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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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約1年間の出張

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「え? 待って待って? え? 本当に? 行ってくるだけで1年はかかるんじゃないの?」


「遅くとも10月には帰って来られるわよ? それ程忙しい訳でも無いんだし。1度は見ておかないといけないでしょう? 貴方の感覚的に」


「いや、それはそうなんだけど。出来なかった俺が悪いんだけど。でもさ、遠いじゃない? 行くだけで2か月かかるんだよ? 本当にいかないと駄目かな?」


「駄目よ。しっかりと認識してきて頂戴。それと、人手をちゃんと連れて行ってくれるのと、向こうの代官の話をちゃんと聞くこと。後は兵士の雇用についても話をしてきて欲しいわね。冒険者にもちゃんと言い聞かせてくれと代官に言ってくるのよ?」


「遠いんだよな。移動だけで疲れそうなんだけど。しかも大量の移民を抱え込んで、だしな。まあ、大半は道路工事要員なんだけど。旧王領の方の労働者も順次向かわせるって言っておいたら良いんだよな? 後1年くらいで終わるよな?」


「そうね。後1年くらいじゃないかしら? 終わった班ごとに送り出すから、一気に来ることはまず無いと思うわよ」


 はい。新領地に向かって行く事になりました。とりあえず、飛び地の呼び方は新領地になっている。何で行くのかって、俺のスキルが原因なんだよな。


 最近解ったことなんだが、庭師のパッシブスキルの範囲が割と広いと言う事が解っている。植物知識の方じゃなくて、品質向上の方なんだけど、なんか庭と認識したものの全ての品質を上げるみたいでさ。割と影響しているんだよな。


 今は品質向上のレベルは12。10を超えたところくらいで気が付くくらいには品質の差が産まれてきてしまった。


 ラウレーリンに言われたことなんだけど、庭と何処までの範囲を想定しているのかって言われて、俺はアルローゼンとその周辺の村の事を考えた。


 じゃあ、旧アワーバック伯爵領は? 旧王領は? と言われて、まあそこなら庭だという範囲に含めることが出来そうだって事になった訳なんだよ。


 何でそんな事をしたのかというと、2つの原因がある。1つは先ほども言ったように品質の差が顕著に現れたからだ。


 具体的に言うと、庭と判断しているアルローゼン周辺の野菜と、旧アワーバック伯爵領の野菜とで味が違うと言う事が解った。


 俺でも解ったくらいには味が違ったから驚いだ。地域差なんじゃないかなとも思ったんだけど、ラウレーリンからは絶対にパッシブスキルの効果だと言われてしまったんだよな。それが理由の2つ目になるんだけど。


 理由の2つ目は、ラウレーリンの統治者の職業にある。元々パッシブスキルしかないラウレーリンの統治者なんだけど、有効範囲は自分が治めている土地。つまりは領地として判断している場所全体をパッシブスキルの影響下に出来るらしい。


 なら庭師も同じことなんじゃないのかって事で、認識範囲を広げたんだよ。旧アワーバック伯爵領は出来たし、旧王領も出来たんだけど、新領地は出来なかったんだよな。


 多分だけど、見たことも無いから、親近感と言うか、直感的に領地って感覚が無かったんだろうと思うんだよ。でも、新領地の方が10倍くらい広いじゃない?


 それの品質を上げないなんてとんでもないって事で、1回領地を見て回って来いという命令が下った訳だ。庭師のパッシブスキルの認識下において来いと言う事なんだよ。


 これさ、俺じゃなくても良くないか? とも思ったんだけど、領主が必ず品質向上のパッシブスキルを持っているとは限らない。


 代官はどうなんだって言うと、そもそも認識する領地が代官の治める土地だけになるだろうと言う事になったんだよな。


 つまり、文官には1人くらい品質向上の様なパッシブスキル持ちを領都に配置することによって、領地全体の作物や何からの品質を上げられるのではないかと考えた訳ですよ。主にラウレーリンが。俺がそんな事を考えられるわけがないだろう?


