優「まったく……何なんだよ」
日が傾き、太陽は完全に水平線へと搾り取られ空には星を湛えた夜空が敷き詰められる。静かな砂浜に鳴り響く波の音を聞きながら頼りない街灯の吐き出す輝きが照らす道を歩み、別荘へと引き返してきた俺達。
一般の家屋とは少々、異なる作りをしている別荘の内部。明かりをつけると、僅かに朱色を伴った照明が室内に敷き詰められていた暗闇を瞬く間に掻き消し、光を受けた内壁たる塗装の施されていない木目が素朴な印象を屋内に与える。
玄関を開けば大きく面積を裂いたリビングに接続され、地続きでキッチンまでもが視界に飛び込んでくる。リビングの中央、ガラス製のテーブルを囲むように設置されたソファーにとりあえずという事で置いていた荷物。まずはこれらを各々の部屋へと運び、片付ける事に。
真奈によると、リビングから通じる階段の向こう、二階フロアには大中小の三つにサイズの分かれた部屋があるらしい。
それをどのように分けたものかと思っていると、夕映はどこかぶっきらぼうに「あたしと真奈、そんでもって愛衣ちゃんが大きい部屋。小さい部屋に三浦さんを放り込んで、夫妻は中くらいの部屋――それでいいんじゃねーですか?」と言った。
誰も反論する気はなかったし――どころか、させない空気もあったので従う事に。
何だか夕映の胸中を思えば――いや、考えるのはよしておくか。
二階への階段を上ると、部屋へ分岐するそのフロアからはベランダやロフトのように一階のリビングを見下ろせる形となっていた。何だか、秘密基地でも手にしたかのような高揚感を抱く家屋の構造に感動しつつ、各々は部屋に荷物を放り込むとリビングに集合した。
夕食がまだだったので、どうしようかという話題になると外食という案も出てきつつ、近所のスーパーで食材を購入して皆で調理するのも楽しいのではないかというアイデアが一気に一同の支持を集めた。車に俺と運転手の三浦、あと料理に多少の心得があるらしい夕映を引き連れて近所のスーパーへ。ご飯を炊いたり、という事が設備的に出来ないようなのでパスタを購入してあっさりとした夕食を俺が提案すると夕映と三浦も同意した。
そして、食材を購入して帰宅すると、調理を開始――したのだが、勇は言うまでもなく料理が出来ず、真奈は死ぬほど不器用。野菜を切る事もままならない上、愛衣ちゃんに関してはオリジナリティを誤った方向に解釈した料理を提案してくるので、この三人は調理から排除――結局、凄まじい料理スキルを発揮した三浦と俺、そして夕映の三人で遂行した夕飯大作戦は、見事に大成功。六人の空腹は満され、リビングのソファーに腰掛けて林間学校に来た学生のような気分で妙に浮かれたテンションの俺達は暫し、談話していた。
と、そんな時――俺はこういった時間のための遊び道具を用意していた事を思いだし、皆に提起する。
「そういえばさ、トランプ持って来てるんだけどやらないか?」
提案に「お、いいですねぇ」などと乗り気な皆の言葉を聞きとめると、俺は二階に放り込んだ荷物からトランプを持ち出し、リビングにて再び着席すると取り出したカードを切って各々に配り始める。話の流れでオーソドックスにまずは「ババ抜き」を行う事になったので、ジョーカー一枚は箱の中に除けて全部で五十三枚。一人だけが一枚少ない七枚の手札となったため、それに該当する俺から引いていく事にする。
ちなみに引く順番は俺、勇、夕映、真奈、愛衣ちゃん、三浦――となっている。
「それじゃあ、スタートすっか」
俺がそう語ったのを合図として――奇妙な縁で集まった六人でのババ抜きがスタートした。
まず俺は勇からカードを取る。
「お、幸先いいなぁ。いきなり揃うのかよ」
俺が勇から取ったカードはいきなり手札の数字と符合し、揃ったカードは基本的なババ抜き通りにソファーが囲むテーブルの上に置いていく。
手札が少ない故に俺から引き始める事となったのだが、いきなり揃うのは良いスタートだ。手札がすでに五枚となった。
などと、思っていた最中――。
