十三話 目覚めはメイドとともに
今回はお約束のあのキャラが登場です。
楽しんでいただけると嬉しいです。
朝。窓から差し掛かる太陽の光に、俺は意識を半ば覚醒させていた。しかし微睡みがそれ以上の覚醒を阻み、捉えて離さない。
「ご主人様……起きてください…」
そんな中、誰かに体を揺すられる感覚を覚えた。それと同時に、耳朶を震わせる大人びた女性の声音。
それは覚醒という水面の少し下で止まっていた俺の意識を少しずつ引っ張り上げていき、やがて目覚めへと誘う。
小刻みに体を揺らす誰かの手と声に、薄く目を開ける。すると目の前に誰かの顔が映り込んだ。俺の体を揺らしている手の主だろう。
少しずつ、覚醒に伴って五感もその機能を稼働させ始める。すると自分が布団の中にいることがわかった。それも、両隣に一人ずつ、誰かと一緒に寝ている。
一体誰だろうか、と自分とともに眠る誰かのことを考える前に、ぼんやりとしていた視界が少しずつはっきりとしてきた。
焦点の合わなかった視界がクリアになったところで、俺は完全に目を開ける。そして自分を起こしにきた誰かを見上げてーー
「うぇへへへへ……ご主人様、起きてくださいよぉ…はぁ、はぁ、ご主人様の匂い……ふひひっ」
「おわぁぁあああ!?」
ーー視界に映り込んだ、鼻息を荒げ目を血走らせている女の顔に悲鳴をあげた。
本能的な危機を感じて、無意識に布団の中で温もりを感じていた上半身が跳ね上がった。同時に枕元にあった何かを掴み、思い切り振るう。
高速で振るわれた棒状の何かは女の横っ面にクリーンヒットし、ドゴォッ!という鈍い音とともに思い切り横に吹っ飛ばした。視界から搔き消える女の姿。
一瞬で視界の外へと消えた女は、部屋の壁に叩きつけられて大きな音を立てる。我ながらよほど力のこもったスイングだったのか、小さく部屋が震えた。
「はぁ、はぁ、あービックリした……」
俺は棒状の何かを振り切った格好のまま、荒い息を吐きながらそう呟く。起きたら目の前に興奮してる女がいるとか、どんなホラーだ。
って、それはともかくとして。息を整えると、俺は女を吹き飛ばした棒状の何かを見る。とっさに掴んだけど、なんだこれ?
右手にに握られた棒状の何かは……赤色の金属バットに無数のトゲがついたような、そんな凶悪な形をした金棒だった。あれ、こんなの持ってたっけ。
謎の金棒をよく見てみると、グリップと手が灰色の木の蔦のようなもの…【神樹の子】によって同化してることに気づいた。まるで血管のように脈打っている。
【神樹の子】は、俺の体に繋がっていた『神樹』の枝が俺の魂に同化した〝果実〟の力を養分にして生きているものであり、もちろん成長もする。
そのため、いつの間にか枝だけでなくこうして蔦まで出てくるようになった。こちらの方が再生力が高く、見た目は先の尖った触手っぽい。
一体なぜ金棒に【神樹の子】が?と疑問に思っていると、不意に金棒の棘が鋭い音を立てて内側に引っ込んだ。
それにビクッとしていると、今度は金棒そのものが形を崩していき、無数の灰色の触手になった。どうやら蔦の集合体が金棒の正体だったようだ。
そうして解けた【神樹の子】の中から……なんと、シンプルな見た目をした、鞘に収められた真紅の剣が姿を現した。
「龍の鉄血…? なんでこんなところに……」
確か昨日ガルスさんとユキさんが帰った後、これは部屋のクローゼットに箱ごと入れておいたはずなのだが。
いや……そういえば龍の鉄血には自我があると言っていた。ならば自分で箱から抜け出すこともあり得る……のか?
