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【本編完結】辺境の錬金術師 ~今更予算ゼロの職場に戻るとかもう無理~《コミックス発売!》   作者: 御手々ぽんた
第六章

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セイルークの変化とカリーンのおねだり

 私は半透明のプレートに表示された文字を読んでいく。


 読み終えると、私はプレートから視線を外して、その場にいる全員の顔を順々に見ていく。


 その人は、優しげな笑みの下に、とても心配そうな表情を浮かべている。

 その人は、興味ないふりをしながら、誰よりも周囲をみてくれている。

 その人は、勝ち気に笑いながら、固い決意を秘めた瞳をしている。

 その人は、深く傷つきながら、皆のためにいくらでも傷つくつもりでいる。


 私は一人一人と視線を交わし覚悟を決めると、セイルークへのポイントの譲渡の許可を求めるメッセージに、「はい」と書かれた部分を触れる。


「ほら、セイルーク」


 そういって、私は左腕を差し出す。

 首を伸ばして待っていたセイルークが口を開くと、その牙の一つで優しく私の前腕部を触れる。

 腕を走る冷たい感触。すぐにそれは傷のもつ熱さへと変わる。


 つーっと、一筋の傷が生まれ、そこから白い光が溢れ出す。


 まず、クエスト「古き血の支配者」で獲得していたポイントが、セイルークへと流れ込んでいっているのが、プレートにて示される。


 白い光がセイルークの体を変化させていく。


 次にクエスト「理を超えし者への祝福」のポイントが私の傷を通して流れだし光となってセイルークへと流れ込んでいく。


 今度は不思議なことに、見た目の変化は起きない。全ての光がセイルークの中へ中へと入り込んでいっているようだ。


 ずいぶんと長く感じた光の移動がようやく終わる。


 すると、プレートの表示が切り替わった。


 ──ワールドクエスト:運命の車輪を支える七つの輻──

 達成6/7

 空に眠る太古の意志

 契約者の×%℃¥

 契約者の献身

 迷宮の知恵

 理を超えし者への祝福

 □□□□□□□

 管理されし暗黒

 古き血の支配者


 ──ワールドアナウンス──


 おめでとうございます。ワールドクエストが最終段階へと至りました。


 ────────────────────


 その時だった。プレートに、ノイズが走る。


 ────────────────────

 ……システム外からのアクセスを確認

 ……アクセスが認証されました。


【強制イベント】が発動されます。

 現存するプレイヤー一名が魔王候補に昇格されます。

 魔王候補:妄執の一席が深海の魔王の称号を獲得。

【強制イベント】「深海の魔王による侵攻」が開始されました。


 ────────────────────


「カリーン。ツヴァイが仕掛けてくる。北の海だ。魔族が攻めてくる」

「そうか。ちょうどいい。前から海が欲しかったんだ」


 確かに、以前カリーンがそんなこと言ってたなと思いだす。なぜか私はそれで少し笑ってしまった。

【資料】原初の八人と呼ばれたプレイヤー達

妄執の一席

繊細の次席

不義の三席

大愚の四席

悲恋の五席

深遠の六席

最弱の七席

過食の末席

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