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28話

誤字報告等ありがとうございます。




○ヌール 北の森


「ふぅ…」


デムとの戦闘が終わり、レベルアップの光が俺を包む中、そう息を吐く。


少し落ち着いたところで、俺は辺りを見渡す。


デムとの戦いのせいですっかり荒れた広場を見る。


所々木がやけ、切り株は焦げ付いている。


レベルアップのおかげで、HPが回復する。


すると、HPが25%を上回ったことで、[餓狼の矜持]の能力が切れる。


それにより、飢餓感がさっきまでより強くなり、よだれが溢れる。


俺は急いでメニューから食料を取り出すと、急いで口に放り込む。


《EP残量が60%を上回ったことにより状態異常[飢餓]が無くなります》


そう頭の中に聞こえると、飢餓感は完全に消える。


はぁ…腹減るって結構きついな。


そう言って、慌てて取り出した食料の残りを戻していると、レベルアップの光が治り次に報酬を告げるアナウンスがなる。


俺は手元に残ったジュースを飲みつつもそのアナウスを聞く。


《スキル[魔力操作]を取得しました》

《スキル[水魔法]を取得しました》

《スキル[魔法効率]を取得しました》

《スキル[風魔法]を取得しました》

《称号【北の森の覇者】を取得しました》

《称号【兎の天敵】を取得しました》

《スキル[打撃耐性]を取得しました》

《ソロ討伐報酬[空渡りの靴]を取得しました》

《ソロ討伐報酬[武術指南書:蹴兎]を取得しました》


「ぶっ!」


俺は頭の中に流れてきたアナウンスを聞いて、飲んでいたジュースを吹き出す。


「ゴホッ!ゴホッ!……はぁ、はぁ」


俺は、むせてしまい少し呼吸が荒くなる。


一応、アイテムの方も確認する。


・蹴りうさぎの毛皮×75

・蹴りうさぎの健脚×28

・蹴りうさぎの肉×46

・蹴りうさぎの魔石×94

・蹴兎討伐の証

・蹴兎の白毛皮×2

・蹴兎の強脚筋×2

・蹴兎の上肉

・蹴兎の魔石


いつのまにか蹴りうさぎは100匹近く倒していたみたいだ。


魔石の数がそれを物語っている。


アルブトーラムの時も気になってたが、討伐の証ってなんだ?


ふと疑問に思い、[蹴兎討伐の証]に[識別]をかける。



蹴兎討伐の証

評価☆☆☆☆☆☆

蹴兎デム・シュトーセン討伐の証

北の森の覇者であるデム・シュトーセンを討伐したものに送られる証。

その蹴りは大木をへし折り、岩をも砕く。

※討伐の証はネームド、ユニーク、レア種モンスターの討伐時に取得できます。



確認したところで、スキル[識別]のレベルアップを知らせる音声が聞こえる。


[識別]結構レベル上がるな。


そう考えていると、またアナウンスが流れる。


《スキル[識別]のレベルがMaxになりました。これによりスキル[鑑定]に昇華します》


「おお…」


言ってるそばから、昇華したな。


[識別]のスキルレベルが最大になり、変化したようだ。


今レベルが最大になったってことは、[識別]の最大レベルは25あたりってことか?


前回確認した時は21だったのを考えるとその辺りなのだろう。


俺はステータスを確認することが少ないので、レベルアップ前の数字を確認できてなかった。


…そう考えると、今の自分のステータスが気になってきたな。


少し焦げ付いた切り株に腰を下ろしメニューを操作する。


俺は、メニューから自分のステータスを確認する。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:ロイド LV.60

職業:魔法使い LV.22

種族:人間

性別:男

HP 100

MP 540

STR 60

VIT 10

INT 10 →76

MIND 10 →54

AGI 660 →666(+60)

DEX 324 →330

LUK 10


SP:40

称号

【導き手の友】【大物狩り】【歴戦討伐者】【餓狼狩り】【試練を超えし者】【理より外れし者】【北の森の覇者】【兎の天敵】

スキル

・心得 極意

【盗賊の極意 LV.Max】【餓狼の矜持 LV.Max】【魔法使いの心得 LV.4】

・戦闘

物理

【短剣術 LV.23】【体術 LV.17】【急所打ち LV.7】【二刀流 LV.5】

魔法

【火魔法 LV.1】【影魔法 LV.4】【水魔法 LV.1】【風魔法 LV.1】

・鑑定 隠蔽

【鑑定 LV.1】【隠蔽 Lv.4】

・生産

【調薬 LV.1】

・強化

【敏捷強化 LV.27】【器用強化 LV.27】

・技術

【跳躍 LV.10】【歩行術 LV.27】【回避 LV.18】【投擲 LV.1】【盗む LV.1】【鍵開け LV.1】【気配希釈 LV.7】【気配感知 LV.11】【魔力操作 LV.1】【魔法効率 LV.1】