実際のところはわからないが、自分で枕元までやってきたというのが最も正しいだろう。寝てる間に剣がひとりでに動いているというのはなかなかシュールだが。
「うむ……なんじゃ、騒がしいのう」
「にゅ……」
龍の鉄血を眺めていると、左で眠っていた奴らがむくりと起き上がった。それに続くように、小さな影がもぞもぞと右から這い出てくる。
起き上がったのは、長い銀髪を持つ絶世の美女……亜神であり俺の奥さんであるエクセイザー。そして小さな何かは、エクセイザーと俺の娘であるウィータだった。
そうだ、昨日は確か二人と一緒に寝たんだっけ。日によってシリルラ、エクセイザーとウィータ、ヴェルとローサという順番で一緒に寝ているのだ。
ちなみに寝相の良さはシリルラ>エクセイザー、ウィータ>ローサ>ヴェルといった感じだ。ヴェルと寝るとよく拳が頬に突き刺さる。ローサはひっついてきて少し暑い。
「ふあぁ…おはようじゃ、龍人。んっ」
「んむっ」
あくびをしていたエクセイザーが、突然頬に手を襲えて唇を重ねてくる。彼女曰く、寝覚めのキスはお約束らしい。
しばし、エクセイザーとの逢瀬は続く。彼女が満足がいくまでは終わらない。心なしか魂をギリギリと締め付けられてる気がするが、気のせいだろう。
十秒ほどして唇を離すと、エクセイザーはにこりと笑いかけてくる。あまりに綺麗なその顔に、恥ずかしくなって思わず顔をそらした。
「うにゅ……」
「おっと」
と、目をこすっていたウィータがこてんとこちらに倒れてきた。そして俺のズボンを小さな手で掴み、太ももを枕にしてまた寝息を立てる。
可愛さの極まったその姿に和やかな気分になり、ウィータの頭を撫でる。ちらりとエクセイザーを見れば、慈愛に満ちた顔をしていた。
……さて。もしこの状況を見ている人がいるとするなら、こう思うだろう。思い切り女を吹っ飛ばしたのに、なぜこんなに和やかなのだろうと。
その理由は至極単純、女のことを気にかける意味がないからである。だからこそこうやってウィータを愛でていた。
別に女のことを手当する必要はない。だって、今壁を背に崩れ落ちているであろう女はーー
「ああ、なんと甘美な痛み!」
ーー放っておいても、勝手に復活するのだから。
●◯●
大声を上げながら覚醒した女の方を見る。するとそこには両手を天に掲げ、ハレルヤ!とでも叫び出しそうなメイドがいた。
そう、俺がぶっ飛ばしたのは……昨日ガルスさんとユキさんとの会合にてティーセットを運んできたメイドだった。その証拠に浅黒い肌に高身長、額からは一本のツノが飛び出している。
金棒の当たった頬から血がどくどくと流れているにもかかわらず、それ以上に赤く上気した頬と先ほど以上に荒い息。両目はもはや輝き出しそうなほど爛々としていた。
「ああ、なんと甘美なことか!骨を揺らす衝撃、頬を突き破る棘の痛み!何より、あの本能的な嫌悪感の浮かんだ表情!これほどの痛み、流石はご主人様であらせられる!メイドごとき矮小な身であるのに、思わず絶頂しそうになってしまった!」
己の体を搔き抱き、とんでもないことを滔々と叫び続けるメイド。それを見ている自分の目線がどんどん冷めていくのがわかる。
内股になり、妖艶と感じるほどに興奮した様子は、その美貌と相まって心臓を高鳴らせるだろう。笑顔がヤバいものでないのと、顔が半分血まみれじゃなければ。
ふと横を見れば、エクセイザーの目が汚物でも見るようなものになっていた。本来身内には優しいはずの彼女の視線は、どこまでも冷ややかだ。
そうして二人で冷めた目で見る中、女の頬から煙が立ち上った。そしてパキパキという音とともに傷が塞がっていく。
