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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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レースはとても人気です

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「なあ、こんなに商会の数って増えてたのか? なんか一気に増えた気がするんだけど。気のせいじゃないよな?」


「気のせいではないわね。今の所商会が36あるもの。どうしようか迷っているのだけれど、40になったら、1部と2部に分けるつもりよ。1部の総合順位の下位5商会と2部の総合順位上位5商会を入れ替えてレースを行う方式にしたいと思っているの」


「ああ、20パーティーでやるって言うんだな。有りなんじゃないかな。ちょっとこれは多すぎるって思うしさ」


「でしょう? 沢山あっても面白いとは思うのだけれど、どんどんと後ろになっていくと不利にしかならないのよね。その点を考慮した結果になるわ」


「今後も増えるのであれば、3部、4部と増やしていかないといけないかもしれないか。そうなってくるとコースも欲しくなってくるな。……もう1つの魔境も潰すか?」


「将来的にはそれでいいと思うわよ。今はまだこれで足りているのだから問題ないわ。それに、後続が何処まで参戦できるのかが解らないもの。まだ焦る必要は無いわね」


「少なくとも俺達が死ぬ前にはそんな事にはならないだろうという訳なんだよな。もっと見てみたいってのはあったんだけど」


「仕方がないわよ。私もハインリッヒもいい歳になって来たもの。こればかりはどうしようもないわね。寿命が伸びるポーションって無いのかしら?」


「流石に無いと思うぞ。不老不死は確かに錬金術の先にあるものだとは思うが、無理だろうな。そんなポーションがあったら色々とおかしなことになりかねない。死んだはずの人間がまだ生きているって事になるからな」


「それもそうよね。でも、不老不死は辛いとは思うわよ? どうしても子供たちや孫たちの方が先に死んでいくもの。それを見るのは辛いと思うわ」


「それはそうだろうな。独り身でも無い限り、不老不死にはならない方が良いんだろうと思う。俺もそんなポーションがあっても飲むつもりは無いけどな。長生きして、錬金術の先を見たいってのはあるけど、それとは話が変わってくるからな」


 レースを見ながら色々と話をしているんだけど、寿命を延ばすポーションの開発は出来ていない。それは当然だとも思うし、出来て貰っても困るからだ。


 誰が寿命を伸ばしたいと思うのか。伸ばして、どうするのかなんだよ。目的があれば良いんだろうが、目的が無ければ長く生きる意味がない。


 それでも求める人は多くいるとは思うけどな。誰だって死ぬのは怖いし、老いるのも嫌だろうからな。俺だって老いを感じているし。


 だからと言って、ポーションがあったとして飲むかと言われたら別問題だ。実験動物として飲むのは有りなんだけど、目的がはっきりとしないで飲むのは避けたい。


 1度死んだことのある身としては、別れは突然で、必然であった方がいいと思う。例え家族が悲しむとしてもだ。永遠を求めてはいけないと思う。


 ただ、それは一先ず置いておくとして、……レースなんだけど、俺の推しているパーティー、ブレンダン商会は6位につけている。上々ともいっていいと思うんだ。36台中6位。これだけ聞くといいと思うんだけど、1位と2位が速過ぎる。何か違うのか?


「なあ、ラウレーリン。1位と2位が速いのはどうしてなんだ? 見た感じだと何も変わらないように見えるんだけど、それは解らないのか?」


「1位と2位の車に関しては、他の車と大差が無いわよ? 特別な仕様にしてあると言う事は無いわね。今まで通りの車よ」


「それにしては圧倒的に速いな。1位と2位の差が少ないのはそうなんだけど、3位との差が車10台分くらいはあるじゃないか。あれは何処の商会になるんだ? そんな商会があったって話は聞いてないんだけど」


「1位の商会はホンダ商会ね。あそこはブルースが立ち上げた商会よ。それに、車を運転しているのはルイスね。2位の商会はニンテンドー商会。あそこも新しい商会だけど、マリオがあそこの商会の車を運転しているわ」


