表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

325/406

空飛ぶ魔道具は出来たらしい

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 空を飛ぶ魔道具だが、ウェンリー兵士長が考案したものを元に考えていた訳なんだが、出来が良すぎるというのもなんだよな。これが正解のように思えて仕方がない。


 考え方としては、当初の物とは全然違う。翼を固定して風属性魔法を後方下に噴射するよりも、翼を回転させて風属性魔法と同じ効果を生む方が効率的に見える。回転させるだけなら、割と物としては簡単になるし、魔石の消費量も少なくなるだろう。


 そんな訳で、試作品が出来上がったらしい。出来上がったものは、殆ど完成形に近いと思われた。前回の問題点の殆どを解消できていたからだ。


 まずは人数の問題。これは運転する人を除いて25人ほど乗れることが解った。と言うか、鉄の塊が空を飛ぶ方が難しいと思うのだが、それだけの人数を乗せても問題は無かった。


 翼を6枚にしたのが効果的だったようだ。3対6枚を用意し、高速で回転させることにより、空を飛ぶ力を得ていた。


 そして、離陸と着陸の問題。助走は必要なくなった。その代わり、ある程度の広い土地が必要にはなるんだが。その位なら許容範囲の内だろう。代官屋敷の中庭に着陸できるくらいには狭くても問題がないそうだ。


 そして、魔石の消費問題もある程度は解決した。1個で約15分間飛ぶことが可能だ。それだけでも十分に快挙と言ってもいいレベルまで落とし込んでいる。


 そして、速過ぎる問題は起きなかった。馬車よりも速いが、当初の物よりは遅い。この位の速さであれば、何とかなるだろうという感じになった。


 問題があるとすると、やはり方向転換だったのだが、それは、補助に翼を1対2枚取り付けることで解決した。魔石は消費するが、それで飛べるのであれば問題ないとのことだった。


 そんな訳で、ある程度の原案は出来てしまった訳なんだ。後は如何にして効率よく作るのかなどを考えないといけない。安全面もちゃんと考えて貰わないと使えないからな。


 そして、武装。これは必須だ。敵の同系統の魔道具を落とすのには武装が必須。それの研究も行う事になっているんだけど、ここからは魔道具を専門にしている人たちでどうにかなると思っている。専門家に任せておけば大丈夫だろう。


「そんな訳でだ。空を飛ぶ魔道具はウェンリー兵士長の案がほぼほぼ通った形になる。だから、俺たちは車の方を何とかしようと思っている」


「とはいってもですよ? 車の大体の所は作り終えたというか、決定したというか。車輪に取り付ける衝撃を吸収してくれるものさえあればって感じなんですよ」


「まあ、それはそうなんだけどな? 問題の素材が一向に解らないから困っているんだよ。毛皮とかそういうのじゃ駄目なんだよな?」


「駄目ですね。どれも今一つって感じです。恐竜魔銀皮ならまだいいかもしれないって感じですけど、そんな高級品を使う訳にもいかないですし」


「それは止めてくれ。予算的な意味で止めて欲しい。準備できない訳では無い。が、そこまでして作りたいのかって事になるんだろう?」


「そうなんですよね。しかもそこまで衝撃を吸収してくれるわけでもないので、やっぱり専用の何かが必要になるかなとは思うんですよね。何が良いのかは全くわからないんですけど。探しては居るんですが、なかなか見つからないんですよね」


「植物知識の方でも当たっているんだけどな。なかなかそういう項目が見つからない。使えない植物の方が多いからな。見栄え重視の所があるからな」


「庭師の植物知識ですしね。他の職業ならもう少し違うんでしょうかね? 同じな気もするんですけど。そう言えば、あの芋はどうなりました?」


「ああ、紫色の芋の事か? あれなら魔境にあったぞ。毒々しい色だから誰も食べたことが無かったそうなんだよ。結果、美味かったわけなんだが」


「それは良かったですね。芋ってどうしても太るので避けてしまう事が多いんですけどね。麦も種類によっては太るんですけど」


「太るのは半分以上は仕方がないと思うぞ。と言うか、兵士で太れる奴の方が珍しいだろうに。運動量が普通の人とは違うんだぞ? 太ってどうする。太るって事は、仕事をしていないのと何も変わらないぞ。魔境にも行くんだし」


