表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【本編完結】辺境の錬金術師 ~今更予算ゼロの職場に戻るとかもう無理~《コミックス発売!》   作者: 御手々ぽんた
第五章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

304/462

二つ目の警告!!

「カヘロネー、少し離れてくれますか」


 私はそう告げるとリュックサックからブラッディポーションを取り出す。

 右手の手のひらにそれを垂らすと、薄くガーンの遺体が置かれていた台の上へと塗り広めていく。


「ルスト、何を?」


 カヘロネーが後ろへ下がりながら、疑問の声をあげた時だった。

 台に残されていた呪いの残滓と、ブラッディポーションが反応し、青白い光が現れる。


「え、えっ! 光りましたよ、ルスト!」


 浮かび上がった光は、私の予想通り文字の形をしていた。驚いたのか、足を止めるカヘロネー。

 私は現れた文字を読み上げる。


「『ルスト=シュトルナ=ハーツニクスくん。君への二つ目の警告を告げる。手を引け。僕の救済の邪魔をするな。蘇りしために死せる者たちに手出しは無用』」


 文字は、そこで終わっていた。


 ──これがツヴァイの言っていた警告とやらか。確か二つあると言っていな。この警告を無視すると、何かの制約が外れて直接的に攻撃を仕掛けてくるのだろうか。


 私が文字を睨み付けるように見ていると、ゆっくりと青白い光が消えていく。


「あ、文字が消えていきます。このルスト=シュトルナ=ハーツニクスというのはルストのことですか?」

「ええ。私の事をそう呼ぶ存在がいまして。私はただのルスト、なんですけどね」

「では、その存在が今回の一連の事案の犯人なんですね」

「たぶん。そうだと思います」

「そうですか。それとこの、『蘇りしために死せる者たち』というフレーズですが」


 消える直前の文字を指差しカヘロネーが告げる。


「あの童謡の一部ですよね、これ」

「童謡って、もしかしてプレイヤーと原初の八人の童謡ですか?!」

「そうです。最後の方にこのフレーズが出てきますよね。ガーンたちは『蘇りしために死せる者たち』だったんで──」


 そこで、ぱっと自らの口をおさえるカヘロネー。


「カヘロネー?」

「ルスト、続きは私の自室に行ってからに。ここで調べるものはまだありますか?」

「あと、少し」


 私の返事に無言で頷くカヘロネー。その様子をみて、不用意にしゃべらない方が良いのかと、私も極力話さないように気を付けながら、部屋の残りの部分について手早く調査を終える。

 目線だけでカヘロネーに終わったことを伝えると、私たちはそのまま無言で玄室を立ち去った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