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再び大地(フィールド)に立つために 〜中学二年、病との闘いを〜  作者: 長岡更紗


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あとがき

イラスト/遥彼方様

挿絵(By みてみん)

颯斗のFAを頂きました!!

かっこいい颯斗を、ありがとうございました!!




あとがき


 完結まで二年も掛かってしまい、申し訳ありませんでした。

 途中、十ヶ月もの期間を空けてしまったにも関わらず、最後まで追いかけてくださった皆様には感謝の気持ちしかありません。

 本当にありがとうございました!


 ブクマ 76件

 評価 156ポイント

 レビュー 3件

 感想 122件


 ヒューマンドラマというジャンルにも関わらず、これほど多くのブックマーク、評価、レビュー、感想を頂けた事に、望外の喜びを感じております。

 長男の白血病の記録を、どんな形でもいいから残しておけないだろうかという思いで書き始めたこの作品。完璧な自己満足だったので、人に読まれなくても良いとすら思っていました。


 しかし蓋を開けてみれば、私が今まで書いた小説の中で一番の感想数を記録。

 中には親族や知り合いが白血病だったという方もいらっしゃいました。


 私自身は大きな病気をした事はありません。

 しかし風邪を引いて上げ下げするたびに、私は思うのです。

 たかが風邪でもこんなに苦しいのに、これ以上に苦しい思いを二十四時間、長男は時に連続して一ヶ月以上も体験してきたのかと。

 そう考えるたび、当時の気持ちが思い起こされ、胸が締め付けられます。

 当時四歳、元々痩せ型で十八キロだった体重が、十四キロを切り、歩けなくなった時にはどうしようかと思いました。

 どうにかして食べさせたくても、気分が悪ければ食べる事も叶わず、点滴頼みの毎日。このままずっと食べられなかったらと考えるだけで、気が狂いそうになったのを思い出します。


 しかし、当の本人はと言うと。


「病院でお祭りやったよね」


「サンタさんにプレゼントもらったね」


「天井で映画見た! また見に行きたいー!」(放射線治療)


 と、こうですよ。

 辛かった思い出より、楽しかった思い出の方が記憶に残っているようです。


 そして嫌だった記憶は『頑張った武勇伝』として変換され、誇らしく感じているようにも見えます。



 今、闘病している方。

 それを見守っている方。


 辛く苦しい時期ですよね。


 全ての人に明るい未来はあると言えたら、どれだけ良いかと思います。


 私の書く小説など、甘ったれた夢物語だという人もいるかもしれません。


 それでも私は願わずにいられないのです。


 現在闘病中の方々の未来が、優しいものでありますようにと。

 頑張った武勇伝を、いつか大切な人に聞かせられますようにと──





 最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。


 この大地のスピンオフ作品、


『君が大地(フィールド)に立てるなら〜白血病患者の為に、ドナーの思いを〜』


を投稿しました。


 島田颯斗に骨髄液を提供した、青年の話です。

 ご興味がありましたら、下のリンクから飛べますので、こちらもよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ∀・)とても素晴らしい物語でした。島田颯斗くん、そして彼の仲間たちを読めば読むほどに応援したくなる話でしたね。病との闘い、それは想像を絶するものだと思います。1つ1つをリアルに伝えている本…
[良い点] よく頑張った! 元気になって良かった! 涙は止まらないわ、ページをめくるのももどかしいわ、とんでもねー話だった!w 颯斗の明るさに救われたよ。 中学二年の男子らしからぬ気の使いようだった…
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