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陰陽師の異世界騒動記〜努力と魔術で成り上がる〜  作者: 月輪熊1200
一章 遥か高き果ての森
31/67

三十話 人物紹介

今回は人物紹介です。

少しだけネタバレを含みますのでご注意ください。



皇龍人(すめらぎ りゅうと)


 この作品の主人公である陰陽師の少年。十七歳。

 創造神イザナギのくしゃみというなんともいえない死に方をし、その詫びとして異世界に転移させられる。

性格は基本的には温厚で、厳しい祖父に育てられ、また鍛えられてきたために尋常ではない精神力を誇る。

その稼業から悪辣な力から誰かを守るという点において絶対の信念を持っている。また、そのために容赦なく敵を殺すことができる非情さも併せ持っている。

しかし実は寂しがり屋であることや初恋の少女を忘れられないこと、外見が女っぽいことを気にしていることや性的なことには全く耐性がないなど、一部弱い面もある。

その実力は折り紙つきで、こと身体能力と霊力の量は地球においては一族最高とされていた。肉体を強化し戦う陽動においては天賦の才を持っている。

 当初はまたしてもミスにより『遥か高き果ての森』に転移させられたことに不満を持っていたが、持ち前に切り替えの速さで行きていくことを決めた。

 森の中で暮らすうちにそこに住む魔物たちとの仲を深め、西部の長であるエクセイザーの後を継ぎ守護者となることを決意。

その決意に従い西部と東部の戦争に参加し、最後は東部の切り札の一つである魔物と凄まじい死闘を繰り広げその命を終えた。

現在は一時的な蘇生と神化による仮死状態であり、ようやく再開した初恋の相手と共に異空間にて暮らしている。

ちなみに子供に甘い面があり、よくロリコンと言われからかわれている。



伊邪那岐神


言わずと知れた神話上の最高神。この作品では三大最高神の命の元世界を創造した存在である。

バラエティ番組を見ている途中で出たくしゃみにより龍人の命の炎を吹き消してしまい、そのお詫びとして異世界に転移させた。

外見は美青年そのものだが、中身は割とポンコツであり、龍人を異世界の中でも最高難易度の秘境に送るなど色々とやらかしている。

龍人に与えたスキルにより神化することを知っており、その様子をずっと見ていた。



シリルラ


この作品のメインヒロインである、イザナギより送られた龍人のサポートをする下級神。常に平坦な少女の声をしており、度々龍人に毒舌を吐く。

その正体は龍人の暮らしていた地域一帯の龍脈を管理する上級神で、龍人の初恋の相手である〝白井瑠璃〟でもある。

その性格は冷静沈着、非常に我慢強く何千年にも渡る龍脈の管理をそつなくこなしていた。

龍人のことを心から愛しており、地上にいた片割れに龍脈の管理を押し付けるとイザナギを締め上げ龍人を追いかけ異世界へと渡った。

現在は自らの力で作り出した異空間の中で龍人と結ばれ、幸せな日々を送っている。



エクセイザー


この作品のメインヒロインの一人である銀髪の絶世の美女。クイーン・エクセイズ・リザードという名を持つ亜神となった魔物であり、非常に長い年月生きている。

性格はおおらかで厳格、また圧倒的なカリスマ性と優しさを持つ理想のリーダーといったもの。しかし恋愛ごとには疎い。

亜神である自分を倒した龍人に非常に興味を持っており、インテリジェンス・ウェポンとなって龍人を主人と呼称していた。

当初は非常に強い精神を持つ人間の子供と龍人のことを認識していたが、共に暮らしていくうちにだんだんと惹かれていく。

龍人と剣として共に東部の魔物に立ち向かい、シリルラ以外に唯一彼の最後を看取った。龍人を奪われたその怒りにより東部の黒鬼神を討ち滅ぼした。

現在は龍人が目覚めるまで房中術による治療をしており、正しくない方法とはいえ龍人と繋がったことに幸せを感じている。


そして今、彼女の中には一つの命が芽生えているようで……。



オグ


西部にある森の一部を管理するハイオークの女性。常につなぎと帽子をかぶっており、しばしば大樹の下で居眠りをしている。

性格は温厚かつマイペース、おっとりとした口調で話し、見るものの気持ちを和ませるような柔らかい笑顔が特徴。

龍人がまず最初に知り合った魔物であり、彼の守護者となる決意を高く評価し、魔物達にその決意を伝えた。

帽子や服に隠れているため普段は見えないが、その外見はエクセイザーにも劣らぬほどの美しさであり、天然のようなところも相まって魔物達に非常に人気。

