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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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テイラーが帰ってきた、さあ出兵だ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 準備はしてきた。出来る限りの事はやった。後は守るだけだ。テイラーが学校から帰ってきて、ルイスが新領地から帰ってきた。そして、テイラーもいつも通りに新領地へ旅立っていった。


 俺達とは別行動だ。俺達は現地で集合だからな。ヘリコプターは使えない。馬車でのんびりと向かうのだ。兵士が多すぎて移動するのに歩きじゃないと無理なんだよな。


 既に先遣隊は送ってある。というか、俺達が最後だ。拠点を作ってそこで現状の確認をするのが俺達の仕事になってくる。


 前線の指揮も執るんだが、1か所しか執れない。流石に全ての戦場を見渡すことは不可能だからな。出来る事しか出来ない。不甲斐ないとは思わないが。


「それで、基本的には守りの陣形で良いんだろう? バックアップは辺境伯軍がしてくれるから、ある程度は見逃しても怒られないと」


「そういう事ね。でも、辺境伯軍に頼るのは最後の手段になるから、出来れば食い止めて貰わないと困るわ。辺境伯軍はあくまでも子爵家と伯爵家のバックアップなのだから、侯爵家が抜かれましたでは済まされないと思うわよ」


「それは解っているつもりだが、確実に全部って訳にはいかないからな。何処かの穴を突かれたら、それだけで終わってしまいかねない」


「巡回は密にする必要があるでしょうね。それでも抜かれるのは仕方がないとは思うけど、出来る限りは食い止めて頂戴。辺境伯軍が居るからと、手を抜かないように気を付けて貰わないと困るわね。居ないものとして考えて貰わないと」


 そうなんだよな。辺境伯軍がバックアップに入ってくれるとは言え、あくまでも戦力に不安がある所に入って行くだけなんだよな。


 俺達は確実に戦力を連れていくって思われているから、バックアップも最低限でしか用意していないと思うんだよ。辺境伯家ってもの凄く広いし。


 何処までの魔物の群れがやってくるのかは知らないが、普通のスタンピードと思っていたら普通に突破されそうなんだよな。何億、何十億の魔物がやってくる。そんな異常事態にどう立ち向かうのか。俺達の領地はそんなに危険にはならないそうなんだけど。


 悪魔もやってくる可能性があるんだ。対策を練っているとはいえ、難しい相手になるだろう。勇者の誰かが来るまで待たなければならない可能性もある。


 倒し切れたらそれでいいんだけど、簡単に倒せるとは思わないし、むしろ善戦してくれたら有難いって感じだからな。本当はもう少し準備をしたかったんだけど。


 どう考えても時間が足りないんだから仕方がない。もっと時間的な余裕があるのであれば、冒険者の強化も出来たんだろうけど、そんな時間は無かったしな。


「補給の管理は任せるからな? 出来るだけ多くの物資を届けて欲しい。足りないって事にはならないとは思うけど」


「それは任せて貰ってもいいわ。でも、メインはラッテにお願いすることになるから、私はただの補佐でしかないわ。それだけの事を教えてきているとは思うし、出来る様にはしてあるんでしょうけれど、その辺は問題無いのよね?」


「ああ、出来る様にはしている。ただ、決済や何かはこっちに回ってくるだろうから、優先的に処理してくれって事にはなると思うんだけど」


「それは当然よね。出来る限りの事はするつもりよ。だからそっちも頑張って頂戴。マクラーレン侯爵家の代理人として行くのだから」


「恐れ多いけどな。ただ、俺かクラークはいかないといけないんだろうし、こういう時には俺が行くのが正解だよな。クラークも経験を積ませるために連れていくけど、俺にもこんなことの経験は無いんだから、期待はし過ぎないでくれ」