「ああっ!? そんな、せっかくのご主人様の寵愛が消えてしまう!こうなったら、もう一度愛の鞭をこの身に…それも先ほど以上のものを頂かなくては……!」
「誰がやるかぁ!」
「あふんっ!」
あっ、思わず布団から飛び出して殴ってしまった。なんだか神になって覚醒してからこっち、感情と体がより強く直結してる気がする。
見下ろすと案の定、床に転がったメイドは恍惚の表情を浮かべてビクビクしてる。ちょっと気持ち悪かった。
「ふふふ……これはなんという嬉しい誤算…全力ではありませんでしたが、ご寵愛を賜ってくださりありがとうございますっ!」
そして凄まじい勢いで飛び起きて手を握ろうとしたので、思わず身を引く。すると「なんという辛辣な対応!ありがとうございますっ!」と言った。もうやだコイツ。
しばし変態……ごほん、メイドとの珍妙なやりとりは続き、俺が辛辣な反応をするたびにメイドは興奮した。俺は朝から何をやってるのだろうか。
体感時間で十分くらい訳の分からないやりとりを続けると、満足したのかメイドは朝食の準備ができている旨を伝えると退室した。
「つ、疲れた……」
「お疲れじゃのう、龍人」
ぐったりとした俺の肩を叩くエクセイザー。そんな彼女を俺は抱きしめ、疲れた分癒されることにする。
「あっ…ふふ、甘えたがりじゃのう、旦那様は」
俺の頭を撫でてくれるエクセイザー。それだけであのどう見ても変態のメイドによって磨耗した精神が癒されていく。
そうして精神力を回復しながら、俺はあのメイドのことについて考えた。彼女がここに来たのは、五日目のことだ。
いや、正確には現れた、と言うべきだろうか。本当に何の前触れもなく俺の前に彼女は現れたのだ。
〝ああ、ようやくお会いできました! さあご主人様、あの時のように私を斬ってください!〟
開口一番に、そんな馬鹿げたことを言いながら。
シドというあのメイドは…あの時俺が死闘を繰り広げ、命を賭して倒した異形。それがエクセイザーのように人の姿をとったのが今の姿だ。
あいつは【狂化】した際、それまでに相対した相手の能力を模倣した。その一つに、【意馬心猿】と言うスキルがあったのだ。
そのスキルの内容は、一定以上のダメージを受けた上で倒された場合、残った肉体の一部に魂を写して生きながらえると言うもの。執着が強いと言う意味も持つスキル名にぴったりの力である。
さて。ここで思い出してみよう。俺は異形の素材を使った装備を持ってはいなかっただろうか。そう、あの指ぬき手袋だ。
異形はその魂をあの手袋に宿して生きながらえ、長い年月をかけてインテリジェンスウェポン化、現世に顕現した。
何であんな性格になったかというと…どうやらあの戦いの時、俺に腕を切り落とされたり暴発させられたりした結果、新しい扉が開いちゃったらしい。
もとより黒鬼暴君になるほどの力を有していた彼女は、それまで敗北というものを知らなかった。だからこそ、自分を命をかけて倒した俺に心酔したとか何とか。
人を守るものとして、ましてや女子供に手を挙げることなど絶対にしない俺だが、彼女は放置しておくとさらにうるさくなるので仕方なしに武力行使をしていた。
そして現在に至る。他に行くあてもないということで、我が家でメイドとして働いていた。どこで学んだのか、仕事はできるため何とも言えない。
ああして時々暴走して自分の被虐趣味を満たそうとしてくるので、心労は絶えない。その分こうして甘えることも多くなったのはいいのか悪いのか。
「…ん、ありがとう。もう大丈夫だ」
「うむ、いつでも甘えさせてやるからの」
「…おう」
大人っぽい微笑を浮かべるエクセイザーに、俺は小さな声で答える。それにクスリと笑うエクセイザーに背を向けて、俺は部屋から出ようとした。
「あ、待て龍人」