・耐性

【麻痺耐性 LV.1】【睡眠耐性 LV.1】【毒耐性 LV.10】【打撃耐性 LV.1】【熱耐性 LV.5】

・その他

【地図 LV.Max】

加護

【冥神の加護(小)】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「……」


…職業レベルが上がるのが早いな。


一気に21も上がった職業レベルを見てそう思う。


確かに、デムは結構強かったけど…。


「いや…昨日と合わせて200匹くらい狩った蹴りうさぎがいけなかったのか?」


蹴りうさぎ1匹1匹が5レベルぐらいしかなかったが、200匹くらい狩っただけでそんなにレベルが上がるものなのか?


うさぎやスライムも同じくらい狩っていたが、こちらは蹴りうさぎとかと比べれば誤差のようなものだろう。


森の途中で狩ったオオカミを合わせても、そう変わらない気がする。


考えながらも、ステータスポイントを割り振る。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:ロイド LV.60

職業:魔法使い LV.22

種族:人間

性別:男

HP 100

MP 540

STR 60

VIT 10

INT 76

MIND 54

AGI 666 →710(+64)

DEX 330

LUK 10


称号

【導き手の友】【大物狩り】【歴戦討伐者】【餓狼狩り】【試練を超えし者】【理より外れし者】【北の森の覇者】【兎の天敵】

スキル

・心得 極意

【盗賊の極意 LV.Max】【餓狼の矜持 LV.Max】【魔法使いの心得 LV.4】

・戦闘

物理

【短剣術 LV.23】【体術 LV.17】【急所打ち LV.7】【二刀流 LV.5】

魔法

【火魔法 LV.1】【影魔法 LV.4】【水魔法 LV.1】【風魔法 LV.1】

・鑑定 隠蔽

【鑑定 LV.1】【隠蔽 Lv.4】

・生産

【調薬 LV.1】

・強化

【敏捷強化 LV.27】【器用強化 LV.27】

・技術

【跳躍 LV.10】【歩行術 LV.27】【回避 LV.18】【投擲 LV.1】【盗む LV.1】【鍵開け LV.1】【気配希釈 LV.7】【気配感知 LV.11】【魔力操作 LV.1】【魔法効率 LV.1】

・耐性

【麻痺耐性 LV.1】【睡眠耐性 LV.1】【毒耐性 LV.10】【打撃耐性 LV.1】【熱耐性 LV.5】

・その他

【地図 LV.Max】

加護

【冥神の加護(小)】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ステータスポイントは全部AGIに振る。


少し腕を動かしてみるが、流石に前回ほどではないが体が軽くなっているのがわかる。


レベルアップのおかげで疲れも一気に吹き飛んだし、この森さっさと抜けるか…。


俺は切り株から腰を上げ、体を伸ばす。


そして、周りを見渡す。


そこにはまだ俺の出した炎が燃えていた。


心なしか広がっている気がする。


「流石にこれは、消さないといけないよな…」


どうやって消そうかと考えていたところ、[水魔法]を取得していたことを思い出す。


[鑑定]で調べたところ[水魔法 LV.1]で使用できる魔法は、[水球ウォーターボール]。


水で出来た球を飛ばす魔法だ。


これなら消火につかえるだろう。


そう考え、俺は炎で燃えている折れた木に向かって手をかざし魔法を放つ。


「水魔法『水球ウォーターボール』」


俺がそう言って魔法を発動すると、かざした手の前に水の球が出来上がる。


その球が、20cm程度の大きさになるとかざしていた手の方向にまっすぐ飛んでいく。


すると、魔法は燃える木に直撃する。


それにより炎の勢いが少し治るが、燃え続ける。


炎を消すためにも、続けて[水球ウォーターボール]を放つ。


それからさらに2発ほど撃ったところで完全に炎が消える。


…これで大丈夫だよな。


一応の為、周りを見渡す。


そして、炎がないことを確認して、俺は森を出る。


ブックマークや評価等ありがとうございます。

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