「いやあ、最小限の動きで、最大限の効率を叩きだしたい訳ですからね。あまり動くことはしていないといいますか」


 一応は兵士の中の1人なんだらか、しっかりとして欲しい所ではあるんだけど、ウェンリー兵士長の一番の売りは知識量と戦略眼だからな。


 兵士長に任命した人たちはそういう所が優れている人を選抜したつもりなんだよ。ウェンリー兵士長が化物じみているだけで、普通に兵士長を出来ていれば良いんだよな。スタンピードなんかではお世話になっている。


 基本的には、俺が出向くことも無くなってきているからな。兵士長を向かわせるのが良いという事になってきているんだよ。


 特に今回は侯爵家になり、マクファウスト侯爵家との繋がりが若干だが遠くなったからな。俺が出張って解決するのは余りよろしくないらしい。


 それでも大規模になりそうな場合は、俺が行くんだけど。指揮を執る事が出来る人を作る方が重要なんだよな。命令系統は1つにしたいし。


 スタンピードはやはり年に2回から4回くらいは起きるんだよな。少ない時でも1回は起きる。そういうものなんだと思うしかないんだよな。


 まあ、雑魚で助かっているんだけど。最近の兵士の練度は素晴らしいものがあるので、遅れをとる事はまず無いし。


 マクラーレン侯爵家では、どんどんと兵士の訓練をしているからな。パッシブスキル持ちを雇い入れて、訓練を欠かしていない。マクファウスト侯爵家も同じなんだけどな。それでも、装備の差が大きく出てきている。


 兵士も基本的には、職業レベルを100にしてしまうと、それ以上に強くなることは難しい。まずもってレベル100が難しいんだけど、魔境で戦闘をしていると、50から60には成れるんだよ。そこからどうやって強くなるのかが問題なんだけどな。


 結局は、装備になってくるんだよ。良い装備をしている方が強いという事になってくる。当然だが、それらの金属に関しては、極秘としている。


 公開しても良いんだけど、そもそもマクファウスト侯爵家くらいしか揃えられないだろうしな。切り札なので、軽率には切れないんだけど。


 ただ、俺的には切り札を持ち続けているという状況も余りよろしくないのではないかと思っている。切る事をしないと、ずっと使わないだろうからな。


 それでいいのであれば良いんだけど。ラウレーリンは最後の最後まで切らない性格だしな。俺は何かあったら切ってしまう事があると思う。性格だからどうのこうのとは言えないんだよ。でも、もう少しポーション関連の知識は切っても良いと思うんだけどな。


 対策ポーションがあるという情報だけでも切ってしまいたくなる。冒険爵が増えない状況の方が困る様な気がするんだけど。


 結局は国全体が強くなってくれないと最後の方は困って来るんじゃなかろうか。そういう心配はしなくても良いのかね? 詳しいことは解らないから、ラウレーリンに頼る事になってしまうんだけど。俺としては、対策ポーションは知っていて貰いたい。


 後はハイポーションと魔力ハイポーションの材料となる世界樹の栽培方法だよな。そこから芋づる式にエリクサーとエリクシールまでは辿り着くと思うんだよ。


 あるなら使ってみようってなると思うんだよな。その位は広めてしまっても良い様な気がする。気がするだけで、駄目なんだろうけどな。


 その辺は、貴族社会に慣れていない俺の発想だからな。ラウレーリンにお任せだ。俺は俺にできることをやるだけだ。目下、植物知識から色々と探さないといけないんだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
切り札を握ったまま相手が同じ札を手に入れたら勿体無いですしね。切れる時にはきっておきたいですね。 面白かったです。応援してます。
ヘリボーンまで可能かあ。ただ魔法のある世界だから魔法兵に見つかると撃墜されそうだけどね。 まあ魔法兵の充実が世界一の侯爵軍なら逆にドローンっぽい飛行機械に魔法兵乗せて、世界初の航空爆撃とか空中から毒ガ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