表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/101

第17話 鬼退治の報告

ブックマーク&ポイントありがとう御座います。

 鬼退治が終わった後、まだ昼過ぎだったのもあり周辺で狩りをしてから夕方エルセンに戻った。


 

 エルセンに戻ると、冒険者ギルドに向かう。


 ギルドに入り受付に向かうとエレーラさんが対応してくれた。

 早速、トロール&オーガの報告をする。


「あの、報告したいことがあるのですが」

「何かございましたでしょうか?」


「はい、鬼の森で狩りをしていたんですが、その際トロールとオーガの群れを発見しました。数はトロールが4体、オーガが24体です。トロールの中にユニーク個体を1体確認しました」


「なっ!! そ、そ、それは本当ですか?」

 ギルドにいる冒険者の方からも何やらザワザワし始める。


「はい、間違いありません。すべて討伐して俺の『アイテムボックス』に入っているので数は間違いないです」


「それが本当なら大変です。早く討伐隊を編成し…………ん?」

 エレーラさんは固まってしまう。

 同じようにギルド内も水を打ったように静まりかえる。



「エレーラさん?」

「はっ!!」


 俺の呼びかけに我に返るエレーラさん。

 

「レオンハルトさん、今、討伐したと言われましたか?」


「はい、群れを発見し、このままだと危険と判断し討伐しました」

 ホントは3日前に見つけていたが、1人でも安心して倒せるまでそのままに放置していましたとはとても言えない。


「本当ですか? あの、討伐証明の魔石や討伐した魔物の素材はお持ちでしょうか?」

 おっ! 流石に今回は疑っているようだ。まぁ、普通はそうだろうけどね。


「はい、素材倉庫の方に出しましょうか?」

「はい、よろしくお願いします」


 早速素材倉庫に移動して、【神倉】に入っているトロールとオーガの魔石と素材を並べていき、最後にギルドカードを渡す。

 

 しかしギャラリーが凄く増えたな。

 俺達の会話を聞いていた冒険者達が素材倉庫までついて来て俺が出した素材を見てすごく盛り上がっている。


「これで全部です。あと、一応トロール亜種の素材と魔石も出しましたが、これに関しては売りませんのでよろしくお願いします」


「えっ! あっ! えっと、か、かしこまりました。トロール亜種の討伐証明が完了したら、ま、魔石は魔法印をしてお返し致します。素材の方もその際一緒にお返し致しますね」


 あまりの素材の量に流石に動揺を隠せないエレーラさんだったが、なんとか説明を続ける。


「こ、これから査定をさせて頂きます。また今回は上司にも報告が必要な案件になりますので少々お時間を頂く事になりますが、こちらでお待ちになりますか?」

 

 俺は少し考えて、酒場スペースで待つことを伝えた。

「かしこまりました。では終わり次第お声をおかけします」


 エレーラさんはそう言うと2階に駆け上がっていった。

 おそらく上司に報告に行くのだろう。


 当分時間がかかりそうなので酒場スペースに行き、飲み物と軽食を頼み、後はステータス確認をして時間を潰すことにした。



 今回はかなりレベルが上がっていたようだし楽しみだ。では早速



 【名前】 レオンハルト  【年齢】 15歳

 【種族】 人族      【職種】 冒険者 

 【ランク】シルバー


 【レベル】33(GS)

 【HP】2123/2123

 【MP】21152/21326

 【筋力】1045 (GS)

 【耐久】1040 (GS)

 【俊敏】1040 (GS)

 【器用】1039 (GS)

 【知力】1042 (GS)

 【魔力】1043 (GS)

 【幸運】1042 (GS)


 【加護】創造神の加護


 【装備】鋼のバスタード+1  革鎧  布服  布ズボン 革ブーツ 力の指輪


 なんとレベルが一気に7も上がっている。ステータスもすべて1千オーバ-、MPにいたっては、2万オーバーだ。

 

 これってもう、オリハルコン冒険者クラスの実力が有るんじゃね。

 

『その通りですが、ステータス的にはギリギリオリハルコンランクの冒険者と言える程度で、実際はオリハルコンランクとミスリルランクの丁度境目程度のステータスになります』


 なるほで。しかしオリハルコンランクの冒険者ってどんだけステータス高いんだよ。

 マティアス達全員オリハルコンランクって事は今の俺より全員ステータス高いってことか。


『はい、その通りです。さらに言えば戦闘経験も豊富で、数字に現れない強さも持っております』


 数字に現れない強さか。

 多くの戦いを乗り越えたことによる戦闘技術や経験。ステータスやスキルでは表されないものがそこにあるって事だな。俺もステータスやスキルだけに頼らすもっと技術や経験を積まねばな。


