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第47話 ステータス確認

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 氾濫が収束してから半月が過ぎた。冒険者ギルドから出された特別討伐依頼も既に終了し、王都はいつものような平穏を取り戻し始めていた。


 俺達はというと。氾濫収束後、特別討伐依頼を利用し連日稼ぎまくっていた。ちなみに氾濫の報酬と合わせてどれくらい稼いだかというと、まず氾濫時の緊急討伐依頼の稼ぎが白金貨10枚だった。この前の魔皇石の売却金額と比べるとかなり少なく感じるかもしれないが、1日の討伐報酬としては群を抜いて高い。これは俺が討伐した魔物の数がギルドマスターに次ぐ多さだった事と戦闘での貢献度の高さから特別ボーナス報酬が出た結果だ。

 そして、特別討伐依頼では、ガクッと金額は下がるが10日間で白金貨1枚、金貨25枚とこちらもかなりの稼ぎだった。


 この短期間で白金貨11枚超えの収入を得たので、俺達は3人で相談して5日間ほど休みにする事にした。今日がその休みの最終日となる。

 そして今日は、俺がずっと楽しみにしていた約束の日でもあった。


 その約束とは、エリアスさん達にアダマンタイト冒険者のワルターさんを紹介してもらうという約束だ。以前見たのは遠くから少し見かけたくらいで、まったく話せていない。ようやく話せると思うと楽しみで仕方がない。会うのは昼食を一緒にとりながらという事で、まだ時間までかなりある。

 楽しみで仕方ないが、この時間を有効利用して、現在の3人のステータスを確認しよう。


 

 という事でまずは俺のステータスから。


【名前】 レオンハルト  【年齢】 15歳

【種族】 人族      【職種】 冒険者 

【ランク】オリハルコン


【レベル】51(GS)

【HP】5210/5210

【MP】52725/52725

【筋力】1846 (GS)

【耐久】1839 (GS)

【俊敏】1840 (GS)

【器用】1836 (GS)

【知力】1846 (GS)

【魔力】1850 (GS)

【幸運】1843 (GS)


【加護】創造神の加護


【装備】魔鋼のバスタードソード+2 黒巨鬼の革鎧+2 

    黒巨鬼の革籠手+2 黒巨鬼の革ブーツ+1

    黒巨鬼の革シャツ+1 黒巨鬼の革パン+2


 スキル一覧


究極スキル(アルティメットスキル)】 

     :神眼 

      神倉

      神器

      神賢(ロラ)


特殊スキル(ユニークスキル)】    

     :偽装者 解放者 再生者 念通者(NEW) 光鱗衣(NEW)

      武の神才 闘の神才 魔の神才 補の神才

      探の神才 隠の神才 耐の神才 匠の神才


上位スキル(エクストラスキル)】  

     :武装術    レベル 6(UP)

      闘鬼術    レベル 5(UP)

      魔道術    レベル 6(UP)

      探知術    レベル 5(UP)

      隠密術    レベル 4(UP)

      七元魔法   レベル 5(UP)

      結界魔法   レベル 4(UP)

      空間魔法   レベル 2

      転移魔法   レベル 4(UP)

      付与魔法   レベル 4(UP)

      精神魔法   レベル 2

      死霊魔法   レベル 2

      召喚魔法   レベル 1

      匠創魔法   レベル 3(UP)

      七元耐性   レベル 3(UP)

      混合魔法耐性 レベル 3(UP)

      物理攻撃耐性 レベル 3


通常スキル(ノーマルスキル)】   

     :生活魔法   レベル 4(UP)  

      採取     レベル 4



 一気にレベルが11も上がっている。いくら格下の相手が多かったとはいえ数千の魔物を倒せばそれなりにレベルも上がるというわけだ。しかし、ミノタウロスを3体倒したし、止めはさせていないがサイクロプスの経験値も入っているだろうからもう少し上がってくれてもいいのにとは思うけど。

 そしてスキルレベルだが、これも順調に上がっている。ただ【精神魔法】、【死霊魔法】、【召喚魔法】は中々上がらない。まあ、使ってないのだから当たり前なんだが。

 後、新たに【念通者】というスキルがユニークスキルの中に増えている。これは指定した相手に対してどれだけ距離が離れていたとしても念話で会話が出来るというスキルだ。サイクロプス戦で作戦とはウイ達と離れて戦った時に連絡が取れなかった事を反省して取得したスキルだ。

 うん、充分満足いく結果だと思う。

 そうそう言い忘れたが、今回の討伐実績で冒険者ランクがオリハルコンランクに上がった。いよいよアダマンタイトランクまで後1つだ。


 

 では、続いてウイのステータスだ。


【名前】ウェンディ        【年齢】15歳

【種族】狼人族(エレメンタルハーフ)【職種】奴隷(所有:レオンハルト)

【ランク】ミスリル


【レベル】48 (S+)

