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第7話 森の戦闘

 さてと、どうしたものか。

 

 ブラックウルフもこちらを警戒しているようだが、すでに臨戦態勢である事は間違いない。

 出来れば先制攻撃を仕掛け優位に戦闘を進めたい。ならばここは一気に動くことにする。

 

 俺の立っている位置から3mほど上空に『マジック・アロー』を複数展開して放つ。

 俺に意識を集中していたブラックウルフは意識外の方向からの攻撃に反応が遅れ、3体の内2体が避けきれず『マジック・アロー』をくらう。ただ仕留めるには至っていない。俺はそのまま手負いのブラックウルフに攻撃を仕掛ける。

 

俺が向かって来るのに気がついた手負いのブラックウルフは俺に向けて威嚇する様に吠える。何か肌にピリピリするのを感じたが気にせず一刀の下に斬り伏せる。

 

 ブラックウルフを1体倒せた事で、一瞬気が緩む。

そこに無傷のブラックウルフが右から首を目掛けて襲い掛かる。咄嗟に右手で首をかばうとその右手にブラックウルフは喰らいついた。さらに残りの手負いのブラックウルフが襲い掛かってくる。


 俺はその攻撃を避けず前蹴りで蹴り飛ばし、最後に右手に喰らいついたブラックウルフの頭を左手で殴り飛ばす。殴られたブラックウルフはいとも簡単に吹き飛んでいき木に直撃し絶命した。


 なんとかなったな。しかし今まで、昨日までの感覚が抜けずに闘ってきたが、自分なりに強さが実感できるようになってきたな。

いや、まだまだレベルは低いから油断は禁物だ。実際、腕を噛まれてダメージ受けているからな。気合を入れ直して次行くぞ。


 その前に腕に負った怪我を治しておこう。

 

「ライトヒール!」

 優しい光が怪我をした右手を包む、そしてみるみる傷が逆再生のように消えていく。

 『ライトヒール』:【七元魔法(光)】スキルで傷が治ることをイメージした回復魔法だ。


 さてと、傷も癒えたし行動開始だ。



 ブラックウルフの戦闘から戦闘経験を積むため出来るだけ魔物を倒して移動してきた。

1時間が過ぎた頃にはゴブリンを3体、ブラックウルフを6体倒すことが出来た。

 ちなみに最後のブラックウルフを倒した時、初めて聞くメッセージが頭に流れた。

 

『レベルが上がりました』

 

 それと同時に力が漲る感覚が身体を満たす。


 これがレベルの上がる感覚か。今までにも似た感じになった事があったが、その時にレベルが上がっていたのだろう。


 折角なのでステータスを確認することにした。


【名前】 レオンハルト  【年齢】 15歳

【種族】 人族      【職種】 自由民


【レベル】11(GS)

【HP】438/438 

【MP】3901/4356 

【筋力】331 (GS)

【耐久】329 (GS)

【俊敏】329 (GS)

【器用】327 (GS)

【知力】327 (GS)

【魔力】328 (GS)

【幸運】330 (GS)


【加護】創造神の加護


【装備】鉄の剣  鉄のバックラー  革鎧  布服  布ズボン 革ブーツ



全体的に25くらい上がっただろうか。強くなるのが数字的に分かるとやる気が出てくるな。


しかしそろそろエルセン・シティに向かわないと冒険者登録が遅くなってしまう。

てな、訳で先にエルセン・シティに向かう事にした。



 順調に移動して森の出口が見えてきた頃、【マップ】上でエルセン・シティルートからやや左に逸れた辺りに単体反応の赤丸が現れた。


 思わず足が止まる。

 今までなら気にせず無視して行く位置関係だが、やけに気になる。おそらく【直感】スキルが働いているのだろう。未見の魔物だろうか。【危機感知】は反応していないから勝てない相手では無いと思うけど……。

 

 どうするか悩みながら【マップ】の魔物反応を見ていると、赤丸の上に『不明』と出た。

 ん? 今までこんなの出たことないよな?