「何ですか? もしかして……あたしからカードを取りてーですか?」
挑発的に勇を見下しつつ――と言っても、座高も勇の方が高いが夕映は不敵な笑みと共に足を組み、片手で扇状に構えた手札をひらひらと動かし、小馬鹿にした態度を取っている。
「い、いや……取られないと枚数減らないですよ?」
「でも、それで勇があたしから取って揃えば、敵に塩を送る事になるですよ?」
「……とはいえ、そういうゲームなんですけどね」
そう言い、勇は困ったような表情で俺を見つめる。
勇の語ったゲーム性が一応は正論であるためそれ以上に付け加える言葉も思いつかずに押し黙ってしまう一同。
そんな空気感の中、舌舐めずりをして夕映は言う。
「だったら、『お願いします、女王様。この下賤な豚の汚い前足で女王様の高貴で触れる事も恐れ多い手札から一枚、浅ましくも抜き取る愚行をお見逃し下さい』と懇願するですよ。そーしたら、考えてやらねーでもねーですよ」
「そ、それでようやく考慮するのか……恐ろしいぜ、夕映」
俺の半ば引き気味な口調でそう語った。
そして、そんな言葉に重なるように突如――囃すような口笛が俺の隣から鳴り響く。
「ひゅー! いいぞ、夕映さん。もっと勇くんを貶めるんだぁ!」
「きゃっ、困惑顔のおねーちゃんってば……素敵!」
夕映の突きつけた無理難題に困惑顔な勇に対して、ヒーローの勧善懲悪に興奮する少年のようにぎゅっと拳を握る三浦と、恍惚の表情を浮かべて両手を頬に当てる愛衣ちゃん。
あぁ、三浦はともかく、そういえば愛衣ちゃんは勇のそういう表情、大好きなんだっけ。
俺と真奈は互いに顔を見合わせ、嘆息して肩を竦める。
一方――妙な緊張感が伴う勇と夕映。唾を飲み込み、ゆっくりと口を開こうとする勇に対して、「あぁ……今から俺の旦那、女王の下賤な豚になるのか」としみじみ思わないでもない俺だったが、夕映の胸中に溜まった怒りを思えば妥当かなと思って旦那の味方は出来ない。
ひたすら高圧的に視線を送る夕映に対し、カードを引かせてもらうために自分を貶める言葉を口にしようとする勇の唇は震えていた。
うーん、何も言わずに夕映の手札からカードを取ればいいのに……。
しかし、意を決したかのように表情をぎゅっと引き締める勇。
「お、お願いします……女王様。こ、こ、この下賤な豚の汚い前足で……前足、で……女王様の、高貴で、触れる事も恐れ多い……手札から一枚……一枚を、浅ましくも抜き取る愚行をお、お、お見逃し下さい!」
ぎゅっと目を瞑り、堪えるように言い切った勇。
対して、そんな連ねられた文句を鼻で笑う夕映。
「そんなに落ちぶれてでもカードを取りてーですか。本当に下賤な豚野郎ですね。……いいですよ。ほら、その汚い前足で取りやがれってんですよ」
そう言って夕映は手札を差し出し、勇はその中から一枚を取って小さく呟くように「ありがとうございます」と言った。
何か、勇も完全に役へと入りきってるような気が……。
しかし、カード自体は揃わなかったご様子の勇。
「これだけ必死に懇願して取ったカードが揃わねーとか、とんでもねー無能な豚野郎です。まぁ、お似合いっちゃあお似合いと言えなくもねーですけど」
ノリノリなご様子で高笑いを交えて語った夕映。
そんな夕映と俺を交互に見つめた勇は「あの、優」と言って、俺を呼ぶ。
「何だよ?」
「……家に帰ったらコレ、やりません?」
夕映を指差してはにかんだ表情で語る勇。
「やらねーよ」
表情を引き攣らせて言う俺。
一方――。
「じゃ、じゃあ勇くん。ぼ、ぼ、僕とやろうか!」
「あ、三浦さんズルいですよ。私もおねーちゃんとアレやりたいですよ」
手を挙げ、立候補の体現としつつ語った三浦と愛衣ちゃん。
「勇の妹、勇の妻の同僚という立ち位置でありながら、どうして君達の欲求は合致しているのか理解に苦しむよ……」
呆れ交じりに両者を見つめ、またも嘆息する真奈。
まったく……何なんだよ、この訳の分からない流れというか、テンションは!
