後書きと解説
本編はさっきの3話目までで終わりです。ここはいわゆる舞台裏。
話があるなら作品内で語るべきで、後書きでいろいろと解説するのはよくないのです。
私は気にせずやっていきますけどね。蛇足と言われれば蛇足なんでしょう。
グリコのおまけと言えば、ちょっとはよく聞こえるかもしれない。
そういえばあれってどうなってんでしょうね。おまけと言えども、おもちゃをデザインして金型を発注してーって工程があるわけですよね。当然コストも発生するし。
最初に話を出した時って、社内の会議とかで「たかがキャラメルのおまけに、そんなに投資できるわけないだろ!」とか言われたのかなあ。
◇後書きと解説
ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございます。
色々なジャンルを書いてみた私ですが、恋愛ものってそういえば書いていないなあと思って、今回挑戦してみました。
本当は以前一度書いたんですけど、なんだか恋愛というか純文学というか、ファンタジーというか。ちょっと違う感じになったんですよね。まあラブラブしてないのは確かです。
今回は事故で突然二人三脚になっちゃったカップルのお話です。とはいえ、変な話を書こうと思ったわけではないのです。
皆さん、恋人います? まあどっちでもいいんですが。
付き合うのはいいとして、別れる時ってどうしてます? どんな感じでした? まあ、これもどうでもいいんですけど。
果歩さんたちは体がくっついちゃったから別れにくかったんですが、これって別に特別なことじゃないよねってのが、書きたかったところです。
結局、結婚してたら同じように別れにくいですよね。結婚以前の同棲段階でも、例えば出ていくなら新しい家を用意しなきゃいけないし、引っ越しの手間や費用もバカになりません。
学生とかならほら、気持ち的な部分だけで付き合ったり別れたりできますよね。でも、社会人になるとなかなかそうもいかない。
気持ちだけで別れる場合と、物的な部分で別れられない場合。
今回の果歩さんは、体のことを考えて気持ちを妥協したのでしょうか? それとも、「それでも彼が好きだ」という気持ちを優先させたのでしょうか?
ついでにいうと、もしも体がくっついてなかったら、別れてたんでしょうか? それともやっぱりくっついてたんでしょうか。
どう思います?
半分くらい書いたあとで思ったのですが、できちゃった結婚した人っていうのは、もしかしたらこんな感じかもしれませんね。
もし経験者がいれば、良かったらお話聞かせてください。
言いたいことはだいたいそれくらいです。
こんな舞台裏まで付き合ってくださって、本当にありがとうございました。
◇音楽の話
今回は、イエスというイギリスのバンドが1972年に出した、『危機』というアルバムをテーマに書きました。
英語のタイトルは『Close to the Edge』ですね。
ギリギリとかお金がカツカツとかいう意味なんですけど。
歌詞では何度も「Close to the edge, down by a river.」と言ってるので、私は「川岸を歩いている」くらいの軽い意味でとらえてました。
このアルバム、3曲しか入っていないんですが。それぞれ18分、10分、8分と、長い曲が続いています。聞いてるとそんなに長く感じないのですが、たぶん、好き過ぎて感覚がマヒしているのでしょう。
そう、素晴らしいアルバムなのです。
バンド名のイエスは、ジーザスのほうではなく、Yesです。プログレッシブロックに分類されます。
超有名な人たちで、他の有名曲としては『Roundabout』がありますね。アニメのジョジョの奇妙な冒険、EDに使われています。
興味が湧いた人は、ぜひ聞いてみてください。
◇危機―Close to the Edge
18分もある長い曲です。組曲形式になっており、それぞれのパートのタイトルを見ると、「変化」をテーマに書かれていることがわかります。
でもそんな難しいテーマや歌詞を気にするのは、詳しく知りたくなってからでいいんじゃないでしょうか。好きに聞いてください。
変な緊張感のある旋律と、さわやかで柔らかな旋律とが入り乱れているのですが、そのバランスが素晴らしいなと思います。
◇同志―And You And I
さっきの曲の柔らかさ部分を抜き出して、おまけを足したような感じです。
歩くような速度で流れていくんですが、単なる優しい曲ではありません。そこらへんはギターのアクセントの効果だと思うのですが、どうでしょう?
◇シベリアン・カートゥル―Siberian Khatru
日本語訳だと”カートゥル”って書いてありましたけど、どう聞いても”カチュール”です。まあいいけど。
さっきまでとガラリと雰囲気が変わって、明るく元気な曲ですね。この曲を聞いてたら、湿っぽいラストなんかさっぱり書く気がしません。
お話の中で果歩さんが前向きに過去を振り切ろうとしてたのも、きっとそのせいでしょう。
冒頭から流れ続けるメロディーラインが、物語のエンディングにぴったりだなあと思います。
このアルバムの途中で「合わないよ」って思った人も、この曲だけはぜひ聞いてみてください。