 他の魔物反応も見てみると、赤丸上に『ゴブリン』と表示される。

 

 おお!!【マップ】の魔物反応でどんな魔物がいるか分かるようになったようだ。

 スキルを確認すると【探知術】がレベル2に上がっていた。

 これにより機能が強化されたみたいだ。


 さてと、最初の魔物反応を見直すがやっぱり『不明』と表示される。間違いなく未見の魔物だろう。


 よし! 気になるなら見に行けばいい、多少遠回りになるがまだ1時を少し過ぎたくらいだ、夕方には問題なくエルセン・シティに着けるだろう。そうと決まれば善は急げ、直ぐに『不明』反応を目指し移動を開始する。

 


 30分程移動をするとようやく、ターゲットを発見した。

 

体長2mを軽く超える人型で筋肉の塊、頭には長くて捻れた角が1本生えている。

 ボロボロの革鎧を装備し、手には金属の棍棒のようなものを持っている。

 まさに鬼って感じだな。初めて見るがあれは新人冒険者の天敵と言われるアイツではないだろうか?

 では鑑定!!


【種名】オーガ   【種別】鬼族

 【レベル】24(C)

 【スキル】棍術     :レベル 2

      身体能力強化 :レベル 3

      剛力     :レベル 2

      皮膚硬化   :レベル 2

      超回復    :レベル 2


 うん、予想通りオーガだね。しかしレベル24で素質ランクCとは、流石にレベル差13は無理かな。でも【危機感知】は何も反応してないから行ける気もするが、

 【探知術】のレベルが低いから【危機感知】もあまりあてにならない気もするし・・


 そんな風に迷っていると突然身体に大量に糸が巻きついてくる。


「なっ!!」


 戸惑っているうちにどんどんと追加で糸が巻きついてきた。

 糸が来る方を確認すると木の上に体長1mを超える大きな蜘蛛が俺に向けて次々と糸を飛ばしてくる。

 このままだとヤバイと感じ、全身を炎で包むイメージをして魔法を発動。

 全身を炎が包み視界いっぱい炎が埋め尽くす。

 

「うぉおお!!」


 ビビった~!! あんまり深く考えてなかった、今回は熱を殆ど感じなかったけど下手したら焼身自殺するところだったよ。

 炎が消えると全身に絡まっていた糸はすべて燃え尽きていた。


 今は色々考える余裕がないので魔法について後で考える事としてすぐさま蜘蛛を鑑定する。

 

 【種名】ビッグスパイダー   【種別】魔蜘蛛族

 【レベル】15(D)

 【スキル】糸操作    :レベル 3

      麻痺攻撃   :レベル 2

      隠密     :レベル 5

      

 なるほど、【探知術】に反応しなかったのは【隠密】レベルが俺の【探知術】レベルより高かったからか。

 

 さてと、レベル的には問題なく倒せそうだがこの大蜘蛛どう仕留めるか。


と、【危機感知】が働いたのか、ふと嫌な予感がしてオーガの方を見るとこちらに向かって近づいて来ていた。

 ヤバイな!! オーガ1体でも倒せるか微妙なのに大蜘蛛と同時に闘うのは流石にマズイ。炎使ったり声出したりして少々騒ぎ過ぎたからな。

 

 取り敢えず大蜘蛛をなんとかしないと。


 まずはオーガから距離を取るように動き、それと同時に大蜘蛛に向けて『マジック・アロー』を5発撃ち込む。魔力の矢は全弾蜘蛛の頭胸部に直撃。蜘蛛はそのまま木から落ちて動かなくなる。

 

『レベルが上がりました』


 おおお!! 意外に大蜘蛛くん弱くて助かったよ、これでオーガに集中出来る。


 レベルアップのメッセージを聞きながら意識はオーガに向ける。オーガは既に5mの距離まで迫って来ていた。


 咄嗟に『マジック・アロー』を5発撃ち込む。オーガはかわそうともせず魔力の矢をそのまま受けながら突っ込んでくる。


 俺はオーガから距離を取るように動き、続いて魔力の矢よりも大きい魔力の槍『マジック・ランス』を創りオーガに撃ち込む。魔力の槍はオーガの腹に突き刺さり、流石にオーガも突進を止めた。俺はそこに突撃して動きを止めたオーガの斬りかかる。


