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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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魔物の大氾濫が始まる

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 最前線の一角に、拠点が構えられていた。俺達はそこに入って魔物を迎え撃つことになるんだけど、まずは現状の把握からだ。そんな訳で、方々から情報を集めさせた。勿論担当外の所も収集してきたつもりである。


 隣はマクファウスト侯爵家とマリンネグロ侯爵家が横並びになっていた。お隣の心配は殆どしなくても良くなったな。


 これが子爵家が挟まっているとかになってくると話は変わってくるんだけど、侯爵家が隣であれば、余程の事が無ければ問題が起きないだろう。


 それで情報を集めて、配置を確認して、警戒を密にしていた7月の10日ごろ。ついに魔物が街道や村に出てきたと報告が入ってきた。


 それも十数件。同時多発的に起きているらしい。今は散発的に来ているらしいが、今後は一気に来る可能性がある。


「ついに始まったか。準備は間に合ったが、問題は何処までやっても良いのかになってくる。クラークも前線の指揮を任せる。思い切ってやってこい。いい経験になるだろう」


「解りました。父上はこのままここで待機ですか? 日中は僕が指揮を執りますけど、夜はどうしますか?」


「夜は夜の担当に任せる。俺が前線に立つのは難しい局面になってきたらという事になるな。……自信がある訳でもないが、命令系統は統一した方が良いだろうし、なんだかんだ言いつつもやってやれないことはない。そうだろう?」


「それはそうですけど、やはり不安もあります。スタンピードとは全然違うものになるんでしょうし、不安が残りますね」


「仕方がないだろう。こういうことは滅多に起こらないんだから。とりあえず、前線を見ていてくれ。大きな動きがあれば、伝令を出してくれ」


 クラークを前線に行かせる。こういう経験が後に生きれば良いんだよ。まだ慌てる時間ではないが、慣れは大切だ。


 スタンピードとの違いを感じて欲しいので、出来れば前線に居て欲しいんだよな。俺は今回は後方支援に尽くしたいと思っているんだよ。色々とやらないといけないこともあるだろうしな。指揮は任せておけば良いだろうし。


 しかし、何が原因でこんなことになっているんだろうな? 悪魔が原因なのは解っているんだ。悪魔がなんで誕生しているのかが解らない。


 何処にどれだけの悪魔が出ているのかが解らないんだよなあ。それが解ればある程度は対処できるんだろうけど、こっちから討伐隊を送り込んでも無意味だ。


 普通に考えて、時間と手間が増えるだけでよろしくない。戦力の分散にもなるしな。集中攻撃をされて、各個撃破というのが最悪だ。それは避けたいと思うし、まだまだそういう時間でもない。それに関しては最後の方だ。


 魔物が出尽くして、後は調査をすれば良いだけって状態にならないと、そういう事は出来ないんだよ。何年後になるのかな。ちょっと解らないけど、時間は結構かかると思っている。簡単には終わってくれないんだろうなって思う。


「報告! また魔物が出てきたそうです。数は1200程度。直ぐに片付けたそうですが、まだまだ大魔境の空気が悪いそうです」


「そうか。ご苦労。どの地点かを教えてくれ。これが地図になる。……ここか。これではこの辺が怪しい事になるな」


「そうだと思います。その辺りの空気が、何とも言えない感じになって来ていましたから。もしかすると、既に何かが起きている可能性もあります」


「解った。引き続き伝令を頼む。直ぐに戻って状況を確認してくれ。悪魔が居る可能性も考えて、戦力を分けておいてくれ。悪魔が出てきたら、問答無用で全員を叩き起こしてでも皆で対処をすること。それだけ強大な相手だと思うんだ」


「解りました。その様に伝えます」


 空気が悪いか。あの時の様な空気になっている可能性が高いんだよな。魔物の数はさほどでも無いんだけど、空気が悪いのは頂けない。


 中々に難しい事になってきていると思うんだよな。どうするのが正解なのかが解らない。場当たり的に動くしかないんだよ。どうあがいても、悪魔が出てくる可能性の方が高いんだし。関係ない訳がないんだよなあ。


 少なくともそういう場所が3つ4つあるんだよ。勇者を待つにしても難しいと思う。並みの兵士では後れを取るだろうからな。


 全力で当たらせて、倒せれば良いんだけど、倒せない場合だよな。勿論、その想定もしてあるんだが、如何せん気を使える兵士に限りがある。


 冒険者にも覚えさせたいが、時間は無かった。準備に時間がかかっているのが問題なんだよな。それもまあ、仕方がない事ではあるんだけど。


 こんなこともあろうかと、訓練をしておきましたって訳にはいかないんだよ。そんな想定は誰もしていないんだから。


 まあ、何とか耐えるしかないって感じだろうか。様子見もしたい所なんだけど、様子見している場合でも無いんだよな。


 この辺にはまだまだ張り詰めた空気というか、おかしな空気は漂っていない。問題は無い筈なんだけど、不安でいっぱいなんだよな。何時何処に悪魔が現れるのかが解らない。何とか討伐できれば良いんだけど、不安材料しかないのがな。


「報告! 悪魔と呼ばれる存在が出てきたとの報告です! 交戦状態に入り、すぐさま伝令として向かわされました!」


「!! ついにきたか。場所は何処だ? この地図上の何処になる。……ここか。ここならある程度の戦力はあったとは思うが、戦闘はどうなっている?」


「解りません! 交戦と同時に伝令に走りましたので、内容までは把握をしておりません。続報があれば、連絡が入るようにはなっています」


「そうか。因みに、馬で来たのか? 徒歩で来たのか? 何日くらいかかったのかを教えてくれ。走って来ても2日はかかると思うんだが……」


「自分は馬で来ました。なので、半日よりも少しかかる程度でここまで来ております。馬を休ませたいので、ここで休んでから、元の場所まで戻るつもりです。それでもよろしいでしょうか? 馬に無理をさせれば今日中には帰れるとは思いますけど」


「いや、このまま残ってくれて構わない。明日には帰れるように手配をしておいてくれ。物資の補給も早いうちに後方に支援を要請しておけよ。物資の搬入にも時間がかかるからな。あるからと言って物資の申請をしなければ、補給が出来ないなんてことになるんだからな」


「解りました。余裕がある内に物資の申請をしろと言う事ですね。こちらを統括している隊長に伝えておきます」


「報告! 悪魔の討伐に成功! 前回戦った悪魔よりも格段に弱かったとの報告です! あ、お前も到着してたのか。あの悪魔は倒されたぞ!」


「待て。それはここの地点で戦っていた悪魔の事か。こっちにこい。ここだ。ここでの決戦をしていたと聞いたが……。そうか。倒したのか。死んでからの動きは何も無かったのか? 死んでから魔物が大量に襲ってきたとか、そういう変化は無かったか?」


「ありませんでした。とりあえずは復活が怖いと言う事で、バラバラにした後に燃やすという手法を取りましたが、よろしかったでしょうか?」


「問題ない。被害が出てからでは困るからな。対応は指示通りだ。素材が欲しいからと回収して、復活されても困るんだ。燃やすに限る」


 ……それよりも、思った以上に悪魔が簡単に倒せてしまったな。前の悪魔が強すぎたのか? 解らん。どう判断して良いのかが解らないな。どうするべきか。

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