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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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フランチェスカ学校に行く、が心配である

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 夜会の後の会議も終わり、解散してきたんだよ。今後は5年に1回はこれがあるそうだ。できれば穏便に済ませたい所ではあるんだけどな。


 でもまあ、派閥の上層部が割れそうも無いのは安心した。探り合いはしているが、不仲ではないという感じだからな。むしろ仲が良いまであるだろう。


 殺伐とした感じは所々感じはしたが、その位はあって当然というか。腹黒さがない方がびっくりである。ラウレーリンも十分だしな。


 意外だったのがマリンネグロ侯爵だな。腰が低いというか、なんだろう。低く足元を攫いに来る感じだったという所か。


 取れるところは取ってしまおうというよりも、堅実にここを攫うって感じの人だったんだよな。交渉では一番怖いタイプだ。絶対に譲れないラインを徐々に引いていくタイプなんだよ。ここまでは、ここまでは、って気が付くと足元に線があるって感じだな。


 ラウレーリンは思いっきり押してから引くタイプなんだよ。まったくの真逆。交渉事は相手の領域を全て取る構えをしてから譲歩していくのがラウレーリンだ。


 どっちの方が良いというのは解らないんだよな。どの相手にはこういう風に攻めると良いってのがあるんだけど、マリンネグロ侯爵とラウレーリンだと、ラウレーリンの方が相性がいい。


 俺の場合は何処まで相手から取れるのかを考えてしまうタイプだからな。ラウレーリンには案外強く出ていけるんだけど、マリンネグロ侯爵が相手だとしてやられそうだ。


 そんな訳で領地に帰って来た訳なんだけど、領地が増えたのである。ミッチェルハーロウ公爵領までは、20日くらいなんだけど、今度の領地は60日くらいかかる。片道でだな。遠すぎるんだよな。マクラーレン侯爵家の位置が中心から見るとやや南西にあるからな。今度の新領地は北北東だ。


 それを統治しないといけないんだよなあ。どうやってって所なんだよ。どうするんだろう。何から手を付けるのかは決まっているけど、予想よりも広かったからな。


 また周辺から人を買わないといけないんだよなあ。もう買える人材が残っているのかが心配なんだよ。結構買っているからな。


 募集はするしかない。選択肢がない。募集しないと集まらないんだし、人材はどうしても欲しいからなあ。スラムがあれば本当は良いんだけど、スラムなんてものがないくらいには発展途上なんだよ。まだまだ仕事の方が多いんだ。


 人を集めて人を送り込む。そうしてとにかく道路工事をしないといけない。そうしないと馬車を運用するにしても困るんだよ。


 向こうでも馬車は大量に使う予定だからな。ガンガンと馬車を走らせるぞ。乗せるのは商人が殆どなんだろうけど、それは仕方がない。


 解っていてやっているんだから良いんだよ。商人にとって都合が良いのであれば、それでいいんだ。冒険者の回収もしていきたいとは思っているんだけど。


 沢山派閥外の貴族家を通る事になるからな。色んなところから冒険者を引き抜けたらと思う。何処まで効果があるのかは知らないけど、あるみたいなんだし。


 そして、そんなこんなで内政をしていたんだけど、遂にこの日が来てしまった。長女のフランチェスカが使用人と共に学校に行く日である。


 かなりいい子に育ってくれているんだよな。素直というか、本当にいい子なんだよ。ロレシオやクラークもいい子だったんだけど、それとは比較できないくらいにいい子なんだ。なんと言うか、貴族女性って感じがしないんだよな。


 いや、ラウレーリンとその家族くらいしか知らないんだけど、こう、ギラギラとした何かを心の内に秘めているのが貴族女性と思うんだけど、フランチェスカはなんだかキラキラとしているんだよな。心の中が綺麗なんだよな。


