見つけたぞ、ゴムの木
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「空を飛ぶ魔道具は実用化されたわ。それと同時に王国内で売られるようになったの。今後は空を飛ぶ魔道具、ヘリコプターが普通に使われる様な時代になるわね」
「早過ぎないか? もうちょっと試験運転とかしないといけないんじゃないのか? いや、しっかりと考えているのであれば良いんだけど」
「魔道具的には何も問題は無いもの。だから今後はヘリコプターを幾つかの家が売り出すことになったわ。マクラーレン侯爵家では販売しないけれど。他の産業が弱い家が中心になって作る事になったわね。これで多少の産業にはなると思うわ」
「それは良いんだけど、他の貴族家が買うのか? まず魔石が貴重品だろう? 湯水のごとく魔石を使うんだけど、それを許容できる家がちゃんとあるのか?」
「無いでしょうけど、数機は買うでしょうね。王都への移動も楽になるし、盗賊に襲われる心配が無くなるもの。それに、上位の貴族家は欲しいでしょうね。見栄のためにだけれど。だって、ミッチェルハーロウ公爵派閥は皆買うもの」
「買うだろうなあ。特にミッチェルハーロウ公爵家まで遠い家程買うだろうな。夜会に参加するのに、バズビーテイラー辺境伯なんかは80日くらいかけて移動をするんだろう? 絶対に欲しいと思うぞ。問題はそのヘリコプターを何処に止めるのかだけど」
「その辺は調整するでしょうね。全員が1台ずつで行く訳が無いもの。乗り合うでしょう? そうすれば比較的少なくなるわね」
「護衛が必要ないって時点で画期的だよな。俺たちはどうするんだ? そのヘリコプターで飛んでいくつもりなのか?」
「まさか。ここからだとまだミッチェルハーロウ公爵家には近いもの。普通に馬車で行くわよ。それとも、ハインリッヒがウェンリー兵士長と一緒になって作っている車が実用可能になっているのかしら? それで行くのもいいわよ」
「車か? あれはなあ。まだ解らないんだよな。漸く材料になりそうな植物を見つけたから、それを試す段階だからな」
「あの依頼ね。ゴムの木というのかしら? それで何をするつもりなの?」
「よく解らないんだが、ゴムの木の樹液がもの凄く衝撃に強いらしいんだよな。それを使って車輪が作れないかの実験をするつもりなんだ」
「車輪の問題だけが解決できれば、土の上でも石畳の上でも使えるだろうというのが、貴方たちの結論だったかしら?」
「そうだな。それ以外は既に実用段階まで行っていると思う。それ次第でどうにかなるかどうかの試験をしないといけない」
「そう言えば、まだ魔道具自体は作っていないのだったかしら? 理論だけで、実用性は無いって事は無いのよね?」
「正直な所、解らないとしか言いようがない。作ってみて、悪い所を改善してってなると思う。まあ、それ以前に色々と作ったから大丈夫だとは思うけど」
「あの板バネとボールベアリングだったかしら? あれも画期的なものだとは思ったわよ? 馬車の揺れも少なくなったとの報告も受けているし、車輪も軽くなったかのように動くという話だったもの。あれだけでも十分な進歩だわ」
まあな。板バネはウェンリー兵士長が自分で作ってきたんだけど、ボールベアリングは鍛冶師とも話し合いをしながら作ったものだからな。結構自信がある。
車軸の劣化が激しいだろうというのがウェンリー兵士長の言い分だったんだよ。だから、その部分だけ、地竜魔銀を使ったらどうなのかという意見も出たんだが、それだと量産して売る時には地竜魔銀が外に出ていってしまう。
それはよろしくないだろうという事で、何とか車軸の劣化を防ぐために部品を用意しないといけないだろうという事で、用意したのがボールベアリングだ。
もともと、鍛冶師の発案で、こうすればいいんじゃないかっていう原型は作られていたんだよな。それをああでもないこうでもないと言いながら作ったのがそれだ。
それはもう、劇的に車軸の問題が解決したんだよ。それどころか、進む速さも上がり、馬の負担が減ったという効果もあった。
今では、乗合馬車の殆どに採用されている。まだ帰ってきていない乗合馬車もあるため、それが帰って着次第、ボールベアリングを採用していく流れになるんだが。
「結局は地竜魔銀を使う訳にはいかなかったから考えたってのがあるんだけどな。もの凄く効率化出来て良かったとは思っている。まさかそんなものが出来るなんて思っても見なかったけどな。とりあえずはゴムの木待ちなんだ。それが来てから量産化するかどうかを決めるつもりだ」
「量産化出来た場合はどうするの? マクラーレン侯爵家で作る予定なの?」
「いや、他の貴族家に任せるつもりだ。ピーチモーア準男爵に任せようかと思っている。馬車の延長線だな。必要な材料は買ってもらう事にはなると思うけど、板バネとボールベアリングの技術を教えるだけでも、利益が出ると思っているんだよ」
「そうね。あれも素晴らしい技術だもの。直ぐに有用性に気が付くでしょうね。そして馬車をどんどんと増やしていくと」
「ああ、そろそろ領地内を周回させたいと思っているんだよ。乗るのは殆どが商人なんだろうけど、新領地は本当に広いからな」
「そうね。乗合馬車もどんどんと増やしていきましょうか。そう言えば、ハインリッヒが行った盗賊団の引き抜きの所為で、立ち行かなくなってしまった貴族家が幾つかあるらしいわよ? 自業自得ではあるのだけど」
「それは仕方がないな。あんなにいい人材を盗賊にしてしまう方が悪い。食料生産は本当に大事だよな。今回の件でも思い知ったよ」
「ミッチェルハーロウ公爵派閥の方針は正しかったという事なのよね。農家系統の職業を優遇しなければ、何もかもが立ち行かなくなるいい例だもの」
本当にそれな。農家系統の職業のありがたみが解る。食べ物が無いという状態が如何に悪いのかってのが現れたよな。引き抜きでかなりの人数を貰えたし。ラウレーリンからの報告によれば、今の所は13万人ほど動いているらしい。
普通の町が5つくらい崩壊するレベルで移住が発生しているんだよ。当然移住先はマクラーレン侯爵家の新領地だ。人手が足りないからな。どんどんと受け入れていっている。
住む場所は用意すればいい。食料は足りている。肉に偏ってはいるが、足りないなんてことはない。食料品がちゃんとあるというのが良い事なんだよな。
やっぱり人間は食事をしないと生きていけない生き物だからな。生きるために必要なものは食べ物と水と塩だ。これが足りなければ生きていけない。
「もう少し壊滅してくれても良いんだけどな。人口は欲しいし。どれだけあっても足りないくらいには人手が欲しい。道路工事だけでも早く終わらせてしまいたいんだよな。でも、旧王領からも全員向かわせたんだろう?」
「勿論よ。そっちは道路整備が終わったもの。専門家を送り込まないという選択肢はないわね。石材も順調に仕入れられているし、このままの勢いで新領地の方も道路整備を終わらせられれば良いのだけれど」
「流石にあのレベルの広さだと、結構な時間が必要なんじゃないかな。ロレシオの代までは道路工事をしないといけないと思うんだよな」
その位には道路が多い。全部を石畳に変えるのは、それはそれは時間がかかる。簡単に終わってくれる作業ではないからな。
掘って置いて締め固める。その作業の繰り返しだ。石の大きさ次第では、割らないといけないし、色々とやる事が多いんだよ。
それでも、道路を整備した方が交通の便は良くなる。だからしない手は無いんだよ。本当は全面コンクリートにしたいんだけどな。




