寄子を大切にしないといけないんだよ
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思っていたよりも問題はあるようで、1強派閥にしては問題が多くあるんだな。問題がない方が珍しいんだろうけど。
王都の支援は絶対なんだけど、それでも結局は文官が足りないとどうしようもないよねって話になってきている。文官は大切なんだぞ?
数を抱え込んでいるであろうミッチェルハーロウ公爵家も厳しいらしいからな。バズビーテイラー辺境伯家は解るだろう? 全開拓地に文官を配置しないといけなかったんだから、足りる訳がない。
他の貴族家も飛び地の文官が居ない所に、新領地が増えたのだ。文官不足はどうにもならないところまで来ているんだそうだ。これをどうにかするには、時間が経つしかないという結論に達したほどだ。文官は本当に何処にも居ないんだな。
「とりあえずは、問題点は出しつくした感があるな。とはいえ、毎回同じような事を言っているとは思うが、寄子に対しては気を配れよ」
「それは解っている。解ってはいるんだが、問題は主要産業だろう? 今回はポーションを中核産業に出来るだろうが、それでも他の産業が必要だからな」
「そうでしょうね。ポーションだけでは同派閥で競争が起きるでしょうし、そもそも生産体制を整えないと外にも出せませんから。別の主要産業は必須でしょう」
「だが、今回からはポーションがある。魔境の資源も活用できるようになる。それだけだと弱いが、まだ産業としては成り立つことが多いのではないか?」
「……寄子の主要産業か。結局は中核産業の農業があるから生活は出来ているが、そこにポーションが加わる。それだけでも十分に食っていけるとは思うが、まだ懸念材料があるのか? 儂としてはそこまで支援をされていたら十分だとも思うが」
「うーむ。これはマリンネグロ侯爵家とマクラーレン侯爵家が入る前からの課題なのだ。1つの貴族家に1つ以上の主要産業を育てさせると言うな」
「そうだな。結局は競争することには変わりはない訳なんだが、1つでも他よりも秀でているものが無ければ淘汰されると思っている」
「しかも、今回ポーションを追加しましたからね。特に主要産業を育てないといけない必要性が出てきたと感じました。王族の意向もあるとは思いますけれど、討伐報酬を下げるという決断をされる可能性もありますから。それの対策も必要でしょうね」
「……王族が討伐報酬を下げる、か。それは多いにあり得るな。我が派閥が魔物の狩り過ぎで資金を食いつぶす可能性があるからだな」
「金が無ければ払えない。そう言われても仕方がないからな。討伐報酬の減額はあり得る話だ。無いなら出ていく金を減らせば良い。それはその通りだ」
「主要産業と言っても、稼げる貴族だけではない。稼げないが必要だという貴族家の産業もある。それをどうしていくのかが課題になるだろう」
「稼げないが必要だという産業は具体的には何があるのですか? 普通、必要であれば必ず売れるのですし、単価を上げれば解決しませんか?」
「いや、それがそうもいかん。名前は出さないが、主要産業がマジックバッグだという家がある。絶対に必要だし、必ず売れるんだが、これを値上げする訳にはいくまい?」
「マジックバッグは良し悪しがあるが、必ず使えなくなるものだ。ずっと使えるマジックバッグは存在しない。魔石を交換するだけでいいマジックバッグもあるが、それには技術が必要になるし、魔石の加工も必要になる。そうなるとそれの単価は上がる」
「そして、普通のマジックバッグの値段を上げようものなら、別の魔道具師から買えばいい。作り手は豊富に居るんだ。だが、他の魔道具師はマジックバッグを作るだけの余裕がない」
「……なるほどな。そうなると領内で買わずとも、他領で買えば安く手に入るし、そもそも商売で向かう場所で買えば寄り道もしなくて済むか」
「確かにマジックバッグは必ず売れますが、単価も低く、税収には頼れない。なるほど。その様な家もあるのですね」
「転封で飛ばしてみたが、今度は何を主要産業に出来るのかだな。先代も先々代も何もできなかった家だからな。次代に願うしか無いのかもしれない。だが、次代も同じ可能性はかなり高いだろう。今まで変わらなかったのがその証拠だ」
「魔道具を扱うという点では、マクファウスト侯爵家の寄子のケスラシュミット男爵家と同じですが、方向性がかなり違うのですね。高級路線には走らなかったのですか?」
「今までの環境では走れなかったという方が正しいだろう。それに、ケスラシュミット男爵家も30年前までは似たような感じだったのだ。あれで変わったのだよ」
「それに関しては心配は要らないでしょう。マクラーレン侯爵が必要な魔道具をどんどんと注文しているようですしね。今は開発に躍起になっている」
「ほう、高級魔道具を何に使うのかは知らないが、興味があるな。開発が必要な高級魔道具とはどのようなものなんだ?」
「やりたいことは単純なのです。高い所へ移動する魔道具を欲しているのです。最近は人口も増えてきましたし、冒険者もまだまだ増えている最中なんです。それを収用するのに高層階の建物が必要になってくる時代が来るだろうと思っていますの」
「高層階か。たしか、20階層が限界じゃなかったか? 石と木材だけだとその位が限界だと聞いたことがあるんだが」
「そうだな。その位が限界だったはずだ。だとしても、20階くらいなら、冒険者は普通に上り下りするだろう?」
「詳しくは言えませんが、別の材料を使います。それを使えば30階層は可能になりますわ。物を変えれば50階層にも出来ることが確認できています。流石に50階層ともなると、階段で上り下りをするのが苦痛になって来るでしょう?」
「50階層だと? そんなものが作れるのか? 作れたとして、誰がそんなところに住みたがる? ああ、それでか。上り下りさえまともにできれば住めるだろうと」
「しかし、そこまでの階層が必要になってくるなど、一体領都に何人住まわせる気なのか。1000万人くらいが限界の筈だが」
「マクラーレン侯爵家の領都を知らないとそうなるでしょうな。領都アルローゼンは初級冒険者から猛者までの魔物が生息している冒険者の町になっているのだ。当然だが住民よりも冒険者の方が多くなる。10年前以前でも住民10万人に対して冒険者が100万人居ましたからな」
「今はまだ大きくなっておりますよ。住民は40万人に増えましたし、冒険者の数は300万人を突破しました。まだまだ増えている最中で、現在建物を高層階化しようとしているのですが、高すぎるとそれも難しいという事で、魔道具の開発をお願いしているのです」
「大きな都市だな。マクファウスト侯爵はよくもまあそんな土地を娘に出せたな。勿体なくて儂では判断できん」
「半分は仕方がなくという感じですが。アルローゼンを手放すのは惜しいと思いましたが、それ以上の見返りがあれば十分だろうと思っていたからな」
「その決断が10年で侯爵にまで登り詰めた女傑の誕生という訳か。いや、その伴侶が大きく支えたという可能性もあるな」
「詳しくは言えませんけれどね。ここまで来れたのも半分以上は運でしたから。ここまで登り詰める気でいましたが、まさか10年でとは思ってもみませんでしたよ。何があるのか解らないものでしょう?」
「ふっ、そうだな。精力的に動いていることも確認している。なかなかに興味深い事もやっているみたいだ。話していないことは山のようにあるだろう?」
「ええ、それは皆さん同じことでしょう? 秘密の1つや2つあっても構わないと思いますわ。その方が楽しいでしょうし」
ラウレーリンの笑顔が怖いです。お前の所で砂糖を作っているだろう? って言われたのと同じだと思うんですがねえ。何で平気で居られるのかが不思議なんだけど。




