29話
すいません。
投稿するの忘れてました。
○冒険者ギルド
あれから何事もなく街につくこともでき、そのまま冒険者ギルドに向かった。
俺は、依頼の達成報告をすると常駐の討伐依頼をもう一回受けておく。
ギルドランク上げるためにも適当な依頼は受けるべきだろう。
ちなみに、Gランクがランクアップするためには、Gランクの依頼を100回達成するか、Fランクの依頼を20回達成することだ。
依頼を達成すればその回数が、ギルドカードに刻まれるようで、あと何回依頼を受ければいいかなどは見ればわかるようになっている。
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名前:ロイド
職業:魔法使い
種族:人間
性別:男
RANK: G G-3/100 F-1/20
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やっぱりFランクの依頼を受けた方が早いので、そうするようにする。
ラノベのように一気にAランクまで上げる。
と言ったことはできないようで、少しずつ地道に上げないといけないらしい。
ギルドで出来ることを終えて、一度昼食をとるためにログアウトする。
◆
俺は昼食を食べたあと、第一の街内でできることをネットで調べ、直ぐにログインする。
例のごとく、神殿からのスタートだ。
太陽はすでに真上に上がっている状態、丁度12時くらいだろうか。
頭頂部にあたる日差しが暑い。
このまま何もしないわけにもいかないので、調べた中で簡単なものを試すため、俺はまた冒険者ギルドに向かう。
◆
そんなこんなで、俺は冒険者ギルドに着く。
調べたところでは、冒険者ギルドの奥に訓練場があるらしい。
訓練場では、その名の通り訓練ができて武器の試し斬りや試し撃ち、スキルの練習ができる。
当然、スキルレベルも上がる。
だがあまり使われることがない。
まぁ、確かに試し斬りとかに使うくらいならいいが、スキルレベルを上げるためなら訓練場でただカカシを切り続けるよりも、モンスターを倒した方が、素材も落ちるし経験値も入る。
どう考えても、外で狩をしていた方が簡単だ。
そういうことで、あまり使われることはない。
だが今日は、午前中に十分狩をしたので今から外に出る気はない。
現実世界での夕方7時過ぎ位になれば他の奴らもログインしてくるはずなので、それまでここでカカシを斬り続ける。
まぁ、斬る以外にも、魔法を使ったりもするんだが。
そう考えながら受付に向かう。
訓練場に入るには、受付で500G支払わなければならない。
これも、訓練場が使われない理由の一つでもある。
いちいち入るのに、500Gも出さないといけないのは、初心者のうちは結構きつい。
上級者になってくれば、そのくらい気にしないだろうが、そのくらいになってくると普通に狩をしていた方が効率もいい。
今の俺はチュートリアルの件で、ちょっとした小金持ちなので、気にしないようにする。
受付で使用料を支払うと俺は、掲示板の横の扉を開いて中に入る。
◆訓練場
そこは、床は石で作られていて、中心にポツンとカカシが置かれている。
ピッカピカの新品ということではなく所々ヒビが入っていたり、汚れていたりなどいかにも使い込まれている感がある。
部屋自体もちょっとした体育館台の広さはあり、壁には様々な武器がかけられていて、それを使って武器の練習ができるみたいだ。
壁には武器以外にも的のようなものもあり弓や魔法の練習もできるらしい。
中に入ると、ザワザワとしていたギルド内の音がピタリとやむ。
訓練場の中は教会のように個別の空間になっているようだ。
とりあえずスキルをレベル上げするだけなので、[バルカンの短刀]は使用しない。
というのも、普通の武器は使用するだけでも耐久力を削るので、ただのレベル上げには使わない方がいい。
一応、[バルカンの短刀]に[鑑定]をかける。
バルカンの短刀
247/800 評価☆☆☆☆
+補正:ATK350 薪の炎
−補正:重量5
必要ステータス
STR45 DEX250
それとともにスキルのレベルが上がる。
結構減ってるな耐久値…。
今度ヘファイストスのとこに持っていくか…。
ヘファイストスと武器を作ってもらう約束をしていたことを思い出す。
と言うか、こう言うのをいちいち持っていくのめんどくさいな…自分でできるようにならないか?
ヘファイストスに会うときに修復の技術ぐらいは習いたいな。
そう言うこともあり、俺は短刀をメニューに直すと、立てかけてあった武器の中から短剣を手にとって装備する。
両方とも短剣であることもあり、いつも以上に楽に振ることができる。
何度かその場で振って試してみると、俺は今使用できるスキルを全部使用してカカシを斬る。
俺は休む間も無くカカシを斬り続ける。
ただ斬り続けるだけではなく[跳躍]のスキルを使用して、カカシの受けを飛びながら斬りつける。
姿勢を低くし、一気に距離を詰め喉元に向かって短剣を突き刺す。
後ろに回り込み、[急所打ち]を使用してカカシを斬る。
と言ったように、様々な方法でカカシに攻撃を与えていく。
そんな風に斬り続ける間にもスキルレベルが上がり続ける。
途中途中、食料を食べEPを回復させながらも俺はスキルのレベルアップに勤しむ。
◆
俺がただ黙々とカカシを斬り続けていると、ししゃもからメッセージが届く。
仕事が終わり、そのままログインしたとのこと。
現時刻午後7:28
ゲーム内だと午前10時を過ぎたところだ。
他のメンバーもそろそろログインしてくるらしく、昨日と同じように冒険者ギルドに集合だそうだ。
そう言うことなので俺は、この部屋から出るだけで十分なのでそんなに急がなくても良さそうだな。
そう考えながら俺は、ゲーム内22時間のカカシ斬りの成果を確認するためにステータスを確認する。
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【短剣術 LV.23→29】【体術 LV.17→25】
【急所打ち LV.7→19】【二刀流 LV.5→18】
【火魔法 LV.1→3】【影魔法 LV.4→7】
【水魔法 LV.2→4】【風魔法 LV.1→3】
【鑑定 LV.1→2】【隠蔽 Lv.4→8】
【敏捷強化 LV.27→30】【器用強化 LV.27→30】
【跳躍 LV.10→17】【歩行術 LV.27→30】
【投擲 LV.1→7】【気配希釈 LV.7→14】
【気配感知 LV.11→15】【魔力操作 LV.1→6】
【魔法効率 LV.1→6】
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思いのほか結構レベルが上がった。
[影魔法]は5レベルになった時に、新しく[影撃]と言う魔法。
[影縫い]が影を使って相手の動きを止めるのに対して、[影撃]は影を使って相手を攻撃するものだ。
だが、攻撃力自体はあまり高くなく、相手に暗闇か混乱のバットステータスを掛ける。
これは相手のMINDが高いとバットステータスはかからないらしい。
魔法に関しては、MPを一度使い切ると回復するまで待たないといけないので、そこまでレベルを上げることができなかった。
そこまで確認したところで、俺は使っていた短剣を元の場所に戻すと、俺は出口である扉に向かう。
俺は何も忘れてないことを確認して扉を開け、仲間たちの待っている席まで歩く。