 そういう職業に心当たりはあるそうで、農家系統でも比較的に使い勝手が悪い職業に品質向上のパッシブスキルを育てて貰う事にするらしい。


 つまりは、俺はその優秀になる予定の文官のサブという事になる。今の現状では、俺の方が品質向上のレベルが高いので、俺のパッシブスキルを使うという話になっている。


 その内抜かれるのか、違う結果になるのかは解らないが、とりあえず1人は育てようと言う事になったんだよ。


 もし仮に相乗効果があるのであれば、その職業の人を積極的に農作業から品質向上の方に舵を切るらしい。人を集める準備をするそうだ。


 なんにしても、まずは俺の認識力が足りない所為で、新領地に派遣されていく訳なんだ。当然だが、冒険者も兵士も、ついでに乗合馬車も連れていく。乗合馬車は準備してたからな。全部で15台用意してある。向こうで10台運用する予定だ。


 5台は、出発する日時をずらして、若干ルートも違うようにして運用するつもりだ。ルートは御者と乗り合っている人次第。最短でも60日はかかるんだが。


 それが70日になるかもしれないし、65日になるかもしれない。乗り合った人次第って感じになるんだよ。ルートはお任せだ。


 雨が降っても進むけど、状況次第では1日留まる事もあるだろう。そういう感じで運行していければ良いんだよ。


 そんな訳で、連れていくのは兵士50人と兵士長1人。後は11台の乗合馬車と1万人単位の道路工事業者とこれまた2万人くらいの冒険者という大所帯だ。


 こんな集団を襲う盗賊なんて殆どいないだろうし、魔物は冒険者が喜んで狩ってくれる。そういう集団になる予定だ。今の所はそんな感じだと言う事である。工事業者は増えないが、冒険者は増える可能性がある。


 そんな訳で、ウェンリー兵士長を連れていくことにした。旅行に行こうぜって誘ったよ。勿論拒否権は無い。


 まあ、半分は嘘で半分は本当なんだけどな。これは旅行である。約1年という長旅ではあるが、楽しんでいこうじゃないか。


 問題は何処まで認識すれば俺の庭師のパッシブスキルの範囲に入るのかがポイントなんだよ。何処までいかないといけないのかだ。入り口付近で良いのか、奥までいかないといけないのか。どうなんだろうな。奥まで行く予定ではあるんだけど。


 町と都市を見ておかないといけないからな。代官への挨拶も仕事の内なんだよ。気軽に行ける距離じゃないからな。こういう時にいっておくべきだろう。


 こんな感じだから、夜会は5年に1回しか開かれないんだよ。バズビーテイラー辺境伯家の移動距離が半端じゃない。70日くらいはかかるそうだ。まあ、今回の件で、80日くらいに延びたらしいけど。領都が移動になったからな。


 毎度毎度大変だよな。高速移動ができれば良いんだけど。具体的には馬の必要ない馬車をもの凄い速度で走らせたい。


 魔道具で作れるらしいからさ。魔石を馬鹿食いするだろうけど、今後魔石は余る見込みなんだから、移動時間の短縮に使えないかなって思っているんだよね。問題は道路の凹凸を無くさないといけないんだけど、石畳でも難しいって話だしな。


 ラウレーリンが最近見つけたというコンクリートなら出来るらしいんだよ。でも一応は秘密らしいからな。何かに使う予定なんだろうけども。


 出来たら、色んな道をコンクリート舗装してくれると嬉しいんだよな。そして、馬の必要ない馬車で爆走すると。きっと楽しいと思うんだよ。


 まあ、とりあえずは今回の旅行を楽しむしかないな。楽しまないとやってられないからな。普通に行っても60日間馬車旅だ。辛い。

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ここの庭師は、庭と思ったらなんでも影響を及ぼせるなら、 自然にも影響与えられて木や茸や苔や草花とか特定のものを増やしたり、 鍛えやすく疲れにくく回復しやすい、遊具やスポ―ツ施設や温泉やアスレチック施設…
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