しかしバイオーグという種族ゆえの見た目にそぐわぬ凶暴性も心の奥底秘めており、一度スイッチが入ると凄まじい戦闘能力を誇る。

時折話し相手になってくれる龍人のことを年の離れた弟のように思っており、エクセイザーやシリルラを除けば龍人の死を誰よりも嘆き悲しんだ。


また、彼女にもとある秘密があって……。



オルス&トルス


西部の中にある年の門番をする双子で、その正体は二人で一匹の二つ頭の魔物であるオルトロス。

紫色のメッシュが入った童子と幼女の姿をしており、眠たげな目と抑揚のないのがオルス、元気いっぱいなのがトロスという見分けの仕方がある。

遊び相手になってくれたり肉をくれる龍人に懐いており、彼が死んだと聞いた時は激怒で本来の魔物の状態に戻り東部を蹂躙した。

現在は毎日龍人のところへと赴き、いつ起きるかとハラハラと見守っている。



ノズ


土の精霊であるノームの少年で、西部にある都市の火事場の受付兼鍛治職人見習いをやっている。

性格は無邪気な後輩のような性格であり、どこか落ち着いた龍人のことをさん付けで呼んでいた。

龍人の死を知った時は静かに涙を流しんで悲しみ、今は眠る龍人が目覚めた時助けとなるべく全力で鍛治に没頭している。



リィス


西部にある都市の一つを治める吸血鬼とデュラハンの夫婦の一人娘である少女。お嬢様口調で話すのが特徴。

性格はその口調から高飛車に思われることもあるが全くそんなことはなく、むしろ努力家で人情家、人懐っこく家事が得意という女子力の高い性格をしている。

ハイダークネスという希少な魔物で、高い戦闘能力を持っている。霊力を使う戦闘技能である気功術の使い手で、その技術力は龍人以上である。

兄のように慕っていた龍人の死を知ると血の涙を流すほどに怒り狂い、東部に闇の槍と血の雨を降らせた。

現在は何も知らず、何もできなかった自分を嫌い、ひたすら修練に励んでいる。



ヴェルメリオ


兎人族と鬼人族のハーフである長身の少女。美しい赤い挑発と兎耳が特徴的な大人びた美少女。

性格はストイックに見えるがその実、家族思いで非常に熱く、曲がったことは許せない性格。負けず嫌いなところもある。

兎人族と鬼人族の生存を条件に黒鬼神に側近として囚われており、しかし約束を破り黒鬼人が二種族を狩り始めたことから逃走する。

追っ手の手により大怪我をしていたところを龍人に助けられ、西部の龍人の家に住み着くようになる。

東部で散々な暮らしをするうちに何も信じられなくなっていたが、共に暮らすうちに気さくな龍人には心を開きかけていた。

龍人が死んだと知った時は大きなショックを受け、しばらく寝込んでいた。現在は無力な自分を戒め、ひたすらに強さを求めている。



レイ、リル、アリィ


兎人族の少女達。レイ以外の二人は兎人族の家族に引き取られ、レイは龍人に懐いていたので彼の家に住み着いていた。

龍人の死を知った時は三人ともしばらく悪夢にうなされ、レイは精神的に病んでしまった。

現在は修行に励んでいる。



ユキ


西部の区画の一つを統率する魔物。蜘蛛女皇(アラクネ・クィーン)という蜘蛛系魔物の最上種であり、その毒はエクセイザーすら苦しませる。



ルフェル


ユキの息子。ヴァンパイアとアラクネ両方の特性を持っており、非常に高いポテンシャルを秘めている。



ラト&レト


ユキの住まう宮殿の門番をしているアラクネの双子姉妹。棒術を得意とする。



リリス


西部の区画の一つを統率する始祖たる吸血姫オリジン・ヴァンパイアの女性。非常に美しく妖艶な見た目の持ち主で、ディアルの妻にしてリィスの母親。魔法の腕はリィス以上で、彼女に魔法を教えている。



ディアル


西部の区画の一つを統率する始まりの死騎士ジ・オリジン・デュラハンの男。礼服を着た巨躯の大男で、リリスの夫にしてリィスの父親。その戦闘能力は非常に高く、リィスに気功術を教えた張本人でもある。



黒龍


龍人が北部へと向かう途中で出会ったドラゴンの子供。黒い鱗と逆立った黄金色の鱗を持っており、黒龍と刃龍の混血種。オス。

傷を癒し、食べ物をくれた龍人に懐いており、故郷である北部を破壊した黒鬼暴君に共に立ち向かった。

ほとんど知らないにもかかわらずその命を代償に異形を倒し、北部を守った龍人に尊敬の念を抱いている。


これで一章は完全に終わりです。

感想をいただけると嬉しいです。

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