ったら捨てるだけだしね」
「すいません、ありがとうございます」
屋台ごしに人のよさそうな笑みを浮かべて店主が言う。どう見ても日本人ではないが、やや訛りのある日本語を流暢に話している。
包み紙に包装されたシンプルなホットドッグが三つ、手渡された。
「じゃあ、いただきます」
さっそく、包装を解いて琴美がかぶりつこうとする。
樹里もおちょぼ口でソーセージの端っこに歯を立てようとした。
この時、店主の浮かべた怪しい笑みに気付いた者が一人いたのは幸運である。
気付かなければ、恐らく二人はしばらく肉を口にすることができなくなっていただろうから。
「食うなぁっ!!」
鋭い怒声が、日も落ちかけた夕暮れ刻の静寂を破る。
声の正体は、狗賀志郎。
鋭く店主を射抜く視線は、日中に見せたごく普通の高校生のそれではない。
刀を振るい夜の闇に潜む魔を斬ってきた、拝み屋のものとなっている。
手にしたホットドッグを舌で軽く舐めて顔をしかめると、ぶっと唾を吐いてそれを足蹴に踏み潰した。
そして、事態を飲み込めないまま混乱した二人の手からもホットドッグを叩き落す。
「ちょっと、狗賀くん!?」
あまりに突拍子のない行動に、ようやく樹里が怒りを見せた。
店主に対して失礼などというレベルの行動ではない。
だが、次に放たれた志郎の台詞に呆然としてしまう。
「人の血肉で作ったソーセージなんて食えるか!!」
真っ向から敵意をこめて店主に言い放つ。
店主はうつむいて肩を震わせている。
怒りから来る物か。
違う。
小さな笑いが溢れ始めた。徐々に大きくなっていく。
やがてそれは、狂ったような爆笑へと変わる。
「はははははははははははははははははははは!! あはははははははははははははははははははははははは!!」
おかしくて堪らないといった風情で、胸をそらして笑っている。
笑いながら屋台から大振りの肉切り包丁を取り出し、悠々とした歩みで三人の前へ出てくる。
次の瞬間には、凄まじい速度で踏み込んできた。
逆手に構えられた凶刃は、ただ一人の一般人である樹里に狙いを定めていた。
牛や豚の解体に用いられる、長方形の長い刃渡りと、肉厚な刀身の包丁が、断頭台の刃のように細首へ迫る。
彼女の首が刎ね飛ばされる紙一重の状況で、状況を理解したらしい琴美が樹里を抱えて飛んだ。
抱きしめるような格好で、羽のごとき軽さで跳躍する。空中でその身が黒衣に包まれ、魔女の衣装に身を包んだ姿で音もなく大地に立った。
「ちっ、かわしやがったか」
台詞とは裏腹にどこか楽しそうな顔で、殺人鬼が包丁を構えなおす。
相手が見せた踏み込みの恐ろしい速度に肝を冷やしながら、志郎も竹刀袋から刀を取り出してズボンのベルトへ差すと、鞘からずらりと抜いた。
名刀・井上真改の刀身が、夕陽を照り返して輝く。
琴美も樹里を守るように彼女の側について、背中へ手を回すと、よくできた手品のように虚空から愛用の杖が現れた。
目を丸くした樹里にちらりと向けた視線からは、巻き込んだ事への申し訳なさが滲んでいる。
「さすがはホームズを殺ったガキどもだ、想像していたよりも勘はいいようだな」
「ホームズ……やっぱり首なし殺人を起こしてる一味の仲間だな。で、お前はどこの殺人鬼だ?」
ほおと感心したような声を漏らすと、殺人鬼が胸を張って名乗りを上げた。
「なるほど、俺たちの正体に気付いているのか。その通り、俺様は泣く子も黙る、フリッツ・ハールマンよ!!」
「ハールマン……『ハノーファーの狼男』か!! なるほど、人肉ソーセージなんて悪趣味なものを作るわけね」
フリッツ・ハールマン。
ゲオルグ・グロスマン、カール・デンケと並ぶ、第一次世界大戦での敗戦の爪痕が色濃く残る、1920年代のドイツが産んだ最悪のシリアルキラーである。
三者に共通するキーワードは、食人。
それぞれほぼ同時期に活動し、人の肉で腹を満たし、もしくは何も知らぬ隣人に人の肉を食わせた者達だ。
まず一人目のグロスマン。
こちらは元々幼少期から小動物の解体に性的快感を覚える変質者であり、少女への性的暴行の常習犯でもある。
更に獣姦の趣味もあり、鶏や豚といった家畜相手に性行為を行い、その後家畜を屠殺・調理することで欲求を満たしていたが、敗戦の影響で家畜の入手が困難になったことから人間に手を出すようになった。
グロスマンの犯行の被害者の多くは若い女性だった。
当時は住むところを無くした浮浪者が国中にあふれており、当然中には食い扶持を稼ぐために売春を行う者もいた。他の二人にも言えることだが、獲物にはさほど困らなかったのである。
被害にあった女性は行為の後に殺害、解体され、食べきれないぶんは闇市に卸された。また、その肉は他の女性を釣る餌にもなっていたと言われている。
