徐々に増えていく魔物
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……日に日に魔物が増えていっている。最近の報告では、色んな所から魔物が出てきているという知らせが飛んできては返している状態だ。
既に討伐した魔物は50億を超えている。毎日毎日魔物が襲い掛かってきている状況なのだ。それはそれは酷いことになっている。
休みを入れてやりたいが、ここでも休みは入れられない。今日も無理だ。既に20万程度の魔物を処理している。徐々に、本当に徐々に増えてきているのだ。これが毎日だから、本当に辛いんだよな。昼夜を問わず、何かしらの魔物に襲われている。
それでも士気は高く、きちんと維持をしているのがな。他の戦場でも士気を高く維持できているようなので、安心していれるんだけど。
「まだ魔物が弱いから何とかなっているが、今後はどうなるのかは解らないな。徐々に数は増えてきているが、質はそれ程でもない。ここで質が上がってくるような事になれば、問題しか無い。物量で攻めてくるだけなら何とでもなるんだが……」
「しかし、それだけでは無いと思います。悪魔の数も増えてきているのかもしれません。報告から察するに、悪魔が居そうな空気がある場所が18か所あります」
「しかも、倒せてしまった悪魔の数も37にまで増えました。これは、少しどころではなく異常だと思われます。どうにか対策を練らなければ」
「私が思うに、悪魔にも強さがあるんだろうとは思いますが、序列もあるのではないですか? 下級貴族を使い倒す上級貴族という構図が成り立っているように感じるのですが」
「その可能性は多いにあり得る。俺も薄々は思っていたが、悪魔にも強さがあって、上位の悪魔はまだ出て来ていないと思っている。いずれは出てくるんだろうが、まずは手下を嗾けているんだろうな。厄介な事なんだが」
「ですが、そうなると悪魔も1枚岩では無いんでしょうね。貴族と考えると解りやすいかもしれないですが、派閥はありそうです」
「その様な感じはありますね。悪魔が何をもってして上位の存在であるとしているのかまでは解りませんが、上級貴族と考えると納得できてしまう所がありますから」
そうなんだよなあ。なんとなくだけど、悪魔にも序列がある様な感じがするんだよ。今はまだ準男爵家が攻めているだけであって、子爵家や侯爵家はまだまだこれからだという感じがある。
その証拠に魔物の数は増えているものの、質は上がって来ていないのだ。大抵が初級冒険者でも勝てる魔物で構成されている。
それだと割と余裕があるんだよな。ただ、数が多いので、何とも言えないんだけど。多いと言っても、1日に100万も出てくればいい方なんだが。
こう、色々と斑があるんだよなあ。もうちょっと計画的に進められると面倒になるんだけど、これだけだと対処ができてしまうんだよな。
「報告! マリンネグロ侯爵家から情報を得てまいりました。向こうでは悪魔に苦戦しながらも何とか追い返すことには成功している様子です。ただ、こちらのように討伐できた実績は無いそうです。それと、魔物の数もこちらよりも少ないそうです」
「……ここだけが多いのか? 悪魔も討伐は無理ってなると、本格的にここが狙われている感じだろうか。現状証拠的にそうなるよな」
「普通は逆では無いかと。ここに雑魚共を集中させておいて、他の場所に本命を送り込むという事をやるのではないですか? 向こう側が何を考えているのかが解りませんけど」
「そうですね。一番苦戦している所に強い魔物を当てるよりは、善戦出来ている所に戦力を与えて、そこから突破する方が利巧でしょうし、その位は考えてくるのかと思います。なので、我々としては雑魚を大量に処理させられるのではないかと考えますが」