「……え? 俺達の子供が車を運転しているのか? 何でそんな事になっているのかを教えて貰ってもいいか?」


「色々とあったのよ。色々とね。で、運転してみた結果、あんな感じなのよ。特にこのコースだとあの2人が得意なのよ。最近はこのコースでは毎回こうなっているわね」


「マジでか。まあ、いいけど。じゃあ子供を新領地にやる計画は半分くらいは潰れてしまったという事でいいのか?」


「そうね。本人たちがやりたいと思ってしまったのだし、仕方がないわ。新領地については孫の世代が頑張ってくれるでしょ。広すぎるのも考えものね」


「ラウレーリンが自由を認めるのって珍しいというか、それを許すんだなって感じだな。正直なところ、意外だった」


「気持ちは解らないでもないわ。駄目と言って新領地に押し込むことも出来たもの。でも、新しい取り組みを貴族がしっかりと支援しているという名目も欲しかったのよ」


「ん? 新しい取り組みなのはそうだけど、貴族がしっかりと支援しているのは見てわかる通りだっただろう?」


「それもそうなのだけれど、知っている? このレースを見ている貴族家は私たちだけではないのよ? 周りを見て貰ったら解るわ」


「え? ……あ、マクファウスト侯爵が、いや、元か。引退してわざわざこのレースを見に来ているのか? 本気か?」


「ええ、それに向こうにもマリンネグロ元侯爵もいるし、ミッチェルハーロウ元公爵も来ているわ。他にも、他派閥の貴族家もこっそりと見に来ているわよ。ここは隣接している貴族家が多いから。ほら、あそこにも居るわね」


 いつの間にか貴族がレースを見に来ていることになっているんだけど、どういう事だって? 確かに娯楽施設だから、貴族が利用してはいけないとはなっていない。なっていないが、あまりにも、な? こう、あると思わないか?


 しかも他派閥の貴族家まで参加して。しっかりと賭け札を握っているように見えるのは気のせいではないはずだ。


 しかし、そうか。他の貴族家も見に来ているのか。確かにレースは面白い。見ていてワクワクしてくるからな。だからと言って他の貴族家の人が見に来ることは想定外だったというか。というか、大魔境の大氾濫の時にも来てたって事なんだよな?


 しっかりと仕事をしてくれていたのは解っているが、なんだか複雑な気分になって来るな。面白い見世物だとは思うけど、それにしたってな?


「何時くらいからこうなったんだ? 何か切っ掛けがあるんだろうとは思うんだけど、切っ掛けが思い浮かばない。何かあったのか?」


「大体が魔物の大氾濫で仕事が出来なくなったからこっちに遊びに来たという事なのよ。……調べさせてみたけれど、平民の情報網ではかなりの広域にこのレースの事が知られていたわ。それこそ、他の貴族家の領地の平民でさえ知っているありさまよ」


「何でそんな事になっているんだろうか。普通は知らないはずだよな? それこそ誰かが吹聴しないと広まらない気がするんだけど……」


「ハインリッヒ、ここに居るのは皆商会なの。皆が皆、商売をしているのよ。それをしているのだから、自分たちの宣伝をするとは思わない?」


「あー、成る程? 自分たちの宣伝をしながら商売をして、レースにお金を突っ込み、また商売をして稼いでいると」


 そんな事は考慮してない。ウェンリー兵士長に唆されて作ったはいいが、こんなに影響力が出るとは思ってもみなかったんだよな。凄い事になってきているな。

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― 新着の感想 ―
ルイス…ハミルトンかw マクラーレンから出て行くのは早かったんだよな… 当時遅かったメルセデスに移籍して、報道に「気が狂った」とか書かれてたよなぁ。 メルセデスが常勝状態になったら、手の平返して「速い…
ホンダとニンテンドーにルイスとマリオか。 異世界転生者が混じってるのかな?
ホンダにニンテンドーw いやマリオは狙ってたのか、すごいね! 面白いです、良い物語をありがとうございます。
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