兵法書を編纂する
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
「はあ。まあいいですけど、特別な手当は貰えるんですよね? 色々と纏めないといけないことはあるとは思いますけど、書けない訳では無いと思うので」
「勿論だが、特別賞与は考えている。10か月分の給料でどうだろうか? 少なければ交渉は可能だぞ。兵士長と中隊長の給料を足したものとして考えて貰えばいい」
「それだけ貰えるのであればやりますけど、写本はそっちでやるんですよね? 原案を作れば良いと思うんですが、それでいいですか?」
「ああ、広めるのはこっちで考える。因みに兵士長5人全員に書かせるから、贔屓も無しだ。その方がウェンリー兵士長としてもやりやすいだろう? 自分だけ書かされたと思われるよりも、全員が書いたと思われる方が楽だろうし」
「その辺は安心材料ですね。まあ、普通の事しか書きませんけど。普通じゃない事を書いたって、誰も真似できないですからね」
「普通じゃない事もある程度は書いておいてくれ。出来るか出来ないかよりも知っているか知らないかなんだからな。知っていた方が得ではある」
「えぇ……。特別な作戦なんかも書かないといけないですか? 基本的な事を網羅するだけでは足りないんです?」
「基本的なことは、他の兵士長も書いてくるだろうからな。ウェンリー兵士長には特殊な場合の勝ち方を書いてもらえれば良いかとは思っている。特に戦力差がある場合や、特殊な地形での戦い方なんかを書いてくれると助かる」
「私は別に常道が嫌いな訳でも無いんですけどね? 普通の勝ち方は、相手よりも兵力を集めて、兵糧を準備し、兵器を集め、正面から勝負して押し潰すが基本なんですが」
「そんな事は俺でも書けるからな。兵士が少ない場合や、相手の砦が堅牢な場合、電撃戦の方法なんかを書いてくれると助かる」
「あまりやりたくない戦法ばかりなんですが。同数ならまだしも、少数ですか。もっと兵士を集めろって話ではないって事ですよね。うーん。難しいな。結構場当たり的な事が多いですし。臨機応変に動けないとあまり意味がないんですけどね」
「難しいのは承知しているが、頼む。その作戦を取らないといけない状況にはするつもりは無いんだが、しないといけない場面も少なからずあるだろうからな」
「解っているのであれば良いんですけどね。少数でも勝てると勘違いされても困るので、その辺は一筆書かせてもらいますけど」
まあ、基本は大戦力をもって、相手の策を読み切り、正面から粉砕するというのが王道だ。数こそが正義である。それを間違うと痛い目を見るからな。
戦争は数だ。まずはどれだけの兵士を集められるのかが問題になってくる。しっかりと集めないと戦争にもならない。
最低でも相手と同数の兵士を集めない事には話にならないからな。基本はそうだ。そこを間違えると大変なことになるから注意はしないといけない。
そのうえで、こちらが少数になってしまった場合や、援軍の見込みがない状況等の苦しい場面をどう乗り切るのかを知っておく必要がある。一番いいのは戦わずして勝つことなんだが、そんな状況に持っていける方が珍しいからな。
「戦わないことをまずは意識してもらわないといけないですけど。戦った時点で勝っている状況を作らないといけないので、こちらの動きはともかく、相手をどうやって動かすのかも考えないといけないですね。そこまでも必要なんですよね?」
「ああ、戦わないで勝つ方法も書いておいてくれ。離間工作なんかのやり方も書いておいてくれると助かる。後々の教本にしないといけないからな」
「外道な戦い方ばかりを書いた教本になりそうなんですけど、良いんですか? 普通に書くことも出来ますけど」
「普通は他の兵士長が書いてくれるから、ウェンリー兵士長は普通ではない策を書いておいてくれ。普通であれば俺でも書けるとは思うし」
「まあ、書けるでしょうけどね。でも、普通が一番良いんですよ。セオリー通りに勝てるのが良いのであって、外道邪道で勝っても、あまり得るものはないんですよね」
「それはそうなんだが、失うよりはマシだろう? どう考えても勝てない状況をひっくり返そうと思ったら、外道邪道が必要になって来るんだろうし」
「解りますけど、失う様な状況にもっていかないようにしないといけない訳で。まあ、そこから書きますかね。まずは、戦わずして勝つことが大前提です。戦うという選択肢を取れないようにすることが、最大の勝利だという事を忘れて貰っては困りますし」
そうなんだよな。戦った時点で、ある程度は負けているんだよな。対人戦では特に。魔物との戦争は仕方がないとことがあるんだけど。
隣国に戦争という選択肢を取らせた場合が、そもそも負けであるという事なんだよな。解っていても、無理なことはあるんだ。
次に戦争になった場合には、ロレシオやクラークが戦場にいかないといけないんだから、しっかりと勝って貰わないと困る。
負けるのは死ぬことと同じことだからな。捕虜になっても貴族として死ぬだけだからな。それは最悪の事態を招く恐れがある。
武勲は確かに欲しいが、狙ってとるものでもない。獲れればいいな程度の事でいいんだよ。戦争は大魔境との戦争で十分である。
大魔境もどうなっていくのかは知らないが、開拓はしっかりと進むと思うんだよ。何年後になるのかは解らないが、また始めることはあるだろう。
それまでに人口を増やして、余剰な人口を持っておかないといけないんだよ。余剰な人口ってなんだよとは思うかもしれないが、それが必要になってくるんだよ。必要な人員を送り込むわけにはいかないんだから。
それにはしっかりとした内政が必要である。こんなに飛び地が多い領地も無いとは思うんだけど、そればかりはどうしようもないからな。
転封してもらえると、色々とありがたい所もあるんだけど、問題も沢山あるんだよな。まずもって、魔境が変わると、必要な魔物が手に入らない事が考えられる。
魔物を合金や何からに加工をしているからな。魔物は重要だ。簡単に変えられても困るんだよ。主要産業をどうのこうのというのは、正直な所困る事はないんだけど。アルローゼンから動けと言われてしまったら、困る事は多いとは思うけど。
アルローゼンは、色々と最先端のものがあるからな。ポーション作成にしても、甘味の栽培にしても。これらを残して他の地にいかないといけないというのは、マイナス要素が大きすぎる。同派閥に渡るのであればまだしも、別の派閥に取られるのは問題だな。
まあ、マクファウスト侯爵家になる事が有力ではあるんだけどな。そりゃあ、囲まれているからな。誰が領主になるのかにもよるが、ここをそのまま残しておいても有効に使ってくれるとは思う。
敵対派閥に渡るのであれば、全てを破壊して去る方が良いだろうな。そんな事にはならないとは思うけど。なったら王族を恨むからな。
確実に王族と敵対するんだけど、そんな事にはならないだろうと思う。まあ、もっと先の話だ。この調子で行けば、200年後や300年後には転封があるとは思う。大魔境の開拓も順調に進むんだろうし、十分にあり得る話なんだよな。
生きてはいないので、後の事は、子孫に任せるしか出来ないんだけどな。何か出来ることがあるとするのであれば、植物の知識を残していくしかないんだよ。
資料はどんどんと作っているが、必要になりそうな植物は少ないのではないかと思っている。紫色の芋は見つかったが、栽培には苦労しないし、直ぐに普及した。
結構美味しいので、平民にも普及してくれると嬉しい。既に普及しているかもしれないが。新領地の方でも試してもらいたいな。