「……なあ、本当にフランチェスカを学校にやらないと駄目か? なんだかこう、貴族の子弟に騙されそうな感じがひしひしとしているんだけど?」


「流石にそんな事にはならないわよ。あの子もそこそこに色々と出来るのよ? 早々遅れをとることは無いわ」


「それは、知っているんだけどさ。武術の腕は知っているんだよ。だけどさ、口先の方が強い奴も居るだろう? そっちの方が問題なんじゃないかなって思っているんだけど」


 武術の腕は知っている。同年代で勝てるとは思わないんだよな。と言うか、俺は負けたぞ。ラウレーリンといい勝負が出来るくらいには強いんだよ。


 どうしてそうなったとは思うんだけど、そうなんだから仕方がないだろう? 俺が何回投げ飛ばされたと思っているのか。ラウレーリンも何度か投げ飛ばされているし、フランチェスカはこう、武術方面に愛され過ぎたんだよな。


 だからこそ心配になる訳で。武術で解決出来る事だけなら何とでもなると思っているんだけど、口先の方がなあ。


 素直でいい子だからな。武術で負けた貴族の子弟が口先で勝負する姿が見える。……そして、何故だか知らないが、投げ飛ばしているさまもありありと見えるんだよなあ。


 解らないなら武力で、って感じになりそうで怖い。話し合いをしてもらいたい。素直でいい子なんだけど、理解が出来ない言動は武力でどうにかする子になってしまった。


 ラウレーリンとは似てないよな。ラウレーリンは口で何処まででも戦えるタイプだし。俺に似たら、そもそも戦えないからな。


 ラウレーリンの戦闘力に、俺の直感的な感性が合わさった感じ? 俺が思考を廻らせて最後の最後には投げ打つ時に武力に走る子になってしまった。


 根はいい子なんだよ。素直な子なんだよ。でもなあ。学校に行くのは止めた方が良いんじゃないかな。問題しか起こさない気がする。


 相性が悪いというか、口先だけで戦う系のひょろがり男子とは絶対に会わせたら駄目だと思うんだよ。俺の貴族の男子のイメージは半分それなんだけど。


 大丈夫かな。問題が起きる予感しかしない。嘘でも納得できると納得しちゃうし、論理が破綻していると武力に走りがちだし。どうしてこうなったんだろうなあ。誰を見て育ったらこうなるんだろう。何方とも似ていないんだよな。


 まあ、行くって言うんだから止めはしないけど。いかないといけないんだから、行くしか選択肢が無いんだけどさ。


 使用人には、頑張ってフランチェスカを止めて貰うようにしているからな。3人なら押さえ込めるだろうという人選をしているから。


 フランチェスカには、武力に頼るのは最後だからなって何度も言い聞かせたんだけど、最後が早い気がするんだよ。他人のまだいけるって時にはもう最後を迎えていそうなんだよなあ。貴族男性には、頑張ってくれとしか言えない。


 そして、こんな感じの貴族女性が嫁に行けるのかが心配なんだよな。女性らしいところもあるんだよ? 宝石が好きだったり、甘いものが好きだったり。


 根は素直でいい子なんだよ。ちょっと武力に頼り過ぎるだけで。解決するときは、まずは話し合いで解決をしてもらいたい。向こうから仕掛けてきたら、しょうがないよね。その時はやってしまっても構わないんだけど、自分からやるのはなあ。


 心配である。非常に心配である。普段はおしとやかでいい子なんだけどなあ。何事も無ければ淑女と言われても信じるんだけど。


 貴族の学校で、何事も無い方が珍しいんじゃないのかね? 個人的なイメージになるんだけど、マウントの取り合いみたいな感じだと思っているんだよな。そして、マウントを取られたと思ったら、解決するのに武力を使うんだろうな。


 理屈で話せば解る子だし、ちゃんと説明をすれば解る子なんだけど、理解が出来ないと手が出る癖はどうにかしないといけないと思うんだよな。


 心配だよな。問題しか起こさないよな。だからずっと家に居てくれた方が良いんじゃないかと思うんだよ。学校にいかないといけないから行かせるんだけど。

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― 新着の感想 ―
素直ないい子だと思っているのが父親だけと言うオチでないことを祈りましょうw なお母親兼教育責任者がラウリーレンであると言う事実が重くのしかかる。
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