とりあえず、ここまででカードを二人しか引いていないという恐るべきゲームテンポの悪さ。
次、夕映に番が回った時には女王様キャラは封印させないとな。
という訳で、ゲーム続行。
「真奈……手札が全部、見えてるですよ。しっかりと持たないと」
ジト目で真奈を見つめつつ、夕映はそう指摘した。
慌てて、手札の角度を整えて、夕映に対して裏面を見せて手札を突きつける真奈。
「おっとっと、隠さないと持ってる事がバレてしまうね」
「んー? 何を持ってやがるですかー?」
不敵な笑みを浮かべて勘繰る夕映。
「あ」
真奈がポツリと漏らしたその一文字によって、一同に彼女がジョーカーを持っている事が知られてしまった。
こういうの、真奈は苦手なのかな……。
「それに、手札を見られたんなら順番はきちんと入れ替えないとあたし、選びたいほーだいですよ? ほら、こんな風に」
そう語って真奈を揶揄しつつ、あっさりとカードを抜き去って意地悪そうに笑む夕映。
呆気に取られた表情を浮かべ「そんなぁ」と呟く真奈を見つめ、何だかこの人は天然というか……実は理知的でも何でもない人なんじゃないか、と今日という日で夕映と同様にイメージを百八十度逆転させて受け止めつつある俺。
まぁ、その方がとっつきやすくて良いと思うけどな。
――続いて、今度は真奈が愛衣ちゃんからカードを取る番。
愛衣ちゃんは手札の内の一枚を不自然に飛び出させてフェイクを行っている……のだがしかし、真奈がジョーカーを持っている事は先ほど明らかになったはず。なので、フェイクを行う必要はないはずなのである。
しかし真奈は何故かそのフェイクに苦しんで、どのカードを取ろうかと苦悶の表情を薄っすらとではあるが浮かべていたのである。
そんな真奈を見つめる愛衣ちゃんは恍惚の表情。
……あぁ、フェイクを行う意味はコレか。
愛衣ちゃんは真奈の困惑する様子をただただ、楽しむためにあんなフェイクを……。この子、年上に対して何やってるんだよ――ってか、真奈も翻弄されてんなよ!