「え、何だ?」
「おぬし、上半身裸じゃぞ」
「………」
…まさか自分の癖を忘れるとは。それもこれも全て、シドってやつのせいなんだ。
●◯●
濃度の高すぎる朝を乗り越え、昼下がり。鍛錬を終え、ローサとの模擬戦を終えた俺は娯楽室にいた。
中庭や応接室にとどまらず、娯楽室まであるとは、もはや屋敷というよりホテルのようにも思えたのは内緒である。
娯楽室にいるのは俺だけではなく、あちらの方ではエクセイザーとヴェルがビリヤードをやっていた。なかなか白熱している。
かくいう俺は、とある人物と娯楽室の一角にあるスペースにて別のゲームを楽しんでいた。
「ほい」
「むむ……」
俺が駒を動かすと、対面に座した人物……ゴスロリドレスの女性は難しげな顔をして自分の駒の動かし方を考えた。
俺と女性を隔てる机の上に置かれているのは、長方形の台とその上に乗る複数の木駒。それには達筆な字で金とか歩とか書いてある。
そう。俺は今、日本の伝統的な遊戯である将棋をやっていた。つい先日俺が作ったもので、小さい頃からよく爺ちゃんとやってボロ負けしたのを覚えてる。
俺の数少ない楽しみのそれは、瞬く間に屋敷中のものを虜にした。特に元日本の神の一人であるシリルラは珍しく笑って嬉しがっていた。よく打ち合って接戦になっている。
女性もまた、そうやって将棋にはまったうちの一人だった。暇を見つけては俺か他のやつを誘って入り浸るほどのめり込んでいた。
時々思考に黙しながらパチパチと駒を進めていくこと数分、俺は最後の手を打つ。
「王手」
「……参りましたわ」
俺の駒に四方八方を囲まれた自らの王将を見て、女性はギブアップとでもいうかのように首を振った。よし、なんとか勝った。
勝負を終えた後は、お互い軽くお辞儀をし合う。まあ一種の礼儀みたいなものだ。そうすると盤上の駒を片付けていく。
「相変わらず強いですわね、リュート様は」
「伊達に十年以上やってはいないさ」
「経験の差、というわけですわね。それでは始めたばかりの私では叶わないのも道理ですわ」
いや、むしろ始めて数日で簡単に勝たれたら先輩として立つ瀬がない。俺は苦笑をしながら専用の箱の中に駒をしまっていく。
「でも、数日にしてはリィスも十分強いと思うぞ」
「けれど、まだリュート様に一勝もできていませんわ。当面の目標は、あなたから勝利をもぎ取ることですわね」
「おう、楽しみにしてるぜ」
フッと不敵に笑う女性に、俺も堂々とした笑みを浮かべながら返す。するとお互いの顔を見てプッと吹き出した。
今更だが紹介しよう。彼女はリィス、十年前よくログキャビンに遊びに来ていた、ハイダークネスという種類の魔物のお嬢様だ。
彼女は俺が眠っている間に立派に大人に成長しており、今では新生秘境を取りまとめる組織の参謀役兼宰相のような立ち位置で日々頑張っている。
彼女もまた俺の死を悲しんでくれた魔物の一人であり、ヴェルに仕事のことで訪ねて来て初めて俺を見たとき幽霊と思って発狂していた。
今ではこうして普通に接しているが、その時は落ち着かせるのに随分と苦労した。それだけで1日分のエネルギーを消費した気がする。
本物なら防げるとか言って【カースエッジ】を何百発も放って来た時はその威力にマジで死を覚悟した。どうやら成長したのは外見と頭脳だけではないようだ。
閑話休題。
将棋を終えた俺たちは、テーブルに作り置きしてあるポッドから状態保存され、熱々の紅茶を注ぐと談笑を始める。
「調子はどうですの?何か悪いところなどは……」
「むしろ皆がいるから昔より絶好調だよ。心配してくれてありがとな」
「あら、そうですの……それより、あの、それは?」
