寄子を増やすよ
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「ロレシオが選んだ貴族家よ。私は良いとは思うけれど、ハインリッヒの意見も聞きたいの。交渉はロレシオに行かせるから特に心配しないでも良いわよ」
「4つの家を選んだわけだよな。リーボイス男爵家に、ライトクック準男爵家、レジスドール準男爵家に、メインローズ男爵家。うん。家名だけ聞いても何を主要産業にしている家なのかが全くわからない。その辺を教えてくれるか?」
「ええ。元よりそのつもりよ。まずはリーボイス男爵家ね。ここは農業に力を入れていて、中でも果物、更にその中のベリー系に力をおいているのよ」
「あー、あれか。果樹ってあまりミッチェルハーロウ公爵派閥では育ててないよな。同じ農業系なのに、何でなんだ?」
「収穫量が少ないのよ。他の野菜に比べて、広く面積を使う割には収穫量が少ないの。だから、嗜好品としての扱いが強いわね。そのこともあって、メインで栽培している所は少ないわ。空いている土地で細々とならやっているけど」
「そういう事か。簡単にいえば、腹は膨れないって事なんだな。果物も美味しいものは美味しいからな。ベリー系って事は甘酸っぱいんだよな?」
「そうね。パンに塗るジャムとしても使えるくらいには良いものね。かといって、そこまでの量が欲しいのかって言われたらそうでもなかったりするのだけれど」
「でもさ、ジャムなら良いんじゃないか? 最近はロマンピース準男爵家が痩せるパンを開発しただろう? それを食べる時に付けたら美味しそうだよな」
「そうね。あれ単体でも美味しいのだけれど、ジャムがあった方が良いわね。また新しいパンが出来るかもしれないわ」
「それなら採用って事で良いんじゃないか? 農業に力を入れているんだから、ミッチェルハーロウ公爵派閥とは仲良くやっていけると思うし。流石にベリー系だけで食べている訳じゃないと思うんだよな。野菜もしっかりと作っていそうだし」
「でしょうね。次はライトクック準男爵家ね。ここはメガネを作っている家ね。メガネは私もハインリッヒも必要ないみたいだけれど、必要な人にとっては、高い買い物なのよ」
「メガネって、目が見にくい人が使うあれだよな? 確かガラスと金属で出来ていたと思うんだけど、違ったか?」
「あっているわよ。でも、メガネってあまり馴染みが無いのよね。有用なのは解るんだけれど、そこまでこだわるものなのかしら?」
「珍しいな。ラウレーリンが知らないってのも。まあ俺もよく解らないんだけど。メガネって1つあれば良いんじゃないか?」
「それがどうも違うらしいのよね。ロレシオが学校に行っていた時に、メガネを掛けた子供が居たそうなのよ。違う派閥の子だったらしいのだけれど」
「ちゃんと違う派閥でも情報収集のために話しているんだな。それは良い事だけど、それでメガネに興味を持ったのか?」
「そうらしいわね。何でも、見える見えないの判断をするのも仕事の内らしいのよね。ハインリッヒは今の自分の目が見えるかどうか、気にしたことがあるかしら?」
「いや、無いな。こんなものだろうという判断だけど。え? 俺が目が悪い可能性もあるって事なのか? そんなこと考えたことも無いんだけど」
「そうらしいのよね。具体的にはどうやって目の良し悪しを決めているのかは聞けなかったそうなのだけれど、メガネが必要な事もあるらしいのよ。ロレシオはずっとそれを気にしていたみたいなのよね。だから寄子に引き込みたいみたいなのよ。……違う家らしいけど」
「うーん。別に良いんじゃないか? メガネって今一つよく解ってないけど、必要な人には必要なんだろう? 目が悪い人ってどうやって見分けるのか解らないんだけど」
「まあ、その辺は専門家がやってきたら解る事でしょ。次に行くわね。次はレジスドール準男爵家ね。ここは細工師系統の職業を集めて、細工を主要産業にしているらしいわ。狙い処は悪いとは思わないわね」
「ああ、確かに。細工師系統って事は、宝石も扱えるだろうしな。宝石を卸してやれば、化ける可能性があるんだから、この家は順当じゃないかな」
「私もそう思うわ。宝石を与えてみて、才能があるのであれば、大きく化ける可能性はあるもの。マクラーレン侯爵家の宝飾品が売れなくなるって事は無いだろうから、ここも引き込んでも良いんじゃないかとは思うわね」
「だよな。主要産業にしていた実績があるんだから、宝石を扱わせて化けるかどうかを調べるのも良いよな。採用で良いんじゃないか?」
「そうね。じゃあ最後だけれど、メインローズ男爵家。ここも農業系なのだけれど、メインはお茶なのよ。ちょっとだけ毛色が違うわね」
「お茶かあ。確かに普段から飲むけど、領地内で普通に作っているよな? それとは違うって事なんだろうけど」
「ええ、来客用のお茶は別で用意しているわね。値段は10倍から50倍は違うのよ。お茶には色々とあるけれど、高いものは本当に高いわね」
「……俺に違いが解るんだろうか。一応、農業系の職業でどうにかなるんだよな? 詳しい事までは解らないんだけど」
「どうにかなるらしいけど、これが判断が難しいのよね。お茶に関しては、職業を使わない方が美味しい事もあるそうだから」
「ん? それって普通の事……ではないか。こっちで言う錬金術と似たような感じだと思ったんだけど、品質も職業が関わらない方が良くなるのか?」
「そうね。育てるのは職業でも良いそうなんだけど、お茶を選ぶ作業があるらしいわ。それは、職業だと解らないらしいのよね。何でも、見た目でも殆ど解らないらしいから。解るのは一部のベテランだけらしいわよ?」
「選ぶ、かあ。何だろう。よく解らないけど、職業に頼らない方が美味しくなるんだよな? 美味しいであっているのかどうかが解らないんだけど」
「ええ、美味しくなるそうなのよ。しかも、そこからお茶に加工するでしょう? 加工に適したお茶とそうでないお茶があるみたいなのよね」
「基本的に、お茶って魔道具を使うんだよな? それで一定の品質が確保できるって聞いているんだけど、違うのか?」
「それが美味しいお茶を作るには、魔道具も使わないらしいのよね。不思議なんだけれど、そっちの方が美味しくなるらしいわ。魔道具で再現できないそうなのよ。やろうとは思っているみたいなのだけれど、難しいらしいわね」
「魔道具でも無理なものはあったんだ。……塩の魔道具の件もそうだったし、そういう事もあるか。でも、じゃあ全部昔みたいに作業をしているって事になるんだよな? 生産量は足りるのか? 限度ってものがあるだろう?」
「ええ、だから値段が高いのよ。最高級品は300倍くらい値段が違うもの。そんなお茶を使って歓迎する家も珍しいから仕入れていないけれど」
「まあ、確かに。必要かって言われたら微妙な所だよな。あれば良いだろうけど、必ずしも必要って訳では無いし。でも寄子にするんだよな?」
「そうね。私はこの際だから良いんじゃないかとは考えたのよ。どうせ何処かから仕入れないといけないのであれば、寄子から仕入れれば良いもの。メインローズ男爵家が何処までのお茶を作っているのかまでは知らないけど」
「うーん。ロレシオが良いって判断したんだから、尊重してあげる方が良いと思うんだよな。交渉もロレシオがやるんだし、失敗しても仕方がないだろう」
成功はするんだろうけど、また凄い家ばかりを選んできたな。俺だと選ばないかな。ロレシオには勝算があるという事なんだろう。詳しいことは解らないけど。