俺は思わず呆れっ面で二人を見つめてしまうも、そんな無意味な駆け引きの末に真奈は飛び出しているカードを思い切って手に取り、そして揃った事――加えて、ジョーカーではなかった事に対する安堵に胸を撫で下ろしつつ、カード二枚をテーブルの上に置いた。
そして、今度は愛衣ちゃんが三浦からカードを取る番。
「三浦さん、こういうゲームとか強そうですよね」
愛衣ちゃんの言葉に「そんな事はないよ」と言って手札を差し出し、三浦はカードを取らせる。
カードが揃わなかった愛衣ちゃんは手札にそれを収め、そして順番は三浦が俺からカードを取るという事でとうとう一周した事となる。
しかし、ここで愛衣ちゃんの語った予感が的中する事となる。
三浦がこの手のゲームに対して、得手不得手で言えばどちらであるのか――。
「優、手札の数字を全て合計すると――幾つだい?」
突如として問いかけてきた三浦に対して、「何でそんな事を聞くんだよ?」と問い返してもよかった。とはいえ、それがどういった意味を持つのかを知りたくなった俺は手札の数字を足していき、「二十六だ」と答えた。
すると三浦は「ふむ、それで手札は六枚か……」と言い、思案顔。
俺が「ババ抜きって思考停止出来る知能関係なしのゲームではなかったのか」などと思っていると、突如として――、
「まぁ――期待値はそこそこといった所か」
と呟き、俺の手札から一枚を抜き取り、確認――の後に揃ったカード二枚をスタイリッシュに、手裏剣でも扱うかのようにテーブルへと投じる三浦。
一同、唖然として言葉を失って三浦を見つめる奇異な光景。
すると、表情は変えずとも後ろ頭を掻いて照れたような挙動を伴わせて、「皆が揃えてテーブルに置いたカードと優が語った合計数と、手札の枚数で確率論を立てただけで結局は運だよ」と謙遜するも、「おぉ!」という感嘆の声が各々から自然と漏れる。
「何か、会社でも機械みたいに数字扱ってるからちょっと化け物的に感じてたけど、こういうシチュエーションでそれを発揮すると格好いいなぁ」
「優、君は僕をそんな風に思ってたのかい。とはいえ、こんな風に決めるべきタイミングで決めてしまったんだ、惚れちゃったかな?」
俺の言葉に気を良くしたのか、したり顔でこちらを見つめる三浦。
そんな三浦の冗談めかしたセリフを鼻で笑ってやる俺。
しかし――そんな光景に疑問を抱いたのか、「おかしくねーですか」と割って入ってくる夕映。
「三浦さんはその、えーっと……確証はねーですけど、同性愛者じゃねーですか?」
「ふふ。よくぞ見抜いたね……その通りだよ」
不敵に笑んだ三浦は怪しげに眼鏡の位置を片手で修正する。
「三浦さん、探偵に看破された犯人の如く格好良く言ってますけど、同性愛者って事を見抜かれただけですよ?」
引き攣った顔の愛衣ちゃんは、呆れたトーンでそう言い、
「しかも、三浦さんを見てて同性愛者だと感じない方がおかしいですしね」
勇が妹の言葉に追記するかのように、彼女と同じ表情と口調で言った。
そんな兄妹の揶揄が交錯する中、夕映は疑問を投げかける。
「なら、同性愛者なのにどーして優さんに対して惚れたかどうかを問うですか?」
夕映の質問に真奈も「言われてみればそうだね」と語るも、特に痛い所を突かれたという事もない三浦は「その事か」と言って遠い目をして語る。
「まぁ、色々と事情があってね……同性愛者ながらも、優は僕にとってはちょっと特殊なのさ。まぁ、人妻ではあるけれどね」
三浦がそう語り、俺は内心で「やっぱり、最近は勇の肉体にご執心ながらも女性である俺の事を好いているのか」と改めて事実に直面する。
とはいえ――三浦は同性愛者である事を看破させるような行動も平気で取るし、現状のように見破られてれて事実を突きつけられても飄々としている。
こういう部分は素直に、凄いと思うし――憧れる。
などと俺が思考している最中、夕映は「うんうん」と頷きながらも「三浦さん、あなたへの評価は改めねばならねーようです」と言った。
どういう意味だろうか……いや、分かる気もするけれど。
まぁ、それはさておき――脱線の多いババ抜き続行。
