今年もレースを見に来た
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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「ああ、惜しい。今回は2位か。でも接戦だったし、結果としては上々だよな。何とか車の調整も出来たみたいだし、1位の独走は防いだって感じだよな」
「……それでも3位との差が大きいけれど。何をしたのかは解っていないけれど、大体わかったわ。他の車との違いがある部分があるのだから、それを考えれば解る事だったのよね。そう、結局は去年に気が付けなかったことが原因なのね」
「母上は何をしているのかが解ったから良いじゃないですか。私は解りませんでしたよ? これだと他との差が開いてしまうのですが……」
「こういうのは気が付くかどうかが問題だからな。1位の商会も去年の内に色々と変えてきたのは解ったんだし、こっちも何とかしないといけないんだけど、後追いは辛い所がある」
「それでもハインリッヒの所は2位なんだから良いじゃないの。私の所は4位ですもの。2位と3位の差が大きいのが問題なのよね。それをどうやって埋めるのか」
「まあ、それは教えられないんだけどな。でも、商会も増えたな。初めは15商会だったのに、気が付いたら25商会まで増えてきたんだから」
「それも当然よね。ここでの商売をしたければ、何処かの商会に入るか、商会を立ち上げてレースに参加しないといけないもの。良い宣伝にもなるし、かなりの成功だと思うわよ? これも全部ウェンリー兵士長の考えの内なんでしょうけど」
「そうなんだよなあ。そして、ウェンリー兵士長の推しの商会が1位を死守していると。何処まで入れ込んでいるのかは知らないが、結構な頻度で遊びに来ているらしいんだよな」
「それは良い事でしょう? 兵士に纏まった休みがあるという事は。今日は流石に来れなかったみたいだけれど」
「そりゃあ、な? 普段からこっちにきて遊んでいるんだから、仕事では別の兵士を連れてこないと。推しの商会に色々と意見を言える兵士も居るんだからさ」
「当然でしょうけれど。でも、楽しみが増えることは良い事だわ。私たちも年に1度じゃなくて、何度も足を運びたいのだけれど……」
「母上、それは仕方が無いかと。流石に仕事を放り投げては来れませんし……。でも、これ以上の仕事量になれば、年に1回も来れませんよ?」
「それは駄目よ。年に1度は来ないといけないわ。こういうものは、定期的に参加するから意味があるのよ。無理にでも時間を作って来なければならないの。年に1回は仕事と思いなさい。主催者の義務として、最低でも1回は来ること」
「そうだな。1回は来ないと商会も何のためにやっているのかが解らなくなるからな。宣伝が目当てなんだ。技術力を計るには、こういう場が必要なんだよ」
「ですわね。わたくしも勉強になります。娯楽を通じて、魔道具に関しての技術力を向上させるという手段は、とても好ましく思います。これを考えた方は、ここまで考えてこれを行ったのでしょう? 良く先を見ていると思います」
そうなんだよなあ。ウェンリー兵士長の思うつぼなんだよな。娯楽としての側面もあるが、メインは技術の進歩なんだよ。
車という魔道具を用いる事で、魔道具師の技術の向上は勿論の事、新技術の開発も行われている。車体は鍛冶師も携わっているし、色々な職業が関わっている。
そして、その技術は他の魔道具に応用されて、効率化を果たしているのだ。現に、エレベーター等の魔道具の効率化を達成している。
娯楽にしか見えないが、技術を見せる場所としての役割もあるのだ。普段は他の魔道具師がどう言った魔道具を作っているのかなんて見る事が無いだろうからな。魔道具師にも新たな発見があると言う事なんだよ。
ピーチモーア準男爵家を行ったり来たりしている魔道具師も多いんだ。ケスラシュミット男爵の所にも行き来をしている魔道具師もいる。乗合馬車もその路線を増やしたからな。
魔道具産業がこうなるだろうとは、ウェンリー兵士長とも話をしていたんだよ。絶対にこういう状態になってくるから、魔道具師はしっかりと抱え込んだ方が良いと。
良いものを作る発想を与えてくれるのだから、色んな産業の人を呼びこんで商会を作って貰いたいと言っていたんだよな。その通りになってきているが。
現に10商会も増えたし、この周りの商業施設も増えに増えている。魔境がないのに冒険者も集まってきているし、成果は上々だと言えるだろう。
もっと発展させたいとは思うんだけど、それは難しい。単純に発想力の欠如が問題になってきているんだけど、出来ない訳では無いとは思うんだ。
飲食、宿泊、娯楽。この3要素しか増えない訳がないと思うんだよな。それ以外にも増えていいだろうと思うんだけど、何が増えるんだろうか。
今後も考えていくと、色々と仕掛けていくべきなんだろうと思う。まだ潰してもいい魔境はあるので、潰したらここみたいに商業施設だけを作る場所を作っても良いと思うんだよな。大規模にやるのであれば、何が良いんだろうかとは思うんだけど。
その時はまた案を出して貰う事もあると思うので、ウェンリー兵士長にも話を聞かないといけないだろうがな。
「ただ、俺もウェンリー兵士長を買っているが、クラークもそういう人を探さないといけないからな? 軍事関係でも何でも聞けるような立ち位置の人を探すんだぞ?」
「そうですね。僕もそう言った関係の人を作りたいとは思っているんですが、まだまだ時間が足りないのと、ウェンリー兵士長の様な人はそうそういないと思いますよ?」
「そりゃあそうだろうな。あのレベルの変人を探すのは難しい。だから、信頼できる人でいいんだよ。これはロレシオもそうなんだが、俺たちの代が終わるまでにはそう言った人物を見つけておけよ。そうしないと話をすることも難しくなるぞ?」
「私も文官で探してはいるのですが、中々面白い発想の持ち主には会いませんね。こういうのは巡り合わせが大切だと思いますので」
「僕ももう少し仕事をちゃんと出来てからにしたいと思っています。まだ母上や父上の様には行きませんので。もう少し時間が欲しいですね」
「時間をとは言うけれど、私たちが代替わりするまでに、後10年も無いわよ? それまでに探しなさい。意見を言い合える間柄の文官や兵士は貴重だもの。直ぐに出てくるわけでもないとは思うわ。場合によっては育てないといけないこともあるでしょうね」
「ん? ラウレーリンにもそう言った文官が居るのか? あまり気にしたことが無かったんだけど、何かを相談するための文官が居るのか?」
「居るわよ? 私だって何から何まで全てを決められる訳じゃないもの。迷う事もあるわ。その時に、本当に頼りになる文官というのはいるのよ。3人くらいかしら? その位は集めておくべきね。人によって意見が異なるから」
「まあ、多いに越したことはないよな。俺も5人ずつくらいは意見を言い合える文官も兵士もいるし。ウェンリー兵士長がちょっとおかしいだけで、後の人は普通だけどな。普通で十分なんだ。話を出来るという所が重要なんだからな」
そうなんだよ。一応は兵士長に選んだ5人以外にも、文官で色々と話を出来る奴らも居るんだよな。内政は基本的に1人では決められないし。
いろんな意見があってもいいんだ。その中から最善だと思う事を選ぶのが俺たちの仕事なんだから。1から10まで全てをやらなければならないって事はない。
やらないといけないこともあるが、それは少数だ。こういうことをやりたいから協力してくれという方が多いんだよ。
なんだかんだと言いつつも、協力してくれる人材と言うのは良いものなんだ。仲間集めは大変だと思うぞ。同じ意見の奴ばかりを集めても意味がないからな。
自分とは違う目線を持っている人を集めた方が、結果的には良かったりするもんだ。それをどうするのかは、自分なんだけどな。