【HP】2181/2181  

【MP】5955/5955

【筋力】1183 (SS)

【耐久】845  (A)

【俊敏】1188 (SS)

【器用】1186 (SS)

【知力】1014 (S)

【魔力】1351 (GS)

【幸運】1015 (S)


【加護】創造神の加護(下位)

    風精霊王の加護(獣王)


【装備】魔鋼の細剣+2 魔鋼の短剣+1 黒巨鬼の革鎧(女性用)+2

    黒巨鬼の革籠手+2 黒巨鬼の革ブーツ+1

    黒巨鬼の革シャツ+1 黒巨鬼の革レギンス+2


 スキル一覧


特殊スキル(ユニークスキル)】  

     :精霊姫  風之巫女 風精霊化

      武の神才[共有] 闘の神才[共有]

  

上位スキル(エクストラスキル)】  

     :二刀流    レベル 5(UP)

      闘鬼術    レベル 5[共有]

      精霊魔法   レベル 4(UP)

      精霊視    レベル 5


通常スキル(ノーマルスキル)】   

     :剣術     レベル 5(UP)  

      短剣術    レベル 4(UP)

      弓術     レベル 2

      危機感知   レベル 4(UP)

      気配感知   レベル 4(UP)

      暗視     レベル 3

      隠密     レベル 4(UP)

      採取     レベル 3

      料理     レベル 3


 眷属の経験値共有恐るべし。俺が『スーパーノヴァ』で倒した魔物の経験値もきっちり入っているようだ。一気にレベルが14も上がっている。どんどん俺のレベルに近づいてきている。ステータスも耐久以外は全て千を超えてきた。ウイも今回の件でミスリルランクに上がったが能力的には充分オリハルコンランクにとどいているだろう。

 スキルレベルもしっかりと上がっている。新しいスキルを取得していないのは残念だが、それは贅沢だろうな。

 元々素の戦闘力が高い上、ステータスやスキルレベルが上がって益々頼りがいが出てきたな。



 では最後にティアナのステータスだが。


【名前】ティアナ         【年齢】15歳

【種族】竜人族(ドラゴノイド)  【職種】奴隷(所有:レオンハルト)

【ランク】ゴールド


【レベル】42(S-)

【HP】3008/3008

【MP】2088/2088

【筋力】989  (SS)

【耐久】1130 (GS)

【俊敏】847  (S)

【器用】706  (A)

【知力】565  (B)

【魔力】848  (S)

【幸運】707  (A)


【加護】創造神の加護(下位)


【装備】魔鋼のバスタードソード+2 魔鋼のカイトシールド+2

    魔鋼のライトプレートメイル(女性用)+3

    魔鋼のガントレット+2 魔鋼のグリーブ+2

    黒巨鬼の革ブーツ+2

    黒巨鬼の革シャツ+2 黒巨鬼の革レギンス+2


 スキル一覧


固有スキル(スピーシーズスキル)】  

     :竜鱗衣


特殊スキル(ユニークスキル)】  

     :武の神才[共有] 闘の神才[共有]

  耐の神才[共有]


上位スキル(エクストラスキル)】  

     :闘神衣    レベル 3(UP)


通常スキル(ノーマルスキル)】   

     :剣術     レベル 4(UP)  

      盾術     レベル 4(UP)

      筋力強化   レベル 4(UP)

      耐久力強化  レベル 3(UP)

      剛力     レベル 3(UP)

      鉄壁     レベル 3(UP)

      物理攻撃耐性 レベル 2(NEW)


 氾濫前にレベルは19まで上がっていたが、この氾濫だけで更に倍以上になってしまった。既に能力的にミスリルランクとオリハルコンランクのちょうど境目くらいの能力になっていると思う。さっきも言ったが眷属の経験値共有恐るべしだ。これだけ一気にレベルが上がると、出来ればオークション後に氾濫が起きて欲しかったと思ってしまう。そしたら新メンバーも一気にレベルが上がったのにな。

 おっと話が逸れた。次はスキルだがやはり軒並み上がっている。新たに物理攻撃耐性を取得したみたいだが、氾濫の混戦のうちに取得したのだろう。

 ステータスもスキルも充分成長している。もう足でまといどころか充分戦力として期待できる能力だ。まだ経験が足りないが、俺と一緒に経験を積んで行けばいずれは能力に似合った実力者になれるだろう。


 これで全員のステータスを見たが、みんな今回の氾濫で一気にレベルが上がった。ただ一気にレベルが上がった分、その能力を活かす技術が追い付いていない。これは致し方無いが、迷宮や、高ランクの討伐依頼を通して磨いていくしかない。後は実戦だけでなく、訓練の量も増やしていかないとダメだな。何はともあれ、みんな無事氾濫を乗り越えられてよかった。


 

