表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【本編完結】辺境の錬金術師 ~今更予算ゼロの職場に戻るとかもう無理~《コミックス発売!》   作者: 御手々ぽんた
第四章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

280/462

制約??

「やれやれ。それが出来たら本当に良いのだけどね。残念なことに、僕たちも制約の虜なのさ。悲しいかな。なんにしても一度目の警告は確かに伝えたからね、ルスト=シュトルナ=ハーツニクス君。もう一つ、言っておこう。二度だ。警告は二度、発せられるだろうよ」


 大仰な仕草でそう伝えてくるツヴァイ。


 ──僕、たち、か。ふーん。それと、制約と言うのが気になるが、何にしても私へ直接は手を出してこないとみていいな。だとすると、タウラを拐ったのが、警告に従わなければ、周りの人間には危害を加えると言うことか。


 私はゆっくりとそのツヴァイの言葉に頷きながら、内心は安堵していた。

 今すぐ、この場で争いになる可能性が少ないことに。


 時間さえあれば、何らかの手を打つ余地がある。事象の分析、解明、応用は錬金術の根幹だ。

 目の前のツヴァイという存在が如何に規格外であれ、完全無欠で無いことも知れた。

 であれば、次にあいまみえる時までに、必ずや、光明が見えるはずだ。


「わかりました、勇者を育てるなというのは、セイルークにこれ以上ポイントを与えるなということですね。それでツヴァイさん、勇者とは何なのですか?」

「何を今更! ハーツニクスに連なる者なら当然知っているだろうに。たった千年前のことではないか! 始祖の竜にして最初の勇者たる存在より錬金術を授けられた、シュトルナ=ハーツニクスの末裔よ!」


 急に目の前の存在から感じる圧が強くなる。

 その威圧感だけで、息もできないぐらいだ。

 私が質問を間違えたか、と焦った時にはもう手遅れだった。


 どんっ、と肘掛けへと拳を叩きつけるツヴァイ。

 押し寄せる圧が、今度は本当に斥力場の実体を伴って私の体を後方へと押す。

 いつの間にか消えていた椅子のあった場所から、まっすぐに後ろへと。その先の空間の穴を越え、不義の三席の洞窟まで押し出される。それでもまだ止まらぬ、斥力場の力。


「っ! 同時展開、《顕現》ローズっ!」


 とっさにスクロールからローズの蔦を呼び出す。ばっと溢れるように飛び出した蔦が私の体の周りで球形に形成される。

 ローズの蔦の球は、私を内に包んだまま、洞窟の壁へとめり込んで行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 肝心なところを抜けた設定にするのは引き延ばしだろうか。 ものすごい力があるのにちゃんと説明しようとしない設定は他の小説でもよくあることだけども・・・。
[一言] 余程の記録魔が後生大事に代々守って無いと 千年有れば結構情報って失われるぞ?寿命とかも有るわけだし
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