1921年、犠牲者の悲鳴を聞きつけられた事からアパートの家主に通報され、今までの被害者に関する情報を記載した日記や、解体の証拠の血痕等が見つかり死刑判決を受ける。
しかし刑の執行を下されるまでもなく、最期は獄中でズボン吊りで首をくくり自殺した。
次の二人目がデンケ。
こちらはシュレージェン地方の町ミュンスターの地主で、日曜日には教会でパイプオルガンの奏者をこなし、貧しい浮浪者や旅人を自分の屋敷に無償で泊めてやっていた事から『パパ・デンケ』と呼ばれ慕われていた男である。
しかし、彼も物価の高騰から財産を失うことへの恐怖を抱くと、人間を食肉に加工する事を思いつき、凶行に走った。
被害にあったのはもちろん、彼の屋敷に泊められていた客人達である。
デンケの屋敷に泊まった客は、使用人たちの寝静まっている深夜か早朝に出て行くことが多かったが、実際には主人であるデンケに殺害されていたのだ。
殺害された者はぶつ切りの肉塊にされ、塩と脂とともに樽へ詰め込まれて塩漬け肉にされた。
性欲を満たすという理由のあったグロスマンとは異なり、こちらは純粋に食用が目的だった為に老若男女問わず標的となっている。
加工に関しては味付けや保存方法なども試行錯誤され、ある程度市民へ供給され利益を上げてすらいたが、それも1924年、断末魔の悲鳴を聞きつけた使用人に、斧で宿泊客の脳天をかち割っている姿を発見され逮捕となる。
パパ・デンケから一転『人食い宿屋』として忌まわしい名を残し、こちらも最期はグロスマンと同じく、獄中でズボン吊りで首をくくり自殺した。
そして満を持して登場する三人目こそが、現代でもカニバリズムの代表格として知られるフリッツ・ハールマン。
1872年、ドイツ北部のハノーファー市にて六人兄弟の末っ子として生まれ、厳格な父親からは軟弱者と疎まれる反面、母親からは甘やかされて育つ。
その家庭環境のせいか、医者から「手がつけられない」と評される程のひどい怠け者で仕事も長続きせず、若い頃から窃盗や女児へのわいせつ行為を繰り返していた。この時点ではまだけちな犯罪者にすぎない。
二十歳ごろに従軍するも数年で除隊となり、その後も軽犯罪で刑務所の出入りを重ね(第一次世界大戦中は獄中で過ごす)、1918年の釈放を機に故郷へ腰を落ち着けると、肉屋を営むようになった。
深刻なインフレの進む中でも、安くて旨いソーセージやベーコンがいつでも買えると評判になったが、実はこの店の商品は彼に殺された浮浪者の肉でできていたのだ。
この頃のハールマンは同性愛に目覚めており、殺人癖が出てきたのも同時期である。町にたむろする家のない少年たちの多くが彼の犠牲となった。
性欲を満たした後は殺害して肉を喰らい、さらに残りを食肉として売り出し証拠隠滅すると同時に金を得る。一石数鳥の犯行である。
後の取調べで「皆痩せていたので自分が食べてしまえば肉はあまり残らなかった。なので、死体はいくつあっても足りなかった」と供述しており、いかに多くの人間が彼の毒牙に掛かったのかが伺える。
ハールマンは警察へ捜査の協力をする情報屋を副業として勤めており、浮浪者の少年を家に連れ込んでもさほど怪しまれずに済んでいたのである。
無論、怪しまれた場合もあったが、警察も手を出しにくい相手でもあったのだ。
しかし、ライネ河で遊んでいた子供たちが複数の頭蓋骨を発見したことをきっかけに大規模な捜査が行われ、河から大量の人骨が発見されたことで状況は一変する。
かねてより人肉売買を疑われていたハールマンの店にも捜査が入り、多くの遺留品が発見されて1924年に御用となった。
「48人は殺した」という証言を信じるならば、被害者は最低でも五十人前後(ちなみにこの時点でグロスマン、デンケに殺害された人数に並ぶ)だが、本人も正確な数は覚えていないという事から判断するに、実際には三桁にも登るとされている。
その被害者の多さと、供述した喉笛を噛み千切って殺すというケダモノじみた殺害方法とあいまって、『ハノーファーの狼男』とあだ名された。
事件後のハノーファーでは菜食主義者が急増し、現在も比較的多くの割合で肉食を忌避する菜食主義の家庭がみられるという。
鬼畜の所業が社会に与えた衝撃は、計り知れないものであった事は想像に難くない。
24件の殺人で有罪となり、1925年ギロチンにかけられる。
自殺したグロスマン、デンケとは異なり、裁判中にも煙草を要求したり、「女性がこんなひどい事件の話を聞くもんじゃない」と傍聴席に女性が多いことに対して不満を述べるなど、最後までふてぶてしい態度だったという。
その稀代の人食いが魔人の肉体を得て蘇り、いま志郎と琴美と樹里の目の前にいる!!




