ブルース、レースに興奮する
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「ふぉおおおおお! これだ! 俺のやりたかった事はこれなんだ! うぉおおお! 母上! 父上! これに参加するにはどうしたら良いんですか!?」
「落ち着きなさい。何事もまずは冷静にと言われていたでしょう? 興奮しているのは解るから、落ち着いて端的に話なさい」
「はい母上! ……このレースに参加したいのですが、参加資格はどのような形になるのでしょうか?」
「参加資格ね。それなら商会を選べばいいわ。今レースをしていた商会があるでしょう? その商会で良い所があれば応援すれば良いのよ。技術提供、資金提供、人材提供。色々とやれることがあると思うわよ?」
「それかいっその事、商会を作るかだな。人材を集めて、車を作れば、商会として参加が可能だ。ただ、今から参戦するのであれば、相応の人材が求められるが……」
参加資格は商会の関係者になる事だな。それか商会を作って参加するか。まあ、どれにしても誰かしらが推しているのである程度の事は出来ると思うが。
全く新しい商会を作るとなると、結構難しい。技師も車も運転手も集めないといけないからな。伝手もそれなりに必要になって来るし、資金もかなり必要になってくる。
まあ、商会を運用し始めると黒字になるんだけどな。車の技師をそのまま他の魔道具を作らせる方向で伸ばしていけば、割と良い収入になるし、鍛冶師としても成功しやすい。その為人材がコロコロ変わる事があるんだよな。
少しでもここでの経験を活かせれば良いんだ。商会ごとに抱え込む人材は違う。本当に色々と人材が増えていくし、商業施設も増えていくよな。
にぎわう事は良い事だ。もっと発展して欲しいとも思うんだけど、これでも発展しているというか、アルローゼンの次くらいには商業関連の施設が乱立している。ここに無ければ他にもないんじゃないかと思わせるくらいには色々とある。
食事処に鍛冶場、魔道具店に大工、宿屋、娯楽施設と様々だ。最近は賭けの金額も上がってきているし、上々だろうと思う。
そういう場所になってしまったからな。都市と呼んで良いのかも解らない。人口としては0人なんだよな。全員が滞在者なんだよ。
住民としては、他の都市町で登録されている。ここへは稼ぎに来ているだけなんだよ。だから、ここには商業ギルドはあるし役所もあるんだが、人口の管理はしていないんだよ。
唯一ないのは教会かな。ここには誘致していない。あっても誰も使わないだろうからな。大して関係ない施設だし。
「母上。父上。俺は商会を立ち上げる。その為には資金が必要だから、旧アワーバック伯爵領の代官をやりたいと思う。良いでしょうか?」
「良いんじゃないかしら? ブルースは元々こっちの代官を任せる予定だったのだし、問題無いと思うわよ?」
「そうだな。資金を商会に入れるのは良いが、自分の持ち分の中で運用するんだぞ? 必要な金まで全部突っ込むのは、他の商会と差が出過ぎる。横並びが良いのかって事でも無いんだけど、明らかに資金力が違うと問題が起きそうだからな」
「解っております。限度を弁えろとと言う事なのでしょう。その辺りはしっかりと管理をしたいと思います。でも、レースを見るのは何度でも良いですか?」
「仕事に差しさわりが無いのであれば問題ないわ。私ももう少し見たいのだけれど、仕事の都合がつかないだけだもの。私の推している商会も2位になれたことだし、もっと見てみたいわね。次は1位を目指すわよ」
「やっぱりあの技術は必要だってのが解ったよな。俺の推している商会も3位だし。他の商会とも団子状態でゴールしているからな。これで技術格差も殆ど埋まっただろ?」
「そうね。去年の総合優勝した商会が5位に落ちているんですもの。それだけの技術革新が起こったという事なのか、今年は調整に失敗したのかの何方かでしょうね」
「調整に失敗することもあるだろうからな。その辺は試してみないと解らないし。どれが一番良いってのも解らないからな。まだまだ数年ではこの程度だろう」
技術的な意味ではもの凄く意味ある事なんだけどな。ここで培われた技術は色々と役に立っている様なので、問題はないんだ。
むしろここでの技術の進歩のお陰で、効率化に成功した魔道具もあるくらいなんだから。具体的に言うと、塩の精製の効率が上がったらしい。まだまだ上がるのかって話ではあるんだが、改善できたのだから凄い事だ。
もう必要ないんじゃないかとも思うかもしれないが、塩はどれだけあっても多いという事にはならない。今回の魔物の大氾濫のせいで塩が大量に必要になるかもしれない。
解体要員も大量に連れていくことになるので、肉の保存に役に立つと思うぞ。そこまで必要なのかは置いておくが、貯められる時に貯めるべきだ。
他にもヘリコプターの魔石の消費を抑えられたとか、エレベーターが効率化したとか色々とある。商会の数もどんどん増えてきているし、凄い事になっているんだよ。
最近は寄子からも人材を確保しているらしく、技術がどんどんと流れていってるんだが、問題無いと思うぞ。良い事だしな。
そんな訳で、車のレースは色んなところの技術革新に役立っている。娯楽だけど、娯楽には全力になりやすいからな。人間ってそういう生き物だと思うし。俺も楽しいことは好きだ。レースも色々と出来たら嬉しいんだけどな。
「じゃあ、旧アワーバック伯爵領の代官に任命するから、もう少し内政についても勉強しなさい。早ければ後30日程度で送り込んであげるわ」
「母上、ありがとうございます。父上も、軍事関係の事についてはよろしくお願いします。まだまだ知らないことが多いと思いますので」
「勿論だ。聞きに来てくれたら教えるぞ。俺でも教えられる範囲でだけどな。言っておくが、貴族としての教育を受けて、学校まで行ったお前ら子供の方が知識としてはあると思っておいてくれよ。俺のはあくまでも我流でしか無いんだから」
「それでも結果が出ているのだから良いじゃない。結果が全てよ。正攻法でも結果が出なければ意味がないの。邪道だろうと結果が出れば良いのよ」
いや、それは解っているつもりなんだけどな? 邪道を教え込む必要があるのかって話なんだよ。基本は王道で良いんだよ。常道、王道が通じない場合には、邪道な事にも手を出さないといけないってだけで。基本が何事も1番である。
でも、ブルースのやる気が上がったのは良い事だよな。これからの事もあるし、やる気がある代官の方が嬉しいからな。
兵士の訓練を間に合わせてもらわないといけないんだよ。後1年しかないんだよな。もうそんな時期なのかって思うかもしれないが、そうなのだよ。もうそろそろ色々と準備をしないといけないんだ。テイラーが帰ってくると同時に出発かね?
その位の時期にはなるよな。全く、困ったものだよ。大氾濫なんて起こらなければいいのにな。そんな訳にもいかないから何とかしないといけないんだけど。
俺で何とかなれば良いんだけどな。何とかしないとこの国が滅びる事になるんだけど。人類滅亡まで行ってしまう事になる。
それは避けないといけない。何とかしないといけない。一応の戦力は確認できているが、ちゃんと配置できているのかも確認しないといけないしな。
200か所と街道を守らないといけないんだ。それだけの戦力を持っていくんだから成功してくれないと困るんだよな。
準備は出来る限り行う。それでも駄目なら、足掻くしかないよな。どうにかしないといけないのはその通りなんだ。