リィスが俺の傍に置いたものに視線を向ける。そこにあったのはグリップから鞘の先まで全てが真紅の剣……龍の鉄血。
「ああ、これか?昨日ガルスさんたちがくれたんだ。なんか部屋に置いてきてもいつのまにか側にいるから、もう堂々と持ってることにした」
いや、トイレから出たら横の壁に立てかけてあった時はマジでビビった。普通に持ってたらどこにも行かなくなったので一安心してるところだ。
「そ、そうですの……ともかく、何かあったら言ってくださいましね、ご相談くらいには乗れますわ」
「その時は頼りにする。そっちこそ仕事は大丈夫か?」
「ふふ、私は平気ですわ。年数的にもう慣れてくる頃合いですもの。今は絶好調ですわ」
「へぇ、そうなのか。でもあんまり無理はするなよ。魔物とはいえ、疲れる時は疲れるんだから」
「はい、適度に頑張らせていただきますわ」
楽勝、と言わんばかりに余裕の表情を浮かべるリィス。自信ありげなその姿に頼もしさを覚える。
「それにしても……」
「ん?」
「2日後の準備はできていますの?」
リィスの言う2日後とは、俺の覚醒のお祝いみたいなものだ。新生秘境中の魔物やこの国に渡ってきた人間、亜人たちすべてを招いて行われる。
「あー、まあな。一応スピーチの練習はしてるよ」
そのお祝いの席で、俺は演説をすることになっていた。そこで、この国の守護者になるという決意を話すつもりでいる。
無論、無事に終わりはしないだろう。中にはぽっと出の小僧が生意気を、というプライドの高い魔物もいるはずだ。そのための対策は、もう考えてある。
「そうですの……今この国にいる魔物たちの長は、誰もが曲者揃いの猛者ですわ。くれぐれもご注意くださいまし」
「わかってるさ。一応、エクセイザーに衝突しそうな魔物はある程度聞いてある。なんとかうまくやってみる」
「私も応援していますわ、素敵な演説を期待してますわよ」
応援してくれるというリィスにありがとう、と返していると、娯楽室の扉が開いてシドが入ってきた。振り返って見れば、その手には箱のようなものを持っている。
こちらに迷いのない足取りで近づいてきたシドは俺の横に来ると恭しい態度でお辞儀をし、真面目な顔で口を開く。
「ご主人様、罵ってください」
「は?」
「おっと間違えました。ご主人様、お届けものです」
「いや、何をどうしたらそれを間違えるのか小一時間ほど問いただしたいんだが?」
そんな俺の疑問は軽やかにスルーされ、小箱が差し出される。俺は釈然としない気分ながらも、それを受け取った。
長方形の小箱を開けると、中から出てきたのは所謂タキシードのようなものだった。襟のところや袖に、質素ながらも秀逸な装飾が施されている。
そのタキシードの上には一枚のカードが載っていた。それをとって開き、中を見る。
『パーティー用の正装ができたから送る。当日はそれを着て ユキ』
「ユキさん……」
つい昨日、龍の鉄血をくれたばかりだというのに。何から何まで、本当に申し訳ない。
「なんじゃ、ユキからまた何か来たのか?」
「お、なんだよ。私にも見せてくれ」
先ほどまでビリヤードで楽しんでいた二人がこちらに寄って来る。そんな二人にカードを差し出すと、粋なことをするな、と笑った。
「ふふ、これは相応の結果を出さなくてはいけませんわね」
「ああ……これを着てても恥ずかしくない、完璧な演説をしなくちゃな」
ユキさんにもらったタキシードを見ながら、俺は新たにそう決意を固めるのだった。
「ぐふふ……ご主人様のキメ顔…あの顔で蹴られたい……!」
……若干一名、後ろに変態がいたが。
読んでいただき、ありがとうございます。
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