 さて、そろそろいい時間になったようだし、待ち合わせの場所にでも行きますか。



 ◇ ◇ ◇



 王都中央。王都の人々の憩いの広場、ミアの泉。美の女神のミア像を中心に大きな噴水が作られ、来た人々の心を癒している。


 その広場の端っこのベンチに俺達3人は座って談笑していた。待ち合わせの時間までまだ10分ほどあるが、俺達は既に10分前からここにきて噴水を見ながら初夏の日差しを浴びてエリアスさん達が来るのを待っていた。


 流石は、王都有数の観光地。周りを見ると多種多様な人種で賑わっている。一番多いのは人族だが、他にもウイのような獣人、後は他ではあまり見ないエルフやドワーフといった妖精族の人達までかなりの数、見る事ができる。

 そしてその中でも、珍しいのが天人族だ。背中に天使のような羽根の有る有翼人種で、種族的に神聖魔法を得意としている者が多い事でも有名で各神殿で働いている事が多いらしい。ただその数は少なく大きな街や大陸北西部にある天人族の国でしか殆ど見る事が出来ない希少種族だ。

 そんな珍しい天人族が何人も見受けられるのは、このミアの泉の周りに神々を祭る神殿が多く点在しているからだろう。


 そんな感じで周りの風景を楽しみながら会話を楽しんでいると、エリアスさんがやって来た。

「おっ! 早いね。待たせてしまったかな」

「いえ、俺達もさっき来たところですよ。それにまだ約束に時間の前ですし」

 実はワクワクし過ぎて約束の時間より20分も早く来すぎていたのだが……。

 更にそこへ今度はカルラさんがやって来た。

「あら? 私が最後みたいね。遅刻しちゃったかしら」

「いえ、まだ約束の時間前ですよ」

「よかったわ。あっ! それよりレオン君、あれからかなり派手にやっているみたいね。噂をよく聞くわよ」

 噂とはおそらく、特別討伐依頼の件だろう。特別討伐依頼が始まってから、俺達は【マップ】&【探知術】を駆使して、連日200~300体の魔物の魔石と素材を持ち込んでいた。そりゃギルドで噂にもなるだろう。

 まあ、誰にも迷惑を掛けている訳でもないのでいいだろう。ギルドからも感謝状を貰ったくらいだし特に問題ないと思う。

「噂半分で聞いておいて下さいね」

 と答えつつ早速5人連れだって移動を開始する。


 ミアの泉を離れてから約15分、貴族様方の住宅が並ぶ高級住宅地を俺達は歩いている。今までの人生でこんな所に来た事がない俺の心はワクワクからビクビクに変化していた。

 ウイやティアナを見ると俺と同じらしく、顔色が悪くなっていた。

「おい。お前ら、貴族の住宅地に来たからってそんなに緊張する事無いだろ。第一この辺は貴族とは言っても中級貴族以下の貴族しかいないんだ。そんなにビビることないぞ」

 エリアスさんはそう言ってくれるが、なんとなくビビってしまう。

 そんな様子をみてエリアスさんは溜息をつき、カルラさんは楽しそうにコロコロ笑っている。


 そうこうしているうちに、一軒の煉瓦造りの屋敷の前でエリアスさん達は止まった。建物の形や大きさは他の屋敷とさして違いが無かったが庭がやたらと広い、他の屋敷もかなり広い庭がついていたがこの家は規模が違う。恐らく他の屋敷の庭の10倍以上の広さがあるのではないだろうか? 当然、敷地面積はこの地区で群を抜いて広いように思える。ただ、他の屋敷の庭のように草花で彩られている訳でなく、ただ土を踏み固めた空き地のように見えるが。


 門には全身フル装備の騎士が2人門番として立っている。この時期にあれは暑そうだな。などと思っていると。

「ここがワルターの家だ、早速入るぞ」

 そうエリアスさんは言うと2人の門番に声もかけずに中に入っていく。カルラさんもそれに習うように門番を気にする様子もなく中に入っていく。そして門番の2人も特に気にする様子も無く、それどころかピクリとも動こうとしない。

 もしかして、置物か? そう思って見ていると2人の門番はこちらをちらっとみて、顎で早く中に入るよう促されてしまった。

 いきなりの事にビックリした俺達は慌ててエリアスさん達を追って中に入っていった。



 ◇ ◇ ◇



 何故こうなった? いや、俺としては願ったり叶ったりなんだが。


 ワルター邸に招かれてから1時間後、俺の目の前にアダマンタイト冒険者のワルターさんがその手に剣を持ちながら立っていた。

現在、ワルター邸に庭にて、俺とワルターさんはお互い剣を構え相対していた。

 


 なぜこんな状況になったのか。それはワルター邸に招かれみんなで談笑をしながら食事をとっていた時までさかのぼる。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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 連載のお知らせ

 【僕の装備は最強だけど自由過ぎる(仮)】

 『 http://book1.adouzi.eu.org/n7839db/ 』

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