 腹部を斬りつけるが刃が途中で止まってしまい剣が抜けなくなる。そこに金属の棍棒が振り下ろされる。咄嗟に【結界魔法】『フィジックス・シールド』を展開するが一撃でガラスが割れるような音と共に砕け散り俺は5m程吹き飛ばされた。

 

『フィジックス・シールド』がうまく働いたのかダメージはそれほど大きくない。運良く剣を持ったまま吹き飛ばされたようで右手には剣が握られていた。

 

 今度はオーガの首を切り落すべく首めがけて切り込む。オーガは迎撃しようとするが間に合わず首を中程まで斬られ血を噴き出しながらその場で崩れ落ちた。


 しばらくオーガの身体は痙攣していたがやがて動かなくなった。


『レベルが上がりました』


 頭の中にメッセージが流れると緊張が解けてその場で座り込みそうになったが、このまま座り込むのは危険と感じなんとか堪えた。

 

 いやぁ、思ったよりなんとかなったけど、今のは、少しヤバかった気がする。今までうまくいっていたから油断しすぎていた。これからはもっと慎重に行くべきだろう。


 【マップ】と目視で周りに魔物がいないか確認をしてからステータスを確認する。


 【名前】 レオンハルト  【年齢】 15歳

 【種族】 人族      【職種】 自由民


 【レベル】18(GS)

 【HP】766/797 

 【MP】4985/7958 

 【筋力】525 (GS)

 【耐久】523 (GS)

 【俊敏】523 (GS)

 【器用】521 (GS)

 【知力】521 (GS)

 【魔力】522 (GS)

 【幸運】524 (GS)


 【加護】創造神の加護

 

 【装備】鉄の剣  鉄のバックラー  革鎧  布服  布ズボン 革ブーツ


 なんか、レベルが7も上がったけどそれ以上に能力値の上がり方がハンパないな。

 しかし俺って、もしかしたらかなり強くなってないか!! いかん、いかん、さっき反省したばかりではないか、油断は禁物。強くなっても慎重に行こう。



 そしてオーガとの戦闘後、一度の戦闘もなく30分後には森をでて、更に1時間後、ついにエルセン・シティの街壁が見えてきた。        







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第2回【ロラ】先生に聞いてみよう。(不定期開催)

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 このコーナーはアルカディアの情報・疑問を【ロラ】先生にお答えいただくコーナーです。


 謎の男「いよいよエルセン・シティが見えてきましたね。そこで2回目になる今回の『【ロラ】先生に聞いてみよう』ですが、アルカディアの通貨ついて聞いてみようと思います。先生お願いします」

先生『面倒なので一覧で表示するから見て確認してください』

謎の男「……またですか」


 アルカディアの通貨は大陸で統一されており、通称:大陸通貨(通貨単位:コルド)と言われています。取引は硬貨で行われており硬貨の価値は下記に通りになります。


 【銅貨】        1コルド

 【大銅貨】       5コルド  =銅貨   5枚

 【銀貨】      100コルド  =大銅貨 20枚

 【金貨】    10,000コルド  =銀貨 100枚 

 【白金貨】1,000,000コルド  =金貨 100枚

 

 ※:ここには上げていませんが貧しい国やスラムでは銭貨を使用する地域も在ります。エルセン・シティがあるウインザー王国は大陸でも1,2を争う大国の為、銭貨は全く流通していません。価値:銅貨=銭貨10~20枚程度(地域によって違う)


 謎の男「ちなみに日本円にすると1コルド=10円になるそうです。と言う事で今回はここまで、では次回まで。アディオス」

最後まで読んで頂いた方、ブックマークして頂いた方に感謝です。



 新連載のお知らせ

 【僕の装備は最強だけど自由過ぎる(仮)】

 『 http://book1.adouzi.eu.org/n7839db/ 』

 こちらの作品も読んでいただけると嬉しいです。


アルファポリス様でランキング参加する事にしました。下のバナーからよろしくお願いします。

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