「勝てない相手に勝つ方法よりも、勝てる相手に勝つ方法を考える方が簡単ですからね。そうなると、ミッチェルハーロウ公爵派閥を相手にするよりも、他の派閥の方に戦力を向けた方が良いのかもしれないという判断はしている可能性はあります」
「それでも、悪魔側が1枚岩であるという想定の下ですが。悪魔側にも派閥があるのでしたら、ここの戦力をもう少し広げて、平均的になる様にマリンネグロ侯爵家やマクファウスト侯爵家とも連携をした方が良いのかもしれないです」
「もう暫くは様子見をするべきでしょう。悪魔が何を考えているのかなんて解らないんですし」
「……皆の言う事も解るからな。まだ現状証拠しか集まっていない状況だ。動くには早いだろう。だが、交渉はしておくべきだ。マリンネグロ侯爵家とマクファウスト侯爵家に伝令を送れ」
協力体制を敷いておくことに越したことはない。ここには雑魚しか来ない可能性もあるんだから。他に重荷を持たせることになるかもしれない。
判断が間違っているのかは、やってみないと解らないんだよな。ここからどうやって挽回をしていくのか、それが解らない。
悪魔の考えていることが解れば良いんだろうけど、魔物と同じような奴らなんだから、考えているのかさえも解らないんだよな。
どう出てくるのか。セオリー通りに進めてくるのかどうかなんだよ。こっちの考える事の通りに動いてくるのかどうかだな。
暫くは静観するしかないと思うんだけど、どう出てくるのか。ここまで何も起きないとなると、こっちは切り捨てた可能性もある。
まあ、悪魔を狩っていけば、その内強い悪魔にも出会えるとは思うんだけどな。強い悪魔に出会えて嬉しいのかって言われたら、嬉しくないんだけど。どう考えても楽をしたいよな。させてくれるかどうかは悪魔次第なんだけど。
「報告! マクファウスト侯爵家が悪魔の討伐に成功している様子です。まだ2体だけだとの事ですが、やはりまだ強い悪魔は出て来ていないのかと」
「流石にマクファウスト侯爵家は精強だな。マクラーレン侯爵家も負けては居ないが、兵士の質で言えば、同等クラスはあるはずだからな」
「とはいえ、装備の質と、気という切り札が無い状態で、よくも勝てたという方が正しいでしょう。流石に兵士の質だけでどうにかなるとも思えないのですが」
「いや、悪魔にも武器は効くはずだ。こちらの冒険者の攻撃も通っているという報告を受けているんだ。やってやれないことはないと思う」
「そうだな。流石は本家だと言う事にしておこう。俺達も負けている訳では無いが、これだけの質の違いがあるんだと言う事を見せつけてやろう。ここまでになっているのだと示してやろう。出来ることはやっている。こちらの回答もしっかりと対応してくれ」
流石にマクファウスト侯爵家は悪魔を討伐しているのか。……気と装備が無ければ、兵士の質は同じはずだからな。パッシブスキルによる強化は行っている筈である。その辺の情報は共有していたはずだからな。ラウレーリンが何処まで絞っているのかにも因るんだが。
とはいえ、苦戦していることには違いない。こっちとの討伐数はかなりの差があるからな。何でもかんでも勝っているとは思えないので、もしかしたら、向こうにも何か秘匿しているものがあるのかもしれない。
とりあえずは順調に見えるという事なんだよ。本当に順調なのかは解らないが。今は悪魔も倒せているが、今後にどうなるのかだよな。
まだやれるとは言え、もうすぐ限界も来るだろうと思われる。兵士や冒険者の限界というよりも、装備の限界が来るだろう。剣が打撃武器になる可能性がある。
悪魔がどれだけ強いのかにも因るんだけどな。そして、こっちに本気でかかって来るとも思えないんだよな。ここだけが異様に強いんだから。
強い奴に会いに来たって感じでなければ大丈夫のはずなんだけどな。そういう可能性もあるから、何とも言えない。判断がつかない。
判断材料が無いのが辛い所だ。そして、勇者もこの辺には現れていない。何処に居るんだろうか。一番弱い所に集まっている可能性はあるよな。