「嫌よ。期待はするに決まっているじゃない。ハインリッヒならば、期待を超えてくれると信じているわ。だから、思い切ってやってきて頂戴」


「期待が重いんだけど……。まあ、出来るだけの事はやるつもりだ。戦力も整っていると思うし、突発的な事も想定している。でも、死者が0って事は無理だと思う」


 そうなんだよな。なんだかんだと死者を殆ど出してこなかったんだけど、流石に今回は死者が出ると思う。アムリタが間に合えば良いんだろうが、難しいだろうしな。


 一線級の兵士と冒険者で組織されているとはいえ、相手が相手なら負ける事もあり得る。どんな魔物を連れてこられるのかが問題なんだよな。


 さて、それじゃあ出発するかね。他の場所からも続々と辺境伯領に向かっているのは知っている。そういう予定で動いているからな。ここだけ遅れましたってのが無い事を祈りたいと思っている。配置に着くまでは安心できないんだよな。


 問題としては、何年間続くのかなんだよな。1年未満で終わる様な簡単な事ではないと思っているんだよ。数年は張り付く必要があると思う。


 物資の生産もしているし、補給が途絶えることは無いとは思うが、それでも一応は考えておかないといけないことなんだよ。


 最悪の事態は、補給が途絶える事なんだよな。まあ、補給に関してはウェンリー兵士長に任せてあるので、何とでもしてくれるとは思うんだけど。


 一応話を聞く限りでは、兵士の指揮よりも、補給の管理の方が自分の仕事としては向いているらしいので、おまかせしたんだけど。


 曰く、後方支援を軽視した軍隊から負けていくだそうだ。絶対に補給は切らしてはいけないし、過剰である方が良いらしい。詳しいことは解らないので、任せる方針にしたんだよ。本人は前線に立たなくていいって喜んでいたが。


 まあ、現場指揮官ってよりは、後方での指揮の方が合っているとは思うけど。全体を見渡す力は俺の知っている中では飛びぬけているからな。


 他にも適正のある人が居るかもしれないけど、本人が任せろと言うんだから、任せる方が良い。信頼は篤いからな。


「さて、クラークも初めての事だと思うが、俺もこんな事態は初めてだ。思い付いたら何でも言って来いよ。俺も思い付かないことはあると思うからな」


「はい父上。しかし、魔物がどう出てくるのかですよね。冒険爵が増えているとはいえ、対処に困る様な魔物が大量に出てこないとも限らないですし、ポーションでどうにもならない魔物もいますよね? 出来れば、何とかしたい所ではあるんですが……」


「そうだな。その可能性は高いだろう。対策ポーションも全ての魔物の分が揃っている訳では無い。出来る限り揃えたつもりでいるが、それでも不十分だろう。だが、それでも勝たなければならない。俺達の仕事だからな」


 勝つ以外に選択肢がない。例え何人の犠牲が出ても、これは乗り切らなければならないんだよ。勝てる要素はある。それをしっかりと当てていくのが正解だ。


 1つもミスが許されないって訳でもないんだから、堂々と構えていればいい。しっかりと役目を果たし、戻って来たいと思っている。


 異常な事は既に起こっている。それ以上を起こされると問題が大きくなるんだけど、起きるんだろうな。問題が大きくならない訳がないと思っている。悪魔が複数体出てきても驚かないとは思う。まあ、勇者が助けてくれることを祈るしかない。


 助けが来る前提で構えていたら、全滅もあり得るけどな。助けは来ない方向で考えておかないと。何処でどうやってが無くなると一気に崩れると思うからな。


 俺達の仕事は負けない事。勝つこと以外に選択肢が残っていないんだけど、保留にすることは出来る。負けないだけでも大きいんだ。


 耐久戦にもつれ込んだら人数が多いこちらの方が有利になる可能性があるんだよ。悪魔の相手ならな。魔物で苦戦をするという考えは無い。


 魔物は処理できるものである。余程の未知の魔物が来なければ大丈夫のはずだ。大抵は群れを作りやすい魔物が襲って来るとは思うんだよな。

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