 とは言いつつやっぱりスキルのレベルアップも気になるのでチェックだ。



究極スキル(アルティメットスキル)】 

    :神眼 

     神倉

     神器

     神賢(ロラ)

特殊スキル(ユニークスキル)】    

    :偽装者

     武の神才

     闘の神才

     魔の神才

     補の神才

     探の神才

     隠の神才

     耐の神才


上位スキル(エクストラスキル)】  

    :武装術    レベル 5(UP)

     闘鬼術    レベル 4(UP)

     魔道術    レベル 4(UP)

     探知術    レベル 4

     隠密術    レベル 3

     七元魔法   レベル 3

     結界魔法   レベル 3(UP)

     空間魔法   レベル 2

     転移魔法   レベル 3(UP)

     付与魔法   レベル 2

     精神魔法   レベル 2

     死霊魔法   レベル 2

     召喚魔法   レベル 1

     七元耐性   レベル 1

     混合魔法耐性 レベル 1

     物理攻撃耐性 レベル 2(UP)


通常スキル(ノーマルスキル)】   

    :生活魔法   レベル 2  

     採取     レベル 3


 戦闘系のスキルが伸びているな。しかしやっと物理攻撃耐性が上がったよ。今回は多少攻撃を食らったからな。しかし攻撃を受けないと耐性レベルが上がらないのは流石に嫌だな。

 何かいい方法を考えないと後で文字通り痛い目を見る気がする。

 これはまた今度ゆっくり考えよう。


 

 酒場スペースで時間を潰し始めて1時間半が過ぎた頃、俺を呼びにエレーラさんがやってきた。

 

「レオンハルトさん、大変お待たせしました。カウンターにお越し下さい」

 エレーラさんに素材倉庫に一番近いカウンターに案内された。


「まずはギルドカードをお返します。そしてこちらが今回の報酬になります」

 そう言うと3つの布袋をカウンターに置いた。


「まずこちら2つが討伐報酬分と素材売却分の342,650コルドです。ご確認下さい。そしてこちらが特別討伐報酬になります」


 ん? どうゆう事?

 「特別討伐報酬ですか? 既に特別討伐依頼が出ていたんですか?」

 

「いえいえ、今回の件に関しては、事の重要性から上司と相談致しまして常時討伐依頼ではなく、特別討伐依頼として処理すべきと判断致しました。それによりギルドから討伐者、つまりレオンハルトさんに特別報酬を支払う事を決定致しました。報酬金額は20万コルドになります。ご確認下さい」


 そう言うと布袋を俺の方に滑らせる。中を確認すると金貨が20枚入っている。

 通常の報酬と合わせると、542,650コルドの収入だ。とても1日だけで稼げる金額じゃないよな。しかし冒険者になってから連日超高収入だな。


 これで総資金が300万コルドを超えてしまった。

 これだけあれば今朝見かけた奴隷の娘の事も考えてもいいかな。

 奴隷なら【創造神の加護】の【眷属】として恩恵を受ける事が出来る。それに奴隷なら、俺の能力も口止め出来るから理想的だ。

これはもう買うしかないな。よし、早速明日にでも買いに行こう。


「後、もう一点」

 俺が奴隷のあの娘の購入を決断しているとエレーラさんが追加で話し始める。


「ギルドランクについてですが、今回の件で『ゴールドランク』に上がる実力は充分証明されたのですが、レオンハルトさんは昨日『シルバーランク』に昇格されたばかりでして、また直ぐにランクアップさせる場合、本部がうるさいと言いますか……、ですので、必ず近々には昇格手続きを取らせていただきますので、もうしばらくお待ちいただけないでしょうか?」

 申し訳なさそうにエレーラさんが話してくれた。

 

 しかし、本部がうるさいって、もう少しオブラートに包んで言えばいいのにド直球な表現してきたな。

 本部の人が聞いたら結構アウトな表現な気がする。

 まぁ、ギルドにも色々あるのだろう。


「特に問題ないですよ。登録して、たった4日で『シルバーランク』まで成れたので今のところ充分満足していますし」

「そう言ってもらえると助かります。あとトロール亜種の素材をお返ししますね」

 そう言うと他のギルド職員がトロール亜種の素材を運んできた。


 これが魔法印か。

 魔石を見ると、中にギルドのマークが刻まれている。

 ちなみに魔法印とは、一度でも討伐証明に使用された魔石に記された魔法の印で、この魔法印がついている魔石は討伐証明として使えないようになっている。まぁ、証明前か証明済みか見分ける印だね。

 


 全ての素材を受け取り、エレーラさんにお礼を言って宿屋に戻ることにした。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 ブックマークや評価ポイントを頂けると、とても嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