今度は俺が勇からトランプを取る事となり、実はここで一つのテクニックを披露しようと思っているのだ。俺が実家で家族とババ抜きをしたりする機会には常に、姉から喰らわされたテクニック。必勝法ではないものの、理に適った一手には違いない。
ババ抜きは自分が取る相手――つまり勇になるのだが、そんな彼が夕映から取ったカードが先程、揃っていなかったという事実が重要となる。何故なら、二人の手札に該当しなかったカードを勇が持っている……それは、未確定な情報を孕んだカードを取るよりも俺からすれば期待値的には信用に足る一枚なのだ。
つまり俺の視点から見て、勇が揃わなかった夕映の持っていたカードを取れば、理論的には揃いやすいのだ。
だから――。
「勇、さっき夕映から取ったカードってどれだ?」
そう問いかけると勇は一瞬、呆気に取られたような表情を浮かべつつ瞬間――何かを悟ったように目を見開くと手札を混ぜて俺に手札を突き出す。
「そのテクニックって、自分で覚えとかないとダメなんですよ。私が知ってたら、聞かれた時点で混ぜられますから……こんな風に。さてさて。これで、ランダムに取るしかないですね」
したり顔を浮かべて、俺の策を封じたとばかりにふんぞりかえる勇。
うーん、とはいえ折角のテクニックだ。何とか夕映から取ったカードを俺の方に呼び込む術は……。
――あ、そうだ。
「そういえば、これはトランプとは全く関係ない。そう、全く関係ないのだけれど、俺の携帯にこの間のポーカーでお前さんが晒したパレオ一枚の下半身――」
「――あぁぁぁぁぁぁぁあああ! これがさっき夕映から取ったカードです。どうぞ、お受け取り下さい!」
大声で俺の言葉を上書きしつつ、夕映から先ほど取ったカードを俺に押し付けてくる勇。確認してみると俺の手札と符合したカードがあり、揃ったカードをテーブルに置く。
「優、下半身が何なんだい! 下半身! 下半身! 下半身がっ!」
血相を欠いて叫び出した三浦。
……何を期待してるんだよ。
「三浦さん、優が私と出会った日のような事を言ってますよ」
「君達が出会った日、何があったというんだい……」
訝しむような表情で俺と勇、そして取り乱している三浦を見つめる真奈。
さっきから真奈、こんな表情ばっかりだなぁ……。
とはいえ、俺のちょっと非合法な手段によるカードの取得は終了し、今度は勇が夕映からカードを引く番。例の女王様を繰り出す事もなく、手札を勇へと差出す夕映。
「まぁ、ジョーカーは真奈が持っているのですから、気兼ねなく取ればいいですか」
そう語った瞬間――夕映は意地悪な笑みを浮かべて、勇を見つめる。
そんな彼女の表情を見つめ、俺は瞬時に悟った。
真奈の手札が見えていると語った時、夕映は考えてみればカードを選び放題と語りながら引きはしたものの揃わなかった。それは、真奈の手の中に夕映の手札と合致するものがなかったという事でなく――寧ろ、絶対に揃わないものを手中に収めたから?
絶対に揃わないものとは?
――考えるまでもない。
そんなものをわざと取る理由?
――それもまた、考えるまでもない!
意気揚々と夕映からカードを引いた勇は瞬間、自分の予想を超えた絵柄を見つめて何度も目をぱちくりとさせてまじまじと絵札を見つめていた。
言葉にしないものの、勇の口は明らかに「え?」と言ったかのような形になっていた。
そんな硬直を瞬間的に伴わせた勇は咳払いをし、ポーカーフェイスを敢えて作り出すも――無意味だった。
勇が握ったジョーカー。
それを、俺が引く事はない。
何故なら勇は俺の携帯に入った、罰ゲームで着用した全裸にパレオというみっともない写真に怯えている胸中を、さっき宿したばかりで。恐らく俺が何も言わなくてもきっと、次からも当たり障りのないカードを進んで俺に差し出してくる。
勇が差し出してこなかったとしても、俺がその気になればジョーカーを引かない事だって出来る。
つまり、詰みの状況――。
うーん。夕映も勇にジョーカーを回すためにわざと取るとか、なかなかに意地悪だなぁ。
まぁ、何はともあれ――ゲームはこの瞬間、終了したと言えるだろう。




