空を飛ぶ魔道具、陸を爆走する車
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空を飛ぶ魔道具なんだが、一応は出来たらしい。一応とつくのは、使用できるとは思えないからだな。とりあえずは作ってみたというレベルなんだ。
簡単に言うと、翼を固定して後方下に風属性魔法を噴射して空を飛ぶ魔道具が出来たらしい。問題は山のようにあるんだけど。
まずもって、2人しか乗れない。やりたいことは兵士の輸送なんだ。20人くらい乗れると嬉しいなという感じなんだ。2人ではどうにもならない。
そして、飛ぶには助走が必要である。真っ直ぐな道が必要になってくる。普通に街道を使えばいいんだろうが、今度は着陸するときも同じように真っ直ぐな道が必要なんだ。それでは奇襲攻撃にならない。どんなところでも降りられるようにしたい。
まだあるぞ。魔石の消費量が馬鹿にならない。1個の魔石で1分飛べるかどうかなんだ。試験飛行でも何度も落ちているらしいからな。人が死んでいないだけマシなんだろうが。
安全装置は別にあるらしい。なので人は死なない。そんな事を確かめたい訳では無いんだけどな。安全装置はこれで良いだろうという話だ。
最後に、速過ぎるという問題がある。どんな乗り物よりも速いのだ。まずもって兵士がその速さに着いていけないのである。馬車を運転するのとは違うのだ。高速で飛んでいく魔道具なので、目が慣れないと普通に墜落まっしぐらである。
こんな感じだ。やりたいことがまったくやれないので、却下にはなったらしいが、とりあえず空を飛ぶことは可能になったという事なんだよ。
敵国が開発していないという考えになる方が不味いので、もっといい方法が無いかの検討は行っていくんだけど、試作品は出来たという事なのだ。
マクラーレン侯爵家でも、同じような魔道具を考えては居たんだけど、却下になっている。理由はさっき言ったとおりだ。兵士の輸送が出来ないんだよな。兵士の輸送をメインに考えているので、同じような方法は却下になったんだよ。
大型化すれば、兵士も運べるんだけど、そうすると翼が大きくなり、助走も増える。そうなると飛ばせる場所が少なくなるし、降りる場所も考えないといけなくなる。
それでは使い物にならないんだよな。案は幾つも出てきているんだけど、結果的に兵士の大規模輸送を考えると無意味という事になってしまうんだ。
根本的に何かが間違っているんだろうと思う。いや、間違いではないのかもしれないが、やりたいこととは違いすぎるんだよ。
速度もそこまで速くなくても良いんだし、飛ぶのに場所を選ばない様な何かが欲しい所。それと、魔石の消費量を抑えたい。
魔石は余り気味だとは思うんだけど、流石に1分に1つも使っていたら、兵士の輸送だけで酷い事になるのは目に見えている。
「そんな訳でだな。何とかしないといけない訳なんだよ。陸を走る魔道具の方も考えていかないといけないんだけど、とりあえずは空を飛ぶ方も並行して考えていかないといけないからさ。何かいい考えは無いのかと思っているんだけど」
「いやまあ、その完成したものについては考えたんですよ? 問題しか無いと思ったから何も言いませんでしたけど。そもそもですけど、加速しかしない魔道具を作っても恐怖でしか無いんですよね。減速も出来ないと使いにくいですし」
「言いたいことは解るが、減速は難しくないか? 前方下に風魔法を噴射するんだぞ? 不安定になる事が解り切っているだろう?」
「当然でしょうね。なのでそんな案はあってないようなものだと思っていたんですけど、作った人がいるくらいにはその位しか案が無いという事なんでしょうね」
「……その言い方だと、もう少ししたら出来そうな感じがするんだが、気のせいか? 既に腹案はありますと言いたげな感じなんだが」
「あるといえばありますよ? 移動方法が問題なんですよね。飛ぶことと前進は出来るんですけど、後方に進むことが出来ないのと、方向転換が難しいので、まだまだ案として出せるレベルのものじゃないってだけなんですけど」
「やっぱりあるのか。空を飛ぶ方法があって、人員が多少なりとも運べるのであれば、派閥内で共有してしまった方が早いだろう。案として出来上がっているのであれば、出してくれると助かる。それを元にして、色々と作っていきたいからな」
「まあ、良いですけどね。仕組みとしては簡単ですから。今考えているのは、翼を回転させる方法です。回転させることで風属性魔法を使うのと同じような効果を与えたいわけです」
「うん? 翼を回転? どういうことだ?」
「翼を頭の上に付けるみたいな感覚ですよ。そうして下方向に空気を流し込んで、風属性魔法を使っている状態と同じ効果を生みたいわけです。そうすると、魔石の消費量も抑えられると思うんですよね。要は回転で飛ぼうとしている訳ですよ」
「回転で飛ぶ? そんな事が可能なのか? 風属性魔法で押し出さなくても良いのか?」
「良いと思いますよ。結局は風を下方向に向けて流せば良いんですから。それさえできれば後は簡単でしょう。乗り物の形も考えないといけないんでしょうけど、出来ないことは無いと思うんですよね。安定もしてくれるでしょうし」
「すまん、聞いているだけでは解らない。詳細はまた書いて持ってきてくれ」
「解りました。とりあえずで良いんですよね? まだまだ改良の余地はあると思うんですけど、それでも欲しいという事で良いんですよね?」
「ああ、それでいい。とりあえず案を全部台の上に乗せた方が良いだろうからな。そしたら改善の方法を誰かが思い付くだろう。人海戦術をとっているんだから、草案でもいいから乗せた方がいいな。それにもう既にある程度は完成形が見えているんだろう?」
「それはそうですけど。私としては、きちんと形にしたかったんですけどね。まあ、それも馬のいらない馬車、通称車の開発をしている合間に考えているだけなんですけど。車の方はある程度の形になりましたよ? 問題は動力だけですね」
「お? そうなのか? 板バネなるものを開発してから色々と作業をしていたのは知っていたが、もう形になろうとしているのか?」
「後は言っていた車輪の外側に衝撃を吸収する何かを取り付けて、動力を完成させてもらえば出来ると思うんですよね。とりあえずは、今までの10倍以上の速さで移動が出来ると思ってもらえれば。道路に関しては何とかしないといけないでしょうけど」
「石畳で何とかなるかという感じだったな。コンクリートであれば、もっと速くできるだろうと言っていただろうが、流石にそれは不可能だと思う。主要な道路をコンクリートにすることは出来るだろうが、全部は無理だ」
「でしょうね。でも、石畳の消費も激しくなると思いますよ? その車輪に取り付ける素材について見直さないといけないかもしれないくらいには」
「まあ、とりあえずは試験運用できる場所を作るしかないだろうな。車の速さで、色々と変わってくるだろうからな。今後の物流なんかが」
「物流は速くなるでしょうね。それも圧倒的な速さに。まあ、馬車が廃れることは無いと思いますけどね。結局は魔石を使う事になりますし」
「それはそうだろうな。魔石の消費もそうだが、道路が悪いと使いにくいんだろう? それなら乗合馬車も必要になってくる。それはそれでいいだろう」
「馬より速いのも、道路と魔石によりますからね。馬の方が融通が利きますから、無くなるなんてことにはならないはずですよ」
馬も必要なんだよな。車がどんなに便利でも、道路が整備されていないと馬の方が便利なんだよ。全部の道路を整備して欲しいんだけどな。
王都行きが楽になってくれると嬉しいんだけどな。そういう訳にもいかないのが現状だ。楽に移動できる手段があれば、それを頼るだろうからな。




